テレビのリモコン修理 [電子回路]
自宅の液晶テレビ(シャープLC-32DE5)のリモコンは、昨日までは何事もなく普通に動いていたのに、今日の昼に突然電源ボタンの反応が悪くなった。
「ボタンの劣化かな?」と思っていたが、更に半日経った夕方にはどのボタンを何度押してもなかなか反応しなくなった。「ははーん、電池切れだな。」
デジカメに向けて電源ボタンを押して見ると、案の定赤外線LED(中央の丸い部分)は全く発光しない。
赤外線は肉眼では見えないけれど、デジカメは人間の目よりも検知範囲が広く、赤外線にも反応する。だから、このようにすればLEDがちゃんと光っているかどうか判る。
# 使う部品はほぼ同じなので、スマホとかでも同じように出来る筈。
電池ボックスの蓋を開けると...「げげげーっ、液漏れしてるやん!」
電池1本が液漏れを起こしていた。
入っていた電池は、「安定した品質」と評価されてプロカメラマンなどがよく使うパナソニックの金色の模様の電池、所謂「金パナ」である。いつ電池を交換したのか記憶が無い、という事はひょっとしたら購入してから一度も替えて無いのかも知れない。
このテレビを購入したのは2009年だから、それだけ古けりゃ液漏れしてもおかしくはない。ウーム、迂闊であった。(汗)
今まで使いっ放しだったから、全体的に汚れている。
分解する序でに奇麗にすることにした。
電池ボックス下側にあるネジ1本を外したけれど、筐体には分解用の隙間が無く、何処から外すのかが判らない。リモコン側面にある黒いゴムを少し捻ったら隙間が見えたので、そこにペーパーナイフを突っ込んで抉る。
かなり強い力で抉たら部分的に浮き上がって来たので、すかさずその隙間にマイナスドライバーを差し込んで更に抉ていくと分解できた。入ってるのは基板一枚だけだ。
液漏れした電池側の電極は電解液で傷んでいる。
濡れたボロ布で一頻り拭いてからNevrDull(ネバーダル:金属磨き)で電池に触れる部分を徹底的に磨いておいた。
電源ボタンの反応が悪かったのは、スイッチの代わりに使われている導電性ゴムの表面が傷んだためだった。
ヌメヌメしていたので、こちらもNevrDullで磨いて奇麗にした。
電池のある面とは反対側の面も、電池の位置は漏れた液で少し汚れている。
こちらもNevrDullで磨いた。
筐体は長年の汚れが蓄積していて、近くで見るとかなり汚い。
セスキ炭酸ソーダ溶液とボロ布で掃除したら奇麗になった。
リモコン両側の滑り止め用(?)の黒いゴムもかなり汚れている。
こちらもセスキ炭酸ソーダで拭いたら奇麗になった。
元通り組み立て、充電済みのニッケル水素電池を入れる。
電源ボタンを押すと、LEDが点灯する。
念の為にテレビに向けて操作すると、普通に反応して動くので、作業は完了である。
画像では分からないかも知れないけれど、以前と比べてもかなり奇麗になって、見た目も良くなった。これで当分は安心して使えるだろう。
一寸調べて見たら、この液晶テレビに対応するリモコンはOHM社からも発売されているし、シャープの中古リモコンも結構出回っている。一番安い物でも900円弱と、結構なお値段だ。
簡単な修理で使えるようになったから、大いに得した気分である。(笑)
「ボタンの劣化かな?」と思っていたが、更に半日経った夕方にはどのボタンを何度押してもなかなか反応しなくなった。「ははーん、電池切れだな。」
デジカメに向けて電源ボタンを押して見ると、案の定赤外線LED(中央の丸い部分)は全く発光しない。
赤外線は肉眼では見えないけれど、デジカメは人間の目よりも検知範囲が広く、赤外線にも反応する。だから、このようにすればLEDがちゃんと光っているかどうか判る。
# 使う部品はほぼ同じなので、スマホとかでも同じように出来る筈。
電池ボックスの蓋を開けると...「げげげーっ、液漏れしてるやん!」
電池1本が液漏れを起こしていた。
入っていた電池は、「安定した品質」と評価されてプロカメラマンなどがよく使うパナソニックの金色の模様の電池、所謂「金パナ」である。いつ電池を交換したのか記憶が無い、という事はひょっとしたら購入してから一度も替えて無いのかも知れない。
このテレビを購入したのは2009年だから、それだけ古けりゃ液漏れしてもおかしくはない。ウーム、迂闊であった。(汗)
今まで使いっ放しだったから、全体的に汚れている。
分解する序でに奇麗にすることにした。
電池ボックス下側にあるネジ1本を外したけれど、筐体には分解用の隙間が無く、何処から外すのかが判らない。リモコン側面にある黒いゴムを少し捻ったら隙間が見えたので、そこにペーパーナイフを突っ込んで抉る。
かなり強い力で抉たら部分的に浮き上がって来たので、すかさずその隙間にマイナスドライバーを差し込んで更に抉ていくと分解できた。入ってるのは基板一枚だけだ。
液漏れした電池側の電極は電解液で傷んでいる。
濡れたボロ布で一頻り拭いてからNevrDull(ネバーダル:金属磨き)で電池に触れる部分を徹底的に磨いておいた。
電源ボタンの反応が悪かったのは、スイッチの代わりに使われている導電性ゴムの表面が傷んだためだった。
ヌメヌメしていたので、こちらもNevrDullで磨いて奇麗にした。
電池のある面とは反対側の面も、電池の位置は漏れた液で少し汚れている。
こちらもNevrDullで磨いた。
筐体は長年の汚れが蓄積していて、近くで見るとかなり汚い。
セスキ炭酸ソーダ溶液とボロ布で掃除したら奇麗になった。
リモコン両側の滑り止め用(?)の黒いゴムもかなり汚れている。
こちらもセスキ炭酸ソーダで拭いたら奇麗になった。
元通り組み立て、充電済みのニッケル水素電池を入れる。
電源ボタンを押すと、LEDが点灯する。
念の為にテレビに向けて操作すると、普通に反応して動くので、作業は完了である。
画像では分からないかも知れないけれど、以前と比べてもかなり奇麗になって、見た目も良くなった。これで当分は安心して使えるだろう。
一寸調べて見たら、この液晶テレビに対応するリモコンはOHM社からも発売されているし、シャープの中古リモコンも結構出回っている。一番安い物でも900円弱と、結構なお値段だ。
簡単な修理で使えるようになったから、大いに得した気分である。(笑)