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わの会撮影会(その1) [カメラ]

 拙者の属する「わの会」の撮影会が6月27日から二泊三日で行われるという案内が届いたので、2週間ほど経ってから申し込んだ。締切前に申し込んだから良いだろうと軽く考え居ていたが、いつまで経っても参加受付の返事が無い。「おかしいなー、そろそろ受付確認の葉書が来る筈なんだけど?」と思っていたら、ちゃんと葉書が届いた。「おぉ、来た来た」と思いながら読むと...なんと「キャンセル待ち」。[がく~(落胆した顔)]
 今まで右足を骨折した一回を除いて全て参加して来たが「今回ばかりは参加不能だな[もうやだ~(悲しい顔)]」と、半分諦めていた。

 以前の記事でも書いたけれど、メインカメラのハッセルブラッド503CWを修理に出したら、その数日後に「撮影会でキャンセルが出たので参加できます」という連絡が入り、慌ててあちこち探し回って何とか503CWのブラックボディを入手、135mmのマクロが無いのは少々手痛いものの、何とか参加できる目処が立った。
 撮影場所は栂池高原と小谷温泉だから、どちらも標高が高い。念の為に冬用ジャケットとミリタリーグローブ、それから雨に備えて、バイク用の合羽も荷物に詰め込んだ。

 撮影会の会場は山地だったり林道だったりで必ずしも歩き易い場所とは限らない為、靴底のしっかりしたバイク用シューズを必ず履いて出掛けている。ところが、いつも使っていたシューズが遂に水が滲みるようになり、前回の撮影会の後に廃棄してしまったので履いて行くシューズが無い。そこで、バイクで長距離走る時に履いているブーツ&ブーツ製のバイクブーツを履いて行く事にした。
# このブーツは十年以上前に、東京・上野にあったブーツ&ブーツのお店へ直接出向いて購入したもの。
# 既にそのお店は無いが、製品はカドヤがそのまま引き継いでいる。
「万一の為に、もう一足予備を持って行く方が良いかなぁ?」と思ったが、「何か変だな?どうしてこんな事を考えるんだろう?いつもなら予備なんて考えたりしないのに」とも思い、結局予備は持たずに出かける事にした。

 6月27日は朝6時に起床、Eメールを読んでから出発の準備をする。空は明るい曇りだが、今日の撮影地の栂池高原の天気は「曇り時々雨」。「こりゃー雨の中の撮影会になるのかなぁ」と思いながら8時に自宅を出発する。
 一宮木曽川ICから東海北陸道に入って北上する。仕事に向かうらしき車が数多く走っているのを見て、「あぁ、そういえば今日は平日だったな」と思いながら進むと、高山の手前では雲がかなり厚くなり、時折降ってくる。「こりゃぁ雨の中で撮影か?」と思いながら、淡々と走る。
 トイレ休憩の為、小雨の降る飛騨河合PAに入って車を停め、テスタロッサを降りて歩き出す。すると、歩く速度にあわせて「パコンッ、パコンッ」という変な音がする。周囲には誰も居ないから、その音源は自分らしい。「何の音?」と思いながら足を見たら...ゲゲッ、ブーツ右足のソールが、踵から剥がれかかっているではないか。「そうか、予備が必要と思ったのは、実は虫の知らせだったのか...[がく~(落胆した顔)]。」
 ここではどうしようも無いので、とりあえずそのまま走り出す。自動車道で信号が無く、ブーツを余り動かさなくても済むのがせめてもの救いである。

 小矢部砺波JCTで北陸道に入ると、天気がどんどん良くなって太陽が顔を出す。普通なら「晴れて良かった」と気持ちも晴れ晴れするんだが、今回ばかりはブーツの事が気になって気になって、天候どころの話ではない。
 「撮影が終わって宿に入れば翌朝までブーツを履かないだろうから、撮影会場へ行く前にどこかのコンビニか何かでボンドを調達して貼り付けようか」とか、「山荘なら客の登山靴の不具合に遭遇した経験があるだろうから聞いてみようか」とか、頭の中はブーツをどうするかで満杯の状態が続く。

 そんな状態の中、遅い大型トラックや軽自動車などを抜きつつ走っていたら、富山ICを過ぎた辺りで前方にかなりユックリ走っている大型バスが、そしてその後ろに軽トラックがくっ付いて走っているのが見える。「ほぉー、あんなに遅いバスによくもまぁ付いて走ってるなー」なんて思いながら追越車線を走って遅いバスに近づいたら、その軽トラックが突然ウィンカーも出さずに追越車線へ飛び出してきてビックリ仰天!後方確認をせずに車線変更をしてきたのだ。
 即座にブレーキを踏んだのでぶつからずに済んだが、ブレーキを踏んで両足で踏ん張った時、左足に「コクン」という、何かが外れたような感触があった。

 無事、バスと軽トラを抜いてから走行車線に戻り、前方に車が居ない状態なのを確認してから「さっきの感触は何?」と左足を見ると...ゲゲゲゲゲゲーーーーッ!左足の踵剥がれかかってる![ちっ(怒った顔)]
 「こりゃ、修理で何とかするなんて無理だ...[ふらふら]。」
続く
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みうさぎ

えええええっ
大ピンチだぁ~(^_^;)
虫の知らせは
有効に使うべきと~学びましたぞっ

by みうさぎ (2013-07-03 16:40) 

Rifle

みうさぎ さん

あの時は、冗談抜きにして久し振りに焦りました。(^^;)
拙者の場合、虫の知らせは後になって気が付くんで、
今後は先に気が付くように心掛けようと思います。
by Rifle (2013-07-03 17:07) 

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