SSブログ

わの会集いの会・松原湖高原(その1:嫌な予感) [カメラ]

 わの会「集いの会」が10/22(日)一泊で行われた。開催地は、昨年家族で訪れた松原湖だ。「えぇっ、去年の夏に行ったばっかりだけどなー」と思いつつ参加することに。
 集合場所の小海リエックスホテルまでは地図サイト・マピオンで距離を測ると自宅から260km、所要時間は4時間半と一寸。集合は13時なので「当日は8時半頃の出発で間に合いそうだ。」
 台風21号が近づいていて、ひょっとしたら本州へ直撃するかも知れない。「でも、信州は周囲が山だし、上陸すれば勢力も衰えるだろうから、何とかなるだろう。」

 前日21日昼にテスタロッサを洗車し、タイヤの空気圧も調整する。その時「そういえば、この前のツーリングから一ヶ月近く動かしてないけど、大丈夫かな?」いつもならそんな事は全く気にもしないのだが、何故か今回は引っかかった。
 夜には撮影機材を含めた荷物をまとめ、翌日の出発を待つばかりとなった。それでも、漠然とした不安が時折頭をもたげる。「台風の中を走ることになりそうだなぁ...多分大丈夫(;^^)...とは思うけど...(..;)

 22日は6時に起床、朝食後ゆっくりして8時半過ぎに自宅を出発する。
 雨脚はそんなに強くないが途切れることなく降っている。風は殆ど吹いていない。県道183を犬山方向へ進むが、台風の影響か交通量はとても少ない。
 すいとぴあ江南近くの信号で引っかかって停まったので、いつものようにワイパーを止めた。フロントガラスには液体ワイパーを塗ってあって、ワイパーで何度も擦ると効力が落ちてしまう。

スーパーレイン・X THE BIG 8483[HTRC 3] 撥水剤

スーパーレイン・X THE BIG 8483[HTRC 3] 撥水剤

  • 出版社/メーカー: rain x(レインエックス)
  • メディア: Automotive





だから、停車中はワイパーを動かさないようにしている。
 信号が青になり、走り始めたところで問題発生。「ありゃりゃっ、ワイパーが動かんぞ?」

 とりあえずワイパーは無くても何とかなるので、そのまま走り続ける。「...そういえば、小谷温泉の時も帰りにワイパーが動かなくなって慌てたっけな。あの時はヒューズ切れだったけど...?」
 そこそこの降雨量があるのでワイパーが無いと一寸見難いものの、液体ワイパーのお陰で必要な視界は確保できている。県道461・県道49と進んで小牧東ICから中央道へと入る。
 中央道は日曜でしかも台風なのに、トラックが非常に多い。遅い車を抜かしつつ進むが、標高が上がるに連れて雨脚も少しづつ強くなってきた。雨だが覆面パトがウヨウヨしている。台風を警戒しているのだろうか?

 トイレに行きたくなったので神坂PAに入る。雨は弱まって小降りになっている。
トイレに寄った神坂PA
台風の影響だろうか、日曜でも車の数は少ない。
神坂PAは台風のせいかクマの数が少ない
止まった序でにロッソコルサに連絡したら、今日はお店にK社長がいらっしゃるそうなので伊那ICで降りて寄ることに。電話し終わったら直ぐ走り出す。

 恵那山トンネルを抜けると、雨が止んでかなり明るい。台風が来ているとは思えないほど。
 飯田IC前後で交通量が増えるものの、絶対的な車の数は少ないので走り易い。時折見かける覆面パトに注意しながら進み、伊那ICで降りてロッソコルサへ。雨脚が再び強くなってきた。

 ロッソコルサでヒューズ全てを点検するも異常無し。ワイパーモーターに繋がる線にも異常は見当たらない。あちこちにあるリレーをコンコンと軽く叩いて回ってから再度ワイパーを動かしたら、普通に動くではないか!K社長曰く「ヒューズは飛んでいないので、リレーかどこかの接触不良ですね。今は動いていますがまた止まる可能性もあるので、しばらく様子を見て調子が悪いようだったら連絡下さい。」
 礼を述べて走り出し、強い雨の中を先へと急ぐ。

 国道153を北上して伊北ICから再び中央道に入る。ロッソコルサに寄った分遅くなったので、巡航速度を少し上げて慎重に進む。強い雨で全体が白っぽくなっていて白い乗用車はやや見難いが、大半がトラックなので支障は無い。遅い車を抜かしながら走り、小淵沢ICで中央道を出て県道11へと進む。
 この道は以前は八ヶ岳横断有料道路(別名:八ヶ岳公園有料道路)で、バイクでも車でも何度も走っている。信号で停まったタイミングを見計らって「マイナートラブルが起きたので20分ほど遅れます」とわの会へ連絡を入れた。八ヶ岳牧場を抜けた辺りから道がウネクネしてアップダウンも大きくなるけれど、テスタロッサだとギアはいつも5段に入れっ放しだ。
 ところが、何故か今日は上り坂では何となく力不足に感じる。「おかしいなぁ、今までこんなこと無かったのに?」
 県道615を抜けて国道141に入り、うそ沢鉱泉の少し手前でバックミラーに湯煙が時折映り込む。「おかしいな、鉱泉の湯気がこんな所まで飛んで来る筈無いし...まさか、オーバーヒート!?」そういえば、以前にもオーバーヒート起こした事があったっけなぁ。あの時はクーラントを足して自走で帰って来たけれど...

 走りながらバックミラーを見ると、エンジン左側辺りから湯気が頻繁に上がる。水温計を見ると、いつもならメーターの半分(90度)程度で止まってそれ以上右側には行かないのに、今日は半分より少し右を指している。更に、時折「ゴソ、ゴトッ」という変な音が混じる。
 更に不思議なことに、ラジエーターファンの回る音が全くしない。「ひょっとして電装系がおかしいのか!?」停車しようにも道幅が狭くて停める場所は無いし、停めたところで何か処置できる訳でもないのでそのまま走り続ける。嫌な予感が的中してしまった。(--;)

 県道480に入ると上り坂の連続、水温計の針が徐々に右へと移動して行くので心配だが、停めたとて何もできないので、「とにかくホテルの駐車場まで行こう。」
 松原湖の脇を抜けて看板の案内通りに走ると小海リエックスホテルの駐車場が見えて来た。既に水温計の針は右端の目盛り(120度)を少し超えている。ヒヤヒヤしながら駐車場に停め、慌ててホテルの建物へ向かう。既に13時半近く、30分の遅刻だ。相変わらずやや強めの雨が降り続いている。
 ホテル入り口に着いたら、丁度皆さんがオリエンテーションが終わってバスに乗り込むところだった。辛うじて間に合った。(汗)三輪先生の奥方から「間に合って良かったですね。もうすぐバスが出ますから、カッパの用意もして乗り込んで下さい。」
 慌ててテスタロッサに戻り、カッパを着て撮影機材を持って走り、バスに乗ると間もなく走り出した。
 テスタロッサの不調が気がかりだが、今の時点ではどうする事もできない。とりあえず、撮影開始だ...

(続く)
nice!(16)  コメント(3) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

nice! 16

コメント 3

tama

ハラハラドキドキの記事ですね~。もし自分がこの立場だったら、落ち着かなくて撮影会どころではなかったと思います。次の記事で「円満解決」になることを願っています。
テスタロッサよりもっと古いフェラーリのほうが電装系トラブルがなくていいかなーなんて思いましたけど、古ければ古いほどお高くなりますよね、フェラーリは。
by tama (2017-10-27 09:06) 

たくや

これは、撮影どころじゃないですね~
by たくや (2017-10-27 09:15) 

Rifle

tamaさん
水温上昇中は気が気でなかったですけど、ホテルに着いてホッとして撮影に集中できました。
フェラーリは古くなるほど状態の良い車両がが少なく、どうしても値段が上がりますねー。

たくやさん
もっと遅れて到着したりしたら撮影どころじゃなかったでしょうが、何とか間に合ったので撮影できました。気にはなるけど、撮影中は何も手を出せないんで、かえって集中できたようにも思います。
by Rifle (2017-10-27 11:33) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。