Steinberger GP-2Sの弦交換 [音楽]
スタインバーガーのGP-2Sを購入してから早10年以上経過しているけれど、よくよく考えると弦を交換した記憶が全く無い。「いくらなんでもいい加減交換しないとマズイよなぁ」と思いながらもそのままになっていたが、別件で自宅近くのハードオフに寄った際、ジャンク品が放り込まれた籠の中に弦があるのを見つけて救出してきた。
ダブルボールエンドの弦は高いのが難点だが、これはかなり安い。パッケージの裏を見たら、なんとスタインバーガー自身が出している弦のようだ。
買う時に「Transcale」という文字が入っているのが思いっ切り引っかかったが、「まぁニャンとかなるでしょ。」
GP-2Sの弦を取り外す。ダブルボールエンドなので、ブリッジ側にあるチューニングノブを緩めるだけで簡単に外れる。
弦を見ると、プレーン弦だけでなくワウンド弦にも錆が出ていた。
10年以上張りっ放しだったからなぁ。(汗)
弾く頻度はとても低いので
# 何せ練習嫌いなもんで...(^^ゞ。
フレットの減りは殆ど無いものの、全体的にくすんでいる。
序にフレットも磨くことにする。フィンガーボード(指板)を傷めないように保護するには、一般的にはマスキングテープを使うらしい。しかし、自宅には生憎無いので、手近にあった養生テープの切れ端を使う。
液体コンパウンドで磨くが、フレット一本に使う量は米粒の半分より少ない量で十分だ。
見れば判ると思うけれど、画像右1本が磨く前、左2本が磨いた後。実際に磨いてみると、その差に唖然とするほどだ。
フレット全部を磨くのに1時間ほど掛かった。
フィンガーボードはフェノリックという樹脂が使われているので、レモンオイルなどで保湿する必要は無い。念の為に一通りウェットティッシュで拭いたら、結構汚れていた。
これで弦を張る準備は完了だが、一度も中を見たことが無いので、点検も兼ねてピックガードを外して確認する。
EMGピックアップの配線はハンダ付け不要のコネクタ式になっている。内部に問題は無く、奇麗な状態だった。
パッケージから弦を取り出して張ろうとすると、案の定少々長い。
現行モデルのSynapse Transcaleは通常のギターよりもスケール長が長いので、弦もそれに合わせて長い。GP-2Sは普通のレギュラースケールだから、ボールエンドの位置が合わない。買う時に引っかかった事が見事に悪い方向に当たってしまった。
まぁそんな事もあるだろうと思って、ストリングアダプターを購入しておいて正解であった。ちなみに、これは国内で個人が作成したものを分けて貰った。
スタインバーガー自身も同様なアダプターを以前出していたが、1万円を軽く超える値付けがされていたので手が出なかったのである。よく見ると、突起が2つ出ている。
GP-2Sのヘッド側を見ると、穴が2か所開いている。
突起がこの穴に嵌まって簡単にはズレないようになっている。
新しい弦もダブルボールエンドなので、アダプターに通す為に片方を切断する。
弦全てを張ったら大雑把にチューニングして一晩放置しておく。
翌日、オクターブ調整を行い、調整し終わったらブリッジ側面にあるロックボルトを締め込んでおく。
スケールが違うからなのか、1弦と2弦はブリッジの調整範囲を超えていたので、ギリギリまでブリッジの駒を追い込んだ。これで作業は完了である。
確認の為にヘッドホンアンプで音を一寸出してみたら、和音が濁らず奇麗に鳴るようになった。フレットがピカピカなのは見ていても気持ち良い。ストリングアダプターがあるので、一般的な弦も使えるようになったから、これからはもう少し短い期間で弦を交換していこう。(笑)
ダブルボールエンドの弦は高いのが難点だが、これはかなり安い。パッケージの裏を見たら、なんとスタインバーガー自身が出している弦のようだ。
買う時に「Transcale」という文字が入っているのが思いっ切り引っかかったが、「まぁニャンとかなるでしょ。」
- ショップ: 楽天ブックス
- 価格: 1,512 円
GP-2Sの弦を取り外す。ダブルボールエンドなので、ブリッジ側にあるチューニングノブを緩めるだけで簡単に外れる。
弦を見ると、プレーン弦だけでなくワウンド弦にも錆が出ていた。
10年以上張りっ放しだったからなぁ。(汗)
弾く頻度はとても低いので
# 何せ練習嫌いなもんで...(^^ゞ。
フレットの減りは殆ど無いものの、全体的にくすんでいる。
序にフレットも磨くことにする。フィンガーボード(指板)を傷めないように保護するには、一般的にはマスキングテープを使うらしい。しかし、自宅には生憎無いので、手近にあった養生テープの切れ端を使う。
液体コンパウンドで磨くが、フレット一本に使う量は米粒の半分より少ない量で十分だ。
見れば判ると思うけれど、画像右1本が磨く前、左2本が磨いた後。実際に磨いてみると、その差に唖然とするほどだ。
フレット全部を磨くのに1時間ほど掛かった。
フィンガーボードはフェノリックという樹脂が使われているので、レモンオイルなどで保湿する必要は無い。念の為に一通りウェットティッシュで拭いたら、結構汚れていた。
これで弦を張る準備は完了だが、一度も中を見たことが無いので、点検も兼ねてピックガードを外して確認する。
EMGピックアップの配線はハンダ付け不要のコネクタ式になっている。内部に問題は無く、奇麗な状態だった。
パッケージから弦を取り出して張ろうとすると、案の定少々長い。
現行モデルのSynapse Transcaleは通常のギターよりもスケール長が長いので、弦もそれに合わせて長い。GP-2Sは普通のレギュラースケールだから、ボールエンドの位置が合わない。買う時に引っかかった事が見事に悪い方向に当たってしまった。
まぁそんな事もあるだろうと思って、ストリングアダプターを購入しておいて正解であった。ちなみに、これは国内で個人が作成したものを分けて貰った。
スタインバーガー自身も同様なアダプターを以前出していたが、1万円を軽く超える値付けがされていたので手が出なかったのである。よく見ると、突起が2つ出ている。
GP-2Sのヘッド側を見ると、穴が2か所開いている。
突起がこの穴に嵌まって簡単にはズレないようになっている。
新しい弦もダブルボールエンドなので、アダプターに通す為に片方を切断する。
弦全てを張ったら大雑把にチューニングして一晩放置しておく。
翌日、オクターブ調整を行い、調整し終わったらブリッジ側面にあるロックボルトを締め込んでおく。
スケールが違うからなのか、1弦と2弦はブリッジの調整範囲を超えていたので、ギリギリまでブリッジの駒を追い込んだ。これで作業は完了である。
確認の為にヘッドホンアンプで音を一寸出してみたら、和音が濁らず奇麗に鳴るようになった。フレットがピカピカなのは見ていても気持ち良い。ストリングアダプターがあるので、一般的な弦も使えるようになったから、これからはもう少し短い期間で弦を交換していこう。(笑)
スタインバーガーのギター、憧れました。
私にギターの凄さと楽しさを教えてくれた友人は、スタインバーガーを練習用として使用しておりました。
友人は若くして亡くなってしまいましたが、もう一人の友人が譲り受け、今でも音を奏でております。
by MINERVA (2016-10-03 11:23)
MINERVAさん
GP-2Sは廉価版モデルでボディはメイプルですが、それでも小型軽量だから練習用にはちょうど良いんですよね。
拙者も部屋の片隅に置いていて、気が向いた時に練習しています。
スタインバーガーに限らず、きちんと制作された楽器は永年使えるし、手入れすれば確実に応えてくれます。
by Rifle (2016-10-03 14:14)