コルグD16XDのハードディスク交換 [音楽]
先日、不動状態のKorgのマルチトラックレコーダーD16XDが我が家にやって来た。2003年に発売され、そこそこ売れたモデルらしい。
「不動だから」という理由で、破格の安値で譲り受けた。
この手の機材の不具合は、内蔵HDD(ハードディスク)の動作不良が原因と言うのが非常に多い。今回も「HDD交換すりゃ直るでしょ」と考え、まずは内臓内蔵HDDを確認する。
本体底面にネジ止めされている部分(赤い矢印で指しているところ)にHDDとメモリ保持用バッテリーが収められている。
そこを開けると、HDDが出て来る。
使われているHDDはMaxtorの40GB、10年以上前のモデルだからインターフェイスはUltra ATA/133という少々古い規格だ。蓋に取り付けられているので、ネジを外して取り外す。
さて、肝心なHDDだが、古い規格だから新品は数が非常に少なくて割高。なので、ハードオフに行って中古を漁ったら、324円で全く同じ物が売られていたので買って来た。
交換する前に古いHDDのジャンパーピンの位置を確認する。
MASTERの位置になっているので、新しいHDDも同じ位置にしてから取り付けた。
元通りに組み立てたら電源を入れる。
オープニング画面はKORGの文字だ。
数秒後にD16XDの画像に替わるけれど、その上にエラー画面が表示される。
HDDを認識出来ないとこの画面が出るらしい。HDDを交換しているので「Initialize」を選ぶと、次の画面で「データが全部消えるけど良いの?」と訊かれる。
「Yes」を選ぶと、次の画面でも「ホントに良いの?」と再び訊かれる。
「Yes」を選ぶと、HDDの初期化が行われる。バーグラフの画面で作業の進み具合が表示され、かかる時間は10秒ほど。
終わると終了を告げる画面に替わる。
「OK」を押してから電源を一旦切り、再び入れると、いつものオープニング画面が出る。
そしてグラフィック表示の画面が出る。今度は余計なものは表示されない。
しばらくすると、通常の操作画面となる。
HDD換装は上手く行ったようだ。
拙者はベースをラジカセのマイク入力に突っ込んで使い、TASCAMのカセットテープMTRでレコーディングを覚えたクチである。
# そういう人って案外多いんじゃないかなー?
当時はレコーディングのノウハウなんて勿論無かったので、ドラムセットの録音なぞはマイクの位置で音が全く違って唖然としたり、ミックスダウン時にグライコ借りて来てノイズとの戦いに挑んだり、下手な演奏をコンプ掛けてレベルを一定に仕上げようとしたり...今から思えば「知らないって恐ろしい」笑い話でしかないが、そういった経験が後々役立っていると実感することも多い。
だからシミュレータかませてDAWでレコーディングというスタイルはどうもピンと来ないが、今時のレコーディング機材はProtoolsやCUBASEなどのDAWソフトとハイスペックPCの組み合わせが主流だそうな。ただ、海外など一部ではMTRに回帰する動きもあるようだ。
MTRの現行品は業務用の高価な物か、或いは同時録音チャネル数や入力端子が極端に少ない個人向け廉価版(?)ばかり。
入力チャネル数が少ないと別途ミキサーを用意しなければならず、ただでさえ楽器類で埋まっている狭い部屋へ更に機材を置くのは現実的ではないという現状から「MTRがもう一台あると嬉しいんだけど、置く場所がねぇ...」と迷っていたところへ、突然「不動のMTR要らない?」と声が掛かったので「これ幸い」とその話に乗ったのだった。
HDD交換で無事復活したので、これで思う存分レコーディングできそうだ。(ん?)
「不動だから」という理由で、破格の安値で譲り受けた。
この手の機材の不具合は、内蔵HDD(ハードディスク)の動作不良が原因と言うのが非常に多い。今回も「HDD交換すりゃ直るでしょ」と考え、まずは
本体底面にネジ止めされている部分(赤い矢印で指しているところ)にHDDとメモリ保持用バッテリーが収められている。
そこを開けると、HDDが出て来る。
使われているHDDはMaxtorの40GB、10年以上前のモデルだからインターフェイスはUltra ATA/133という少々古い規格だ。蓋に取り付けられているので、ネジを外して取り外す。
さて、肝心なHDDだが、古い規格だから新品は数が非常に少なくて割高。なので、ハードオフに行って中古を漁ったら、324円で全く同じ物が売られていたので買って来た。
交換する前に古いHDDのジャンパーピンの位置を確認する。
MASTERの位置になっているので、新しいHDDも同じ位置にしてから取り付けた。
元通りに組み立てたら電源を入れる。
オープニング画面はKORGの文字だ。
数秒後にD16XDの画像に替わるけれど、その上にエラー画面が表示される。
HDDを認識出来ないとこの画面が出るらしい。HDDを交換しているので「Initialize」を選ぶと、次の画面で「データが全部消えるけど良いの?」と訊かれる。
「Yes」を選ぶと、次の画面でも「ホントに良いの?」と再び訊かれる。
「Yes」を選ぶと、HDDの初期化が行われる。バーグラフの画面で作業の進み具合が表示され、かかる時間は10秒ほど。
終わると終了を告げる画面に替わる。
「OK」を押してから電源を一旦切り、再び入れると、いつものオープニング画面が出る。
そしてグラフィック表示の画面が出る。今度は余計なものは表示されない。
しばらくすると、通常の操作画面となる。
HDD換装は上手く行ったようだ。
拙者はベースをラジカセのマイク入力に突っ込んで使い、TASCAMのカセットテープMTRでレコーディングを覚えたクチである。
# そういう人って案外多いんじゃないかなー?
当時はレコーディングのノウハウなんて勿論無かったので、ドラムセットの録音なぞはマイクの位置で音が全く違って唖然としたり、ミックスダウン時にグライコ借りて来てノイズとの戦いに挑んだり、下手な演奏をコンプ掛けてレベルを一定に仕上げようとしたり...今から思えば「知らないって恐ろしい」笑い話でしかないが、そういった経験が後々役立っていると実感することも多い。
だからシミュレータかませてDAWでレコーディングというスタイルはどうもピンと来ないが、今時のレコーディング機材はProtoolsやCUBASEなどのDAWソフトとハイスペックPCの組み合わせが主流だそうな。ただ、海外など一部ではMTRに回帰する動きもあるようだ。
MTRの現行品は業務用の高価な物か、或いは同時録音チャネル数や入力端子が極端に少ない個人向け廉価版(?)ばかり。
入力チャネル数が少ないと別途ミキサーを用意しなければならず、ただでさえ楽器類で埋まっている狭い部屋へ更に機材を置くのは現実的ではないという現状から「MTRがもう一台あると嬉しいんだけど、置く場所がねぇ...」と迷っていたところへ、突然「不動のMTR要らない?」と声が掛かったので「これ幸い」とその話に乗ったのだった。
HDD交換で無事復活したので、これで思う存分レコーディングできそうだ。(ん?)
こんにちは!
大きな拍手と座布団3枚!
by Take-Zee (2017-03-07 17:07)
Take-Zeeさん
毎度有難う御座います。m(_"_)m
by Rifle (2017-03-07 18:21)
324円とは。中古とはいえ掘り出し物でしたね。
by いっぷく (2017-03-07 21:23)
いっぷくさん
オークションでも結構な値段なので、本当に助かりました。
案外オークションって割高な物もありますね。
by Rifle (2017-03-07 22:39)
なるほど、HDDだけで復活とは素晴らしいです。
知識があってこそと思いますが、普通では分からないですよね。
おめでとうございます。
by MINERVA (2017-03-08 12:54)
MINERVAさん
有難う御座います。m(_"_)m
説明書に記述はあるのですが、初心者には難しい書き方なので、前所有者は諦めてしまったようです。
by Rifle (2017-03-08 18:17)
初めまして。D16XDを中古で購入したのですがHDD認識エラーとなってしまい、こちらのサイトに辿り着きました。記事を参照しながらHDDを取り外そうとしたのですが、コネクタ(IDE?と電源?)が二つとも固く、力を入れても外せなくて困っていたところです。
記事ではスムーズに外せている様子でしたが、外す際のコツなどありましたでしょうか?ご教示いただけたら幸いです。よろしくお願いします。
by 横尾 (2018-11-28 18:02)
横尾さん
こちらこそ、初めまして。記事には書いていませんが、コネクタは手で簡単に外せないです。マイナスドライバーでコジながらプライヤーで引っ張ると外せますよ。
by Rifle (2018-11-28 20:35)
早速のコメント、ありがとうございます!プライヤー使って思い切ってやってみたら無事取れました!どうもありがとうございました!
by 横尾 (2018-11-29 22:25)
横尾さん
良かったですね。(^^ )/
by Rifle (2018-11-30 08:03)
内臓HDDじゃなくて内蔵HDD。
by 砂漠 (2022-12-17 23:15)
砂漠さん
ご指摘ありがとうございます。
by Rifle (2022-12-18 10:29)