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積読整理8 [雑感]

 昨年から今月にかけて読んだ本を忘備録も兼ねてここに記す。相変わらず読んだ冊数が少ない。(汗)

1冊目「『大人』がいない・・・」(清水義範著:ちくま新書)
大人』がいない・・・(清水義範著:ちくま新書)
 半日で読了。近年の親の虐待や若者の短絡的な犯罪などを頻繁に見聞する度に「どうしてそんな子供じみたことを・・・」と感じていたのだけれど、そのかなりの部分を代弁してくれるような内容で、久し振りに一気に読み通してしまった。
 内容は題目がその全てを語っているという感じなので、具体的に知りたい方は是非読んで下さい。(笑)

2冊目「『ズルさ』のすすめ」(佐藤優著:青春出版社)
『ズルさ』のすすめ(佐藤優著:青春出版社)
 半日で読了。やや刺激的なタイトルで目を引くけれど、中身は「べからず集」。組織に属している人向けに書かれている部分が多い。
 内容はどれも「うんうん、その通り」と感じるものばかりでも、それを実際に行動に移すのは難しい、と言う方も多いのではないだろうか。
# そんなの拙者だけ?(^^;)
社会人であれば「知ってて当然でしょ」という物ばかりだけれど、普段あまり意識しない自身を改めて顧みるには良い本だと思う。

3冊目「感情的にならない本」(和田秀樹著:新講社ワイド新書)
感情的にならない本(和田秀樹著:新講社ワイド新書)
 文字が大きい事もあって、1時間で読了。タイトルに「自分が」を付け足すと本書の内容が良く分かると思う。
 複数の人が集まる場所では良くありそうな事を例に引いて、イライラ・クヨクヨしないように一寸した感情のコントロールのヒントを説明しているので分かり易い。
 この手の本はどれも内容がに通うのは仕方ないが、文章が堅苦しくないので気楽に読み進められる。

4冊目「そのお金のムダつかい、やめられます」(菅原道仁著:交響社)
そのお金のムダつかい、やめられます(菅原道仁著:交響社)
 半日で読了。普段あちこち経験しそうな例を元に解説するという形式で、実に分かり易い。「ありゃ、これって昔同じような事があったな」なんていう例もあったりして、自身を改めて顧みるきっかけにもなった。
 売る側のテクニックはある程度は知っていたけれど、心理学や脳科学の知見を元に分かり易く解説されているので難しさは無く、読んでいても面白い。

5冊目「you can have it all 万能の法則」(アーノルド・パテント著:徳間書店)
you can have it all 万能の法則(アーノルド・パテント著:徳間書店)
 1日で読了。題目からも推測が付くと思うけれど、所謂スピリチュアル系の内容である。
 英語等から日本語に訳した時に出て来る独特の言い回しが多く、表現のあちこちにキリスト教(らしきもの)が顔を出す。そういう意味で少々読み辛いが、内容そのものは難しくなく、読んでいても意味が取れないということは無い。
 この手の本にありがちな「どこか浮世離れしたような」感覚に満ちている。一寸調べてみたら、国内でもサポートグループが作られているようだ。
 連日ニゥスで報道されている元日産会長ゴーン容疑者は、本書に出て来る「B」の人なんだなー、なんて考えると結構面白く読めるかも知れない。(笑)

6冊目「トランプ革命で甦る日本」(西村幸裕×ケント・ギルバート著:イースト・プレス)
トランプ革命で甦る日本(西村幸裕×ケント・ギルバート著:イースト・プレス)
 内容が拙者の考えと一致する為か、どんどん読み進めて2時間半で読み終えてしまった。(笑)
 要するに「自分の身は自分で守る」とは!?なのだけれど、平和ボケしている人が読むと「この本はけしからん」となりかねない。(滝汗)
 第二次世界大戦日本敗戦から70年以上経っているのに、世界的な枠組みは未だに「終戦直後のまま」。それらが色々な面で崩壊してきている。日本人がそれを見て見ぬ振りを続けるのはもう許されない切羽詰まった所まで来ているのである。しかし、その認識の無い人が多過ぎる。(号泣)

7冊目「超予測力 不確実な時代の先を読む10カ条」(フィリップ・E・テトロック&ダン・ガードナー著:ハヤカワ・ノンフィクション文庫)
超予測力 不確実な時代の先を読む10カ条(フィリップ・E・テトロック&ダン・ガードナー著:ハヤカワ・ノンフィクション文庫)
 1日で読了。注釈が巻末に40ページ以上あることから「あぁ、論文だな」と思うと同時に、注釈の度に巻末へ飛ばねばならず読み進めるのが少々厄介に感じた。大型本なら欄外に注釈を入れられるだろうが、文庫本サイズでは仕方ない。紙面の余白が少なく、文章量が多いので猶更読み進めるのが少々大変に感じる。
 この本で扱う「予測」はノストラダムスの大予言のような遠未来ではなく、長くて年単位という時間軸のものである。ある設問を与えられたら、まずはその問いを分解し、自分の既知事項に捕らわれる事無く必要となる知識と事象(エビデンス)を集め、多角的視点を持って集計し、更に調査を継続して得られた情報によって集計結果を修正する、という作業に関して多数の事例と共に解説している。
 拙者のような凡人がおいそれと実行できる類のものでは無さそうだが、その手法を知っておくのは大いにメリットがありそうだ。

8冊目「いとも優雅な意地悪の教本」(橋本治著:集英社新書)
いとも優雅な意地悪の教本(橋本治著:集英社新書)
 足掛け三日、実質2時間ほどで読了。タイトルに「いとも優雅な」と付くことから想像できるように、日本文学で「意地悪」と思われる部分の解説を交えながら意地悪を語っている。
 政治家は置いといて(/^^)/、樋口一葉や紫式部の文章を読み解く辺りは、当時の政治・身分制度・使われている言葉の知識などが無いと読んだだけではさっぱり分からんからスルーしてしまう、というのが「意地悪」だと指摘されると、「おぉ、そうだったのか!」と考えさせられたりする。
 連載記事を改めてまとめているので、全体的なまとまりは無いが、読んでいても十分面白い。

9冊目「ナショナル ジオグラフィック プロの撮り方 モノクロ写真」(リチャード・オルセニウス著:日経ナショナル・ジオグラフィック社)
ナショナル ジオグラフィック プロの撮り方 モノクロ写真(リチャード・オルセニウス著:日経ナショナル・ジオグラフィック社)
 実質半日で読了。初版は2006年2月と古く、Photoshopは高くて拙者はgimpしか使わないので、正直言って後半は不要だった。
 前半はモノクロ写真に対する考え方や機材の選び方、撮影時の天候についての解説、後半はPhotoshopを使ったモノクロ画像の扱い方の説明になっている。
  拙者みたいにフィルムカメラで散々撮影してきた者にとってはかなり物足りなく感じるに違いないが、モノクロに限らず作品作りに挑戦するのならこの本は大いに助けてくれるだろう。

 これだけ読んでも積読の山は減ったようには見えない。(泣)本の山を見る度に「もっと読まねば!」とは思うのだが、肝心要の実行がなかなか伴わないのが難点である。(滝汗)
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middrinn

どれも面白そうな本ですが、それだけ速く読めるのに、
冊数が少なく、積読が減らないのが、謎かと(@_@;)
『その積読、やめられます』という本は無いかな^_^;
by middrinn (2019-03-16 07:47) 

Rifle

middrinnさん
超絶読書家のmiddrinnさんならもっと速く読めるんでは?(^^;)
恐らく、書籍の量に対して読書に充てる時間が少な過ぎなんでしょうねー。昨年から極力買わぬよう努めている積りですけど、以前から読みたかった中古本が出たりすると、ついつい...で、本の山が更に高くなる、と。(滝汗)
by Rifle (2019-03-16 10:24) 

みうさぎ

いつもありがとうございますです~
「感情的にならない本」気になる
大人がいないも~も気になるなぁ~
実は 本 作り置きおかずを
買ってきましたわっ
今はそれが~関心ことなんです~
本興味沸いたら~一気に読めるんだよねぇ
心の糧になります(^^♪
積んで置くを解消してますねっ
部屋に本が無いのは精神が無いものだ!と
社会科の先生言ってました~(*´▽`*)

by みうさぎ (2019-03-16 12:49) 

Rifle

みうさぎさん
いえいえ、こちらこそ~。(^^ )/
料理関係の本?魅力的です。妻がご機嫌斜めな時に必要になるかも知れないし。(汗)
社会科の先生、鋭い所を突いてますね。ただ、ウチみたいに山積みなのもどうかとは思いますけど。(笑)
by Rifle (2019-03-16 13:52) 

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