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電撃ラケットの買い替え [電子回路]

 自宅の東側は神社、南側の家の住人は施設に入っていて不在で庭が荒れ放題という環境にあるせいか、この時期になっても自宅の庭から駐車スペースに掛けては蚊などの有害虫がとても多い。
 昨年、ホームセンターで偶然見かけた「ナイス蚊っち」を購入し、結構重宝していたのだが、先日使っている最中に取っ手の内側で何かが細かく振動しているような感じがした。「何だろう?」と思ったが、そのうちにラケットの金属ネットに蚊が当たっても死なずに飛び去ってしまうようになった。「何故じゃー?」と思いながら分解してみたら、どうやらコンデンサとトランスの両方がいかれてしまったようで、新品時には1千V以上あった電圧が180Vほどしかない。
 コンデンサは元々耐圧が400Vのものが使われていたから壊れても当然だが、トランスまでもが壊れてしまうと修理する方が高くついてしまう。

 そこで、ホームセンターで再び購入しようとしたら、電撃ラケットは季節商品で、どこのホームセンターでも在庫切れ。そこで、「ひょっとしたら、あそこにはあるかも知れない」と思い、市内のドンキホーテに入ったら...やはり、置いてあったので購入してきた。
カットリくん
「カットリくん」と言う名前で、ナイス蚊っちと比べて一回り小さいが、実用上の差は無い。

 早速電池を入れて使ってみる...あれれ?何で蚊が逃げちゃうの?...早速、中の回路を調べてみた。
IMG_2405.JPG
どうやら出力側のコンデンサの容量が小さいようだ。
IMG_2409.JPG
ネット上を調べてみると、生産ロットによって使われているコンデンサの容量は違うらしいが、だいたい0.3μF(マイクロファラッド)前後になっているらしい。しかし、購入した方は0.19μFと随分小さい。これでは蓄積する電気量が足りず、虫は一瞬感電するだけで殺虫効果は無い。

 「こりゃ参ったナー」と思ったが、「そういえば、400V耐圧のコンデンサなら手持ちの部品の中にあった筈」と部品箱を探したら、廃棄する家電製品の電源回路から取り外した0.47μFが出て来た。
IMG_2410.JPG
これだけの容量があれば大丈夫な筈なので、早速交換する。
IMG_2415.JPG
実際に使ってみたら、今度はちゃんと使えるので一安心。

 一応使えるようにはなったが、出力電圧が1千V以上あるのに部品の耐圧が400Vしかないので、いつまた壊れるのかは判らない。出力電圧に見合ったコンデンサにするとサイズが大きくなって取っ手に収まらないかも知れないし、値段もそれなりの額になってしまう。
# まぁ、数百円も出せば買えると思うけど、ラケット本体より高くなっちゃうネ。
 まずは、使えるうちはたっぷり使って、おかしくなったらその時にまた考えよう。
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