690DukeRの突き出し調整とトップケース [バイク]
以前にKTM 690DukeRのリアをローダウンしてシート高が3cmほど低くなった。本来であれば、その時一緒にフロント側も調整すべきだったのだが、当時は右足にギプスをしていて身動きが取れない状態だったので特に何もしないままとなっていた。リアが沈めば車体全体が尻下がりとなり、極端なことをいえば「アメリカンなバイクの状態」になっていたのである。街中を走る分には問題を感じなかった為、そのまま乗っていた。
しかし、今年の5月下旬に伊勢和紙会館に出かけた帰りで伊勢自動車道の多気トンネルに差し掛かった時、フロント・タイヤの接地感が極めて希薄で、フロントが何処へ行ってしまうのかが分からないような不安を感じた。具体的には、名古屋方向へ向かう多気トンネルの入り口手前は登り斜面の緩やかな右カーブになっているのだが、そのカーブに沿ってハンドルを切ると、フロント側からのロード・インフォメーション(タイヤや車体から振動という形で伝わってくる路面の状態)が急に少なくなってスリップしてしまいそうに感じてしまうのだ。
登り坂だから重心がリア寄りになってフロント側の接地感が減るのは当たり前だが、フロント・サスペンションのバネがフロント・タイヤを地面に押し付けている筈なのにその感覚が上手く伝わって来ないので、車体は安定していても乗り手が恐怖心を感じてしまう。
ただ、6月に名神・東名自動車道を走った際には、そのような不安感は全く感じなかった。伊勢道と違って道路そのものが余りウネクネしていないからなのかも知れない。
いずれにしてもそのままでは少々気持ち悪いので、まずローダウンする時に使ったリンクの販売元のフロンティア(東京都町田市:勿論KTMの正規代理店)に電話で問い合わせ「当店でローダウンされたお客様の車両の殆どはフロント・フォークをギリギリまで突き出しています」という回答を戴くことが出来たので、早速購入元のトライ(岐阜県各務原市:KTMとHondaの正規代理店)に持ち込んで調整して貰う。
まず、調整する前の状態を撮影しておく。
トップ・ブリッジからほんの少し出ているだけだが、本来の位置は薄く見えているケガキ線の位置で、これでも5mmほど突き出し量を増やした状態になっている。
ギリギリまで突き出し量を増やすとこうなった。
今までよりも2cm以上突き出し量が増えている。これで後ろ下がりの状態がどの程度解消されたのかは分からないが、乗った感じでは「多少ハンドルがクイックになった...ような気がする」という程度で、大きな違いは感じられない。いずれまた伊勢和紙会館へ行くこともあるだろうから、同じ場所を通ったら必ず違いをチェックするとしよう。
もう一つ、購入時以来の懸案でもあったトップケースをやっぱり購入することにした。
それまで自宅から程近い所で行われるバイクの集まりに参加する程度だったので殆ど気にしていなかったが、高速道のSAやPAで停車する際に天候が悪かったりするとバックミラーに引っ掛けておいたヘルメットが強い風で下に落ちたりしかねず、「やっぱり要るわ」と感じたのだった。車両購入時にトップケース用のベースプレートは取り付けてあったので、今回はトップケースだけを発注した。注文したのは6月だったが、メーカ側でも在庫が無く欠品だとかで2ヶ月待たされ、しかもトラブルとまでは行かないものの些細な出来事もあったりして、手元に届くのが更に遅れた。
届いたケースに付属するケース用アタッチメントをベースプレートに取り付ける。
ベースプレートには穴が4箇所あるだけで「たったこれだけ?変だな」と思ったが、その4箇所の穴は見事にアタッチメントの穴の位置とピッタシ!
# 当たり前か...(^^;)。
但し、ピッタリ一致するのは2通りしかないので、取り付けは特定の位置に固定されることになる。勿論不具合は無いが、もう一寸融通が利くようにしても良かったのでは無いかとも思う。
ネジを締めこんで固定したら、上側のプレートを取り付ければ、アタッチメントの固定作業はお仕舞い。
作業時間は10分もかからなかった。
これで気になる部分はヘッドライトの照射範囲以外は全て解消!...と思ったら、思わぬ所に課題が潜んでいた。
リアのローダウンとフロントの突き出し量増加で車体が全体的に低くなった為、サイドスタンドを掛けても車体があまり斜めにならず、強い風なんかで反対側に倒れてしまいそうな感じなのだ。
こうなると、サイドスタンドの長さを物理的に縮めるか、スタンドの角度を調整するか、のどちらかになるが、車体の構成から角度調整は無理なので、スタンドをカットするほか無さそう。こりゃーまたバイク屋さんに相談だな...。(笑)
しかし、今年の5月下旬に伊勢和紙会館に出かけた帰りで伊勢自動車道の多気トンネルに差し掛かった時、フロント・タイヤの接地感が極めて希薄で、フロントが何処へ行ってしまうのかが分からないような不安を感じた。具体的には、名古屋方向へ向かう多気トンネルの入り口手前は登り斜面の緩やかな右カーブになっているのだが、そのカーブに沿ってハンドルを切ると、フロント側からのロード・インフォメーション(タイヤや車体から振動という形で伝わってくる路面の状態)が急に少なくなってスリップしてしまいそうに感じてしまうのだ。
登り坂だから重心がリア寄りになってフロント側の接地感が減るのは当たり前だが、フロント・サスペンションのバネがフロント・タイヤを地面に押し付けている筈なのにその感覚が上手く伝わって来ないので、車体は安定していても乗り手が恐怖心を感じてしまう。
ただ、6月に名神・東名自動車道を走った際には、そのような不安感は全く感じなかった。伊勢道と違って道路そのものが余りウネクネしていないからなのかも知れない。
いずれにしてもそのままでは少々気持ち悪いので、まずローダウンする時に使ったリンクの販売元のフロンティア(東京都町田市:勿論KTMの正規代理店)に電話で問い合わせ「当店でローダウンされたお客様の車両の殆どはフロント・フォークをギリギリまで突き出しています」という回答を戴くことが出来たので、早速購入元のトライ(岐阜県各務原市:KTMとHondaの正規代理店)に持ち込んで調整して貰う。
まず、調整する前の状態を撮影しておく。
トップ・ブリッジからほんの少し出ているだけだが、本来の位置は薄く見えているケガキ線の位置で、これでも5mmほど突き出し量を増やした状態になっている。
ギリギリまで突き出し量を増やすとこうなった。
今までよりも2cm以上突き出し量が増えている。これで後ろ下がりの状態がどの程度解消されたのかは分からないが、乗った感じでは「多少ハンドルがクイックになった...ような気がする」という程度で、大きな違いは感じられない。いずれまた伊勢和紙会館へ行くこともあるだろうから、同じ場所を通ったら必ず違いをチェックするとしよう。
もう一つ、購入時以来の懸案でもあったトップケースをやっぱり購入することにした。
それまで自宅から程近い所で行われるバイクの集まりに参加する程度だったので殆ど気にしていなかったが、高速道のSAやPAで停車する際に天候が悪かったりするとバックミラーに引っ掛けておいたヘルメットが強い風で下に落ちたりしかねず、「やっぱり要るわ」と感じたのだった。車両購入時にトップケース用のベースプレートは取り付けてあったので、今回はトップケースだけを発注した。注文したのは6月だったが、メーカ側でも在庫が無く欠品だとかで2ヶ月待たされ、しかもトラブルとまでは行かないものの些細な出来事もあったりして、手元に届くのが更に遅れた。
届いたケースに付属するケース用アタッチメントをベースプレートに取り付ける。
ベースプレートには穴が4箇所あるだけで「たったこれだけ?変だな」と思ったが、その4箇所の穴は見事にアタッチメントの穴の位置とピッタシ!
# 当たり前か...(^^;)。
但し、ピッタリ一致するのは2通りしかないので、取り付けは特定の位置に固定されることになる。勿論不具合は無いが、もう一寸融通が利くようにしても良かったのでは無いかとも思う。
ネジを締めこんで固定したら、上側のプレートを取り付ければ、アタッチメントの固定作業はお仕舞い。
作業時間は10分もかからなかった。
これで気になる部分はヘッドライトの照射範囲以外は全て解消!...と思ったら、思わぬ所に課題が潜んでいた。
リアのローダウンとフロントの突き出し量増加で車体が全体的に低くなった為、サイドスタンドを掛けても車体があまり斜めにならず、強い風なんかで反対側に倒れてしまいそうな感じなのだ。
こうなると、サイドスタンドの長さを物理的に縮めるか、スタンドの角度を調整するか、のどちらかになるが、車体の構成から角度調整は無理なので、スタンドをカットするほか無さそう。こりゃーまたバイク屋さんに相談だな...。(笑)
KTM DUKE乗ってらっしゃったんですねー。
しかも怪我されてたんですね^^;
もう足は大丈夫なのでしょうか?
DUKE興味ありなんですよねー、いいなー。
by ZE-TA (2012-09-27 14:20)
ZE-TA さん
足はしっかり治って、もう大丈夫です。
Dukeは不具合じゃ無いけど、一寸手を加えたい所があって現在また作業中です。作業が完了したらこのブログに載せる予定です。
by Rifle (2012-09-27 21:14)