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妙高高原で撮影会(後編) [カメラ]

 10/22(月)、何やら物音がするので「何事だ?まだ夜でしょ...?」と思いながら、面倒ながらも片目を薄く開けて見ると、既に拙者以外の方は出発の準備をしている。「...えっ?」時計を見ると既に4時。
 そういえば、昨夜寝る時に「早朝撮影は4時20分にはバスが出発するから、目覚ましを4時に設定しておこう」と思っていた筈なのに、歯磨きを終えて口を濯いだら一緒に目覚ましの事も洗い流してしまったらしい。(笑)「うわっ[がく~(落胆した顔)]、こりゃイカン、起きなければ!」一気に眠気が吹っ飛び、慌てて着替える。

 今日も撮影終了までマイクロバスに乗せて貰うので、バスに向かって歩いていたら、複数の会員の方から「あれ、早朝撮影に参加するなんて珍しいね」と言われる。
 某市役所との契約が終了して失職した以後の早朝撮影は必ず参加しているけれど、それ以前は睡眠不足の状態で参加することが多くて早朝撮影には殆ど参加していなかった。会員の皆さんはその頃の印象が強いらしい。
# 第一印象は、そう簡単には払拭できないですからねぇ。
目的地は戸隠高原の鏡池で、池に向かう道は細くて大型バスは通れない為、マイクロバス3台と自家用車数台に分乗して向かう。4時20分きっかりに出発して真っ暗な中を淡々と進み、5時過ぎに池への入口に到着。街路灯などは無く真っ暗なので、ヘッドライドで道を照らしながら歩くと、既に池の所では三脚が並んでいる。そこへ70人が更に三脚を立てるもんだから、三脚の脚が入れ違いになっていて気をつけないと隣の人とぶつかってしまうほど。池の前は一列鮨詰めの状態になる。デジタル一眼の方々は早速シャッターを切っていたけれど、まだフィルムで撮影できるような明るさではなく、だいぶ明るくなって5時半を過ぎる頃から撮影を開始する。
早朝の鏡池 戸隠高原
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太陽が出て山頂を照らすと、山が赤く染まる。
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更に太陽が昇ると、陰はどんどんと少なくなって行く。
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完全に日が昇る頃に早朝撮影は終了となる。
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 ホテルには7時50分頃に戻り、8時10分から朝食となる。
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昨日の宴会の余韻が残っていて食欲は全く無かったが、食べ始めたら不思議と美味しくて全部平らげる。
 次は9時45分にフロントに集合で、まだ1時間ほどあるものの一眠りするには足りない。遠方へはるばる来てホテルの部屋でゴロゴロするのは勿体無いので、歩いて5分ほどのいもり池に向かう。天気予報では明日が雨と言っていたが、既に大気中の水蒸気は増えているらしくて妙高山が霞んで見える。
いもり池と妙高山
湖面はハスで大半が覆われてしまっている。
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聞いた話では、この池はかつてはいもりが沢山住んでいたそうだが、何者かが放流したブラックバスに食べ尽くされてしまい、今は池の名前だけが残っているという。セイタカアワダチソウ・アライグマ・オオキンケイギク・ブラックバスなどの外来種は、何かと問題が多いんだなぁ。

 荷物をまとめて9時45分にフロントに集合し、記念撮影をしてからマイクロバスに乗り込む。最後の目的地は笹ヶ峰野営場で、バスに揺られて40分ほどで到着する。駐車場近くでも既に綺麗な紅葉で、皆さんバスから降りたらそのまま撮影している。
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野営場というだけあってだだっ広い感じの場所である。
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周囲の森が赤や黄色に染まっているので、そういった部分を次々と切り取ってゆく。
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12時半で撮影は終了し、ホテルに戻って昼食となる。撮影で歩き回ったせいか、珍しく昼からお腹が空く。
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和洋折衷の弁当スタイルだが、見た目よりも遥かに美味しい。このホテルは昼食でも料理に手を抜かないんだね。

 昼食後に主宰と世話役の方々の挨拶があり、これにて集いの会の行事は全て終了。これで宿ともお別れだ。
妙高の森
テスタロッサに荷物を詰め込み、14時に出発するが、暖気が十分でなかった為かクラッチを切る度にストールしてしまう。停まる度にエンジンを掛けながら走っていたら、妙高高原IC近くに来る頃にはクラッチを切っても問題無くアイドリングする状態に落ち着いていてホッとする。

 昨日来た道をそのまま戻るが、夏に小布施のハイウェイオアシスに寄った時に家族が農産物を見て「安い安い!」と連発していたのを思い出し、寄っていくことにする。自宅に電話して、目の前に並んでいる梨や馬鈴薯などの大きさや値段を説明しながら妻の指示で買い物籠に入れるが、数が多くなってくるとかなり重い。
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両手一杯の買い物なのに、金額は二千円にも届かない。スーパーなどは時々妻にくっ付いて行く程度で値段のことは良く分からないが、両手が痛くなるほど買い込んでもこの値段なら安いと思う。ただ、重たくて駐車場まで運ぶのがちょっと大変だった。[ふらふら]
 ちなみに、買ったものを撮影し忘れたので画像は無いけれど、味はそんじょ其処らのスーパーでは到底太刀打ちできないほどの瑞々しさで美味しく頂いた。

 再び走り出して更埴JCTを抜けて暫く進むと、何故か警察車両が悠々と走っていてプチ渋滞めいた状況になっている。更に進むと工事で1車線になる手前5kmから渋滞になり、ノロノロ10分ほど走って抜けられた...と思ったら、岡谷JCTのかなり手前で再び渋滞が始まる。停まったりノロノロ走ったりを20分ほど繰り返してJCTを抜けたら、その後はスムーズに進むことができ...ず、あちこちで覆面パトの餌食になっているのを見かけるので、かなり慎重に走り続ける。
 小牧JCTで名神道に入ると交通量が倍増して少々走り難いが、無事一宮JCTから東海北陸道へ入り、一宮木曽川ICで降りる。接続している国道22は通勤ラッシュで渋滞しているので、脇道にそれて細い道を走り繋ぎ、18時過ぎに無事自宅に到着した。

 今回は、以前記事に書いた新しいカメラバッグを初めて実際の撮影会で使った。使い勝手は予想通り抜群。しかし、カメラ・フィルムを含めて10kg近くになるのを片方の肩だけで支えるのは、短時間なら問題無いが30分とか1時間となると相当辛い。どの撮影場所でも、終了間際になると肩が痛くて撮影意欲が萎えてしまうほどだった。中判カメラの重量を片側だけで支えるというのは無理があるようだ。
 今回の経験を踏まえて、次回をどうするか改めてじっくりと考えてみようと思う。それにしても、カメラバッグ選びって難しいなぁ。
(完)
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ブルル

小布施のハイウェイオアシス。
私も志賀高原の帰りによく立ち寄りますよ。
食事やお土産物ばかり見ていたのですが
農産物も販売しているのですね!
今度立ち寄ったら見てみます。
by ブルル (2012-10-30 23:06) 

Rifle

ブルル さん

そういえば、農産物はみやげ物売り場と離れていますもんね。
拙者はいつも農産物ばかりで、お土産や食事の方は利用したことが無いので、今度行って見ます。
by Rifle (2012-11-02 06:31) 

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