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最近読んだ本 [雑感]

 先月の追突事故から1ヶ月以上経つが、相変わらず右手首が痛むので力仕事は全く出来ない状態である。
 だから、という訳ではないが、本を読んでいる時間が多くなり、以前から気になっていた本を久し振りにまとめて購入した。
気になっていた本を久し振りにまとめ買いした
全て中古の本だから、出費は新品の6割ほどで済んだ。ネットを検索すれば大抵の事は判るようになってきてはいるけれど、推敲した上で活字にした文章はネット情報よりも遥かに内容が濃いと思う。

 今回特に面白いと感じた2冊を紹介しよう。まずは村井幸三氏の「お坊さんが困る仏教の話」である。
村井幸三、お坊さんが困る仏教の話
檀家の制度が江戸時代に作られたのは知っていたが、それ以外にも色々あって「へぇー」と思わず声を出してしまいそう。実際に読んでいただければ判るが「確かに、こんなこと書かれたら坊さんは困るわなぁ」と思う。(笑)
 この本を読んで思い出したのは、父の葬式の時にお経をお願いした近所のお寺である。

 お坊さんはかなり口下手のようでお経を読み済ませたらお終い、その後は会話が全く無い状態に。
 説教は宗教や宗派によってやる・やらないが違うので一概には言えないとは思うが、幾らなんでも「お経を読んだらお終い」ではあまりにそっけないのでは?相場相応とは言えサラリーマンにとっては大金となる金額をお布施として支払っているんだから、何かしら講話めいたものがあってもおかしくないと考えてしまうのだが、そのお坊さんはお経が終わったら微笑んで無言。(笑)
 父は「クワバラ」で名の知れたお寺の出身なので、拙者も僅かではあるが葬式仏教に関する知識はある積りである。だから余計に「えーっ、この坊さんお経を上げただけで何も話さないのぉ??」と感じたのかも知れない。でも、この本を読むと「あぁ、そういうことかぃ」と、その疑問は多少なりとも解消できるような気がするのである。
 まぁ、葬儀に依存している宗教関係者には非常に嬉しくない本ではあるだろうなー、と。(笑)

 もう一冊はネルケ無方氏の「日本人に「宗教」は要らない」である。
ネルケ無方、日本人に「宗教」は要らない
日本は仏教伝来とは無関係に、それまでの自然宗教が今も脈々と生き続けているという指摘は「正しくその通り!」と思う。
 意外だったのは、ドイツでは「教会税」なるものがあるということ。「え?個人主義のヨーロッパで、宗教に関する税??」と一瞬思ったが、よくよく考えてみればヨーロッパの国々はほぼ全てがキリスト教、もっと言えば生活にキリスト教が深く浸透しているから、税金として成立してもおかしくは無いのかも知れない。
 キリスト教に関する知識は皆無なので、仏教と対比する形で書かれている内容は初めて知るものばかり、ついつい先を読み急いでしまった。(笑)

 キリスト教と言えば思い出すのが最近話題になった「マザー・テレサ」。キリスト教圏では崇められている存在らしい。
 が、拙者は「本当に崇めるほどの人物?」という疑問が消えない。ネットを検索して貰えば判るが色々あったらしいし、(かなり古い話だが)NHKのニュースで流れた映像(お辞儀をした時、同時にお辞儀した相手と頭が当たった)をたまたま見ていて「え?マザー・テレサってこんな人なの??」と強い疑問を感じたからだ。
 まぁ、結論としては大騒ぎするまでもないな、と。

 他にもまだ読み終えていない本が結構あるけれど、右手首の痛みは当分治りそうにないので、読む時間はたっぷりありそうだ。(汗)
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MINERVA

怪我の状況にもよりますが、少し時間が掛かる可能性がありますね。
お大事にして下さい。
by MINERVA (2016-05-22 19:13) 

Rifle

MINERVAさん
お心遣い有難う御座います。
1ヶ月経って痛む範囲はだいぶ減ってきましたが、更に1ヶ月位は掛かりそうです。
当分は読書三昧になりそうです。(笑)
by Rifle (2016-05-22 20:07) 

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