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家族で信州へ(その1) [雑感]

 今年の2月頃には「しばらく北海道へ行ってないから、今年は行きたいね」という話をしていたのだが、運悪く4月から1年間、町内会の組長をやる順番が回って来てしまった為、家を留守にすることが出来ない。でも、せめて一泊か二泊で何処か旅行したいと家族も言うので、二泊三日で信州を旅することになった。

 8/13は朝7時頃に出発し、自宅近くのコンビニで朝食を調達してから一宮木曽川ICに入る。お盆の時期だけあって、交通量はいつもの3倍以上という感じ。家族全員が乗っていて車体が重い上に、車の量もかなり多いので走り難い。
 一宮JCT・小牧JCTを抜けて中央道に入ると、やたらと名鉄観光の観光バスが目に付く。よく見ると、バスのリア・ウィンドウに「121」とか「68」などの数字を大きく書いた紙が貼ってある。「何だろう?」とバスを抜く際に座席の方を見たら、中学生くらいの子供が大量に乗っていて、しかも全員がお揃いのオレンジ色のTシャツを着ている。どうやら夏期の合宿らしい。自分の子供も昨年は進学塾の夏期合宿で飛騨の山奥に篭って連日12時間以上勉強していたから、同じようなことをやるのだろう。

 買い込んだ朝食を食べようと阿智PAに車を停めたら、ここでも名鉄観光のバスが沢山居て、トイレは冗談抜きの「長蛇の列」(30m位並んでいた)となっていた。並んでいる子供のTシャツには「伝統の夏期合宿 Sanaru Summer Seminar」と印刷されている。佐鳴予備校中等部の合宿らしい。このPAだけでなく、今まで通過してきたSAやPAにも同じバスが大量に停まっていたから、全国から集めて合宿をしているらしい。佐鳴の規模であれば、バスが百台以上集まってもおかしくは無いな。進む方向からすると、合宿の場所は志賀高原辺りだろうか。

 騒がしい雰囲気の中で朝食を食べ終えたら、直ぐに走り出す。そのまま岡谷JCT・更埴JCTを抜けて小布施PAに入る。このPAから一般道へ出て、小布施の中心部へ行こうという算段である。
 ところが、一寸休憩するだけで走り出す積りだったのに、母達の姿が何処にもない。「おかしいな、ハイウェイオアシスの方へ行っちゃったのか?」と探しに行くも見当たらず。「一体何処へ行っちゃったんだよぉ...(--#)」と待つことしばし、ようやく姿を現した。駐車場近くの売店に居たと言い、旅の初日だというのに、「安いから」とジャガイモやら桃やらを買い込んでいて、少々呆れた。お陰で約30分のロスだ。

 今回小布施に行ったのは、遠過ぎず手頃な距離であることと、10年以上前の話になるが、バイクで国道403を北上した時に「何となく面白そうな街だな」と思ったことがきっかけで、深い意味がある訳では無い。
 小布施PAのスマートICから一般道を出て走るが、中心部へ向かう道でもセンターラインの無い細い道なので、走るのにも結構気を使う。国道403を横切って駐車場へ車を止め、まずは北斎館へ。
IMG_4309.JPG
規模は決して大きくは無いが、北斎の肉筆を直接見られるし、点数も多くて充実している。1時間ほどかけてじっくり観て回ったら12時になったので、近くの店でマロン・アイスクリームを食べる。本来ならきちんとした昼食を摂るべきだが、宿の夕食は量が多いので、それに備えてわざと少なめにしておく。
 昼食の後は近くを散策するが、暑くて屋外に居るのが苦痛なほどなので、少し歩いただけで早々に引き上げて車に戻った。
 小布施は、国道403の両側の一部だけが「今どきの有り勝ちな観光地」として整備されているので、暑いこともあってそれ以外の所を観て回ろうという気にはなれなかった。無理に観光地化した所には興味が湧かないのだ。

 まだ13時半少し前なので、高速道を使わずに国道で宿へ向かうことにする。国道403を南下すると須坂市に入るが、道の両側には古そうな土蔵があちこちにあって、写真散歩には面白そうな場所だ 。そのうちにまた来よう。

 国道406に入ってそのまま南下すると、始めは田舎の国道という雰囲気だが、峰の原高原に入ったら途端に道の両側を歩く人が増えて交通量も多くなる。その先の菅平高原は、道の両側にある売店は若者で溢れ返り、大型バスが多くて道路も渋滞している。流石スポーツのメッカと言われるだけあって、色々なスポーツ用品メーカが出店を出しているし、道を歩く人は皆スポーツ合宿の選手のような服装をしている。
 菅平高原を抜けると交通量はガクッと減って走り易くなる。国道144(上州街道)に入ってそのまま南下し、上田の街を抜けて国道152に入った...筈なのに、妙に道が細い。「んんんー?道を間違えたか?」と思いながらも進むと宿場町のような町並みの中を走るではないか。「えぇー?何処だよ、ここは?」その町並みを走り抜けると「海野宿」の看板が見える。本来なら国道を右折しなければいけない所を、うっかり見落として真っ直ぐ走った為、海野宿に行ってしまったらしい。序に見ていこうかとも思ったが、駐車場が何処にあるのかが判らず、後ろに数台車がくっ付いて来ているので停まる訳にも行かず、そのまま走り抜けて国道18に戻り、再び国道152に入って、今度は間違えないように注意しながら進む。

 しばらく走ると山襞が夕日を浴びて美しい場所があったが、やはり後ろに多くの車が繋がっているので停めて撮影することが出来ず、そのまま走り去る。しばらく進むと「道の駅ながと」が見えてきたので、車を停めて休憩する。周辺は田圃が多く、稲の緑が夕日を浴びて輝いている。
 この道の駅は駐車場が異様に広く、売店が置くに引っ込んでいるからか、何だか締まりの無い印象を受ける。ひょっとしたら、冬季のチェーン脱着場を兼ねているのかも知れない。

 再び国道を南下する。大門川に沿って段々と標高を上げて行き、大門峠で県道40、別名「ビーナスライン」へと進む。大門峠手前から「随分と雲が多いな」と思っていたが、案の定ビーナスラインは霧の中。少々見難いが、まだ空が明るいので走り難くは無く、スムーズに進む...と思ったのも束の間、霧にビビッたのか異様に鈍い車に引っかかってしまう。ノロノロと25km/hで少し走ったら、その鈍い車は駐車場へ入っていたので、後はスムーズに走る。ここは「霧ヶ峰」という名だけあって、霧が非常に多い。だから、霧如きで恐れをなしていてはまともに走れないのである。
 車外の景色は真っ白なので、何処にも寄らずに走り続け、16時半前に宿に着く。
ヒュッテ カルペデイム
泊まるのは、勿論「ヒュッテ カルペデイム」である。

 のんびりと風呂に浸かった後は、質・量共にタップリの夕食となる。まずは魚料理が出る。
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いつも調理の上手さには感心してしまう。次はメインの肉料理だ。
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量が多いものの、美味しいのでついつい全部食べてしまう。帰宅して体重計に載るのが怖い。(笑)食後は勿論デザートが付く。
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 夕食後はしばらくのんびりと過ごし、21時過ぎから宿のオーナー・クマさんといつものように呑みながらのおしゃべりタイム。もう一組の宿泊客と共に1時半過ぎまでたっぷりおしゃべりしてから寝た。こりゃぁ朝が起きられないかも知れないナ...。(続く)

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コメント 6

ブルル

>いつも調理の上手さには感心してしまう。

こりゃ美味そうですなぁ。
食事だけでも宿泊する価値がありますね!
by ブルル (2012-08-16 18:33) 

Rifle

ブルル さん

食材は何処でも手に入りそうなものばかりなのに、味はどうやっても真似出来そうに無いほど美味しいんですよ。ヘタすると料理屋より美味しいかも。
by Rifle (2012-08-16 22:16) 

ZE-TA

ヒュッテ カルペデイム
ステキなとこですねー。
リンク先見てて行ってみたくなりました^^
by ZE-TA (2012-08-17 13:23) 

Rifle

ZE-TA さん

是非!オススメです。エレキギターやアコギも揃ってますよ。(笑)
by Rifle (2012-08-17 19:49) 

つなみ

こんにちは(⌒∇⌒)ノ"
文がすごくて、目に浮かびます~。
霧のなかの運転は怖そう~(;^_^A
私なら、件のドライバーさんと同じでノロノロになる自信満々w(≧∇≦)
私も( 〃▽〃)うふっ
道の駅のお買い物は、燃えてしまう。
お気持ちわかりますわかります。
by つなみ (2012-08-18 19:18) 

Rifle

つなみ さん

霧の運転は慣れれば大したことないけど、初めのうちは苦しいかなぁ。
道の駅って市場を通していない分、掘り出し物が多いのか、何処の道の駅でも妻や母は買い物に燃えちゃいます。(苦笑)
by Rifle (2012-08-18 21:18) 

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