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積読整理4 [雑感]

 前回から随分と時間が経ってしまったが、再び本を読み始めたので、備忘録を兼ねてその印象を書き連ねておく。

 一冊目は所澤秀樹氏の「駅名の謎」(山海堂)である。
駅名の謎
中身は本の名前の通り、駅の名前について解説している。母は「面白い面白い」と言いながら読んでいたが、拙者には突っ込み不足というか、もう一寸地名について掘り下げた内容を入れて欲しかったと思う。
 駅名の変遷や、近くにある他社線との兼ね合い、歴史的事情などが上手くまとめられているので、「何でこんな名前なの?」という疑問に十分答えてくれそう。しかし、日本語の持つ知名の意味や、古い地名が表す地形に関する記述が少なくて「もうちっとここを突っ込んで押さえてくれたらなぁ」と感じる事もしばしば。
 手っ取り早く知りたいと言う人にはオススメだが、もっと深く知りたい人には古い地名とその地形に関する本と併せて読むと良さそうだ。

 二冊目は二村高史氏と宮田幸治氏の「鉄道の疑問が分かる本」(山海堂)である。
鉄道の疑問が分かる本
こちらも題名通り、鉄道に関する様々なものについて解説しているが、電車の中で見かける広告の費用とか、車両に書かれたカタカナの意味といった、恐らくは誰もが疑問に思っても調べるところまでは行かないようなものについて解説している。
 鉄道に乗ると目に付くものを中心に集めてあるので、ちょっとした入門書という感じで軽く読めるから、何となく鉄道に興味があるという人には良いと思う。更に深く知りたければ、幾らでもその手の本はあるからね。
 ちなみに、この本は本棚に永久保存する予定である。

 三冊目は坂本衛氏の「鉄道施設がわかる本」(山海堂)である。
鉄道施設がわかる本
題名通り、鉄道の車両ではなくて施設に注目してかなり細かく解説している。
 利用者にとって一番身近な駅をはじめ、各種施設や架線やレールなど運行に不可欠なものを取り上げて、図や写真を交えて説明しているので、やや専門的な内容でありながら、とても分かり易い。先ほどの「鉄道の疑問が分かる本」と部分的に重複する所もあるものの、この2冊で鉄道に関する知識を一通り揃えることが出来そうだ。
 この本も本棚に永久保存する予定である。

 四冊目はいのうえ・こーいち氏の「昭和の鉄道情景『活写』」(エイ出版社)である。
昭和の鉄道情景「活写」
文庫本サイズだが、カラー写真も結構入っている。
 昭和の後半に未だ動いていた蒸気機関車や古いディーゼル機関車などの当時の写真と、その写真を撮影した時の様子などがまとめられている。写真のページが全体の半分近くを占めているので、実際に稼動していた頃のSL写真を見たい人には打って付けという感じだ。

 「そういえば、どこかにあった筈...」と思い出し、これを探し出してきた。
名鉄:乗り越し清算券
某国内コンピュータメーカに在籍していた頃、当時は名鉄で通勤していて客先も名鉄沿線だったので、通勤用定期で乗って車内で乗り越しの清算をした際に受け取った券だ。何故か改札では回収されなかったので手元に残っている。しかも、よく見ると日付はパンチされていない。
 当時は未だ昭和の時代だったが、硬券は姿を消し、国鉄は名前をJRに変え、赤字路線は次々と廃止されたという、鉄道にとっては「激動」或いは「粛清」の時代だった。今になって「あの時の切符を取っておけば良かった」とか「稲沢の操車場を撮影しておけば良かった」などと思うこともあるが、既に後の祭りである。
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つなみ

鉄道、楽しそうですネー。(*´∇`*)
by つなみ (2012-08-09 11:00) 

Rifle

つなみ さん

一寸調べるだけでも、どんどん面白くなりますよ。
この沼もとっても深そうです。
by Rifle (2012-08-09 20:10) 

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