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MarshallのギターアンプLEAD12(その1:現状確認) [音楽]

 先日ネット上を徘徊していたら、某所で「電源が入る事だけ確認したジャンク扱い」でマーシャルのLEAD12が売りに出ていた。このアンプは「Little JCM-800」という愛称で呼ばれていて、
# ちなみに、JCM-800は名機と言われた真空管タイプの大型アンプ。
プロが実際にレコーディングでも使用していた事でも有名だ。以前から気になっていて思い出す度に一寸探したりしていたのだけれど、有名な製品だけに中古でも値段が高く、とてもじゃないけど手を出せなかった。
 今回は非常に安い価格で出ていた為、「トランジスタなんだから、不具合がれば直せば良いじゃん」と思わず購入してしまった。
マーシャルLEAD12
「何だコイツ、ギターアンプばっかり買ってるじゃんかよ」と思われるかも知れないが...残念ながら(?)その通りである。(汗)

 LEAD12は生産時期によってシリアル番号に使われているアルファベットが違い、この個体はVシリアルだ。
Vシリアル
ネット上の情報に依れば、生産時期は1987年だそうな。
 まずは現状を確認する。フロントパネルは本来暗めに輝くゴールドなのだが、表面の酸化で茶色くなっている。裏面にジャック類は無く、輸入元ヤマハのシールが貼られている。
アンプの裏側
日本向けは110V仕様のままらしい。
110V仕様
シールの表記は「YAMAHA CORPORATION」となっている。以前は「YAMAHA MUSIC TRADING」だったが、87年を境にこの表記に変わったんだそうな。
 スピーカはCELESTIONのG10D-25が使われている。
CELESTION G10D-25
ホコリは少な目だが、全体的に薄汚れているし、あちこち錆が出ているので、湿気の多い場所で使われていたらしい。
 リバーブは無いので、フロントパネルはシンプルだ。
シンプルなフロントパネル
内部基板もシンプルな構造だ。
シンプルな内部基板
パワートランジスタには放熱器が取り付けられている。
パワートランジスタと放熱器
ギターを繋いで音を出してみるが...ボリュームのガリが酷くて、特定の位置でしか音が出ない有様。でも、出てくる音を聞く限りでは回路に不具合は無いみたいだ。

 30年以上前の製品なので、寿命を迎えているであろう電解コンデンサは全部交換だ。英国製だからかアキシャル型が使われているけれど、国内では価格が高い上に入手し難いので、通常のコンデンサに置き換える事にしよう。
 スピーカーユニットも磁力が落ちて来ているとは思うが、まずはまともに音が出るようになって、それでも物足りないようだったら改めて考える。
 スピーカーケーブルや電源ケーブルも細くて少々頼りないが、不具合は無いので当分は現状維持の予定。
 とりあえず、コンデンサを発注しなきゃね...

続く
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