自作OD-1の基板をケースに入れる [音楽]
随分前にエフェクター用のケースとフットスイッチを仕入れたが、何となくその後も放置していた。
先日部品箱の仕舞う位置を換えた際にそのケースが目に入り、「そろそろ作るか」とようやく重い腰を上げた。
入れるのは5年以上前に作ったCMOSドライバーだ。使った部品は古いものばかりだが、現在でも普通に動いているので「ケースに入れてみよう」と考えたのだ。
まずは中に入る物の配置を考える。初めに9V電池006Pを置き、干渉しないようにフットスイッチとジャックを並べる。
配置を決めたら、各部品のサイズを測る。
ジャックはケースの上面・下面に干渉しないように、慎重に位置を測る。
穴を開ける位置が決まったら、ドリルの先端があちこち動いてしまわないように小さな凹みを付ける。本来ならポンチを使うんだろうけど、持っていないのでマイナスドライバーの角を押し付けて凹みを付けた。
大きい穴を直接開ける工具は持ってないので、まずは3mmのドリル刃とピンバイスを使って穴を開ける。
ビニル袋の中で作業すれば、切り屑が飛び散らずに済む。
3mmの穴が開いたらリーマで穴を広げる。
リーマは長いので、穴が必要な大きさになる前に反対側と支えてしまう。
反対側もジャックを取り付けるので、同様にある程度の穴を開ければ支える事は無くなる。
ジャックがすんなり通るギリギリのサイズに穴を開ければOKだ。
ここで問題発生。使ったジャックが長さのあるタイプだった為、取り付けようとすると干渉してしまう。
色々試行錯誤して、端子を少し曲げて強引に押し込んだら辛うじて入った。
次に、ジャックと電池にぶつからない位置に穴を開けて、フットスイッチを取り付ける。
次は2つのボリュームの穴を開けるが、大きさが違って左右対称とは行かない為、予め位置を決めておく。
ここで昼食で作業を一時中断、食後に再開して開けたら、なんと位置がずれたらしくて大きい方のボリュームが入らない。
「参ったなー」と思いながら考えることしばし、「あれなら入るかも?」と自作OD-1の基板(真ん中の茶色の基板)を出してきた。そう、あのBOSSの「名機」として名高いオーバードライブの「そのまんまコピー」である。
この基板を何時作ったのかははっきりとは覚えていないが、少なくとも15年ほど前には既に作ってあって時々使っていたから、ひょっとしたら20年以上経ってるかも知れない。
実は以前OD-1は持っていたが、就職後は殆ど使う機会が無かったのと、他の機材購入でお金が不足していた為、手放してしまったのだ。その後何度か「しまったなぁ、手放すんじゃなかったかなぁ」と思った事があり、「どうせなら」と自作したのだった。
こちらは小さなボリュームを使っていてそのまま入るから問題無い。ボリュームには回り止めの突起が付いているので、プライヤーなどで折り取る。
長いジャックを使っているので、やっぱり入れるのに苦労した。
何とか収まった。
表から見ると、こんな感じ。
インプットやアウトプットが接続されていると電源ONになるようにするのが一般的らしいが、これは9Pのフットスイッチでトゥルーバイパスにしているから、エフェクト時だけ電源を供給すればよい。だから、配線はエフェクトONと同時に電源も入るように配線している。このままでも実用上は問題無いが、音を出さないと電源がONかOFFかが分からないので、LEDを付けて電源ON時に光るようにする。LEDは他の機材から取り外した白色LEDを使う。直径が3mmなので、ピンバイスで穴を開けておいた。
電源は9Vだから、適当に抵抗は6.8kΩを直列に入れた。LEDに流れる電流を測ったら1.3mAだから、もう少し抵抗値を大きくしても良かったかも知れない。
基板の配線面がケースに触ってショートしないようにする必要がある。厚紙でも良いけれど、湿気を吸うと電気を流してしまう危険性があるし、ケースはほぼ密閉状態なので湿気が貯まり易い。「何か無いかなー?」と見回したら、たまたま透明プラスチックがあったのでそれを使う。
ブリスターパックか何かのケースらしいが、有り難く流用させて頂く。
全てをケースに収めてネジ止めし、ボリュームのつまみを取り付ければ完成である。
塗装とかはやった事が無いし、必要な材料も持っていない。でも、何も無いと時間が経つに連れてどちらがどのボリュームだったのか忘れてしまうので、マジックで必要最低限の文字を書き込んでおく。「D」は「Drive」、「V」は「Volume」だ。少々情けないような気もするけれど、「シンプル・イズ・ベスト」という事にしておこう。(笑)
先日部品箱の仕舞う位置を換えた際にそのケースが目に入り、「そろそろ作るか」とようやく重い腰を上げた。
入れるのは5年以上前に作ったCMOSドライバーだ。使った部品は古いものばかりだが、現在でも普通に動いているので「ケースに入れてみよう」と考えたのだ。
まずは中に入る物の配置を考える。初めに9V電池006Pを置き、干渉しないようにフットスイッチとジャックを並べる。
配置を決めたら、各部品のサイズを測る。
ジャックはケースの上面・下面に干渉しないように、慎重に位置を測る。
穴を開ける位置が決まったら、ドリルの先端があちこち動いてしまわないように小さな凹みを付ける。本来ならポンチを使うんだろうけど、持っていないのでマイナスドライバーの角を押し付けて凹みを付けた。
大きい穴を直接開ける工具は持ってないので、まずは3mmのドリル刃とピンバイスを使って穴を開ける。
ビニル袋の中で作業すれば、切り屑が飛び散らずに済む。
3mmの穴が開いたらリーマで穴を広げる。
リーマは長いので、穴が必要な大きさになる前に反対側と支えてしまう。
反対側もジャックを取り付けるので、同様にある程度の穴を開ければ支える事は無くなる。
ジャックがすんなり通るギリギリのサイズに穴を開ければOKだ。
ここで問題発生。使ったジャックが長さのあるタイプだった為、取り付けようとすると干渉してしまう。
色々試行錯誤して、端子を少し曲げて強引に押し込んだら辛うじて入った。
次に、ジャックと電池にぶつからない位置に穴を開けて、フットスイッチを取り付ける。
次は2つのボリュームの穴を開けるが、大きさが違って左右対称とは行かない為、予め位置を決めておく。
ここで昼食で作業を一時中断、食後に再開して開けたら、なんと位置がずれたらしくて大きい方のボリュームが入らない。
「参ったなー」と思いながら考えることしばし、「あれなら入るかも?」と自作OD-1の基板(真ん中の茶色の基板)を出してきた。そう、あのBOSSの「名機」として名高いオーバードライブの「そのまんまコピー」である。
この基板を何時作ったのかははっきりとは覚えていないが、少なくとも15年ほど前には既に作ってあって時々使っていたから、ひょっとしたら20年以上経ってるかも知れない。
実は以前OD-1は持っていたが、就職後は殆ど使う機会が無かったのと、他の機材購入でお金が不足していた為、手放してしまったのだ。その後何度か「しまったなぁ、手放すんじゃなかったかなぁ」と思った事があり、「どうせなら」と自作したのだった。
こちらは小さなボリュームを使っていてそのまま入るから問題無い。ボリュームには回り止めの突起が付いているので、プライヤーなどで折り取る。
長いジャックを使っているので、やっぱり入れるのに苦労した。
何とか収まった。
表から見ると、こんな感じ。
インプットやアウトプットが接続されていると電源ONになるようにするのが一般的らしいが、これは9Pのフットスイッチでトゥルーバイパスにしているから、エフェクト時だけ電源を供給すればよい。だから、配線はエフェクトONと同時に電源も入るように配線している。このままでも実用上は問題無いが、音を出さないと電源がONかOFFかが分からないので、LEDを付けて電源ON時に光るようにする。LEDは他の機材から取り外した白色LEDを使う。直径が3mmなので、ピンバイスで穴を開けておいた。
電源は9Vだから、適当に抵抗は6.8kΩを直列に入れた。LEDに流れる電流を測ったら1.3mAだから、もう少し抵抗値を大きくしても良かったかも知れない。
基板の配線面がケースに触ってショートしないようにする必要がある。厚紙でも良いけれど、湿気を吸うと電気を流してしまう危険性があるし、ケースはほぼ密閉状態なので湿気が貯まり易い。「何か無いかなー?」と見回したら、たまたま透明プラスチックがあったのでそれを使う。
ブリスターパックか何かのケースらしいが、有り難く流用させて頂く。
全てをケースに収めてネジ止めし、ボリュームのつまみを取り付ければ完成である。
塗装とかはやった事が無いし、必要な材料も持っていない。でも、何も無いと時間が経つに連れてどちらがどのボリュームだったのか忘れてしまうので、マジックで必要最低限の文字を書き込んでおく。「D」は「Drive」、「V」は「Volume」だ。少々情けないような気もするけれど、「シンプル・イズ・ベスト」という事にしておこう。(笑)
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