SSブログ

ビルトインコンロの電池 [電子回路]

 台所をリフォームした際、一緒ににガステーブルコンロをハーマンのビルトインコンロ(C3WJ5PWA)に入れ替えた。
ハーマンのガス・ビルトインコンロ
このコンロはマイコン制御で、電源に単一電池を2本使う。
ハーマンのガス・ビルトインコンロの電源部
ところが、電池が数ヶ月しか持たない。しかも、使えなくなった電池は負荷をかけた状態でも1.25V、懐中電灯などで普通に使えるのに、このコンロだと「電池交換サイン」のLEDが点灯してしまうのである。
 マイコン制御だし、わざわざ単一電池という容量の大きい電池を使っていることから、内部では昇圧回路を使って電圧を上げていると考えられ、その昇圧回路が電源電圧の低下にシビアで僅かな電圧降下でも使えなくなるのだろうと想像が付く。
 しかし、幾らなんでも数ヶ月で電池がお陀仏というのはおかしいので、購入した農協へ連絡を入れたらハーマンのサービスマンが数日後に来て、あちこちチェックするが「異常無し」。そこで電池が長くても三ヶ月程度しか持たないことを説明すると、「電池が数ヶ月しか持たないのはおかしいですね、普通は半年以上持ちますから。ちょっとこちらで調べてみます」と言ったものの、その後全く音沙汰が無い。ハーマンっていう会社はこんな程度なのかぃ。[ふらふら]

 単一電池は使い道が懐中電灯程度しか無いので、を数ヶ月で交換となるとどんどん溜まってしまう。そんなのはかなわんので、「何とかして充電池に替えられないかなー?」と考えることしばし、「そうだ、ニッケル水素(Ni-MH)充電池を3本直列にして、更に電力用ダイオードを噛ませれば良いじゃん。」
 充電池は負荷をかけた状態の電圧が1.2Vで、普通の乾電池より0.3V低い。3本直列にすると3.6Vになるが、本来の電圧3Vに対して2割増しとなるので下手すると回路を痛めてしまいかねない。
 電力用ダイオードは単に接続するだけで0.6Vほど電圧が落ちるので、それを直列に入れれば全体として3Vになり、普通の電池と同じ電圧に収まる、という訳。
 早速、自宅近くのホームセンターで単三電池4本を直列にする電池ボックスを購入する。
朝日電器の単三電池四本用電池ケース
電池ボックスのサイズは単一電池とほぼ同じだから、コンロの電池ケースにも収まる。
電池ボックス
コンロの電池ボックスは単一電池を前提としているので、電極の位置をそれに合わせる必要がある。そこで、以前自転車にライトを取り付ける際に使っていた金具を再利用して電極の代わりに使う。
汎用金具で電極を作る
電力用ダイオードが直列になるように電池ボックス内部にハンダ付けして完成である。
完成した単一電池の代用電池ケース
手持ちのニッケル水素充電池全てが今出払っているので、動作テストはしていないが、これでOKな筈。早速充電池を買い足そう。


(後日、電池ボックスを作り直しました。)
nice!(25)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

nice! 25

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

トラックバックの受付は締め切りました