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9V電池の充電回路を作り直す [電子回路]

 以前にNi-MHの9V型電池を充電する回路を作って使い続けていたが、「何だか電池の持ちが悪いなぁ。」
以前作成した9V電池の充電用回路
充電電流を測ってみたら、20mAの筈が、なんと6mAしかない。
充電電流は6mAしかない
これじゃぁ16時間かけて充電しても、満充電にはならない。道理で持ちが悪い筈だ。
 電池に電気が溜まって来ると電流が流れ難くなるので定電流回路にしたのだが、この電流値を見ると回路がきちんと動いていないように見える。

 電源に使っているACアダプターは12Vで、充電する電池の電圧よりも3Vほど高いだけ。作った時から少々不安だったが「やっぱり電源電圧が足りない?」と思い、ハードオフに足を運んでジャンクを漁り、出力電圧の高いACアダプターを仕入れて来た。
ハードオフで購入したジャンクのACアダプター
出力は直流18V、電流は120mAもあるから、電池の充電には十分過ぎる。
ACアダプターの定格出力はDC18V120mA
ちなみに、お値段は108円だった。
 早速このACアダプターを使ってみたら、今度は電流が一寸多過ぎる。
ACアダプターを変えたら充電電流が多過ぎた
本来の電流より1割以上も多く、これでは電池を傷めてしまう。
 ちょうど良い電流になるように、電流制限抵抗を取り換えれば良いのだけれど、ユニバーサル基板上に中古部品で組んでいてちっとやそっとでは部品交換ができない。
# 面倒がらずにプリント基板を作成すれば良いんだけどね...(^^;)
「じゃぁ、作り直すか。」

 手近にあった用済みレシートの裏に前回の回路を参考に回路を描く。
レシートの裏に書いた充電回路図
手持ちの部品の中から、ある程度の電流を流せる2SD1994と2SD1996を選んだ。
中古のトランジスタ2SD1994と2SD1996
何かの基板から取り外した物で、2SD1996の方は印刷が薄れて読み難くなっている。
ブレッドボードに仮組みし、20mAに近い値になるかどうかを確認する。
仮組の回路で充電電流を測定しているところ
良さそうなので、ユニバーサル基板に組み上げる。部品箱にあった基板は同じようなサイズの2枚だけなので、そのうちの一枚を使うことに。
何かの使い残りのユニバーサル基板を使う
ちなみに、基板のサイズは縦20mm、横23mmほど。
 回路を組んだら、ACアダプター側のコネクターも取り換える。
ACアダプターのコネクターを取り換えたところ
改めて電流を測って見たが、ちゃんと動いている。気温によって電流が少し変動するようだ。
組みあがって実際にテストしているところ
これで、無事完成である。
完成した充電回路とACアダプター
満充電できるようになったので、これからは電池の持ちも良くなるだろう。
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みうさぎ

フムフムとても難しい~直って良かった♪
(^◇^)

by みうさぎ (2017-04-06 18:28) 

Rifle

みうさぎさん
回路はどう説明しても難しくなっちゃうんですけどぉ、
よーするに使えるようになった!ということで。(笑)
by Rifle (2017-04-06 20:49) 

tama

Rifleさんが神様に見えてきました。
ところで、9Vの充電式電池って何に使うんですか? エフェクターかな。
by tama (2017-04-07 09:27) 

Rifle

tamaさん
え?紙様?(笑)
9Vはお察しの通りエフェクター用にと思って買ったものです。
でも、今はヘットフォン用ベースアンプやギターアンプで使っています。
小さいながらも一応は一戸建てですが、アンプで音を出すと近所から苦情が来ますんで。(汗)
by Rifle (2017-04-10 14:23) 

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