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改めてラジカセ日立パディスコTRK-8180のオーバーホール(その2) [雑感]

前回からの続き)

 部品が届いたら、メイン基板を外しにかかる。先ずはスイッチと連動している樹脂部品を、記録画像を撮影しながら外す。
スイッチと連動する樹脂部品
スイッチと連動する樹脂部品
ギボシ端子も記録しながら外してゆく。
ギボシ端子
ギボシ端子
内蔵マイクに繋がる配線(赤の電線)は、他の機種と共用しているのか異様に長さが長い。
右マイク配線がやたらと長い
もう片方のマイク配線も同様だ。
左マイクも同様
ヘッドフォン端子に繋がる配線やスピーカに繋がる配線等は、配線をまとめる内部のフックに引っ掛けられている。無理して引っ張ると断線してしまうので要注意。
配線はフックに引っ掛けられている
フォン端子
コネクタ類も記録しながら外す。
コネクタ
コネクタ
コネクタ
コネクタ
内部フレームに基板を固定するネジ1本と、基板を抑える樹脂製の爪を外して基板を取り出し、電解コンデンサを交換する。負荷のかかる電源の平滑回路は、案の定コンデンサが液漏れを起こしていた。
コンデンサの液漏れ痕
 メイン基板のコンデンサを全て交換したら、次はマイク入力部を外す。
マイク入力部の基板
電解コンデンサを交換した序でにボリウムも外して分解した。
マイクボリウムを分解
かなり使い込まれている。NevrDull(ネバーダル:金属磨き)で清掃したら奇麗になった。
クリーニング後
元通りに組立てて、基板に戻す。
 トーンコントロール部のボリウムも同様に全て分解して清掃した。
トーンコントロール部のボリウム
録音ボリウムやスイッチの部分は、埃侵入を防ぐための黒い不織布が載せられている。
埃防止の黒い不織布
外すとスイッチが並んでいる。不織布のお陰で、外観は奇麗だ。
外観は奇麗
こちらも外して分解する。
基板から外したところ
録音ボリウムは内部が酷く汚れていた。
汚れているボリウム内部
このスイッチは、あまり見た事の無い形状だ。
変わった形状
内部は汎用スライドスイッチと同じ。
分解したところ
接点が多いと本体も大きくなる。
こちらも分解
内部接点を磨くのは毎回気が抜けず、本当に疲れる。
接点を磨いたところ
奇麗になったら元通り組み立てる。
元通り組み立てる
ツマミは樹脂にメッキされていて、かなり錆びている。
ツマミのメッキが錆びている
深い傷が無いので、磨いたら奇麗になった。
磨いたところ
カセットテープを持っていないので、DRPS回路の部分は今回何もしない。
DRPS回路は今回触らない
交換したコンデンサは、結構な量となった。
交換したコンデンサ
電解コンデンサは金色の被覆の為、交換し終わった基板は一寸だけ豪華に見える。(笑)
作業の終わったメイン基板
回路部は一通り作業が済んだ。次は筐体だな...

続く
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