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腕時計の電池交換 [時計]

 先日、普段使っているBarigo(独バリゴ)No.46の表示が薄くなっているのに気が付いた。「どれ位薄くなるんだろう?」と思ってわざと電池を交換せずに見守っていたら、5日ほどで殆ど見えない状態になった。
息絶え絶えなBARIGO NO.46
角度によっては辛うじて見えるものの、普通に正面から見たら全く読めない。この翌日には完全に見えなくなった。
 Barigo社のサイトを見ると、電池寿命はおよそ1年となっている。この時計を中古で購入したのが昨年の5月で、既にその時点で電池交換後数ヶ月経過していたから、1年半近くの寿命があったことになる。普段は内蔵ライトやアラームを使うことは滅多に無いので、電池の持ちが良かったのだろう。

 Barigoから専用の電池交換キットも出ているが、防水リングはまだ大丈夫そうだったので、百円ショップで電池を購入して自分で交換する。交換はとても簡単で、裏蓋を500円玉などで開け、中にある電池を入れ替えるだけだ。
IMG_3959.JPG
使う電池はCR2032を1個である。これでちゃんと見える、普通の状態になった。
IMG_3787.JPG
入れ替えてから「あれ?表示ってこんなに濃かったっけ??」と感じたので、随分と前から徐々に薄くなっていたらしい。

 これで全てOKなのだが、「CR2032ってどれ位の容量があるんだろう?」と気になり、調べてみたら公称容量は220mAh(標準放電電流0.2mA)だった。ちなみに、「2032」と言う数字は、直径20mm、厚み3.2mmを意味しているらしい。
 10年以上前の話になるが、当時既にクォーツ時計はCRシリーズのボタン電池を使っていたが、拙者が興味のあった軍用の腕時計は電源がLR44を2個というのが多かった。LR44は汎用電池の一つで軍の補給品として常用されていたので手に入り易く、単価が安いことなどから使われていたのだろう。LR44の公称容量は120mAhで、単に時計の針を動かすだけなら十分だが、気圧センサーや温度センサーなどを搭載する時計や電波時計には容量不足のようだ。

 現在ではCR2032を含め大半のボタン電池が百円ショップで買えるようになり、電池に拘る必要は無いのかも知れないが、拙者の場合、カメラ機材で使う電池はLR44が殆ど。カメラで使えないほどに電圧が落ちても時計ではまだまだ使えることが多いので、「時計と共用できればなぁ」と思ってしまう。何しろ、ボタン電池は家庭用100V電源に比べれば数倍割高なエネルギー源だし、廃棄するにも注意が必要なものだから、なるべくなら使わないようにしたいと思っている。

 だいぶ前から「ソーラー充電」を謳い文句にした腕時計が流行っているが、残念ながら内蔵されている電池の寿命は決して長くは無く、数年に一度は電池交換が必要となる。しかも交換用の電池がやたらと高い。維持コストだけを考えると、電池寿命10年の腕時計よりも間違いなくコスト高になる。しかし、そういったマイナス面のことはカタログの片隅にとても小さな字で書かれており、殆どの人が気が付かないのではないだろうか。

 撮影会の時は翌日の天候の傾向を知る為にも気圧計の付いた時計を使うので、それを日常にも使っているが、実は機械式の方が好きなので、そのうちに気圧計は個別のものを利用して時計は手元にある機械式にしようかなどと考えている。
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