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迷惑メールの撃退方法 [ネット]

 今使っているe-mailアドレスは使い始めて既に10年以上経つが一度も変えていないせいか、毎日大量のSPAM(スパム:迷惑メール。以下SPAMで統一する)が届いている。

 今使っているメールソフトは実に良くできているフリーソフトThunderbirdで、元々備わっている学習機能である程度は自動的に判別してごみ箱へ放り込んでくれる。それだけでも日々届くSPAMの8割程度が自動処理されるので、大いに助かっている。
 しかし、学習するまでは人がゴミ箱へ何度も入れる必要があるのと、ドメインを変えて同じ内容を送るようなSPAMには効果は余り期待できない。

 毎日届くSPAMはほぼ一定だったが、今年に入ってからは徐々に量が増えてきている。景気が悪くなると広告宣伝が増えるからSPAMも同じように増えているのだろう。
 自動的に分類されないSPAMを、PCを動かす度にゴミ箱へ放り込んでいるのだが、この一週間で急に増えてきたので、そろそろ手を打つことにした。
Thunderbirdのごみ箱
画面ハードコピーの下の方にごみ箱があるが、その右側にある数字がゴミ箱へ分類されたSPAMの数だ。先月の1日から一ヶ月ほどの間、わざと消さずにずーっとそのままにしてあったので、500通を超えている。
 なお、So-net側で自動的にSPAMを拒否する設定をしてあるので、実際に届く数はこれよりも遥かに多い数字になる。平均して一日当たり250通程度だろうか。

 まずは、Thiunderbirdアドオンのページから「ImportExportTools 」を探し出してダウンロードし、Thunderbirdへ組み込む。すると、右クリックメニューに「インポート・エクスポート」という項目が追加されるので、それを選ぶ。
thexmnu.png
今回はSPAMの発信元とSubjetct:(件名)を一覧形式にして出力させたいので、インデックスのみをCSV形式で出力する。
 次に、ファイルの出力先を訪ねるウィンドウが表示されるので、自分の好きな場所に保存すれば良い。
thexsubmnum.png
今回はデスクトップ上に保存する。すると、日付の入った名前でディレクトリ(Windowsでは「フォルダ」って言うのかな)が作成される。
thexidx.png
この中にはCSV形式のファイルが一つ出来ているが、文字コードがUTF-8なので、そのまま他のソフトで読み込むと文字化けを起こす場合がある。そんな時はメモ帳で一旦開いて、わざと他の名前で保存する時に文字コードを「Unicode」にすればOK。
thexmemo.png
このファイルをOpenOfficeのCalc(慣れるとMicrosoft製Officeよりも使い易い、表計算・ワープロなどがセットになったフリーソフト)で開く。
idx.png
一番左の列がSubject:、次に送信元アドレス、送信先アドレス、受信日時が並んでいる。
 なお、送信元アドレスは「<>」で囲われた部分が本来のアドレスなので、その部分を抽出する等して間違えないようにする必要がある。

 送信元アドレスで並び替えると、定期的に(機械的に?)送られてくるもの、Subject:が違うのに同一アドレスから送られてくるものなど、SPAMの傾向が見えてくる。
 Subject:で並び替えると、同一内容なのに違う送信元アドレスだったり、Subject:に含まれるSPAM特有の文字列がある程度絞られたりと、結構色々な事が分かる。
 ここで、同一アドレスから複数送信しているものや受信したくない文字列を選んで、それを着信拒否すればSPAMを確実に減らせる。

sone.png
So-netでは不要なメールを拒否する「着信拒否サービス」があるので、それを利用して、先ほど調べた送信元アドレスや文字列に対して着信拒否すれば良い。

 完全にSPAMを防ぐことは出来ないが、時々こうして設定すれば確実にその数を減らす事ができる。SPAMに困っている方は、一度試してみては如何?
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