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なぬっ、冷蔵庫が!? [雑感]

 我が家の冷蔵庫は、10年程前に買い替えたシャープのSJ-KF46Rという機種である。
壊れたシャープ製冷蔵庫
先月辺りから「ブィーンブィーン」と時折大きな音がするんで「35度を超える酷暑だと冷蔵庫も唸るんだなぁ」と思っていた。昨年の夏も稼働時の音が結構大きかった事もあって、全く気にしていなかったのである。

 ところが、ある日の朝突然妻が「冷凍室が冷えていない!」と叫ぶではないか。「えー!?」手を突っ込んでみると、一応冷たいけれど冷凍室本来の冷たさではない。しかも「ブィーン」という音は全くしなくなっている。冷蔵室の冷たさが以前よりも鈍い感じ。本来の温度ではない。
 騒ぎを聞きつけた母が「そういえば、夜中の2時頃に目が覚めて、暑いから序でに氷を一かけら口へ放り込もうと思って製氷室を開けたら、氷同士がくっついて一塊になっちゃってて変だなぁと思った」と。一度氷が融けるほどの温度になって、その後再び凍ったらしい。
 とりあえずそれなりに冷たい状態を保ってはいるものの、何時また温度が上がるのか予測が付かない。現在設置している場所の寸法を測って、慌てて家電量販店へ。

 お店の中は平日だからか、客は殆ど居ない。
 店員に依れば、冷蔵庫で真っ先に壊れるのは冷凍室だという。冷凍室が壊れると冷蔵室など全体が次第に冷えなくなる状態になる事が多いんだそうな。
 最近の冷蔵庫は重量がどんどん重くなっているそうで、10年程前の機種と比べると40kgほど重いのが普通なんだとか。しかも、今は背面ではなく底面が熱くなる機種ばかりなので「床が温度に弱い材質だと設置後しばらくしてから問題が起きる事もある」と。へぇー、そうなんだぁ...

 現在の機種は主に2人用とされている容量なので、確かに小さい。3日分の食料を買い込むと冷蔵室が満杯になってしまう。これでは冷えるのに時間が掛かってしまい、効率が悪い。しかし、大きな冷蔵庫では設置場所に収まらないので、サイズを見ながら機種を絞り込んでゆく。
 メーカによって設計思想がかなり違うようで、野菜室の小さいメーカもあれば、冷蔵室の最上部内部へ出っ張りがある代わりに野菜室が広いメーカもあったりする。野菜室が小さいのは「カット野菜を前提にしているから」だそうな。そういえば、スーパーでカット野菜とペットボトル飲料を沢山買っていく若いママさんらしき人を良く見かけるなー。
 本体の大きさから4機種程に絞り、妻が使い勝手を念入りにチェック、今までの機種と野菜室や冷凍室の配置がほぼ同じのパナソニックNR-F604HPX-Nに決まった。今までよりも少し大きいサイズとなる。

 「配送は4日後の便が一番早いのですが、どうされますか?」と訊かれ、「既に冷凍室の中に入っている物が溶け出したりしているので、出来るだけ早くお願いしたい」と告げると、「あっ、故障でお買い上げなのですね、それはお困りでしょうから...少々お待ち下さい。」店員が店の奥に消えて行く。
 5分ほどで店員が戻って来て「現時点での配送を確認しましたら、明日16時以降の配達と、明日の14時以降で時間未定の2つの枠に空きが出ていましたので、どちらかで配送できます。時間未定は通常配送の後の空き時間を使うので夕方から夜になる事が多いですが、如何致しましょうか?」時間が判らないのは予定を組み難いので、16時以降の便でお願いした。

 帰宅したら、妻が早速冷蔵庫に入っている中身の棚卸して「予定を変更して、冷凍庫にある物を優先して消化するから、その積りで」と言う。いつ完全に止まっちゃうのかが判らないので、とにかく中身を減らして明日新しい冷蔵庫が来るのを待つのだ。
 拙者も普段は「太るから」と食べないアイスクリームもおやつに食べたりして、冷蔵庫の中身をとにかく減らすことに腐心した。
# 体重を増やしちゃいそうだな...
普段はチューハイの缶やスパークリングワインなどを買い込んで冷やしておくのだけれど、今回は冷蔵庫に入れずそのままにしておいた。

 翌日、朝食を食べ終ったら冷蔵庫の中を全てクーラーボックスなどへ移し替える。
 見た目では庫内はガラガラなので「クーラーボックス2つじゃスカスカじゃないの」なんて高を括っていたが、詰め込み出すと量が多いのに驚いた。(汗)クーラーボックス2つでは足りず、更に簡易クーラーバッグまで引っ張り出して来て、辛うじて収まった。
 「すぐ終わるだろう」なんて思っていたが、決して大きくないクーラーボックスにギチギチに詰め込むのに手間取り、2時間近くも掛かってしまった。
冷蔵庫から移した物はかなりの量になってしまった
解凍した物ばかりの昼食を食べ終わってしばらくしたら電話が入り「予定よりも早く終わったので、今から30分後位にはお届けできそうですが、どうしましょうか?」即座に「お願いします!」と返答した。

 30分後、自宅前に大きなトラックが止まり、ガタゴトやり始める。冷蔵庫が到着したのだ。 玄関からだと移動させる距離が長くなるので、居間を突っ切って直接台所へ運び込む事になった。
 作業員が新しい冷蔵庫の段ボールを縦長に切り裂き始めるので「(。´・ω・)ん?大きく縦長に切ってどうするの?」と思っていたら、切り裂いた段ボールを通り道となる部屋に敷いて床を傷めない為の保護材として利用している。「おぉー!流石だな」と一寸感心した。
 まず古い冷蔵庫を撤去して貰い、10分ほどかけて溜まっている埃や汚れを奇麗にした。その後、新しい冷蔵庫を収めて作業完了。実際にかかった時間は30分程だった。
新しい冷蔵庫
庫内が冷えるまで4時間程かかるそうだから、クーラーボックスの中身を移せるのは19時過ぎ以降。それまで35度前後の気温の中でクーラーボックスに頼る他ない。

 17時頃クーラーボックスの様子を見ると、片方の蓋の表面が汗をかいている。「何で水滴が?」と思って表面を触ってみたら、かなり冷たい。「ゲッ、保冷能力が落ちてるじゃん!」慌てて中を確認したら、保冷剤はやや融けているけれど、液体にまではなっておらず、何とか冷たさを保っている感じ。「あと2時間程度だから、大丈夫だろう。」
 夕食後、慌ててクーラーボックスの中身を冷蔵庫に移し替える。汗をかいていた方のクーラーボックスの中身はやや融け気味だったけれど、何とか持ち堪えてくれたようだ。

 以前と比べて庫内がだいぶ広くなった感じで、物の出し入れが随分と楽になった。「よぉーしっ、これで酒を買い込んでも大丈夫だな」と思ったら、背後から妻が「お酒とかは邪魔だから、入れるんだったら野菜室に転がしてね。邪魔になったら放り出すから宜しく!」と。
 うーん、どうやらお酒の行き場は無いらしい。飲むな!って事か(^^;)...(--;)
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