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治療不可!:セレン式露出計Kodalux L [カメラ]

 ER-6nで軽井沢へ出掛けた時に拙者よりも先に階段を下りていったRollei35Classicに取り付けてあったセレン式露出計Kodalux Lが動かなくなっていた。
動かなくなったKodalux L
どうせ動かないので、分解して中を様子を見ることに。

 外から見える小さなネジ3つを外すとケースの上側が外れる。
Kodaluxのケース上側を外したところ
裏側のシュー固定金具も外してみたが、こちらはケースとは関係が無いようだ。
裏側のシュー固定金具も外したが、ケースとは関係無かった
メータを固定していると思われるネジ4つを外す。
裏側のネジ4本を外す
すると、メータがケースから外せた。
ケースからメータ部が外せた
メータのコイル部を見ると、落とした時の衝撃で軸が軸受けから外れていた。
落とした時の衝撃で軸受けから外れている
横から見ると良く分かる。
落とした時の衝撃で軸受けから外れている
更に細かく観察すると、肝心要の部品であるゼンマイ状のバネが変形してしまっている。
メータの要部品のゼンマイバネが歪んでいる
やや強引に手で軸を元の位置に戻してあちこち調整してみたが、ゼンマイが歪んでいるのでどうやっても針はまともに動かず、変な所を指してしまう。残念だが「治療不可!」である。

 Rollei35の内蔵露出計の電源はH-D型水銀電池で、既に製造が終了している。市販のSR44を使う電池アダプターを使うという手もあるが、電池を入れる場所がフィルムパトローネの直ぐ上側で一旦裏蓋を外さないと出し入れが出来ない位置にある為、撮影中に電池が無くなってもフィルムを取り終えるまでは入れ替えられない。だから内蔵露出計を使わず、単体の露出計を使っている。
 手持ちの露出計はどれも大きいものばかりで、掌サイズのRollei35よりも大きくなってしまい、気楽な撮影には向かない。そこで、ネットを漁り、ドイツのカメラ店に同じKodalux Lが出ているのを見つけ、交渉して日本に送って貰った。
ドイツのカメラ店から送って貰った
状態は非常に良い。
ドイツから送られてきたKodalux L
指す値も他の露出計とほぼ同じだから十分信用できる。
指す値もほぼ正確だ
これで気軽に撮影できるようになった。問題はRollei35Classicの修理だなぁ。(溜息)
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Take-Zee

こんにちは!
今年も分解・修理に大変だったですね。

by Take-Zee (2015-12-24 13:42) 

Rifle

Take-Zeeさん
そういえば、今年も色々分解しましたねー。(笑)
この状態は、多分来年も続くと思いますよ。
by Rifle (2015-12-24 18:23) 

てんてん

いつもながら感心します。
治療不可 残念^^;
Rifleさん♪Mary Xmas♪
by てんてん (2015-12-24 22:36) 

Rifle

てんてんさん
「メリー・クリスマス!」
ぜんまいバネを修理する技量が無いので、残念ですが諦めざるを得ませんでした。そもそも落っことした拙者が悪いんだし。(汗)
by Rifle (2015-12-24 23:35) 

ブルル

カメラには疎いのですが・・・・w
凝ったデザインですね。
使うたびに楽しくなりそう!
by ブルル (2015-12-26 23:49) 

Rifle

ブルルさん
この時代のカメラ関係の製品はデザインがどれも独特で、今でも斬新さを感じさせるのが多いです。今のデジタル一丸は味気ないメニュー式よりも分かり易いし操作するのが楽しいですよ。
by Rifle (2015-12-27 08:32) 

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