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ヤマハのギターアンプF100-212の簡単なオーバーホール(その3:簡単じゃないっ) [音楽]

前回からの続き)

 色々あって随分と時間が経ってしまったけれど、作業は細々と続けている。アンプを再度分解し、怪しいと思われるリレーを基板から外してテストしたら、動作は正常だった。こうなると、回路図を見ながらでないと原因は分からない。
 基板全ての画像を撮影してプリンタで紙に出力し、それを元に部品全てを書き込んだところで昨年の年末になってしまった。
書き上げた基板の部品配置図
その後も少しずつ手書きで実体配線図を書き、先週やっと全部を書き終えた。
書き上げた実体配線図
これを回路図エディタに入力、回路図が一応完成した。
作成した回路図
出来上がった図と実物を見比べて見ると「あっ、ここ間違ってる」「おっ、ここも違ってる」と訂正箇所がやたらと見つかる。(滝汗)

 回路図を見ていると「パワーアンプ部とTA7220Pの等価回路がそっくりだなぁ」「プリアンプ部のオペアンプは一寸変わった入力回路だな」などと思うが、何よりも不思議なのが「何故リレーを2個も使って入力切替にしたんだろう?」
 切り替え時に出やすい「ボッ」という音を抑える為だけなら、わざわざリレー使って手の込んだ回路にはしないと思うから、何かしらの意図が隠されているのでは?と考えている。

 まだまだ結線ミスは一杯あるだろうから、まずは回路図を完成させることを優先させよう。

続く
タグ:F100G
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middrinn

恐れ入りましたという感じです(ノ_-;)ハア…
そこまでやるもんなんですねぇ( ̄◇ ̄;)
by middrinn (2019-03-10 07:42) 

tama

Rifleさんにはどうってことないんだろうけど、電気オンチの私(たち)にはもう神業です。
八代市の「ラジオクロネコ」は、90歳を超える社長が管球アンプを設計して自作しています。安くはないのですが人気で、県内のジャズ喫茶はもちろん、全国各地からオーダーがあるそうです。
90歳までには四半世紀あるので、その間ずっと勉強したら、回路図を見て「ははーん」と言えるくらいの電気知識は備わるでしょうか。
by tama (2019-03-10 08:42) 

Rifle

middrinnさん
修理費の方が高いので廃棄するのが普通なのかも知れません。
しかし、ケチな拙者には直せる可能性があるのなら徹底的に直してみるというのも重要な選択肢の一つです。
一応電子工学科卒だし、オシロスコープやデジテルマルチメータなどの計測機材もあるので。(^^;)

tamaさん
チューブに限らず、増幅素子を使う回路はある程度の形に決まるので、本気で向き合えば5年程度の経験でも十分と思いますよ。
ちなみに拙者は不勉強なので、類似の回路図をあたふた探し回って済ませています。(汗)
by Rifle (2019-03-10 12:16) 

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