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MTBもどきの通学スペシャル再作成(その4:ペダルのお手入れ編) [自転車]

 古い自転車から取り外したペダルは、購入して以後一度も手入れをしたことが無い。見た目は問題無いし調子も悪いところは無いけれど、3ヶ月の間通学で雨天でも乗っていたから一度メンテナンスすることにした。

 古い自転車からペダルを取り外す時にも随分苦労したが、手入れの為に再びペダルを取り外す。自転車に付属してきた工具は役に立たないので、スパナを買う羽目になった。(汗)
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上が購入したKTCのコンビネーションレンチ、下が付属工具で、その品質は一目瞭然。古い自転車からペダルを外す時は、付属工具ではお手上げだった。今回はKTCのレンチですんなとペダルを取り外せた。
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塗装が剥げている所は少々錆びていたりするが、動作そのものは至って普通。

 早速分解に取り掛かる。まずはネジの部分を隠している化粧キャップをマイナスドライバーでこじて外す。化粧キャップは、ペダルが自転車に取り付けられた状態で外側になる方にある。
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この段階で、既に劣化した黄色いグリスが顔を出している。ナットを緩めて取り外す。
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ワッシャのような薄い金属の丸い板が見えてくるので、これを取り外す。
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すると、その下に良く似たサイズのボール押さえ(玉押し)が見えてくるので、これも取り外す。
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すると、スチールボールが見えてくる。これが外側のベアリング部で、反対側にも同じベアリング部がある。軸を引き抜くとこんな感じ。
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グリスが劣化して真っ茶色になっている。古いグリスは自宅にあったキッチンタオルで全て拭き取る。
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よく見ると、ボール受けに錆びた跡がある。ひょっとしたら、グリスが茶色なのはボールやボール受けの錆が混じったのかも知れない。
 部品全てをバイク用チェーンクリーナーとキッチンタオルで綺麗にする。
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スチールボールを良く見ると、磨耗したのか完全な球形ではないみたいだが、替えのボールは用意していないのでそのまま使う。

 組み立ては、まず車体に近い側のボール受けにグリスを塗る。グリスはホームセンターで安く売られている汎用グリスが手元にあったのでそれを使う。
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そこへボールを押し込んで並べる。こうするとボールが落っこちずに済む。
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差し込む軸にも薄くグリスを塗る。
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反対側も同様に、ボール受けにグリスを塗ってからボールを並べる。
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こちらは、自転車に取り付けると外側になり、雨に晒される可能性が高いことを考えて多めにグリスを塗る。
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後は元通り組み立てればOKである。反対側のペダルも同様に作業して、両方で一時間も掛からなかった。
 自転車に組み付けて近所を走ってみたが、至って普通で問題無し。ペダルの感触もグリスアップ前と全く変わらず、一寸拍子抜け。それでも、一応オーバーホールみたいなことをしたので、当分は大丈夫な筈である。
 必要な部分は一通り作業したので、直ぐに通学に使える状態になった。これで通学スペシャルは完成だ。ただ、気になるのはテールランプが赤い反射板しかないことである。

 今の時期は良いが、寒い時期だと学校から帰る頃には暗くなる。通学路には街路灯や民家が全く無い区間があるので、反射板だけでは少々心許ない。電池式やソーラー式テールランプもあるけれど、電池切れという問題は避けられない。
 色々考えて、マジ軽ランプの両側に点く赤いLEDを取り外し、テールランプの位置まで配線すれば良さそうだと気が付いた。本体には配線を取り出す穴を開る加工が必要だし、新たな配線も必要だが、どれも簡単な作業で済みそうだ。
 具体的な作業や部品の調達はこれからだが、急ぐ話ではないので、そのうちに着手しようと考えている。
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