明治村再訪

　前回明治村を訪れた時は雪で思うようには見て回れなかったのと、建物が多過ぎて見切れなかったこともあって、昨日再び明治村へと出掛けた。
　開園直後に園の北口へ来たら、既に入園券を買い求める人達でごった返していた。

春休みの日曜日は流石に客が多い。因みに、JAF会員証を窓口で提示すると100円割引となる。

　園内に入り、前回見た所はパスしながらあちこちを見て歩き、高田小熊写真館では専属ガイドの説明を聞きながら見学する。
　ガイド説明は予め決められた時間に入り口で待っていれば、建物内を歩きながら説明を受けられるようになっている。しかも、各ガイドの服装も明治時代に沿った着物である。主だった建物にはガイドが配置されているので、自分で見て回るだけよりも遥かに色々なことが良く分かって面白いし、無料なのだから利用しない手は無い。(笑)
　我々は殆どをガイド説明を聞きながら見て回ったが、他の入場者は時間に追われているのか、ガイドの開始時間の看板を見て「10分後だから駄目だね」などと言いながらさっさと立ち去ってしまう。同じ入園料を払っているのにねぇ。

　彼方此方うろついていたら11時半近くになってきたので、少々早いが園内にある「洋食屋浪漫亭」で昼食とする。拙者はコロッケのランチ。

一つがカレー味、もう一つは普通のコロッケだけど味はやや濃い目である。
　息子は「明治」と「軍艦」のカレーセットだ。

色の薄い方が明治のカレーで、今のカレーで云う甘口と似ている。軍艦カレーの方はもっと味が濃く、今の中辛の一歩手前という感じ。
　妻はガンボライスである。

味はハヤシライスに似ていて、見た目よりは味はそんなに濃くないが、結構美味しい。
　母と母の姉はジャンバラヤを注文した。

一口食べるとスパイスの香りが広がり、ややエスニック風だが、辛くはなく結構美味しい。
　食べている間に待ち行列がどんどん長くなり、食べ終わってお店を出る頃にはお店の出入口を遥かに越える行列が出来ていた。いやぁ、早めに食べて良かったよ、ホントに。(笑)

　前回、ガイドの人から「西郷邸と東松家は是非見て下さい、貴重なものが沢山ありますよ」と薦められていたので、その前に西園寺公望別邸へと足を運ぶ。少し待つと専属ガイドの説明が始まり、邸宅内を見て回る。今流行りの「外部からの侵入を防ぐセキュリティ」や「老齢者に配慮したバリアフリー」などがよく考えられており、概観は一般的な日本家屋なのに当時としては非常に先進的な造りになっているのには少々驚いた。どれもガイドの説明を聞かなければ分からないものばかりだ。
　次は西郷縱道邸だ。こちらもガイド説明を受けながら見て回る。建物内にあるもの全てが当時使われていたものとは限らないが、調度品の中には実際に皇族が使っていたものも含まれていて、どれも凝った造りになっている。これも見ただけでは分からないが、ガイドの説明を聞くと理解が深まる。
　次は、東松家住宅へと進む。こちらもガイド説明が無ければ判らないことばかりである。建物の内部はちょっとした仕掛けがあり、金沢市の妙立寺(「忍者寺」で有名)に少し似ていて面白い。

　東松家住宅を出たら15時過ぎで小腹が空いてきたので、隣の尾張茶屋で休憩する。拙者以外は皆ドリンクとお菓子のセットを頼んだ。コーヒーのセットはこんな感じ。

息子だけはコーヒーではなく抹茶にしていた。まだ小学生なのに、随分と渋好みだねぇ。(笑)拙者はちょっと趣向を変えてスィーツを注文する。

抹茶とバニラのアイスクリームに餡子と白玉らしき団子、材料は薩摩芋と思われる干菓子、その下にはフレークが敷き詰められている。かなり強い甘さだが不思議としつこさは無く、食べ終わると案外サッパリしている。甘いものがお好きな方は必ず食すべし。(笑)
　店の前でたませんを売っていたが、凄い行列なので諦めて彼方此方を見て回る。

　陽が傾いてきて閉園時間が近くなってきたので、北口の駐車場へと向かう。同じ方向へと進む入園者がとても多い。

今日の入場者数はどれ位だったんだろう？
　明治村もリトルワールドも入園者減少で苦境に立たされているらしいが、どれも貴重な構造物だけに永く存続して欲しいと思う。

　自宅へ戻る前に夕食を済ませることになり、あいそ家江南店に入る。サガミチェーンのお店だから和食麺類がメインだが、実は飲み屋メニューも結構充実している。帰りの運転は妻に任せて、普通のビールを頼む。夕食に炭水化物は極力控えることにしているので、串カツ、サラダ、イカ天を注文する。序に、目に付いた「鶏のサッパリ揚げ」も注文してみた。

串類を食べながら久し振りに飲むビールは実に美味い。(笑)

　夕食を済ませて帰宅したのは19時頃。今日は一日たっぷり遊んだナ。(笑)

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