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ポータブルCDプレーヤーの修理 [雑感]

 何だか修理ばかりしているよーな気がする(笑)が、時々使っているソニーのDiskmanESP D-321のボリウムは、先月まではガリがあってもボリウムを動かさなければ一応使えた。ところが、酷いガリが更に酷くなって遂にヘッドフォン右側の音が出なくなってしまった。
ボリウムのガリで事実上使えないD-321
このモデルは1993年6月発売、音飛び防止のESP機能が付いた高級機種で税別32800円だったそうな。新品で購入して使い続けているので24年経っていることになる。
 以前にも軽い修理をしているけれど、そんなに長く使えば小さなボリウムが使われている機材ならガリが出ても仕方ない。ちなみに、ヘッドフォンジャックはミニジャック対応で、本体右側にある。
D-321のヘッドフォンジャック
反対の左側にはライン出力(-10dBV)とオプティカル出力(S/PDIF)があるので、CDトランスポーターとしても使える。
 まだまだ現役で頑張って貰わねばならないので、早速分解してみることに。

 本体を裏返すとネジが見える。
D-321裏側
ネジを外すと筐体が外せる。
本体上側を外したところ
コネクタを全て切り離すと、基板を取り出せる。
基板を取り出したところ
ハンダを溶かしてボリウムを取り外す。
基板からボリウムを外したところ
ボリウム本体とツマミはネジ止めになっているのが普通だが、これは専用品らしくてツマミがカシメてある。(汗)
ボリウムのツマミはカシメてある
よく見ると、カシメの先端は完全にはひっくり返っておらず、先端がテーパー上に開いてツマミを固定している。「ならば」と、精密マイナスドライバーで全周を下側から上側に引っ掻いてテーパーの角度を垂直近くに戻した。
カシメを戻しているところ
小さい窪みの中にあってラジオペンチすら入らないので、マイナスドライバー2本で両側からギュウギュウ押さえてカシメの部分を完全に起こしたら、漸くツマミが抜けた。
ツマミを外したところ
これだけで1時間近く掛かり、汗だくになってしまった。(汗)

 ツマミの裏側にボリウムの接点が嵌め込まれている。よく見ると、右側になる接点は錆びている。(丸で囲んだ部分)
丸で囲んだ右側の接点は錆びている
これじゃぁ音が出なくて当然だ。NeverDull(ネバーダル:金属磨き)でしつこく磨いて奇麗にした。
NeverDullで接点を磨いたところ
ボリウムの摺動面を見ると、かなり荒れている。
ボリウム摺動面は荒れている
これではガリが出てもおかしくない。NeverDullで磨いて綺麗にする。
NeverDullで摺動面を奇麗にしたところ
摺動面の抵抗体には傷や傷みは見られないので、これで正常に戻る筈。
 元通りに組み立てるには再度カシメなければならない。
元通り組み立てたボリウム
色々考えた末に、まずは千枚通しでカシメる部分の穴を広げて少しテーパー状にしてから、次は金属定規の角を挿し込んで全周を広げたら上手く行った。後はそのまま基板にハンダ付けすればOKだ。
ボリウムを基板にハンダ付けし終えたところ
24年経過しているので、出来ればコンデンサ類は全て交換したい。しかし、田舎では部品の入手が難しいし、面実装だし、他のブログを見ると融点の高いハンダを使っているらしいので、ハードルは非常に高い。最低でもツイーザー位は無いと手を出せないだろうなぁ。
 筐体を取り付ける時、窓の黄ばみが気になった。
液晶表示部の窓が黄ばんでいる
本体の蓋側は奇麗だ。
蓋側は奇麗で問題無い
本体内側の窓が黄ばんでいる。
内側の窓が黄ばんでいる
試しにコンパウンドで磨いたけれど、一向に変わらない。樹脂全体が黄変してしまっているらしい。実用上は差し支えないので、このまま組み立てて修理完了とした。

 この機種は、他のブログに依るとヘッドフォン出力が駄目になる事が多いらしい。幸い、自分のは今のところ不具合は出ていない。
 これで、ガリが無くなって普通に使えるようになった。まだまだ頑張って貰おう。
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みうさぎ

頑張れるようになったねっ
黄ばみはどうしょうもないんだねっ
これでまだまだイケる!

by みうさぎ (2017-09-09 09:09) 

Rifle

みうさぎさん
樹脂全体が変色しちゃってるみたいで、表面だけ削ってもダメでした。
でも、まだまだ頑張って貰います!
by Rifle (2017-09-09 18:58) 

吉田匡

理について相談させてください。家電修理業者にソニーCDウオークマンD-99の修理を依頼しました。そうしたら内部の分解して内部を調査したところ、内部のプラスチック歯車とそれを固定するEリングが無くなっておりました。このプラスチック歯車とそれを固定するEリングは入手できないため、修理できませんでした。とのことであります。そこで部品を入手するためにヤフーオークションなどでジャンク品として出品されている部品取り用のD-99を落札して歯車の修理に応じていただけますでしょうか。あるいは貴殿に在庫のある代替部品を利用して修理することは可能でしょうか。
by 吉田匡 (2021-02-11 19:23) 

Rifle

吉田匡さん
1990年発売のD-99は、「ソニー・タイマー」製品群の中では珍しく大きな不具合の少ない機種と言われていますが、残念なことに樹脂製の歯車が経年劣化で崩壊・消失してしまうのは避けられないと思います。
生産年を考えるとメーカに部品在庫は無いでしょうから、純正サービスパーツしか扱えない修理業者では修理できないのは仕方ないです。
この手の部品は特殊サイズが多く、今となっては部品入手は絶望的です。15年ほど前に海外某所で少数ロットが売りに出されましたが、あっという間に無くなっちゃいましたしねー。
でっ、本題です。「固定するEリングがない」という表現から推測すると、ピックアップ駆動ギアが消失しているのでは?と考えられますので、部品さえあれば修理出来ると思います。「ダメ元で良いから修理して欲しい」というお話であれば、自分の勉強にもなりますし喜んでお受けしたいとは思います。
しかし、可動部で消耗が激しい場所でもある為、ジャンク品だと同じ部位が駄目になっている可能性が高く、部品取りの積りで落札しても使い物にならないという事も十分考えられます。「CDは普通に回っていて、更に何か動くような音がしているけれど、それでも音は出ない」というジャンクであれば部品取りできる可能性は高いですが、そんな都合の良いジャンクが出て来るかどうか???ですねー。
by Rifle (2021-02-11 20:47) 

吉田 匡

連絡ありがとうございました。答えがあるとは思いませんでした。大変おくれまして申し訳ございません。先日、ジャンク品のD-99をヤオフクで落札しました。このD-99の部品をもとに私の回転するD-99の修理をお願いしてよろしいですか。
by 吉田 匡 (2021-02-23 19:49) 

Rifle

吉田 匡さん
2台共分解して中を確認してみないと何とも言えないのですが、最悪修理できなくても良いのであればお受け致します。
連絡先e-mailをこちらのコメントに入れて頂ければ、こちらから連絡致します。そのコメントを承認せずにわざと削除すれば、入力頂いたコメント内容が第三者に公開はされませんので。
by Rifle (2021-02-23 20:41) 

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