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自転車のライト(応用編) [自転車]

 子供が普段使っている自転車はAKW-3000が一つだけだが、自宅周辺は街路灯が一切無くて真っ暗になる場所が点在しているため、少々心許ない。
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できれば4つ位付けて明るさを確保したいと思い、実験も兼ねて4灯化に着手した。

 まず、4灯化で問題になるのが、発電コイルの設置場所である。
 発電コイルはそれなりの重さがあり、タイヤのスポークに取り付ける発電用磁石との隙間は極力狭くしないと発電せず、しかも磁石の吸引力が強いのでしっかりと固定されている必要がある。このような条件を考えるとフレームに固定するのが一番である。
 4つの発電コイルは前後タイヤの左右に配置し、フロントは前回と同様にL字型金具を使ってフロントブレーキと共締めにして固定すればOK。フロントに2つ付けるので、今まで使っていたMTB用ダイナモブラケット(ブリジストンBKT-MTB)は不要となった。
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ちなみに、この金具一つだけでも千円以上もする。プレス加工が多少面倒とはいえ、市販されているダイナモ・ブラケットの価格を考えると、異様に高いと感じてしまうのは拙者だけではないと思う。

  リア側の取り付けは少々面倒だ。リアブレーキはフロントブレーキと構造が少し違うため、共締めには出来ない。だから、ステーか何かを使って固定することになる。通常はフロント側で使うダイナモ・ブラケットを2つ使うというのが一番簡単だろうが、この手のブラケットは結構重くて嵩張るし、ホームセンターでも300円前後と少々高いので、配管用吊バンドを使う事にした。
アカギ AK1-10A
購入したのはアカギの吊バンドAK1-10Aという型番のもので一つ43円だった。これは建設資材になるらしく、通常のホームセンターでは売っていなくて、業者向け販売もしているお店で見つけた。
 ところが、事前にサイズを一応測って置いたのに、いざ取り付けようとすると自転車のフレームは断面が僅かに楕円形になっていて、吊バンドの内径がほんの少し足りず取り付けられない。仕方ないので、もう少し大きいサイズのAK1-15A(画像中央)と、拙者が普段使う自転車用にAK1-20A(画像右)を購入。
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どちらも同じようなお値段である。

 吊バンドの内側に薄いゴム板を挟んでフレームが傷付かないようにして、なるべくタイヤ外周に近い場所で固定する。
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本来、取り付ける位置はかなり自由が利くのだが、子供の自転車はMTBもどきでリアにもサスペンションが取り付けられており、リア側フレームの支点がペダル付近になるので、支点に近い場所の方が振動などの面からも良いだろうと考えた。
 本体に付属するケーブルだけでは長さが足りないので、ホームセンターで1m70円弱で売られているスピーカ用ケーブル(恐らく0.75sq)にギボシを付けて配線した。
 あとは発光部をフロント側に取り付けて完成である。

 ただ、以前に取り付た発光部はプラスチック部が擦れた傷で白くなってしまっている。
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このままでも不具合は無いだろうが、序に修正する。
 まず、600番のサンドペーパーで水研ぎして傷付いた表面を均す。
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表面を触って見て凸凹が無く成ってきたら、次は6000番の仕上げ用ペーパーで水研ぎして磨く。
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透明度が戻ってきたら、仕上げに液体コンパウンドでしっかりと磨き上げる。
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ここまで修正すれば、新品とまでは行かないものの、パッと見には判らないほど綺麗だ。

 これでLEDライト4灯化は完成である。
IMG_2940.JPG
更に前カゴが付いているけれど、これについては別途記事として取り上げる予定デス。
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hosoP

プラスチックの劣化?は直せないと思っていましたが、
そんなことはないんですね!。
勉強になりました、ありがとうございます。

by hosoP (2012-03-10 22:00) 

Rifle

hosoP さん

20年ほど前、Car&Driverという雑誌でカーオーディオの擦り傷をコンパウンドで消すという記事を見たことがあり、それを思い出してやってみたら上手くいきました。
普段からアンテナを張っていると、思わぬ所で役に立ったりしますね。
by Rifle (2012-03-10 22:23) 

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