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信州へ [雑感]

 8/14から一泊で、久し振りに信州へと足を運んだ。いつもは高速道で一気に目的地を目指し、その後は宿へ向かうという感じの旅ばかりだったが、今回は母の姉と合流して宿に向かうので、拙者にとっては一寸変わった旅となった。

 今年は8/13から高速道が千円で走り放題になっているので、どれ位混むのかがサッパリ判らない。母が「早く出発するに越したことは無い」と言うので、早過ぎるような気もしたが朝7時半過ぎに自宅を出た。
 自宅近くのスタンドで給油し一宮木曽川ICから一宮JCT小牧JCTを通って中央道へ入る頃、電光表示板に「土岐IC-瑞浪IC 渋滞3km」という表示が。「はぁー?土岐JCTからの渋滞ぢゃないんだ」と思いつつ土岐IC近くまで来ると、土岐ICから先で既にノロノロ状態になっているのが見えた。「こりゃぁ国道に降りた方が良さそうだ」と土岐ICで降り国道19で北上する。

 国道19は平日よりも交通量が少ない。特にトラック類の数が非常に少ないのだ。信号も少ないので、停車することも殆ど無くのんびりと走り続ける。2回ほど途中の道の駅で休憩したり売店を冷やかしたりしながら淡々と走り続け、国道20に入って岡谷IC近くまで来たらお昼近くになったが、まだ待ち合わせまでには時間があり過ぎる。そこで以前から気にはなっていたものの機会が無くて行かないままとなっていた塩嶺御野立公園に寄る。

 公園内の道路はかなり傷んでいる所が多く、道幅も車一台分しかないのでやや走り難い。そんな中を進むと「展望台」という表示が見えたのでそちらへ行くと、シンプルなコンクリート製の展望台が見えて来たので車を停める。
IMG_1159.JPG
 その展望台を登ると、諏訪湖を一望できる。
 天候条件が良ければ富士山が遠方右側の山の中央寄りの部分に見えるそうだが、生憎この日は雲が多くて富士山を拝むことは叶わなかった。日差しは強いが吹く風はとても爽やか、気温も24度前後で実に心地良い。自宅周辺なら直ぐにでも日陰や建物へと避難したくなるが、ここでは日差しの中に居るのが気持ち良いのだ。今頃は自宅周辺なら32度以上だろうから、本当に別世界という感じである。

 母の姉とはJR上諏訪駅に14時過ぎと約束しているが、まだまだ時間があるので近くのファミリーレストランに入って先ずは昼食を食べながら時間を潰す。
 レストランは12時を過ぎても客はまばらで「お盆の最中は客も来ないのかな?」なんて話していたら13時近くになって急に満席となり待ち行列が出来た。既に食べ終わっていたので店を後にするが、まだ待ち合わせまで1時間ほどある。とりあえず上諏訪駅方向へ走り出す。

 上諏訪駅は国道に面している側には駐車スペースが殆ど無く、しかもごった返しているので車を停めて待つことが出来ない。「時間になるまで別の場所で時間が経つのを待とう」と駅はそのまま通過し、カーナビを何げなく見ていて「ん?」と目にとまった所へと車を進める。するとお城らしきものが見えて来て「えぇっ?お城があったのーっ[exclamation&question]」ぢつは、20年以上もの間毎年欠かさず足を運んでいるけれど、いつもビーナスライン周辺と軽井沢ばかりを走っていて諏訪市街に突っ込んだのは今回が初めてだったのだ。だから高島城というお城があるなんてことも知らなかったんだナ。(笑)
 「駐車は1時間以内で」という注意書きのある無料駐車場に車を停めて高島城の園内を散策していたら待ち合わせの時間が近づいてきたので、母の姉と合流してからもう一度来ることにして上諏訪駅へと向かう。

 上諏訪駅は出迎えの車やタクシーなどでごった返していて、駐車したくても駐車スペースが少ないので停める場所が無い。長時間待つ訳ではないので、無理矢理入り口近くに停めて待つことしばし...アレ?約束の時間が過ぎているのに来ないゾ??そのうちに駐車スペースが1台分だけ空いたので、素早くそこへ車を滑り込ませて改札口へと行く。
 一足先に改札口で待っていた母が「乗ってくる筈の特急はもう発車しちゃったのに、まだ姿が見えない」と言う。どうしたんだろう??と二人で顔を見合わせていたところへ母の姉が登場。なんでも湘南新宿ラインが事故で遅れて乗る筈だった特急に乗れなかったので1本後の電車で来たそうな。まずは無事合流出来たので一安心。早速高島城へと向かう。

 再び無料駐車場へ車を停めて入場料300円を支払い、城内へ入る。近年になって再建された天守閣なので、外観は以前と同じではあるものの、中はコンクリート丸出しである。古文書などが展示されているが、鉄砲や薙刀などの刃物の展示に吸い寄せられてしまうのは拙者だけかなー?(笑)
 明治以降の干拓事業で湖は700mほど離れてしまっているが、城が現役で使われていた頃は諏訪湖の波打ち際に建っていたそうだから、さぞかし風情のある景色だったことだろう。因みに、ここではフィルムカメラでは撮影したものの、デジタルカメラで撮影するのをすっかり忘れていたので画像は無い。(笑)

IMG_1168.JPG お城を堪能したら、宿へと向かう。今日の宿は勿論Carpe Diem(カルペデイムだ。宿から眺める
池のくるみ(正式には「踊り場湿原」とか「霧ヶ峰湿原植物群落」という)は傾きつつある太陽に照らされて綺麗。20年以上ここへ通い続けているけれど、何度見ても飽きない。本当に良い所だ。

 いつものように美味しい夕食をたらふく食べ、その後は他のお客さんと花火を楽しむ。花火が終わって何げなく空を見上げると...ウォーーーーーーッ、天の川が見えるではないかーーーっ[exclamation×2]これは凄い。
 小学1年の頃、既に自宅では天の川が見難くなっていて親や祖母から「あれが天の川」と指さされても良く判らないながらも漠然と「あぁ、これがそうか」と思ったのが、自分の目で見た唯一の記憶だった。その天の川が目の前に拡がっている...しばし茫然と眺めていた。気温は20度以下で、半袖ではとても寒い。
 因みに、Carpe Diemのオーナーであるクマさんによると、この時期に天の川がはっきりと見えるのは珍しいのだそう。霧ヶ峰という地名からも判るように、元々霧の多い地域だけに晴れ渡った夏空はなかなか拝めないらしい。
 小一時間ほど空を眺めて建物に戻り、日付が変わるまで他のお客さんも交えておしゃべりで盛り上がり、1時近くになってようやく御開きとなった。

 翌日はやや遅めの8時半に朝食、その後もウダウダとしていたが、道の混み具合が何となく心配なので11時頃に宿を出発する。いつもは県道40を降りて国道20に入るのだが、この時期のビーナスラインは大混雑になるので宿の前の道をそのまま下って県道424経由で国道20に入る。上諏訪駅で母の姉と別れるが、駅周囲の渋滞が激しくて国道20は全然車が動かない。そこで湖岸を走る道へと出るが、こちらは渋滞しないけれど凄い人出。なんと、今日は諏訪湖花火大会なんだそう。しかも15時から23時までは湖の周囲の道路は全て封鎖されてしまうらしい。屋台を組み立てたり、商品の準備に追われている人達を横目で見ながら走り抜け、国道20に戻って昨日来た道を戻る。岡谷IC近くまで行くと諏訪IC周辺が渋滞と電光表示板に出ていたので、そのまま国道を走ることにする。国道19に入ると、昨日同様空いているのでスムーズに走ることが出来て快適。
 途中の道の駅で軽い昼食を食べ「杣酒」(にごり酒)等を仕入れて更に国道19を南下する。中津川まで来ると流石に交通量が増えて来たので中津川ICから中央道へ入り、小牧JCTと一宮JCTを通って一宮木曽川ICで降り、自宅へは16時頃に到着。例年この時期は渋滞ばかりだが、今年は上手く渋滞を回避できて良かった。(笑)

 今回持って行ったカメラはライカR6.2とVario-Elmar-R21-35mm、Summilux-R50mmのみ。使ったフィルムはポジ1本。早速現像に出したが、フィルム消費減少で現像に時間がかかるようになった上に田舎だから、現像が出来上がってくるのは今週の後半になる。でも、デジタルと違って現像が出来上がるのを待つのも楽しみなんだよねー。[るんるん]
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