グレコのフルアコL-100Nの弦交換とメンテナンス [音楽]
先日、数か月振りに「フルアコを触るか」とL-100Nをケースから取り出したら、弦が錆び始めていた。(汗)
そう言えば、最近弦を交換した記憶が無い...と思ったら、このブログで弦交換の作業を取り上げていた。丸々3年間も張りっ放しだったのねぇ。(滝汗)早速弦の交換に取り掛かる。
まずフィンガーボード(指板)を見ると、フレットが部分的に錆び始めているような状態になっている。
前回弾いた時には気が付かなかったから、ここ数ヶ月で一気に進行したのかも知れない。
全てのフレットを液体コンパウンドで磨くのだが、これが結構な手間なのだ。画像の右2本が磨く前、左2本が磨いた後である。
フレットが輝くだけでも見た目は随分と良くなる。
以前から気になっていたペグ(マシンヘッド・糸巻き)のツマミの部分的な汚れは、よく見ると金色の塗装が劣化した物のようだ。
チューニングで頻繁に手で触る部分だから周辺部だけが残っている。マイナスドライバーで軽くこそげ落とした後にNeverDull(ネバーダル:金属磨き)で磨く。
側面も同じ様に劣化している。
こちらも同様に磨く。
小さな部分だけれど、手入れすると見た感じもかなり変わる。画像左が作業前、右が作業後だ。
ペグの頭もやはり塗装が劣化してかなり剥げている。
こちらも磨く。
これでヘッドも一寸奇麗になった。
フルアコのブリッジは固定されておらず、うっかり落としてしまうとオクターヴ・チューニングが厄介になる。予め粘着の弱いテープで軽く留めておく。
外したブリッジは全体が薄い錆で覆われていたので、真鍮ブラシで磨く。左の一部をブラシで軽く擦っただけで、こんなに奇麗になる。
テールピースもかなり錆びている。
こちらも真鍮ブラシで磨いたら、画像では分かり難いけれど一寸だけ奇麗になった。
残るはフィンガーボードだ。レモンオイルで一寸拭いただけで布が黒くなった。
布が汚れ無くなるまで何度も繰り返し拭き取り、改めてレモンオイルを塗り込むと直ぐ吸い込んでしまう。画像で濡れたように映っている左側も直前に塗ったのだが、既に吸い込まれて乾燥気味になっている。
どうやら前所有者はフィンガーボードの手入れを一切していなかったようだ。乾燥の度合いがかなり酷そうだったので、フィンガーボード全体にレモンオイルをやや多めに塗って一晩放置した。
翌日見ると、しっとりとした良い感じになっていた。
部分的にうっすらとレモンオイルが残っていたので、全体をきちんと拭いておいた。
ブリッジを支えている木台も軽く清掃してレモンオイルを薄く塗った。
一通り作業が終わったので、弦を張る。使う弦は、随分と前に購入してあったElixir(エリクサー)のワウンドラウンド弦。
ブリッジを元の位置に置いて弦を張り、オクターブ・チューニングをすれば作業は完了である。
今回はあえてこの程度で抑えたけれど、出来ればテールピース・ピックアップカバー・ペグ・ブリッジを再メッキしたいところだ。
しかし、そこまでやろうとすると、まずは荒れているメッキ面を整えるところから作業が必要でかなり時間が掛かるし、金属部分はほぼフル・レストアとなる。今回は見送ったけれど、いずれはやりたいなー。
そう言えば、最近弦を交換した記憶が無い...と思ったら、このブログで弦交換の作業を取り上げていた。丸々3年間も張りっ放しだったのねぇ。(滝汗)早速弦の交換に取り掛かる。
まずフィンガーボード(指板)を見ると、フレットが部分的に錆び始めているような状態になっている。
前回弾いた時には気が付かなかったから、ここ数ヶ月で一気に進行したのかも知れない。
全てのフレットを液体コンパウンドで磨くのだが、これが結構な手間なのだ。画像の右2本が磨く前、左2本が磨いた後である。
フレットが輝くだけでも見た目は随分と良くなる。
以前から気になっていたペグ(マシンヘッド・糸巻き)のツマミの部分的な汚れは、よく見ると金色の塗装が劣化した物のようだ。
チューニングで頻繁に手で触る部分だから周辺部だけが残っている。マイナスドライバーで軽くこそげ落とした後にNeverDull(ネバーダル:金属磨き)で磨く。
側面も同じ様に劣化している。
こちらも同様に磨く。
小さな部分だけれど、手入れすると見た感じもかなり変わる。画像左が作業前、右が作業後だ。
ペグの頭もやはり塗装が劣化してかなり剥げている。
こちらも磨く。
これでヘッドも一寸奇麗になった。
フルアコのブリッジは固定されておらず、うっかり落としてしまうとオクターヴ・チューニングが厄介になる。予め粘着の弱いテープで軽く留めておく。
外したブリッジは全体が薄い錆で覆われていたので、真鍮ブラシで磨く。左の一部をブラシで軽く擦っただけで、こんなに奇麗になる。
テールピースもかなり錆びている。
こちらも真鍮ブラシで磨いたら、画像では分かり難いけれど一寸だけ奇麗になった。
残るはフィンガーボードだ。レモンオイルで一寸拭いただけで布が黒くなった。
布が汚れ無くなるまで何度も繰り返し拭き取り、改めてレモンオイルを塗り込むと直ぐ吸い込んでしまう。画像で濡れたように映っている左側も直前に塗ったのだが、既に吸い込まれて乾燥気味になっている。
どうやら前所有者はフィンガーボードの手入れを一切していなかったようだ。乾燥の度合いがかなり酷そうだったので、フィンガーボード全体にレモンオイルをやや多めに塗って一晩放置した。
翌日見ると、しっとりとした良い感じになっていた。
部分的にうっすらとレモンオイルが残っていたので、全体をきちんと拭いておいた。
ブリッジを支えている木台も軽く清掃してレモンオイルを薄く塗った。
一通り作業が終わったので、弦を張る。使う弦は、随分と前に購入してあったElixir(エリクサー)のワウンドラウンド弦。
ブリッジを元の位置に置いて弦を張り、オクターブ・チューニングをすれば作業は完了である。
今回はあえてこの程度で抑えたけれど、出来ればテールピース・ピックアップカバー・ペグ・ブリッジを再メッキしたいところだ。
しかし、そこまでやろうとすると、まずは荒れているメッキ面を整えるところから作業が必要でかなり時間が掛かるし、金属部分はほぼフル・レストアとなる。今回は見送ったけれど、いずれはやりたいなー。
おはようございます
綺麗になっていきますねっ
新品だぁ~
レモンオイルは木製品なら
なんでもオッケーなのかしら?
by みうさぎ (2018-02-14 09:06)
みうさぎさん
これで金属部分も奇麗になれば新品同様なんですけどねー。(笑)
レモンオイル・オレンジオイルは家具屋さんでも手入れ用に使っているそうですから、特殊な加工でなければ何でも使えそうです。
by Rifle (2018-02-14 12:16)
こんばんは!
こういう物は手入れを怠るとすぐに
影響が出て来ますね。
by Take-Zee (2018-02-14 17:47)
Take-Zeeさん
うっかりしてると直ぐ時間が経ってしまうので、もう一寸気を付けるようにしないといけないかも、です。(汗)
by Rifle (2018-02-14 18:40)
マーチンのライトゲージとカポダストを甘損に注文。ついでにレモンオイルもポチしました。
by tama (2018-02-16 22:53)
tamaさん
マーチンという事はアコースティックですね。
一寸した手入れで本当に奇麗になりますよー。
by Rifle (2018-02-17 08:30)