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襖の貼り替え(その2) [雑感]

前回からの続き)

 前回使用したサンコーテックの「ふすま・壁兼用紙」の白は、貼った時はピシッとしていても乾くと何故かベコベコになってきて、綺麗に貼れたのは2枚だけ。後は全て乾燥してからシワがよってしまい、光の当たる方向によってはかなり見苦しい仕上がりになってしまった。このふすま紙は廃番になったが、ひょっとして乾燥後に問題があったのか?と勘繰りたくなってしまう。

 同じような色合いの襖紙を探し回り、別のホームセンターにあったアサヒペンの「水だけで貼れるお手軽カベ紙」の白がほぼ同じ色なので購入した。
アサヒペンのカベ紙・ふすま紙兼用
この製品は壁紙だが「襖にも使える」というタイプで、表面はコーティングされていて水拭きができる。
 色を比べてみても、殆ど変わらない。
サンコーテックとアサヒペンの比較
上がサンコーテック、下がアサヒペンである。サンコーテックの方が模様が大きいので、斜光では模様が浮き出る分暗い感じに写るが、肉眼だと差は殆ど感じられない。

 早速アサヒペンのふすま紙を使って貼る。手順は前回と同じで、まず周囲をマスキングテープで養生する。
襖の周囲をマスキングテープで養生する
適当な大きさに切断したふすま紙の裏面を水で濡らして襖に貼り、乾いたら不要な部分をカッターナイフで切ってマスキングテープを剥がす。必要に応じで外した金具を取り付ければOKだ。
ふすま紙が乾いたら周囲をカット
小さい面積は綺麗に貼れた。「じゃぁ大きい方は?」と貼ってみたら、案外上手く行った。
アサヒペンのふすま紙を貼り終えた襖
こちらは乾燥してもブヨブヨにならず、ピシッとした仕上がりになった。

 これで大きな襖9枚・戸袋4枚・仏間の細い襖2枚の張り替えが済んだ。
 実際にやってみた感じでは、マスキングテープを貼って木枠を外さすに張り替えるより、木枠を外した方が簡単で綺麗に仕上がりそうに思う。特に、木枠と貼る部分との間に少しでも段差があると、その部分は乾燥する過程で浮いてしまうので、縁は再度濡らすなり糊を付けるなりして整える作業が必ず発生する。ただ浮くだけなら良いが、シワが変な風に寄ったりする場合もあるので、枠が無い平面の状態で一気に貼ってしまう方が楽に出来そうだ。
 前半はサンコーテック、後半はアサヒペンの製品を使ったが、全体的にアサヒペンの紙の方がシワになり難い。アサヒペンはサンコーテックよりも3割強高いので数多く張り替えると費用が嵩んでしまうけれど、仕上がりの状態を考えると多少高くても綺麗に貼れる方が良いと思う。

 これで、ひとまず張り替えたいと思っていた襖は一通り済んだ。張り替える時期に来ている襖はまだあるけれど、見るに堪えないほど酷い状態では無いし、今回と同じ白にしてしまうと部屋全体が味気なくなってしまうので、もう一寸考えてからにしよう。
タグ: 張替 ふすま
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のらん

私も、むかし、祖母に頼まれて、おそるおそる張り替えてみましたが、意外と乾くとキレイに伸びるんですよね(^.^)
by のらん (2015-09-05 15:28) 

Rifle

のらんさん
コツを掴むと上手く行くみたいですね。そのコツがなかなか難しいんですが。(笑)
by Rifle (2015-09-06 20:03) 

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