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RandallのギターアンプV2XM [音楽]

 先日、某オークションサイトを眺めていて「あ?これ良さそうじゃん。」でも、終了まで一週間あるので、入札が相次げば価格が上がってしまう。「とりあえず一寸入れておくとするか」と、1500円を上限に入札しておいた。

 一週間後、「おめでとうございます!あなたが落札しました。」というメールが。安く落札できるなんて思ってもみなかったから忘れてて「はっ?何のお話でしょ??」中身を確認したら「えっ...落ち...たんだ。」(笑)因みに、落札額は1200円一寸。
# 送料の方が高くついたわ。(--;)
そんな訳で数日後自宅に届いたのが、これ。
RandallのV2XM
Randall(ランドール)は1970年米国で創業したアンプメーカーで、拙者にとってはメタル系テクニカル・ギタリスト御用達というイメージが強い。

 今回これを入手した理由は簡単で、「30cm(12インチ)スピーカーを使いたかった」から。自分で12インチのスピーカー・キャビネットを作っても良いんだけれど、そんな事するより格安中古を漁る方が手っ取り早い。
 以前に12インチスピーカのヤマハF50-112F100-212を使っていたのだけれど、色々と事情があって両方共手放してしまった。
 その後はMarshall(マーシャル)のLEAD12(これも売却済み)、Guyatone(グヤトーン)のFLIP200Fを使っているんだけれど、スピーカの口径が小さい(FLIP200Fは8インチ)と「何となく」という曖昧な感触だけど音に迫力が無いのである。
 その点、F100-212は素晴らしいアンプだったが、小さな自宅で使うには大きさも出力(100W)も大き過ぎた。なので、「そこそこコンパクトで12インチのスピーカーを」と探し回っていたのである。

 楽器店などでは「初心者向け」に小さなサイズのギターアンプやベースアンプを沢山並べて売っている。
 しかし、拙者は「初心者こそ12インチ以上のスピーカーを搭載したアンプを使うべし」と思う。小口径スピーカーだとギターやベースの持つ音色の力が良く分からないと思う。
 増してや、ギターやベースの音がどういう物なのか理解できていない状態の初心者が、小さなアンプで音を出したらギターやベースの良さがなかなか分からないのでは?と。ある程度演奏技術が上がって来てアンプを自在に操れるようになってから、小口径にチャレンジすれば良いと思う。
 12インチ以上となるとアンプのサイズも出力もそれなりの大きさになるし、金額も初心者向けとは言い難くなるけれど、先の事を考えたら初期投資をケチるべきではないと考えるのである。

 さて、まずはいつものように一通り確認する。
 背面は密閉タイプになっている。
背面は密閉タイプ
背面右上にはライン入力・エフェクトのセンド/リターン・ch切替フットスイッチのジャックがある。
リアパネル
前面にあるヘッドフォン端子を使えば、CD等の音源を聞きながらスピーカーから音を出さずに練習できるようになっている。
 前面上にあるコントロール類は、左にクリーンchのレベル、オーバードライブchのゲインとレベルがあり、CH.SELスイッチでどちらかを選ぶようになっている。
フロントパネル・左側
EQ(イコライザー)は一般的な3バンド構成だが、その右側にはスライドボリューム式のイコライザーが3つ付いていて、更に幅広い調整が出来るようになっている。
フロントパネル右側
一番右は最終的な音量を決めるマスター・レベルだ。

 FLIP200Fと比べてみると一回り大きい。
FLIP200Fとの比較

FLIP200Fとの比較

FLIP200Fとの比較
背面を開けて中を確認する。背面は1.5cm厚の板でガッチリ作られている。
背面を開けたところ
スピーカーはGT12-8(8Ω)。
内蔵スピーカー
何故かネット上ではこの機種の情報が殆ど無くて詳細は分からないが、2017年に販売されたようだ。

 一寸音を出して見た。右端のMASTERにガリが出るけれど、他のボリュームは問題無し。
 出て来る音は、クリーンchは透明感のある、正しく「クリーン」なサウンド。マーシャルLEAD12もクリーンがとても綺麗な音だったけれど、それを上回る感じ。現代のオーディオライクなサウンドである。
 オーバードライブchは、メタル系ギタリストが愛用するだけあって激しく歪む。各弦の音が音圧の壁と言うか塊になって飛んでくるような感じで、
# どんな例えじゃ。(^^;)
各弦を分離させたコード感を感じるようなサウンドではない。ヘビーメタルそのものって言っても差し支えないだろう。

 実は、LEAD12を手放してから「しまった、あのクリーンな音を出せるアンプを手放すんじゃなかった」とかなり深く後悔していたのだけれど、このアンプのお陰で完全に救われた。(笑)

 製造からまだ6年程度しか経っていないので、電解コンデンサ等の消耗部品の交換はまだ必要なさそう。だけど、ボリュームの一部のガリが出ているので、近いうちに分解してきちんと動くようにしようと考えている。
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