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ギター用ヘッドフォンアンプPocket Rock Itの修理(その2) [電子回路]

前回からの続き)

 配線を追う前に、取り外したインプット・ボリウムを分解して内部を清掃する。
取り外したボリウム
折ってしまわないように注意しながら、基板を固定している爪を起こす。
固定している詰めを起こしたところ
内部は、意外と傷んでいない。
ボリウムを分解したところ
NeverDull(ネバーダル:金属磨き)で摺動面を磨くと奇麗になった。
ボリウム内部の摺動面を磨き終わったところ
接点も磨いてから元通り組み立てる。
 ヘッドフォン・ボリウムも同様に作業する。
取り外したヘッドフォン・ボリウム
こちらも内部は意外と綺麗だった。
ボリウムを分解したところ
 スライドスイッチも分解して清掃する。
取り外したスライドスイッチ
爪を慎重に起こして基板を取り外す。
スイッチの基板を取り外したところ
接点はかなり汚れている。
スイッチの接点はかなり汚れている
こちらもNeverDullで磨いたら、とても奇麗になった。
スイッチの接点を磨き折ったところ
後は元通り組み立てればOKだ。

 殆ど丸一日費やして、やっとこさ基板両面の配線を書き込んだ。
配線を紙に写し終えた
ところが、翌日改めてチェックすると、あちこちに配線の抜けがあったり、誤記があったり。しかも、見直す度に不具合が見つかるではないか。一体どーなってんだろ?(汗)

 ここから回路図を起こすんだけど、これがなかなか手強い。というのは、抵抗のカラーコードが5本あると、右から読むのと左から読むのとでは値が違ってくるからだ。
 一番端の色が橙・黄・白・黒なら間違わないけれど、他の色だと抵抗の値なのか、それとも精度の表示なのかが判らないのである。例えば、「黒黒」という並びだと、左から読むと「10kΩ精度1%」、右から読むと「120Ω精度1%」になるので、見ただけではどっちなのか分からない。
 テスターで測れば良いのだが、繋がっている部品があると影響を受けてしまい、必ずしもカラーコード通りの値になるとは限らないから厄介だ。カラーコードと実測値と繋がってる部品を考えて、実際の値を推測する事になるけれど、これが結構面倒なのである。(汗)まだまだ時間が掛かりそうだな...

続く
タグ:C Tech rockit Pocket
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