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イテテテテテ... [バイク]

 今日、前々職の方達と三河方面へツーリングに出かけ、初めて茶臼山高原を走って昼食にラーメンを食べたところまでは良かった。
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しかし、高原を出発してあと少しで解散という所まで来て、左コーナーを旋回し始めた時に枯葉を発見!
 何とかフロントタイヤで踏むのは避けたが、リアタイヤまでは避けきれずに踏んでしまってスリップ、車体が更に左側に傾き慌てて逆ハンを当てて転倒は免れたが、体制が整った時点で既に対向車線の端ギリギリ。そのままその数センチ右にある大きな溝(要するにドブですナ)へ填まって停止した。

 停止直後、車やバイクが来ないことを確認してからバイクから降りた。転倒しなかったのは、本当に不幸中の幸いだった、と今も思う。
 更に幸運な事に、かなり深い溝だったけれどフロントとリアの両方に取り付けてあったオプションのアクスルスライダーが溝の幅よりも少し広くて、車両が完全に落ち込まず宙ぶらりんとなっていた。ただ、車体が重くて一人では引き上げられず、JAFに救援を依頼しようと携帯電話を取り出してJAFの電話番号を調べていると、一台の白いセダンが急停止。

 その車から50代か40代かという感じのご夫妻が出てきて「大丈夫ですか?一人では引き上げられないでしょう?」。ご主人に手伝って戴いて車両を引き上げたら、ほんの数分で作業は完了。しかも「暑くて喉乾くでしょ?」と奥様からコップ一杯のミネラルウォーターを戴き、別れ際に「お気をつけて」という言葉まで頂戴し、感謝感激!何度もお礼を申し上げた。

 早速JAFに連絡すると現在の場所を聞かれたが「国道257から県道20に入って矢作ダムへ向かう途中」と伝えても、位置が分からないようで「何か目標になるものは?」そう言われても、山の中で建物等は周辺に無い。話ながらバイクの状態をチェックすると、ハンドルが落ちた際の衝撃で曲がっているものの、それ以外の被害は大したことがなく、エンジンも大丈夫だった。なかなか位置が特定できない様子なので「短距離なら何とか走れるかも知れないので、目標となるものがある所まで移動できるかどうかやってみます」と伝えて一旦電話を切り、恐る恐る走り出してみた。
 すると、歪んだハンドルで走り難いものの、直線では50km/h程度までなら十分出せるし、コーナーも20km/hほどまで落としてゆっくり廻れば何とか通過できる。そこで、まずは矢作第一ダムの駐車場まで移動し、そこから再びJAFに連絡。今度は目標物があるので直ぐに分かったのは良かったが、バイクを運ぶ車を手配中でいつ到着するのかが分からない。当然トラック等それなりに大きな車だろうから、普通車に比べれば時間がかかるだろうことは容易に想像できる。そこへ、前々職の方が登場。ちっとも集合場所に来ないので心配になり、来た道を戻ってきて戴いた。

 その方曰く「タイヤとフロントフォークは真っ直ぐのように見えるので、ハンドルポストかトップブリッジが衝撃でずれただけのように見えますね。タイヤを蹴っ飛ばすとか、力を入れてハンドルをこじれば多少は元に戻るかも?」そこで、数分トライしてみると、「パキッ」という音が。「うわっ、こういう音が出るのは少々怖いですね。余り無理しない方が良いですよ。」
 JAFにはもう少し豊田方向へ進んで救護の車に少しでも近づけるように少し進むことを電話連絡してから、この状態でどれ位改善されたのか様子を見ながら豊田方向へ進んで自動販売機や食堂のある、県道20と県道356方向への分岐の所まで走ってみた。そこが本来の解散場所で、もう一名の方も駆けつけて戴いた。
 が、やはりハンドルの歪みはかなり大きく、ゆるいカーブは良いが交差点を曲がるのはかなり難しそう。これで自走して70km以上離れた自宅まで戻るのは無理と判断、JAFに連絡して自宅までの運搬を改めてお願いした。すると、「豊田市内から向かうのですが、1時間と少々お時間がかかりそうです。」もう、こうなった以上はどうしようもないのでそのまま待つことに。前々職の職場の方から「そういえば任意保険に付帯サービスでレッカーとかあるでしょ?自分も使ったことあるけど」と言われ、「そういえば」と保険会社の電話番号を調べて連絡したら、やはり30kmまでの運搬費用は保険で賄えるということが分かった。そう決まった時点で、お二方は安心して自宅方向へ。
# 本当にお騒がせしました...。m(_"_)m
援護の車が来るまでの1時間半ほどの間、何もできないので椅子に座ってのんびり待っていた。いやぁ、空が青いナー。
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 16時半近く、救護の車が到着。早速690DukeRを積み込んで一宮目指して出発する。県道11を南下して猿投グリーンロード、東名・名神道を経て一宮ICで降り、一宮市民病院に寄って貰ってそこで下ろして貰い、バイクは自宅まで運んで頂いた。

 市民病院の時間外外来で診察を受けたら、やはり少し強い痛みを感じる右足の甲の部分で骨にヒビが入っていた。医師曰く「通常は動かない場所で固定する必要があるかどうかの判断が難しいのと、固定するのが難しい部位なので、今日はあえて固定する事はしません。整形外科で専門医の診察を受けて下さい。」右肩と右手の肘は擦過傷だけだが、右膝は3cmほどの傷が口を開けている。医師曰く「うーん、微妙だなぁ...傷はそんなに深くないですが、膝は頻繁に動かす場所で、傷口も3cmほどありますので...そのままでもたぶん皮膚はくっつくと思いますが、うーん...きちんと直すには3針位縫う方が良いですね。」
 そのまま診察室のベッドの上に寝かされて待つ事しばし、手術担当の医師が入ってきて「それでは今から縫いますね」とテキパキと手術の準備を済ませた。「今まで麻酔などで問題が起きたことはあります?」と聞かれたので「数回手術を受けていますが、毎回大丈夫でした」と答えたら、「それではまず麻酔の注射をします。もし途中で痛みを感じたら仰って下さい。麻酔を追加しますから」と言いながら手を動かし始めた。

 膝の皮膚がつかまれ、針を通される感覚が伝わってきたら、医師から「どうですか?」と問われたので「少し痛みを感じます」と答えると「それでは」と麻酔を追加し、その後はなにやら皮膚をゴソゴソしているのが分かる程度で痛みは皆無。
 ほんの10分程度で3針縫う手術は完了。「抜糸が必要ですが、一週間後を目安に整形外科で抜いて貰って下さい。もちろん当病院でも結構です。手術をしましたので、細菌に抵抗する為に抗生物質のお薬を出しますので、必ず飲んで下さい」など、今後の注意事項の説明を受けて診察は終了。会計で支払いを済ませて自宅と保険会社に連絡を入れ、妻に車で迎えに来て貰った。

 今回はバイク引き上げを手伝って戴いたご夫妻、JAF関係者、任意保険関係者、そして市民病院の方々全てがとても優しく接して戴け、本当に骨身に浸みる有り難味を味わった。この恩は誰かを助けるという形等で必ず恩返しをしたいと考えている。
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たま

ケガは災難でしたけど、なんとかその程度で収まって、不幸中の幸いでしたね。お見舞い申し上げます。
先日、北九州へ行ったとき、スクーターの友人が道路中央の砂にハンドルを取られ、あやうく転倒しそうになりました。
知らない道はくれぐれも慎重な運転をしないと怖いですね。
by たま (2011-08-13 22:49) 

std55

お見舞いのniceです☆
大事故にならなくて良かったですが、怪我はお気の毒です◎
枯葉は滑りますよねぇ・・・私は17才の時にカエルをよけて
転倒しました・・・早く良くなって下さいね・・・ケロケロッ(・・)
by std55 (2011-08-14 10:23) 

Rifle

たまさん

温かいお言葉を戴きまして、誠に有難う御座います。
知らない道は、いくら先導者が居るからといっても、やはり慎重に走るべきだったと痛感しています。


std55さん

温かいお言葉を戴きまして、誠に有難う御座います。
枯葉の潤滑能力(?)は知識としてはあったのですが...まさか自身で体験するとは思っても見ませんでした&参りました。(滝汗)
by Rifle (2011-08-14 10:49) 

ブルル

ご無事でなによりです。
対向車がこなかったのが不幸中の幸いでしたね。
お見舞い申し上げます。
しかし枯葉はかなわんですなぁ。
by ブルル (2011-08-14 23:40) 

Rifle

ブルルさん

温かいお言葉を頂まして誠に有難う御座います。
四輪なら枯葉は気にしないんですが、二輪だと結構怖いです。特に湿っていたりすると、効果覿面だったりするし。
by Rifle (2011-08-15 08:35) 

pace

先ずは怪我がその程度で済んだことは良かったですね
大事に至らなかったことがよかった
お見舞い申し上げるのと同時にお気を付けください
by pace (2011-08-15 14:26) 

Rifle

paceさん

温かいお言葉を戴きまして誠に有難う御座います。
本当に対向車が居なくて良かったです。(滝汗)
これからは、慎重な運転に徹します。
by Rifle (2011-08-15 16:34) 

テンジン

怪我は痛いですね お見舞い申し上げます
私も二十代の後半に速い連中とツーリングに行って付いていこうと下りの高速出口でオーバースピード 突っ込んじゃいました
革のブーツ・革ジャンパー・ズボンの重ね履きで怪我に至らずラッキー
茂木のモトクロス国際コースで練習中ヤマハのレーサーを貸してもらったとき防具を取りに行くのを端折ってみごとアバラ2本を折りました
若い頃からの骨折を数えるとずいぶんありますがもう20年以上怪我は無しです
バイクは自分のコントロール下であれば360だった軽自動車に乗るよりずっと安全なんですがその「コントロール下」がなかなか難しい
無理解の方たちに何を言っても無理ですのでこれからも奢らず楽しんでいこうとは思っていますよ

by テンジン (2011-08-16 12:22) 

Rifle

テンジンさん

温かいお言葉を戴きまして誠に有難う御座います。
幾ら悪い条件が重なっても常に「自分自身をコントロール」することの重要さを改めて教えられました。
無理解の方達については、拙者も同感です。


by Rifle (2011-08-16 17:38) 

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