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次はエアコン!? [雑感]

 2週間ほど前なので少し前の話になるけれど、自宅居間で使っているエアコンは冷房にしてもあまり冷えてくれない。
冷えないエアコン
10年前に替えたパナソニックの機種である。
10年前の製品
連日体温のような気温なのでエアコンが無いと室内には居られない。けれど、冷房してもあまり冷えず「多少マシ」という程度にしかならない。しかも、日を追う毎に冷房能力が落ちてきているらしくて「これでエアコン動いてるの?」と思わずエアコンの状態を確認してしまう程になった。
 「酷暑だし、もう10年以上経つからなぁ」とは思うものの、それにしても冷えなさ過ぎる。でも、電力だけはドンドン消費するので「こりゃ、そろそろ買い替え時?」折りしも増税直前だったから「増税後に買い替えるよりは」と家電量販店へ足を運んだ。

 カタログを調べたり店員の説明を聞いたりし、我が家での使い方を考えた結果、同じパナソニックの機種に決定。工事は3日後の午後と決まり、それまでの間は隣の部屋のエアコンを使う事になった。
 隣の部屋は10畳弱の洋間だが、自宅を設計した設計士が「この洋間と居間の両方を一度に冷房できるように機種を選びました」という、部屋のサイズに対してややオーバースペックなダイキンのエアコンが天井に埋め込まれている。
隣の洋間にある代金のエアコン
こちらは自宅新築当初からあるけれど、殆ど使うことは無く、来客時などで年に一度動かすかどうか。しかも、ここ数年は全く動かしてない。「動くかな?」と思いながらリモコンを操作すると、無反応のまま。
 「え!?こっちも壊れてる?」と一瞬焦ったが、よく見るとリモコンの電池が消耗しているみたいで表示が殆ど見えない。「あぁ、電池が無いのか」と交換したら...やっぱり動かん。(汗)
動かないリモコン
液晶表示は普通に出るけれど、ボタンを押しても反応しない。よくよく観察すると、ボタンを押した直後に一瞬だけ液晶に表示される電波のようなマークが全く出ない。ボタンが接触不良を起こしているみたいので、早速分解する。
リモコンを分解
内部の基板は問題無いが、ボタンの導電性ゴムの表面が茶色ががっていて、テスターを当てても導通がない。
完全に分解したところ
ゴムの接触面が劣化して電気が流れない状態になっている。これでは動く筈はない。NevrDull(ネバーダル:金属磨き)でゴムの表面全てを磨き、念の為に基板側の接点も一通り磨いた。

 組み立てる際「あれっ、温度センサーが二ヶ所?」一つは、よく見かけるサーミスタ(黒い配線の先にある物)で、これは不思議でも何でもない。
温度検出用のサーミスタ
しかし、基板上側で筐体のスリットの直ぐ近くにダイオードが取り付けられていて、基板上ではサーミスタと同じ記号が割り当てられている。
このダイオードも温度検出用?
実は、汎用のダイオードでも温度係数は-2mV/K(K:ケルビン)程度で安定しているので、人間が耐えられる範囲なら温度測定用としても十分実用になる。けれど、個体差が激しいので、事前に特性を測定しておかないと精度はとても悪くなる。
 埋込式エアコンは高価で販売数もそんなに多くないだろうから、ひょっとしたら一々測定してから組みこんでいるのかも知れない。
# そんな事したら、生産ラインは大変だと思うけどなー。
そんな事を考えながら組み立てて操作すると...おぉ、ちゃんと動いた!(笑)体温のような気温の中、冷房無しという最悪の事態は回避できた。

 3日後の午後、2時間半ほど掛かったけれど、無事居間に新しいエアコンが付いた。
新しいエアコン
えらく飛び出しているので「大丈夫か?」と不安になるけれど、本体そのものは古い方よりもかなり軽いんだそうな。
 早速使ってみると...え?今時のエアコンって、こんなに冷えるの?...冷える速度や冷え具合が、今までとは全く違う。
 恐らくは近年の酷暑も想定して設計されているだろうし、技術の進歩もあるだろうから、良くなって当然だけど、ここまで性能に差が出るとは思ってもみなかった。

 大型家電が次々と買い替えになったけれど、これで一通り入れ替わったので当分は大丈夫...だと思いたい。(笑)
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