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エフェクター自作:再びMXR Distortion+(その1) [電子回路]

 日中はまだ暑い日が多いものの朝晩はだいぶ涼しくなって、ハンダ付けが苦にならない季節になってきたので、回路の作成をゴソゴソとやり始めた。「出来る限り部品を買い足さず、手元にある部品だけで賄える程度の回路を」と考えながら回路本を見ていて「そうだ、これを作ろう!」と目に留まったのが、米MXRから出ているエレキギター用エフェクター「Distortion+(ディストーションプラス)」だ。
 実は以前にも一度作ったけれど、色々と不具合が出たのでバラシてしまったのだ。使える部品は勿論手元に残してあるし、仕舞い込んで忘れていた小型アルミケースが出てきた事もあり、「じゃぁ今回はケースに入れて完成させよう」と考えたのである。

 いつものように、まずは回路をブレッドボードに仮組みする。
Distortion+を仮組みする
9V電池とギターを繋いで音を出すと、歪んだ音が出て来るから動作OKだ。基板の面積がどれ位要るのか見当を付ける為に、部品を実際の基板上に並べる。
部品を基板に並べてみる
もう少し縮められそうな感じなので、基板を切り出す時には少し小さくした。そして部品を並べると、結構な密度になる。
切り出した基板に部品を載せる
コンデンサは立てたままだとケースに収まらない場合もあるので、とりあえず全て寝かしてハンダ付けする。
ハンダ付けし終わった基板
これ位のサイズであればプリント基板なら部品全てをハンダ付けしても10分もかからないが、今回は3時間近くもかかってしまった。
IMG_8911.JPG
中古の部品は足(リード線)が短く、ユニバーサル基板だと配線が大変なのであーる。(汗)
 回路は前回と同じだが、出力側の1200pFは省いた。付けると高域が僅かに大人しくなる程度で、必要性を感じなかったのだ。

 いつもなら基板のハンダ付けが終わると「完成まであと少しだ」と思うんだが、今回はケースに入れるという面倒且つ厄介な作業が待ち受けている。ケース上にジャック・フットスイッチ・ボリウム・9V電池を並べて、全部収まるかどうかを確認する。
アルミケース上に部品を並べて配置を検討する
ケースが小さいので、電池と他の部品が干渉しないように配置しないと全部が収まらないなんて事になりかねないが、今回は全部入りそうでホッとする。
 さて、ケースに穴を開けて配線しなきゃならんな...。(溜息)

(続く)
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