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ER-6nでKUSHITANI COFFEE BREAK MEETING(道の駅加子母)へ [バイク]

10月17日、クシタニ・コーヒーブレイクミーティングに出掛ける。ER-6nは2日前にバイク王で点検を受け、その際スロー・パンクの修理もお願いしたので「もう大丈夫だ」と思っていたが、今から思えば見込みが甘かったのかも知れない。

 7時10分少し前に自宅を出発、県道183・ライン大橋・県道95・国道21と進み、JR美濃太田駅近くで国道41へと進む。土曜日だというのに大型トラックがとても多い。美濃加茂バイパスの区間以外は片側1車線なので、バイパス区間で遅いトラックを予め抜かしておかないと、抜くタイミングがなかなか無いので注意が必要だ。
 道の駅ロック・ガーデンひちそうを過ぎる頃には交通量はガクンと減って走り易くなる。道の両側は徐々に葉が色付いているが、まだ気温が高いので紅葉の盛りは来週以降になりそうだな。
 JR白川口駅近くで県道62へと進む。こちらは更に交通量が少なく、かなり調子の良い速度で走り続ける。こちらは冷え込みが弱いのか、国道41程には赤くなっていない。植林された斜面が多いからかも知れない。そのまま進むと自然と国道256になり、道の駅茶の里東白川を過ぎて少し進むと国道256にぶつかるので、左折して少し進むと目的地の道の駅加子母が見えてくる。出発時は「距離からすると、着くのは10時半過ぎかな」と思っていたが、国道41に入ってからここまで極めてスムーズに進めたお蔭で9時40分頃に到着する。バイクを停めてクシタニのテントの方へ歩き出したら、KTM試乗会のバイク達がちょうど出発するところだった。
KTM試乗会のバイクが出発するところに出くわす
時間が早い為か、バイクの数は少ない。
10時で早いからか、バイクの数は少ない
前回まででスタンプカードは満杯になったので、今回新しくカードを貰う...あれっ、真っ白?と思ったら、現在印刷中だそうな。
判を押して貰った仮のスタンプカード
裏は日程の案内になっている。
裏面はCBMの日程表
そういえば、初めに貰ったスタンプカードは押す欄が5個で、新しくなったカードは6個に増えていた。今度貰うカードはまた増えるのかなー?

 駐車スペースに停まっているバイクを一通り見たら道の駅の売店へと足を運んでお土産を買う。こちらに来たら、からすみは定番だ。
道の駅加子母で購入したからすみとあんころ餅
あんころ餅はいつも売り切れで値札しか見た事が無かったが、今回は買う事が出来た。どちらも素朴な味で美味しい。それから、以前からちょっと気になっていた大根の醤油漬けも購入する。
道の駅加子母で購入した大根醤油漬け
昨今の減塩指向を反映したのか、塩加減はやや抑え気味ながらも素朴な味付けで、ご飯がいくらでも入っちゃいそうな感じだ。
 バイクに戻って出発しようとしたら、懐かしいバイクが入って来た。
すぐ近くに停まったカワサキZX-4
1988年の1年だけ販売された、カワサキのZX-4だ。当時400ccクラス最軽量の152kgと驚異的な軽さだったが、翌年ZXR400にモデルチェンジしてしまい、滅多に見かけない。アンダーカウルが無い以外はノーマルのようだ。

 「まだ時間が速いから、高山方面を回って国道156でのんびり帰ろう」と思いながら、10時半少し前に出発、国道257(裏木曽街道、別名「下呂高速」)を高山方向へと進む。
 ところが、4kmほど進んだ所でリアタイヤから違和感が出て来た。何となくタイヤがよれているような感じがする。「ん?何だ??」と思い、路肩の空き地に止める。リアタイヤを見る限りでは別段不具合は無さそうだ。「変だな」と思いながらタイヤに触ると、指で押しただけでも少し凹んでしまうではないか。「ゲッ、空気が抜けてる!」
 北海道ツーリングの時など、長距離走る場合は携帯用ポンプを持って出るけれど、今日は日帰りだから持って来てはいない。「参ったなぁ...とりあえず走ってどこかのスタンドでエアを補充して貰いながら自宅へ真っ直ぐ帰ろう。」幸い、1kmも走らないうちにJAひがしみの(東美濃農協)加子母北給油所があったので、早速入ってエアポンプで入れて貰う。
# JAひがしみの(東美濃農協)加子母北給油所の男性の方、有難う御座いました。m(_"_)m
指定通り250kPa入れると、車体が少し持ち上がってリアの接地感も良く分かるようになった。「よし、これでOK」と再び走り出す。

 そのまま進むと国道41にぶつかるので左折して名古屋方向へと進むが、中山七里谷手前で再びリアタイヤから違和感を感じるようになる。具体的には、道路を横切るような補修跡の段差を通過すると、フロントタイヤからはその段差を乗り超える時に「ストン」という感触がキッチリ伝わってくるのだが、リアタイヤはまるで無反応の如く何も伝わってこない。緩いカーブで少し車体を傾けるだけでもリア全体からゴロゴロした感触が伝わってくる。言葉で表現するのは難しいが、通常の走行では絶対に感じられない振動なので、バイクを乗り始めた初心者でも「何となくおかしい」と判るであろう位に強い違和感がある。
 「参ったなぁ、この辺にスタンドは無いし...そういえば、道の駅ロック・ガーデンひちそうの隣に出光のスタンドが有るから、まずは道の駅まで何とか走らせてみよう。」道の駅まで50km弱あるが、速度を落とせばスタンディングウェーブ現象やヒートセパレーションは防げるだろうと考えたのだ。幸い、3台前を走る黒い軽ワンボックスはゆっくり走っているので「このまま追走しよう。」

 リアタイヤから突発的な違和感が無いか注意しながら慎重に走る。空気圧がゼロに近いのか、緩いカーブでもリアが結構振られるので、急激な操作や動きは一切せず、何事もゆっくり操作する。小一時間走って道の駅ロック・ガーデンひちそうの駐車場で停め、リアタイヤを見る。案の定タイヤはかなり凹んだ状態だ。空気圧が足りない状態で走っているから仕方無いが触るとかなり熱い。タイヤのトレッド部はセンターと両サイド以外の中間部分が少し解けたような状態になっている。走行時にかなり発熱しているようだったが、ヒートセパレーションを起こすほど酷くはなっていないと判断し、そのまま自宅に戻る事に。
 隣にある丸喜石油(株) 七宗給油所に入って、エアを補充させて貰う。
# 丸喜石油(株) 七宗給油所のお姉さん、有難う御座いました。m(_"_)m
再び走り出すが、10分もしないうちにリアから再び違和感が出る。エアの洩れる速度が速くなってしまったらしい。この状態では、恐らく何度足しても直ぐ抜けてしまうだろうから、そのまま自宅まで走る。
 朝来た道を戻るが「少しでも距離は短い方が良いだろう」と考えて国道21へは進まず、そのまま犬山市へ入って県道64へと進むが、名鉄の線路を跨ぐ跨線橋が渋滞していて、ちっとも進まない。仕方ないのでそのまま渋滞に付き合い、県道183へ入って自宅方向へと急ぐ。自宅近くのスタンドで給油の序にエアも補充するが、思った通り空気圧は「ゼロ」だ。補充後すぐに走り出すが、次の交差点で既にリアからの違和感が出始める。車体を出来るだけ傾けぬように交差点を曲がり、自宅には13時5分前に無事到着する。リアタイヤを見ると、既に空気が抜けて凹んでいた。本日の走行距離は206km、燃費は25.1km/Lだった。空気圧がゼロの状態で走行距離の6割以上を走った事を考えると、この燃費はかなり良い。やはりハイオクを入れているからだろうか?

 帰宅後、直ぐにバイク王に電話で状況を伝えたら「引き上げに伺います」との事だったので、自宅で待つ。待つ間タイヤを観察する。画像を取り忘れてしまったが(滝汗)、タイヤのトレッド部中央からやや左に寄った位置に、5cm程の間隔で2か所パンク修理してある。一つは穴が3mmほど、もう一つが7mmほどで、その大きい方から空気が漏れていた。タイヤの両端から2cm程内側の位置から中央の6cm位の幅を除いた全体が溶けて爛れたようになっていて、激しく摩耗したような状態になっている。パッと見て「うわぁ、一寸酷いなぁ」と思う程である。
 夕方、メカニックの方が来られてER-6nはトラック乗せられてお店へと運ばれていった。メカニックの方曰く「漏れている部分は一旦修理した場所が再び裂けたような状態になっています。穴の大きさがタイヤ交換をお勧めするかどうかという微妙なサイズで、しかもこれだけ近い場所に穴が二つあると強度的にはかなり心配です。お店に戻って上司と相談しますけど、ひょっとしたらタイヤ交換になるかも知れませんし、今後出先で同じトラブルを出さない為にも私としては交換をお勧めしたいです」と。「空気圧ゼロで無理してかなりの距離を走っちゃったから、タイヤ交換は仕方ないわなぁ」と拙者も考えていた。

 翌日バイク王から電話があり「修理した箇所が出掛けられた先で再発してしまい、申し訳ありません。また、危険な状態でお客様に走行させてしまい、重ねてお詫び申し上げます。問題のタイヤについては、無償で交換させて頂きますので。」
 危険な状態と知りつつ走ったのは拙者の責任だし、不具合が再発したのは止むを得ないと思うのだが、まさか無償交換となるとは考えもしなかった。いやぁ、流石\(^^)/ですなー。

 今回で判ったのは「タイヤの空気が抜けても、慎重に走ればある程度は走行可能」という事だ。
 勿論、走行中は冗談抜きで冷や汗ものなので、決してお勧めはしない。しかし、ある程度の距離を走らざるを得ない状態に追い込まれた場合、やや危ないけれども慎重に進めば少なくとも走れない事は無い、という事は覚えておいても良いのでは?と思う。
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tama@カブ主

災難でしたね。でも事故にならなくてよかったと思います。
リターンライダーになって7年ですが、パンクしたのはヤッコハーレーでの1回だけです。我ながらラッキーだと思います。
でもそのときのパンクは鉄板の切れ端を踏んでいて最悪でした。まだ新しいタイヤが2センチほどザックリ。途中、小さなバイクショップにお願いしましたが、とても2センチの傷を完全に塞ぐ手立てはなく、Rifleさんのように空気を洩らしながら30キロほど走り、ディーラーにたどりつきました。
もちろんリヤタイヤは交換。工賃を入れて49,390円もかかってビックリしたのを覚えています。そのとき、メカニックからハーレーのタイヤはサイドウォールが硬く、パンクしても50km/h以下ならけっこうそのまま走れますと教えてもらいました。
ER-6nもそういったタイヤなんでしょうかね?
by tama@カブ主 (2015-10-19 16:50) 

Rifle

tama@カブ主さん
おやおや、ハーレーで御経験済みでしたか。
ER-6nはダンロップのロードスマート2で、サイドウォールはあまり固いようには見えませんでしたから、ハーレーのようには行かないように思います。1万キロほど持つタイヤらしいですが、その1/4使っただけで交換する羽目になりました。新しいタイヤはナンカンだそうです。
by Rifle (2015-10-19 18:00) 

たくや

ヒヤヒヤでしたね~
無事に戻れて良かったです!速攻で交換してもらえてよかったです
by たくや (2015-10-19 18:48) 

Rifle

たくやさん
自宅に着いた時はホッとしました。
お店も丁寧な対応でホントに助かりました。
by Rifle (2015-10-19 20:31) 

ブルル

ご無事でなによりです。
次回のCOFFEE BREAK MEETINGは10月24日三重開催なのですね!
紅葉の見ごろには少し早いかもw
by ブルル (2015-10-21 11:58) 

Rifle

ブルルさん
次回CBMフェラーリのツーリングとぶつかっているので行けないんですが、場所は飯高ですから、一寸足を延ばせば紅葉は...それでも少し早過ぎですねぇ。(笑)
by Rifle (2015-10-21 17:36) 

くーぺ

バイク王は東京の会社だったんですね。
大きく成長したのはユーザーのお陰・・・
メンテとサービスはしっかりとお願いしたいですね(^^)
by くーぺ (2015-10-22 00:40) 

Rifle

くーぺさん
上場している大企業であっても、現場は色々と悩ましいんだと思います。
拙者がNECやヨタ自に居た時もそうでしたからネ。
by Rifle (2015-10-22 17:24) 

endn

出先でパンクするとこまりますよねー。
大変、お疲れ様でした。
当方も何度か経験したことがありまして怖い思いをしました。
ご無事で何よりです。
それにしても無償交換とは、紳士的な対応ですね。
by endn (2015-10-22 20:13) 

Rifle

endnさん
実はオンロードのパンクは今回が初めてだったんで、冷や汗ものでした。
拙者もまさか無償交換とは...正直驚きました。多分店単独で決めたんでしょうけれど、「流石!」と思いました。
by Rifle (2015-10-22 20:23) 

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