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秋の信州(その3) [カメラ]

前回からの続き)

 朝8時過ぎに起床、布団を片付け荷をまとめてから外を見る。
朝の踊場湿原
一応太陽は出ているけれど、天気は下り坂のようで雲がとても多い。
 9時に朝食。相変わらず美味しい。
カルペデイムの朝食
アフターは果物入りヨーグルト。
朝食のアフター
朝からたっぷり食べて大満足。
 その後、色んな事をして遊んだ。また、オーナー・クマさんのご厚意でカワサキ・エストレヤに試乗させて貰った。
カワサキ・エストレヤ
コロナ蔓延前に中古で仕入れた車両だそうで、状態はかなり良い。

 早速霧の駅まで往復してみた感触は、「メチャメチャ良いやん、これ!!」
 エンジンは低速トルク重視で、スロットルに追従するエンジン回転の上がり方も緩やか。高回転まで回そうという気にならず、自然と「ノンビリ走ろう」と思ってしまう。乗り手を急かさない穏やかなエンジン特性だ。実際、初めて乗ったのに、走っている最中は景色をキョロキョロ眺めながら走る事そのものを楽しんでしまった。
# 借りてるバイクなのに...ねぇ。(^^;)
 オフロードのような完全直立に近い乗車姿勢で、シートに座って足を持ち上げた位置にステップがあるような感じ。スーパースポーツの上半身筋トレをしているような前傾姿勢とは無縁で、リラックスしたポジション。その代わり上半身にはまともに風圧を受けるので、自分が乗るなら一寸大きめのシールドを取り付るだろうなー。
 乾燥重量142kg・装備重量160kgで、オフロードと比べると25kgほど重いけれど、250ccクラス・スポーツタイプとほぼ同じ。金属パーツが多い為か、それなりの車重がある。現在乗っているER-6nの装備重量は206kgだから40kg近く軽いけれど、取り回し時の感覚はあまり変わらない。
 乗り味は、総じて雑誌やネットで書かれているのとほぼ同じ。スタイルがレトロチックだけど、それがこのバイクの性格をそのまま表していると言って良い。
 エンジン出力はヤマハ・セロー225と同じ15KW(20馬力)しかなく、車重もそれなりにあるので、高速道の追越車線を走るのはかなり辛いだろうが、走行車線をノンビリ走るのなら何とかなりそうにも思うし、景色を愛でながら下道を走るツーリングにはピッタシだなぁ...あっ、いかんイカン、欲しくなってきた。(笑)
# 帰宅後調べたら、中古でも凄いお値段...(絶句)。
 遊ぶのに夢中で撮影をすっかり忘れていた為、画像はこのエストレヤ一枚しかない。(滝汗)
# 申し訳ない...A(^^;)
 15時近くになったので、いよいよ帰宅する事に。クマさんに見送られながら一旦霧の駅方向へと走り出す。

 ビーナスラインにぶつかったら県道40を湖方向へと降りる。交差点を右折して国道20に進むと、交通量が一気に激増、市街地に入った事を実感しながら、渋滞気味の道をノロノロ進んでJR中央本線の線路を渡る。JR下諏訪駅が近くなると更に混雑が激しくなるが、駅から離れるのに従って徐々に交通量が減って行った。岡谷ICを通り過ぎて峠を越え、道の駅小坂田...あれ?工事してるやん。
# 帰宅後調べたら、道の駅は工事で閉鎖されていた。
塩尻IC脇を抜け、塩尻市中心部に近づくと、また交通量が増えてきた。あちこちの信号で停められながら前へと進む。JR洗馬駅近くまで来ると交通量は大幅に少なくなって、走り易くなる。同時に徐々に暗くなってきた。

 今回高速道を使わず国道19で帰るのは、漆塗りのコップを探す為だ。今まで使っていたゴブレットは漆が剥げて見すぼらしくなっただけでなく、水分が浸み込んで傷んだのか少し臭いがするようになってきたので、代わりのコップを探している。
 しばらく走っていたら「龍門堂」の建物に明かりが点いているのを見て、駐車場にSLK200を停める。
国道20沿いにある龍門堂
店内は広くて、漆塗りの小物から大きな家具まで、色んな品々が展示されている。塗りの箸などは数百円からあり、値段の幅が広い。やや奥まった所に奉仕品を並べているコーナーがあり、ここで汁椀とわっぱを購入。
特価の汁椀
汁椀はタモ材で長持ちするそうな。たまたま奉仕品として出した物だという。自宅で使っていた塗りの汁椀が割れて来て買い替えを考えているところだったので、ちょうど良かった。
特価のわっぱ
わっぱは材料が和材でなくて洋材だから安くしてあるのだそう。作りはしっかりしているから、これも長く使えそうだ。
画像ではだいぶ明るく写っているけれど、ほぼ真っ暗。改めて見ると、結構大きな建物だ。
龍門堂
走り出して少し進んだら、道の駅・木曽ならかわへ。
道の駅・木曽ならかわ
17時直前で、お店の人が閉める準備をしていた。慌てて店内に入り、お世話になった人へのお土産を買う。いつもならカフェ・ユーライフに寄ってムンッキを買って帰るけれど、今回は遅過ぎて買えなかった。(--;)
# 帰宅後に見たら、先月28日でユーライフ閉店!残念無念...(/_;)
 コップを求めて、再び走り出す。

 少し走ったら本山漆器店の明かりが点いていたのでSLK200を停めて店内へ。
本山漆器店
こちらも種類は豊富で小物から家具まで揃っていたが、残念ながら欲しいサイズのコップが無かった。お店を出ると、真っ暗。
 交通量が少なくなった国道19をひた走る。時々信号で停められる程度なので、制限速度前後で走っていてもストレスを感じない。
# こういう道をエストレヤで走っ...あ、いかんイカン。(笑)
道の両側にあるお店はほぼ全てが閉まっていて暗い事もあって、周囲の景色は何も見えない。前を走る車のテールランプを追いかけて走ってるような感じ。巡航速度は決して早くないがスムーズに流れているので、これからかかる時間を見積もり易い。
 道の駅・賤母を過ぎて少し進んだ辺りから、徐々に交通量が増えてくる。中津川市街地は、夕刻だが結構な交通量があって、あちこちの信号で停められる。このまま国道19を進むと時間がかかりそうなので、中津川ICから中央道に入る。

 中央道もかなりの交通量、帰宅の車が多いようだ。遅い車を抜こうにも、車が数珠繋ぎになっていて抜くのが難しい。そういう遅い車に限って追越車線をノロノロ走るんだよなー。接近すれば、下手すりゃ「煽り運転」とかって因縁を付けられてしまう危険性があるし、非常に厄介だ。
# こういう車の排除方法って無いのかな?
 土岐JCTを過ぎると少し交通量が減るものの、一寸走り難い状態は相変わらず。そのまま進んで小牧東ICで降りる。
 県道49・県道461・県道64と進むが、交通量はかなり多め。名鉄犬山線を渡る跨線橋も結構繋がっていて、4信号程で通り抜けた。県道183を進んで自宅近くのスタンドで給油、自宅へ20時過ぎに無事到着。

 今回は、集いの会の後カルペデイムに寄り損ねたので、改めて泊まりに行ったのと、期限切れになって久しいモノクロ・フィルムを消化したかったのと、子供の漆塗りのカップが欲しかったのと、の3点セットで出かけた。カップは買い損ねたけれど、その代わり汁椀が手に入って良かった。
# ん?(^^;

 フィルム消化を兼ねて持って行った機材は、ローライコード(3型)・コンタックスT2・フジカGS645の3台。
左からGS645、Rolleicord3、T2
フィルムはモノクロのブローニー3本、同じくモノクロの35mm、ポジのブローニー1本を消化した。数時間の撮影だったけれど、拙者にしてはかなり沢山撮影した方だと思う。
 3台とも撮影フォーマットが違う為、同じ場所で撮影しても細かくあちこち動いて写る範囲を調整する羽目になり、なかなか前へと進めなかった。やっぱり撮影は一つの機種に絞る方が良さそう。
# 昔、わの会・三輪先生にも言われたし。(^^;)
 コンタックスT2とGS645は露出計内蔵なので、それを使いながら撮影した。ローライコードはレンズフード付属の露出計(Rolleilux)を使ったけれど、随分前から測光値を見て「へ?」と疑問に思う事が多くなったので、独ゴッセンの小型露出計Digisixも持って行った。
ROLLEILUXとDigisix
# 新旧の違いはあれど、どちらもゴッセン製。
2つの露出計を反射式で測定して比べてみると、約1段半の違いがある。でも、入射式で測定するとほぼ同じ値。一体どうなってんの(?_?)...こりゃ、確り調べる必要がありそうだなぁ。

 何だか今回も課題だらけな感じになってしまったけれど、帰宅する直前までカルペデイムで遊んでいた為か、とても満足感の高い旅となった。久し振りの信州、本当に良かったなー。

(完)
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みうさぎ

こんにちわん
久しぶりに楽しめた信州~集いの会
お椀ゲット良い記念になった 目出度し~

by みうさぎ (2021-12-01 10:33) 

Rifle

みうさぎさん
お椀は思わぬ掘り出し物でした。
ホント、良かったです。(^^ )
by Rifle (2021-12-01 12:47) 

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