SSブログ

TLR200で加子母へ [バイク]

 4月24日は天気が良さそうなので、クシタニコーヒーブレイクミーティング(以下、KCBM)に出かける事に。所用でお昼までには自宅に戻りたいので、朝早く出発する。

 朝6時半に自宅を出発、スタンドで給油して県道183・県道17・県道95と進んで国道21に入る。まだ朝早い時間だけど、交通量は意外なほどに多い。トラックなどの業務用車が目立つ。国道248へと進むと更に交通量が増えるが、国道41に入ると交通量はそんなに多くない。
 大きなカーブが連続する山間部の国道で巡航速度もそんなに高くない為、非力なTLR200でも大丈夫。

 白川町に入ったら県道62(白川トチノキ街道)へ。この道も田舎道にしては交通量がそこそこある。極端に遅い軽トラを抜く程度で、流れは比較的スムーズ。それでも、大排気量バイクには物足りない速度のようで、ドゥカティや国産大排気量車達は拙者の乗るTLR200を軽々と抜き去って行く。
 東白川郵便局を過ぎると道の名前だけが国道256に変わるが、やや荒れ気味の路面は何も変わらない。走っているうちに、後方にオフロードバイクが2台付いてきているのに気が付いた。ノンビリ走る拙者を抜く気配は全くないので、250cc未満だろうね。

 国道257に突き当たったら左折して下呂方向へ。少し走って8時半過ぎに道の駅加子母に到着。既にかなりの数のバイクが停まっている。
道の駅加子母に集まったバイク
早速コーヒーを頂き、iPhoneに入れたクシタニアプリでQRコードを読み取ってスタンプを押す。
いただいたコーヒー
 KCBMが始まった頃は紙のカードでスタンプ欄は3個だったが、1年ほどでカードのデザインが変わったら欄が4個になった。更に数年後デザインが変わって欄が6個となって「えーっ、最初の頃の倍じゃん」と思っていた。
 現在紙カードは廃止されてスマホアプリのみとなり、欄は9個。但し、アプリダウンロードでスタンプが1個自動的に押されるので実質8個。東海三県で開催される回数はそんなに多くないので、欄が全部埋まるのに数年かかりそう。だって、スタンプだけの為に新潟や北海道のKCBMに行く訳にはいかんしねぇ。(汗)

 いただいたコーヒーを啜りながら来ているバイクを見て回ると、大阪とか徳島という遠方のナンバーもちらほら。
集まったバイク
皆さんファイターだなー。
 見て回ると珍しいバイクも来ている。例えばHONDA・CX500ターボとか、
HONDA・CX500Turbo
絶滅してしまった2ストエンジンのSuzukiガンマ(しかもウォルター・ウォルフ仕様!)とか、
スズキ・ガンマ・ウォルター・ウォルフ仕様
目に突き刺さるような鮮やかピンクのKawasaki・Z1000Rとか、
Kawasaki・Z1000R
普段お目にかかれないようなバイクが結構あった。
 コーヒーを配っている隣にFANTIC(ファンティック)のブースがあって、現行モデル3台があった。バイクを見ながら係員に話を聞かせて貰い、カタログも頂いた。
貰ったファンティックのカタログ
昭和の時代からバイクに乗っていれば必ず知っているオフロードに特化したメーカだけど、2度の倒産で国内販売をしない時期が長かった為、平成以降にバイクに興味を持った人だと知らないかも知れないナ。
 特に強く興味を惹かれたのはCABSLLERO・Scrambler500というスクランブラー・スタイルのバイク。水冷単気筒449ccというのは特段珍しい構成ではないけれど、乾燥車重はたったの150kg!しかない。この車重はロードバイクの250ccクラスとほぼ同じだ。年齢が上がってくると体力も落ちてくる為か、馬力よりも車重の軽い方が圧倒的に魅力的に映る。
 ただ、ヨーロッパ車の常でゲルマン民族の体格を前提にしている為、恐らくは手に伝わってくる振動は相当なものがあると考えられる。だから、高速道を長時間走るような状況だと振動が辛くなってくるかも知れない。この辺は実際に試乗してみないと何とも言えないなぁ...あ、それ以前に小売希望価格が113万円だから、どっちにしても買えんぜぃ。(苦笑&滝汗)
 10分ほど話を聞いてからTLR200の所に戻ったら、バイクの数が随分と増えていた。
バイクの数が増えた
コーヒーを飲み干したら出発する。

 来た道を戻り、国道256沿いにある道の駅茶の里東白川に寄る。
道の駅茶の里東白川
ここで和菓子を仕入れる。ここで売ってる抹茶クリーム大福(右の4つ)が家族は大好きなのである。
買ったお土産
この売店ではお茶の試飲があって、とても美味しい!流石お茶の産地だけの事はある。
 お土産をリア・トップケースに入れてから走り出す。

 国道256も県道62も交通量が少なくて走り易い。相変わらずリッタークラスのバイク達にはあっさり抜かれるけれど、遅い軽トラ・軽ワンボックスを軽く抜きながら進む。
 国道41は流石に交通量が多く、6台ほど繋がる車列の末尾を追走する。車の流れはスムーズだし、巡航速度も決して遅くはないので、わざわざ抜こうとは思わない。
 七宗町を抜けて川辺町に入った辺りで、スピードメーターの針がふわふわユラユラしているのに気が付いた。
TLR200のスピードメーター
「そういえば、TL125も同じ症状が出たっけ...って事は、壊れる前兆?(滝汗)」
 やや注意しながらメーターを観察する。20km/h以下ではほぼ正常だが、その速度域を超えると針が±3km/h位の範囲でフラフラする。TL125は走行中にフラフラの範囲がどんどん広がったけれど、帰宅するまでそのような事は無かった。
 国道248に入ると交通量は激増するが、渋滞するほどではない。国道21は交通量が少ないが、県道95はかなりの車の量だ。県道183を走り、スタンドで給油して11時半過ぎに無事自宅に到着。本日の走行距離98.4km、燃費39.8km/L。

 いつもならER-6nで出かけるところだが、今回はあえてTLR200にした。田舎道走行時の燃費がどうなのかを改めて確認したかったのと、TLR200のタイヤの劣化具合を知りたかったからである。
 結果としては、燃費は近所ぐるぐるよりもかなり伸び、一度も替えてないタイヤも思ったほどには劣化していなかった。ただ、今のタイヤはロード用で、晴れた日曜日に顔を出している木曽川河川敷を走るのはかなり難しい。タイヤが減ったらトライアル用に替えようと考えているのだけれど、このペースじゃ交換まで時間がかかりそう。(汗)
 それから、分かっていた事だけれど、厚さのないトライアルシートは時間と共にお尻が痛くなってくる。30分以上連続で走るような場合はエアークッションなどの対策は必要だなぁ。

 TL125での経験から、スピードメーターは「いずれ壊れるだろう」とは思っていたけれど、こんなに早く故障の兆候が出てしまうとまでは予想できなかった。(汗)今のうちからメーターをどうするか、考えておく方が良さそうだ。
nice!(25)  コメント(4) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

SLK200の軽整備(その2) [雑感]

前回からの続き)

 一週間後の17日は朝5時半過ぎに代車アイに乗って自宅を出発、スタンドで満タンに給油する。
 県道183・県道64と進むが、朝早い上に雨が降っている為か交通量は少ない。国道41も同様。県道349・県道84と進んで国道21に入ると乗用車が多くなってきたので、ゴルフ場の間を通る道を進む。交通量は極端に少なくて、たまに対向車が来る程度。
 国道21に戻り、国道19との交差点に近づくに連れて交通量が増えるものの、そこを過ぎると再びガラガラに。県道69を進む間にトイレに行きたくなり、県道66に入って直ぐの所にある道の駅土岐美濃焼街道どんぶり会館に入る。
道の駅土岐美濃焼街道どんぶり会館
駐車場には出勤途中と思われる機材満載のワンボックスやカラーコーンを積んだ軽自動車など数台が居るだけだった。用を済ませてスッキリしたら走り出す。

 県道20に入ると乗用車が徐々に増えてきて、県道33・国道363も同じような車の量。工場などへの出勤だろうか。
 国道257に入って岩村の街を抜けると交通量が一気に減ってほぼ単独走行の状態となる。抜きたくなるような遅いトラックなどもおらず、順調に進む。国道153に入っても交通量は殆どゼロに近い。風が強く吹いていて、時折雨脚も強くなる。山間部だからなのか、車体が少し揺すられるような強風も。
 走っているうちに再びトイレに行きたくなって、道の駅信州平谷に入る。
道の駅信州平谷
こちらも駐車場に居る車は少ない。雨は小康状態だ。
車は少ない
用を済ませたら直ぐに走り出す。

 山岳部を抜けて国道256との合流地点を過ぎると乗用車が激増する。相変わらず降り続いているけれど、山間部のような強い雨脚ではない。飯田市街に入ると更に交通量は増えるが、幸い走り難いほどではない。
 国道を離れて県道18から県道251へと進むと、こちらはガラガラ。再び雨脚が強くなってきた。県道226で国道153に戻る頃には雨も小降りになり、少し明るくなってきた。地元らしき軽トラックが車列の先頭でノロノロ走りしてて「マジかよ」と思っていたら、そのうちに右折していったので「ホッ。」中田切川手前で国道を離れて県道18へと進むと、雨は少し弱くなって更に明るくなってきた。殆ど交通量無い道を快適に進む。
 三峰川の手前まで来た時に時計を見たら「10分程度なら寄り道しても大丈夫そうだな」と思い、以前から気になっていたわき道に入る。

 ほぼ一直線の道を進むと堤防が近づいてきて、車が数台が停まっているのが見える。「ん?駐車場がある??」細い堤防上の道を進むと、そこは三峰川榛原河川公園だった。車を止めて少し歩いてみる。
三峰川榛原河川公園
生憎の天気で遠景は真っ白だが、新緑が鮮やか。
堤防の新緑
5分ほどデジカメとモノクロフィルムを詰めた35mmカメラで撮影したら県道18に戻る。
 三峰川を渡るといつものように一気に渋滞に突入。(汗)また雨が少し強くなってきた。あちこちで信号に止められながら進む。途中、スタンドでアイを満タンにして、11時少し前に無事ロッソコルサに到着。

 K社長に依ると、ハンドルから手を離すと左に寄っていくのはタイヤの摩耗が原因で、SLK200は簡単なハンドル調整で治ったそう。また、それとは別にハブベアリングの緩みが見つかって増し締め修正もしたそうだ。オイル交換もしたので、これで当分は大丈夫。
 その後も30分ほど雑談してからSLK200に乗って出発する。

 来た道を戻る。渋滞の中を進んで三峰川を渡ると、途端に交通量は殆どゼロに。小雨の降る中を順調に進む。12時半を過ぎたので、吉瀬田切大橋を渡って道の駅田切の里に入る。雨天なのに、駐車スペースはほぼ満杯。
道の駅田切の里
ここで、自宅から持参した栄養ゼリーを昼食代わりに食べる。
食べた栄養ゼリー
序でに売店でお土産を買う。前回買わなかったお酒を選んだ。
売店で買った土産
相変わらず小雨の降る中を走り出す。

 国道153はやや車の数は多いものの、順調に流れている。高森町に入ったら県道226・県道251と進む。また雨が少し強くなってきた。弁天橋を渡って国道153に戻ると、やっぱり交通量がとても多い。飯田IC脇を抜けて阿智村に入ると徐々に交通量が減ってきて、国道256との交差を過ぎると更に交通量が減る。
 上り坂の追い越し車線で遅い車をゴボウ抜きしたら、その後しばらくは単独走行となる。地形の都合なのか、時折たたきつけるような雨になったかと思えば、殆ど降らない時もある。
 順調に進んで国道257に入る。こちらも交通量はとても少ない。途中、道の駅上矢作ラフォーレ福寿の里に入ってトイレ休憩。
道の駅上矢作ラフォーレ福寿の里
雨天だからか、止まっている車はとても少ない。
駐車場はガラガラ
道を挟んだ反対側の斜面は、先週も咲いていたレンギョウの他にヤマツツジらしき花も咲いている。
ヤマツツジ?と黄色のレンギョウ
ヤマツツジ?
スッキリしたら再び走り出す。

 岩村の街に入ると交通量が少し増え、国道363・県道33・ 県道20・県道66・県道69と進むに連れて徐々に車の数が増えて行く。国道19との交差点周辺は案外車の数は多くなく、すんなり通り抜けられた。
 そのまま国道21・ゴルフ場の間を抜ける道・国道21と進んで可児の街に入ると交通量も激増する。いつも渋滞の国道248との交差点を抜けて県道84・県道349と進んで国道41に入る。
 国道41は交通量は多いけれど、雨天の為かいつもよりは車の数が少ない気がする。県道64を進んで名鉄犬山線の跨線橋手前は毎度おなじみの激しい渋滞。県道183も結構な交通量があり、遅々として進まなくて少々イライラ。スタンドで給油し、17時15分過ぎに無事自宅に到着。

 帰り道に、交通量ゼロの平坦な道でハンドルから手を放してみたが、勝手にどちらかに寄ってしまうような事は無く、普通に直進する。これで一安心。オイル交換も済ませたので、当分の間は整備無しに乗り続けられるだろう。メデタシめでたし、である。

(完)
タグ:SLK200
nice!(22)  コメント(2) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

今度は電源 [パソコン]

 年明け早々にマザーボードを交換した仕事用PCは先々週辺りから時々おかしくなるようになった。
仕事用PC
具体的には、突然「問題が発生したためPCを再起動する必要があります」というブルースクリーン(青い画面)が表示されるのだ。しかも、自動的には再起動しない事が多い。
 初めのうちは数日に1回程度だったが、徐々に回数が増えて1日に一回程度になってきた。「こりゃカナワンなぁ。何がおかしいんだろう?」と思っていたら、ある日突然「ブォーン」とファンが狂ったように回り出したかと思ったら突然電源が切れてしまい、「え?」と思っている間も無くまた「ブォーン」とファンが狂ったように回り出し...というのを繰り返すではないか。
 「こりゃーまともな状態じゃない!」慌てて電源ボタンを押したら一応電源は切れた。しかし、ある程度時間がたってから再度電源ボタンを押すと、やっぱり同じ症状を繰り返してしまい、ちっとも使える状態にはならない。「こりゃ参ったなー...。」

 一応、月一回程度の頻度でUSBメモリにPC内のデータ全てをバックアップしている。しかし、「そろそろ一ヶ月経つからバックアップするかなー」なんて考えていた矢先だったから、一寸焦った。
 電源ケーブルを抜いてからPC本体を観察していると、電源部のLEDが点灯しっ放しなのに気が付いた。「ありゃ?コンデンサにそんなに電気が残ってるのかなぁ?」そのまま電源ボタンを押してみると、接続したままのキーボードやマウスのLEDが一瞬光ってすぐ消えた。それ以上は何も起きない。
 PC内部に残留している電気を全て抜く為、電源ケーブルは抜いたままの状態で何度も電源ボタンを押し、10分以上経ってから電源ケーブルを接続する。

 恐る恐る電源ボタンを押してみたら....何事も無かったかのように普通に動き出した。「よしっ、今のうちに」と、USBメモリを接続してバックアップする。
 「よしよし、もう少しで全部パックアップが終わ...え!?(@@;)、画面が固まってるじゃん!」画面に表示させている時間は数分前の時間のままになっていて、秒が全く動いていない。「...ダメじゃん...(--;)。」
 仕方ないので、電源ボタンを長押しして電源を切り、電源ケーブルを抜いてから電源ボタンを5回ほど押し、更にそのまま5分ほど放置。その後電源ケーブルを接続して電源ボタンを押したら、またまた普通に動き出した。
 「よしっ、今度こそ今のうちに!」改めてUSBメモリにバックアップを取るが、今度は全部を一括ではなく、ディレクトリ(フォルダ)毎に分けてバックアップした。こうすれば、仮に途中でまた固まったとしても、固まる直前までに終えたバックアップは無事だから、後の作業が楽になる。今度は問題無く全部をバックアップできた。

 「それにしても何がおかしいんだろう?」起きた現象を改めて整理してみる。
  • 2週間ほど前から、突然固まったりブルースクリーンが出るようになった。
  • 電源ボタン長押しで電源を切り、再度電源を入れると普通に動く。
  • 接続しているマウス・キーボード・オーディオI/Fは正常。
  • 画面関係は問題無し。
  • 日を追う毎に現象の発生間隔が短くなってきた。
  • ブルースクリーンに表示されるコードはほぼ毎回違う。
マザーボードは交換したばかりだし、グラフィックボードがおかしいとは考え難い。ハードウェアの特定部分がおかしいのなら、ブルースクリーン時のコードは毎回同じ筈。「...ひょっとしたら、電源がイカレたのかも。」

 幸い、子供が使っていない電源ユニットを持っていたので、それと交換してみる事に。
使っていない電源ユニット
本体の蓋を開ける。右下に見えている銀色が電源ユニットだ。
電源ユニット交換前
古いユニットを取り外して入れ替えた。
電源ユニット交換前
元通りに配線をし直して電源ボタンを押すと、すんなりと動き出した。交換して数日たっても、一度もブルースクリーンは出ていない。「やっぱり電源だったか。」
故障している電源モジュール
このユニットはHP純正品だ。
電源ユニットはメーカ純正品
このモデルは2015年5月発売、すでに6年ほど経っている為、寿命を迎えてもおかしくない。

 どうせ故障しているのだから、開けて中を見てみる。
ユニットの蓋を開けたところ
一見問題なさそうに見えるが...やたらと白いボンドのような物が多いのが引っかかる。
白いボンド
端の方にある電解コンデンサは問題無さそうに見えるが、
コンデンサは問題無さそう
中央付近にあるコンデンサは頭が少々膨らみかけている。
コンデンサ上部が膨らみ気味
不具合の原因は恐らくここだろう。
 汎用品のコンデンサなら全部交換しても1500円程度に収まるけれど、生憎低ESRタイプが使われているのでもっと費用が掛かる。
 しかし、電源ユニットは(贅沢を言わなければ)7千円程度で新品が買えるので、わざわざコンデンサを交換して使い続けるほどの事は無いように思う。だから、分解して使えそうな部品を取り外す事にした。あちこち部品を外し、使えそうな部品だけ集めた。
使えそうな部品
制御回路の基板はチップ部品だらけなので、拙者の腕では部品としての流用は無理だ。
制御回路はチップ部品
コイルも使い道は無いので、こちらは廃棄となる。
こちらは廃棄
配線とユニットケースは何かに使えそうなので、保管する。
ケーブルとケースは使えそう

 今回交換した電源ユニットも中古なので、どの位持つのかは使ってみないと分からない。
 今のところ問題無く動いているので、また問題が出たらその時に改めて考える事にしよう。
nice!(23)  コメント(2) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

SLK200の軽整備(その1) [雑感]

 先日、子供が「SLK200はハンドルのセンターがずれていて気になる」と言い出した。タイヤもまだスタッドレスのままなので、「じゃぁタイヤ交換の序でにロッソコルサ(伊那市)で見て貰おう」という話になった。

 10日朝5時半過ぎに自宅を出発、屋外は冷え込んでいる。
 県道183・県道64と進む。朝早い為か交通量は少ない。国道41に入ると大型トラックが目立つけれど、こちらも交通量は少ない。県道349・県道84と進んで国道21に入ると、乗用車が多くなってきた。国道21は拡張工事が続いているけれど、可児川に架かる橋が片側一車線なので、渋滞しやすい道路構造である事に変わりはない。名鉄御嵩駅近くまで来ると交通量がほぼゼロとなったので、ゴルフ場の間を通る道は使わず、そのまま国道21を進む。
 国道19との交差点は車がやや多かったものの、そこを過ぎるとガラガラ。県道69・県道66・県道20・県道33・国道363と順調に進み、国道257に入る。トイレに行きたくなり、道の駅上矢作ラフォーレ福寿の里に寄る。
道の駅上矢作ラフォーレ福寿の里
車外に出ると「寒いっ!」気温は2.5度しかない。
気温は2.5度
山林側を見ると、レンギョウが咲いていた。
道の駅近くのレンギョウ
建物の背後にある斜面には、ほぼ満開の桜が咲いている。
建物の裏側に咲く桜
建物の裏側に咲く桜
用を済ませたら走り出す。

 相変わらず交通量は少なく、すんなりと国道153へと進む。こちらも交通量が少ない。相変わらず気温は低いままで、治部坂高原スキー場は日陰にわずかだが雪が残っている。やっぱりここは寒いんだねぇ。
 国道256との分岐点を過ぎると急に車の量が多くなる。飯田市街に入ると渋滞するほどではないものの、交通量は非常に多い。国道を離れて県道18から県道251へと進むと、こちらはガラガラ。またトイレに行きたくなり、道の駅南信州とよおかマルシェに寄る。
道の駅南信州とよおかマルシェ
自宅を出る前にお茶をがぶ飲みしたのが原因?(笑)

 県道226で国道153に戻ると、交通量は多い。老人運転の軽自動車は巡航速度が制限速度よりも遅くて、少々イライラする。7分ほどで老人の軽が左折していったら流れがスムーズになった。ホッ。
 飯島町に入ったら、駒ケ根市街の渋滞を避けるべく県道18へと進む。こちらも交通量は非常に少なく、とても走り易い。
 途中、前後に車も人もおらず道が平坦な所でハンドルから手を放してみたら、ほんの少しずつだが左に寄っていく。「ウーム、こりゃタイヤの摩耗か、それともアーム関連か?いずれにしても、調べて貰う方がよさそうだな」などと考えながら 三峰川を渡って市街地に入ると一気に渋滞気味。(汗)そんな中を進んで10時半過ぎに無事ロッソコルサに到着。

 症状を説明すると、K社長曰く「ハンドルに繋がるロッドを調整すれば治るでしょう」と。左に僅かずづ寄っていくのは「アームのゴムブッシュが劣化して微妙に動きがおかしくなる事は考えられるけれど、昨年車検で点検した時には問題無かったから、一寸考え難いです」と。とにかく足回りを改めてチェックして貰う事になった。翌週の17日までには作業が終わるそうなので、17日に引き取る約束をし代車アイを借りてロッソコルサから走り出す。

 来た道を戻るが、伊那市街地はかなりの混雑だ。コロナ蔓延で、公共交通機関を使わず車で移動する人が多いのかも知れない。三峰川を渡って少し進むと交通量は激減、走っているのは拙者の乗るアイのみとなる。気温は低いが日差しが強くて車内がだんだん暑くなってきた。数少ない信号で止まったタイミングで上着を脱ぐ。
 この時期は色んな花が咲いていて賑やかな感じがする。途中、密集して咲いているのを見つけ、車を止めてデジカメで撮影。
花が綺麗
花が綺麗
花が綺麗
花が綺麗
三脚を立てて撮影している人も居た。これだけ咲いていれば、たっぷり撮影できるだろう。「フィルムカメラも持ってくれば良かったなー」と一寸後悔する。

 昼になったので、道の駅・田切の里に入る。
道の駅田切の里
近くで桜が咲いている。
近くの桜の木
土曜だからか、車も客も多い。
車も客も多い
ここで自宅用にお土産を購入。
購入した土産
日本酒は300mlの小さな瓶だ。お試し用にはちょうど良い量である。自宅から持参した栄養ゼリーで軽い昼食を済ませたら走り出す。

 国道153はそこそこ車が多かったけれど、県道226・県道18・県道251はほぼガラガラ。県道226で国道153に戻ると、交通量は激増、少々渋滞気味。それでも飯田市街を抜けると徐々に車の量が減って行く。阿智川に並走する区間で花が綺麗なので、アイを止めて少しだけ撮影。
阿智川近くの花
阿智川近くの花
阿智川近くの花
5分ほど撮影したら走り出す。

 国道256との分岐を過ぎると交通量が減り、住宅街を抜けるとほぼ単独走行となる。相変わらず日差しが強い。途中にある電光表示板の気温は「10度」だった。朝と比べると随分と高くなっている。
 山岳区間を抜けて国道257と進むが、こちらも交通量はとても少ない。順調に進んでいたら、平岩トンネルを抜けて少し進んだ所に、道の歩道に何やら黒い物が見える。「何じゃ、ありゃ?...(@@;)!ひょっとして、新手のネズミ捕り機?!」だが、周りには警察官も警察車両も無い。「へ?どういう事??」そのまま通過したが、その先にも警察関係者も車両も居ない。試験運用中なのかな?
 帰宅してから調べたら、スゥエーデンの計測器メーカー・センシスガッツオグループのセンシスMSSS(使用電波はKバンド)だった。国内では北海道・千葉県・埼玉県・岐阜県・香川県のみが導入しているそうな。電波によるドップラー式だから、運用には電波法に基づく免許が必要となる。
 こんな取り締まりしたって事故は絶対に減らないんだけど、警察って未だに昭和の時代のままなのねー。(苦笑)

 一休みしたくなって道の駅上矢作ラフォーレ福寿の里に入ると、やたらと出店が目立つし客も多い。
道の駅上矢作ラフォーレ福寿の里
出店は一つだけ日本人らしい店主だったが、それ以外は全て外国人。看板は日本語だから、恐らく日本語を話せるんだろう。遠巻きに見ながら少し歩いて体をほぐす。
 アイの方に向かって歩いていたら、警察車両が入ってきてアイをジロリと睨めつけていった。

 再び国道を走るが、岩村の街に入ったら交通量が一気に増える。この辺でこれだけ交通量が多いのは珍しい。国道363へと進んでも状況は変わらず、かなり長い車の列が連なって走る。
 県道33へ進むと交通量が一気に減るが、県道66に入ったらやっぱり交通量が多い。県道69へと進むと、更に車の量が増えて行く。国道19との交差点を過ぎて国道21を進む。こちらも交通量は多いが、乗用車ばかりなのでスムーズに流れている。御嵩の街に入るともっと交通量が増えるが、まだ帰宅ラッシュの時間帯の前なので渋滞するほどではない。県道84・県道349・国道41と進み、県道64へ。
 案の定、名鉄の跨線橋手前から渋滞している。かなり待って、ようやく橋を渡り県道183に進む。途中スタンドに寄って給油、自宅には17時過ぎに無事到着。

 代車フィットだと何ともないのに、アイだと一定時間走ると休憩したくなってくる。車体サイズとサスペンションの味付けが違うからだろう。アイは何となく細かく揺すられる感じで、長時間乗っていると疲れてくる。
 今回は花の撮影で停車したので、その分休憩回数は少なくて済んだけれど、通常なら自宅までの間に最低でも三回は休憩したくなる。

 次は17日、SLK200を引き取りに行く。という事は、また朝早起きだな。(汗)

続く
タグ:アイ SLK200
nice!(21)  コメント(2) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

機械式時計とマグカップ [時計]

 昨年末にオーバーホールの終わった機械式時計は、三ヶ月ほど経った頃から妙に進むようになってしまった。
オーバーホールが終わった時計
そのうちにハックが効かなくなってきて、
ハック:リューズを引くと秒針が止まる機能。
更に進むようになって日差+15秒以上になり「こりゃおかしい???」再びお店に持ち込む羽目に。渋滞する名古屋市内を走るのは嬉しくないが、仕方あるまい。
オーバーホールを依頼した店舗
修理伝票を見せながら若い店員に状態を説明。以下、その時のやり取りだ。
店員:あぁ、そうですか。では確認します。
   (時計を色々動かしてみる。)
店員:ハックは普通に動きますよ??
拙者:え?どれどれ...
   (時計を受け取って操作する。)
   やっぱり秒針止まらないですよ。
   (店員の目の前で操作して秒針が止まらない状態を見せる。)
店員:あ、おかしいですね。もう一度確認します。
店員がリューズを4回ほど押し込んだり引き出したりした後、もう一度引き出したら「あっ」という店員の声。店員の手元を見ると、すっこ抜けた巻き芯が一つ...。\(^^;)/
巻き芯:リューズが付いている棒状の部品。
店員:抜けちゃいましたね。(軽~く一言...。)
   (そのまま押し込んで時計に戻す。)
   では再びお預かり致します。
   4週間ほどお時間がかかってしまいますが宜しいでしょうか?
拙者:はい、お願いします。(本当に大丈夫...だよねぇ?)
のんびりしていると駐車料金が嵩むので、時計を預けたら慌てて店を出た。

 帰り道、序でにクシタニ名古屋店に寄る。2年以上前にスタンプカードは印が全部埋まっていたのだけれど、なかなか立ち寄る機会が無くて景品に交換していなかったのだ。
 お店で早速交換して貰う。序でに、出来上がったばかりのカタログもいただいた。
マグカップとカタログ
以前はマグカップだけだったのに、今はレザーのキーホルダーも選べるようになっていた。
 クシタニがCBM(コーヒーブレイクミーティング)でスタンプカードを初めて出した時にはスタンプ欄は3個だけだった。が、一年後には4個になり、その次は6個に。
 今回交換したカードは6個で、このカードが満杯になった少し後にコロナウィルス蔓延の関係でスタンプカードは廃止となった。
 その代わりに、クシタニのスマホアプリでスタンプを集める仕組みになったけれど、スタンプ欄は9個になっている。CBMは開催回数が少ない上に、九州や北海道での開催もある。これじゃ、一年で欄を埋めるのはまず無理だ。
# クシタニもなかなかやってくれるねぇ。 そういえば、クシタニやカドヤの製品はライコランドなどの量販店では見かけなくなった。CBMとは直接関係無いだろうけれど、利益率やらなんやらの都合で自社販売に絞っているのかも知れない。

 その数日後、別のお店から「修理不能」という連絡を受けて、もう一つの機械式時計を引き取ってきた。RADO(ラドー)のRoyal Elegance(ロイヤルエレガンス)、昭和の時代の時計である。
ラドー・ロイヤルエレガンス
このデザインが好きで、わざわざ探して中古で購入した物だ。
 Vacheron Constantin(ヴァシュロン・コンスタンタン)に同じデザインで本体がゴールドのモデルがあるけれど、車一台が軽く買える(!)お値段である。例え冗談であっても手を出せる額ではないので、近年になって取引価格が落ちてきたRADOを探したのであった。

 お店で受け取る時に修理不能の理由を尋ねたら、「メカを本体から取り出せないから」と。という事は、巻き芯を抜くところまでは出来たのだろう。自宅に戻り、裏蓋を開けてみた。
裏蓋を開けたところ
一見問題なさそうだが、よく見るとメカと本体の間に隙間が全く無い...のではなくて、メカの方が裏蓋の穴よりも大きいのだ。
裏蓋の穴より内部の機械の方が大きい
この裏面はプレス圧入になっているようだ。専用プレス機を持っている修理業者でないと、作業は恐らく不可能だろう。メーカ送りにすれば間違いなくオーバーホールできるだろうが、一体幾らかかるのか分かったもんじゃない。
 とりあえず、古いRADOも手掛けているお店に当たってみようかと考えている。でも、そのお店も名古屋中心部なんだよねー。(溜息)
nice!(26)  コメント(4) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

後付けの引き出しを追加 [雑感]

 引き出しを後付けで付けたら、使い勝手は想像以上に良い。
 相変わらず百均のピンク・カゴはまだ机上にあって場所を占有し続けているので「やっぱ、もっと引き出しを取り付けてカゴを無くそう!」ネット上を探し回って前回よりも一回り以上小さい物を発注、数日後に届いた。
届いた引き出しミニ
ちなみに、取り寄せたのはコイツだ。






開封したら、引き出しの中に両面テープと木ネジが入っていた。
取付用の両面テープと木ネジが入っている
木ネジを使わなければならないほど重い物を入れることはないので、今回は両面テープを使う。
 テープは引き出しのほぼ全体を覆うサイズだが、そんなに大きい必要はないので、1cm程度に切り出した。
両面テープは1cm程度に切り出す
左右に貼ると出し入れの操作でぐらつきそうなので、前後に貼った。
前後に貼ったところ
そして、机に貼り付ける。
机に貼り付けたところ
サイズが小さいので、今回ははみ出さずに済んだ。(笑)
今回の分ははみ出していない
机上のカゴから物を移したら作業完了である。
荷物を引っ越したところ
 今まで使っていた百均のピンク・カゴは御役御免...ではなく、分解した部品の入れ物として使う予定。
百均のミニ・カゴ
狭い部屋で分解している為、作業中に手が当たったりして部品を入れたミニ皿なんかをひっくり返しちゃって「キャーッ\(^^;)/」って事が頻繁にあったのだ。(滝汗)今回の引き出し取り付けの副作用(?)みたいな使い方だが、案外その方が有難かったりするかも。(笑)
 これで目出度しメデタシ、である。
nice!(23)  コメント(2) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

改めてラジカセ日立パディスコTRK-8180のオーバーホール(その3) [雑感]

前回からの続き)

 まずは裏蓋のアンテナから作業を始める。アンテナはネジ止めされている。
アンテナ2本はネジ止め
外して、出来る限り分解する。
出来るところまで分解する
分解したらNevrDull(ネバーダル:金属磨き)で磨く。画像下側が磨く前、上側が磨いた後。
下が磨く前、上が磨いた後
接続する端子面も良く磨いておく。左下が磨く前、右上が磨いた後。
左下が磨く前、右上が磨いた後
筐体と取っ手も全て分解したが、筐体全面裏側にある電源LEDの配線は加熱圧着されている箇所がある。
一部熱圧着されているLED配線
熱圧着されているLED配線
水洗いするので、外せない配線に付いている端子はビニルなどで保護する事に。
 裏蓋のアナログプレーヤー用アースは、ペンチで外せた。
アナログプレーヤー用アース
アンテナの配線はやはり取り外しができないので、ビニル袋を被せて保護する。
端子はビニル袋で保護0
自宅前でカーシャンプーと洗車ブラシでゴシゴシ洗ったら、まぁまぁ奇麗になった。直射日光を当てると劣化が激しくなるので、半日ほど陰干しした。
筐体は洗って陰干し
乾いたら、部品を取り付ける。まず、外した取っ手を取り付ける。1mmほどの厚みのある金属板で固定するだけだ。
取っ手を金属板で固定
アナログプレーヤー用アースは、取り付ける前にNevrDullで磨いておく。右半分が磨く前、左半分が磨いた後だ。
右半分が磨く前、左半分が磨いた後
ダイオードブリッジとヒューズの載る基板は、ネジの取り付けに苦労した。
ネジをペンチで回して固定する
通常のラジオペンチでは何もできず、先の曲がったこのペンチを新たに調達する羽目になった。(汗)
 ボリウムのつまみ類はワイヤーブラシで磨いたが、腐食が激しいので痕が残ってしまうのは仕方がない。
ワイヤブラシで磨いたところ
カセット部に嵌め込まれている透明な樹脂板は内側を洗えなかったので、汚れが取り切れていない。色々やってみたが外れそうにないので、裏で接着されている固定部品をやや強引だが打ち抜く。
裏側から打ち抜く
やっと外せた。
外せた樹脂版
固定していた部品は樹脂製。こちらも表面のメッキが劣化しているのでNevrDullで磨く。右が磨く前、左が磨いた後。
右が磨く前、左が磨いた後
腐食が激しいので、やはり完全には奇麗にならなかった。
 筐体上面のラジオチューナー部は、液体コンパウンドで一部だけ磨いてみたら、少し奇麗になった。
磨いた部分だけが少し奇麗
筐体両側のメッキ面や取っ手の金具も表面が錆びている。
メッキ面に錆
コンパウンドで磨いたら、少し奇麗になった。
コンパウンドで磨いたところ
錆びて盛り上がってしまった部分は、磨いても奇麗にはならない。まぁ、仕方あるまい。
 外したカセット部の樹脂版は、左半分をコンパウンドで磨いてみたら一寸奇麗になったように見える。
コンパウンドで左半分を磨いたところ
しかし、角度を変えると、全体に細かい傷があって白っぽい。
全体的に白っぽい
四輪塗装面用の液体コンパウンドでは、アクリルなどの樹脂面には粒子が大き過ぎて傷になるようだ。樹脂用のコンパウンドを使わない限り、これ以上は奇麗には出来そうにない。

 透明な樹脂板は白っぽいのが非常に気になるのだけれど、とりあえず作業はここまでとする。樹脂用コンパウンドを入手する機会があれば、その時にまた作業する事にしよう。
 後は組み立てるだけだが、その前にいよいよ本来の目的だった「TKR-8180を参考にしながらTRK-8280ナイロン糸の組付け」に取り掛かるかなぁ...

(続く)
nice!(20)  コメント(2) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

改めてラジカセ日立パディスコTRK-8180のオーバーホール(その2) [雑感]

前回からの続き)

 部品が届いたら、メイン基板を外しにかかる。先ずはスイッチと連動している樹脂部品を、記録画像を撮影しながら外す。
スイッチと連動する樹脂部品
スイッチと連動する樹脂部品
ギボシ端子も記録しながら外してゆく。
ギボシ端子
ギボシ端子
内蔵マイクに繋がる配線(赤の電線)は、他の機種と共用しているのか異様に長さが長い。
右マイク配線がやたらと長い
もう片方のマイク配線も同様だ。
左マイクも同様
ヘッドフォン端子に繋がる配線やスピーカに繋がる配線等は、配線をまとめる内部のフックに引っ掛けられている。無理して引っ張ると断線してしまうので要注意。
配線はフックに引っ掛けられている
フォン端子
コネクタ類も記録しながら外す。
コネクタ
コネクタ
コネクタ
コネクタ
内部フレームに基板を固定するネジ1本と、基板を抑える樹脂製の爪を外して基板を取り出し、電解コンデンサを交換する。負荷のかかる電源の平滑回路は、案の定コンデンサが液漏れを起こしていた。
コンデンサの液漏れ痕
 メイン基板のコンデンサを全て交換したら、次はマイク入力部を外す。
マイク入力部の基板
電解コンデンサを交換した序でにボリウムも外して分解した。
マイクボリウムを分解
かなり使い込まれている。NevrDull(ネバーダル:金属磨き)で清掃したら奇麗になった。
クリーニング後
元通りに組立てて、基板に戻す。
 トーンコントロール部のボリウムも同様に全て分解して清掃した。
トーンコントロール部のボリウム
録音ボリウムやスイッチの部分は、埃侵入を防ぐための黒い不織布が載せられている。
埃防止の黒い不織布
外すとスイッチが並んでいる。不織布のお陰で、外観は奇麗だ。
外観は奇麗
こちらも外して分解する。
基板から外したところ
録音ボリウムは内部が酷く汚れていた。
汚れているボリウム内部
このスイッチは、あまり見た事の無い形状だ。
変わった形状
内部は汎用スライドスイッチと同じ。
分解したところ
接点が多いと本体も大きくなる。
こちらも分解
内部接点を磨くのは毎回気が抜けず、本当に疲れる。
接点を磨いたところ
奇麗になったら元通り組み立てる。
元通り組み立てる
ツマミは樹脂にメッキされていて、かなり錆びている。
ツマミのメッキが錆びている
深い傷が無いので、磨いたら奇麗になった。
磨いたところ
カセットテープを持っていないので、DRPS回路の部分は今回何もしない。
DRPS回路は今回触らない
交換したコンデンサは、結構な量となった。
交換したコンデンサ
電解コンデンサは金色の被覆の為、交換し終わった基板は一寸だけ豪華に見える。(笑)
作業の終わったメイン基板
回路部は一通り作業が済んだ。次は筐体だな...

続く
nice!(23)  コメント(2) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

改めてラジカセ日立パディスコTRK-8180のオーバーホール(その1) [雑感]

 TRK-8280は、デジカメ不具合で作業が行き詰ってしまった。
 画像無しだと、ラジオの針とポリバリコンを接続しているナイロン糸の取り回しが分からない。うろ覚えの記憶を辿って糸の取り回しを散々試してみたけれど、どうやっても上手く動かないのである。「うーん、やっぱりお手本が無いと無理だなぁ。」
 仕方ないので、改めてオークションで仕入れた。
仕入れたTRK-8180
日立パディスコTRK-8180である。1979年発売で定価6万9千8百円、長年使い続けていた思い出のある機種である。「どうせ仕入れるなら、昔使っていたのを」と考えたのだ。内部はTRK-8280とほぼ同一だから、これをオーバーホールすればナイロン糸の取り回しも分かる筈。

 早速作業に取り掛かる。TRK-8280の時はデジカメ不調で画像が少なかったけれど、今回はたっぷり撮影してあるので、TRK-8280の時よりも画像が多くなる。(笑)
 本体裏側にあるプラスのネジ全てを外すと裏蓋が外れるけれど、配線が繋がったままなので少しの隙間しか開かない。
隙間は少しだけ
この白と黒の配線は外部アンテナ端子に繋がっている。基板側はギボシ端子になっているので外すと、90度位には開けられるようになる。
90度位に開くようになった
真ん中の青い線はフォノ・アース端子に繋がっている。
# ちなみに、「フォノ(Phono)」はアナログレコードプレーヤー用で、MMカートリッジ・タイプのみの対応。
これも基板側はギボシ端子になっているので簡単に外せる。裏蓋に取り付けられた電源トランス部から赤い配線が基板に繋がっている。
電源からは赤い線で基板に接続
こちらもギボシ端子になっている。それらを外すと、ようやく裏蓋が外れる。
外れた裏蓋
電源トランスと、整流ダイオードブリッジ・ヒューズが載った基板が直接取り付けられている。電池ボックスは一体成型ではなく、裏蓋に後から接着されている。
 その為か、ネジが変な位置にあって非常に回し難い。
変な位置にネジが
精密ドライバーを使って無理矢理外した。回路部は埃まみれ、配線保護のビニールチューブは経年劣化で表面がネチャネチャ。素手では触りたくない状態だ。
埃まるけの基板と経年劣化したチューブ
セスキ炭酸ソーダ水とボロ布で奇麗にしたが、チューブは触るとまだ少しネチャッとする。使用時には手の届かない位置なので、このままとする。
清掃後

メインとなる基板は一枚で、左がAMFMラジオ、真ん中がカセットテープ関係、右がパワーアンプ回路となっているようだ。
メイン基板
製造から40年以上経過している為、電解コンデンサは問答無用で全交換だ。数え間違えないよう、コンデンサの頭に赤のマジックペンで点を書きながら耐電圧と静電容量を記録し、部品を発注した。
# それでも個数を数え間違えたのよ。(^^;)
部品が届いたら作業再開だ...

続く
nice!(21)  コメント(3) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

BOSSハーフラックシリーズRCL-10のメンテナンス [音楽]

以前メンテナンスしたBOSSのROD-10と同じマイクロラックシリーズのコンプレッサー/リミッター「RCL-10」が某所で安価に売られていたので仕入れてきた。
BOSSのRCL-10
 コンプレッサー/リミッターは既にBBEのMAXCOMがあるけれど、今は部屋の中がゴチャゴチャで収めてあるラックに辿り着くのが少々面倒(汗)なのと、発売当時欲しかったけれど手を出せなかった製品だったので以前から探していた。が、近年になってこのシリーズが再評価されているのか売値が高騰してしまい、手を出せなかったのである。

 ギターを接続して鳴らしてみる。内蔵のノイズゲートを使うとノイズレベルをグッと抑えられる為か、古い製品なのに殆ど問題は感じない。けれど、RAITOを上げてゆくと高音域の抜けが今一つに感じる。また、RAITOやATTACKのツマミを動かすと、音を出していないのにGAIN REDUCTIONのLEDが点滅する。ボリウムにガリが出ているらしい。
 古い機材なので、電解コンデンサの交換は必須だし、ボリウムの清掃も必要なので分解する事に。

 このシリーズは側面にあるネジを外せはカバーがを外せる。
側面のネジ
カバーを外すと基板が見えて来る。こちらは銅箔パターンのみで部品は載っていない。
内部の基板
 基板を外す為、まずはノブを外す。
ノブを外す
上下にあるネジを外してフロントパネルを外すとボリウムを固定するナットが見えるので、これも全て外す。
フロントパネルを外したところ
すると、基板が取り出せる。
取り出した基板
コンプレッサーもノイズゲートもICを多用しているので、部品数は少な目だ。手持ちのオーディオ用で交換した。
コンデンサ交換後
次はボリウムを外す。
ボリウムを外したところ
分解すると、内部はそれほど汚れてはいないけれど、全てNevrDull(ネバーダル:金属磨き)で磨いて清掃する。
分解したボリウム
センタータップ付きのだけ、何故か内側に銅製のバネが入っていた。
銅製のバネ入り
このバネは電気的には何も繋がっていないし、これが無くても動作に支障は無い筈。何故入っているのかは分からない。
 外したボリウム全てを取り付け、元通りに組み立てれば作業は完了である。交換したコンデンサは14個と少ない。
交換したコンデンサ
一番容量の大きな330μFは頭が膨れ気味で液漏れ寸前という感じだったが、それ以外は外観上は問題無かった。

 作業前と同じ機材で音を出してみると、RAITOを上げても気になるような高域の劣化は無くなった。また、コンプレッサー部のどのツマミを動かしても不必要にGAIN REDUCTIONのLEDが点くことも無くなった。
 これでコンプレッサー/リミッターを手軽に使えるようになった。目出度しメデタシである。まぁ、本来はこの手の機材が必要にならないよーに演奏できるべきなんだけど...ね。(^^;)
nice!(23)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー