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復活!振り子時計 [時計]

 前回単一電池が使えるようにしたホンダベルノの壁掛け時計は、子供が「部屋に時計が欲しい」と言うのでそちらで使う事になった。そうなると、居間用の時計が無い。「わざわざ買うのもなぁ...やっぱりアレを復活させよう!」
 でっ、押し入れから引っ張り出してきたのが、コレ。
使い始めた振り子時計
昭和の匂いがプンプンする機械式振り子時計である。物心ついた頃には既に自宅にあったから、恐らく拙者が生まれる前から使っていた物だと思う。自宅建て替えでホンダの時計を使い始めたので、紙で包んで押し入れに保管していた。25年振りの復活である。
 上に載っている水準器は水平を出す為に使ったのを、撮影時に撤去するの忘れていただけの話である。(汗)

 この時計は30日巻で、一回ゼンマイを巻き上げておけば一月動き続けるという、当時では一般的なスペックになっている。ゼンマイは2か所あり、向かって左側が時計用、右側は時報と30分の時打ゼンマイ用。
この時計は30日巻
丸い窓の赤い表示は、本来ならゼンマイが緩んできた時に白から赤に変わるのだが、この部分は現在動かない状態になっている。
 この時計は、今は精密計測機器メーカーとなっている愛知時計電機製である。当時の愛知県は機械式時計の一大生産地だった。
この時計は愛知時計電機の製造
会社のサイトによると、平成5年まで時計を製造していたそうな。
 「Super Eight」は製品名らしい。
製品名は「スーパーエイト」
振り子の先端にはネジがあり、これで微調整して精度を出すようになっている。
振り子の先端にある調整部
説明書が無いので、この目盛りが何を指すのかは分からないが、恐らく一目盛りで一日一秒の調整というようなものだろう。以前使っていた時でもきちんと調整してあれば一ヶ月で1分程度しか狂わなかったから、下手な安いクォーツよりも精度は高い。
 時打の音はこんな感じ。1時なら1回だけ、12時なら12回鳴る。ちなみに、30分の時は同じ音が一回だけとなる。

ずーっとこの音を聞き続けて来たので拙者は何とも思わないが、妻や子供は「30分の時に打つ音は不意打ちを食らったみたいでドキッとする」という。へぇー、慣れないとそういうもんですかねぇ?(笑)

 製造されてから既に半世紀以上経過しているが、今のところ普通に動いている。
 ただ、ゼンマイ残量を知らせる赤窓などは既に動かない状態だし、内部は一度も見たことが無い。30日巻はとても強いゼンマイが使われているので、油分が切れるとギアに強い負荷が掛かってしまう。そのうちに注油してやろうかと考えている。
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のらん

わ〜、なんかレトロでいいですね(^.^)
昔は、どこのお家も、時打する時計だったけど、
今は、めずらしいですよね〜
by のらん (2017-06-24 12:26) 

Rifle

のらんさん
昭和の頃は当たり前にあった物ですが、今は見かけなくなりましたねー。
by Rifle (2017-06-24 15:39) 

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