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BOSSグラフィックイコライザーGE-7の修理(その1) [音楽]

 先日、BOSSのギター用エフェクターGE-7グラフィックイコライザーがジャンクで2台セットで「送料込み2千円」と安く売られているのを発見!ジャンクの理由は「片方(made in Taiwan)はボリュームに軽いガリがあり、もう片方(MADE IN JAPAN)は酷いガリがある上にLEDが点かない」というもの。
 グラフィックイコライザーはバンドパスフィルターとオペアンプの組み合わせで比較的簡単な回路の筈。「そんな程度なら大した作業にはならんでしょ、自分で直せば良いジャン!」と思い、購入した。

 まずは症状の重いMADE IN JAPANの方から作業する。古い製品なので塗装禿げやノブにヒビが入ったりしているけれど、外観を見る限りでは状態はそんなに悪くないと思う。
made in JapanのBOSS GE-7
裏側に「MADE IN JAPAN」の文字が入っている。
made in Japanの文字列
ネジを外して裏蓋を取ると、内側には金属蓋とのショートを避ける為の樹脂製の板が入っていた。
ショート防止の透明な樹脂板が入っている
基板は2枚に分かれている。
基板は2枚
基板を固定するネジを外し、ボリュームのノブも外す。
ボリュームのノブを外したところ
ジャックのナットを外せば、基板を取り出せる。
取り出した基板
まだフットスイッチの配線が繋がっているので完全には分離できないが、この状態でも作業できるのでスイッチ配線は外さない。
 ボリュームの上に貼られていた埃除けのスポンジは劣化していて、少し触るだけでボロボロと落ちてくるような状態だったのでこそげ落とした。ネチャッとする部分もあったので、ジュースか何かをこぼした事があるのかも知れない。
劣化したスポンジをこそげ落としたところ
電源ジャックの下にあるスポンジは劣化していない。
電源ジャック部のスポンジは劣化していない
下側にあるボリューム基板には、何か液体が乾いたような痕があるけれど、ジュース類ではないようだ。
液が乾いたような痕がある
基板はフラットケーブルで繋がっているので、ハンダを緩めて外す。
フラットケーブルを外したところ
外す前に配線をチェックしたが、LEDに関係する部分も含めて断線している所は無かった。
 ボリューム基板に付着している物は電池から漏れ出た電解液のように見えるが、電池室はとても綺麗だったから液漏れでは無さそう。
原因不明の付着物
何だか分からないが、できる限り取り除いておいた。
 フラットケーブルをハンダ付けしてあったパターンの周辺には古いボンドがこびりついているので、これもできる限り取り除いておく。
パターン面に古いボンドが残っている
ボリュームを分解する為、基板から全部外した。
ボリュームを外したところ
使われているボリュームは全て10kΩだ。「G」の文字があるので、カーブ特性はGタイプらしい。
G10kのボリューム
Gタイプは一時期国内のエレキギター関係機材に多用されていたらしく、昭和末期から平成中期までの国産機材でよく見かける。しかし、一般には流通していないので、交換するならAタイプかBタイプを流用する羽目になる。
 外したボリュームは一個ずつ分解する。折ってしまわないように注意しながら筐体の爪を起こす。
爪を起こしたところ
ガリで済んでいたのが不思議なくらい、中は古いグリスなどで酷く汚れている。
内部は汚れでドロドロの状態
摺動部に塗られていたグリスが劣化で液化し、ボリューム内部全体に回ってしまったようだ。本来なら白い樹脂部はグリスで黄色っぽく変色していた。
樹脂はグリスで白から変色している
精密マイナスドライバーで抵抗体の表面などを浚ったら、結構な量のグリスが取れてきた。
こそげ落としたグリス
摺動部にある接点の裏側にもグリスが回り込んでいる。
グリスは接点の裏側にも
エレクトロニッククリーナーも使って古いグリスを徹底的に取り除き、信号の通路全てをNevrDull(ネバーダル:金属磨き)で磨いたら奇麗になった。
綺麗になったボリューム内部
クリック感を出す1mmほどの金属ボールや5mmほどのバネを飛ばしてしまわないように注意しながら組み立てればOKだ。
 ボリュームを基板に取り付ける。
基板にボリュームを戻したところ
 出力側ジャックの配線はプラス側の一本だけだ。
配線は1本のみ
エフェクター筐体が金属だから、グランド側は筐体を利用して配線の手間を省いているらしい。
 フラットケーブル側には古いボンドが残っているので、ハンダ付けする前にできる限り取り除く。
フラットケーブルに残った古いボンド
ボリューム基板側に予備ハンダしておいて、
基板側に予備ハンダを載せたところ
ハンダ・ブリッジを作ってしまわぬよう注意しながらフラットケーブルをハンダ付けする。
フラットケーブルをハンダ付けし終わったところ
基板を筐体に組み込み、フラットケーブルと基板の間にショート防止の透明な樹脂板を挟み込む。
ショート防止樹脂版を挟んで基板を筐体に入れたところ
電源ジャック下のスポンジも忘れずに入れる。
電源ジャック下にスポンジを入れたところ
ショート防止の樹脂板を入れて組み立てる。
ショート防止の樹脂板を入れたところ
ノブをボリュームに取り付けて、
ノブをボリュームに取り付けているところ
作業は完了である。
作業の終わったGE-7
早速使ってみると、酷いガリは綺麗さっぱり消えて普通に使える状態になった。
 しかし、LEDは一応点灯するものの、とても暗くて点いているのかどうかが分からない。
ONとOFF
動作は正常だから、LEDを点灯させる回路周りだけがおかしい?ようだ。
 「こりゃー回路図見ながら配線追わなきゃ駄目か?」と思い、ネット上を漁ったら回路図が複数バージョンが見つかった。生産年が古い方の回路図の電源周辺を見ると...「そうか、そういう事だったのか...。」

(続く)
タグ:BOSS GE-7
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ゼンハイザーHD800Sのイヤーパッド交換 [音楽]

 二週間ほど前から、時々黒い粉のような物が手に付いてくるようになった。
黒い粉
「こんなに細かいんなら髪の毛じゃないしな...一体何だ、これ?」しばらくは原因が分からず、何とも不思議な状態だった。
 先週末、顔を洗おうとした時に何気なく鏡を見たら「えっ?耳の周りにあの粉が付いてる!」でも、整髪料は関係ないだろうし、耳かきで出てくる耳垢とも違う。「どこで付いたんだ???」そして翌日の朝、パソコンの前に座った時、「あっ!」

 普段使っているデスクトップパソコンの内蔵ボードは音がショボいので、USB接続のオーディオインターフェイスを接続して、ヘッドホンで音楽を聴いている。
 ヘッドホンは長期間使わないとコーンが固くなって音が悪くなるので、月が替わる毎にAKGのK812とゼンハイザーHD800Sを交互に使用している。今月一日、HD800Sに入れ替えた。
 粉の原因は、HD800Sのアルカンターラ製イヤーパッドが劣化して、表皮が粉状になって取れてきていたのだった。
ゼンハイザーHD800S
見た目は極普通だが、手で触ると黒い粉が一杯付く。
劣化したイヤーパッド
このヘッドホンに限らず、イヤーパッドは消耗品。ゼンハイザーから純正のイヤーパッドも出ているけれど一万円近いお値段で、しかも経年劣化で数年後には同じような状態になるのは目に見えている。「劣化すると分かっていながら交換するのはちぃと癪だなぁ。」
 ネット上をあちこち探していたら、シープスキンを使った互換パッドが販売されていると知り、あちこち比較検討して取り寄せた。
届いたイヤーパッド
商品に対して箱が異様に大きいのは、アマゾンジャパンでは良くある話だね。(笑)

 早速交換の作業をする。
 作業といっても、古いパッドを外して新しいパッドを付けるだけだ。が、素手で古いパッドを引っ張ってもなかなか外れない。幸い、黄色い樹脂製の交換用工具が同梱されていたので、それを使ったら簡単に外せた。
 やり方は、工具を隙間から挿し込んで、
工具を隙間から挿し込む
軽く抉ると外れる。
軽く抉って外す
外すと内側のメッシュシートも一緒に外れる。このシートはそのまま再利用する。
パッドを外したところ
外したパッドは表面のアルカンターラが劣化して破れ始めていた。
破れ始めている
シープスキンの新しいパッドは、劣化しても粉が出るような事は無いだろう。
シープスキンのパッド
取り付けは、新しいパッドを「パチッ」という音がするまで均等に押し込めば良い。
押し込んでパッドを取り付けたところ
作業はたったこれだけだが、よく見ると頭の部分もアルカンターラが使われている。
頭の触る部分もアルカンターラ
でも、こちらは全く劣化していない。
ここのアルカンターラ
肌が直接触れる事は無い為、皮脂が付かないから傷まないのだろう。因みに、イヤーパッドには手入れ用の柔らかい布が付属してきた。
手入れ用布が付属
これで長期に渡って使い続けても問題無いだろう。目出度しメデタシ、である。








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またまた電撃ラケット「ナイス蚊っち」の修理 [電子回路]

 5年ほど前に修理した「ナイス蚊っち」が、また動かなくなってしまった。
動かなくなったナイス蚊っち
分解してみたら、電池を支える部分が根元から折れている。
根元から折れている
これでは動かなくて当然だ。念の為に電源を繋いで確認したら、回路は正常に動いているので一安心。

 久し振りにプラリペアを出してきて、折れた部分にテンコ盛りして強度を稼ぐ。
プラリペアを盛ったところ
プラリペアを盛ったところ
24時間以上放置して固まるのを待ち、改めて確認したらちゃんとくっ付いていた。
ちゃんと固まっている
電池を入れてもぐらつかないから、大丈夫なようだ。
電池を入れても大丈夫
蓋は割れてしまったので、「何か蓋の代わりになる物を」と室内を見回して手に取ったのが、プチプチ入りの封筒。
プチプチ入りの封筒
これを蓋と同じサイズに切り出して、
蓋のサイズに合わせてカット
面ファスナーで固定すればOKだ。
固定完了
握り心地は少々悪いけれど、使うのは蚊を追い回す短い時間だけなので問題無いだろう。

 これで当分の間は使えそうだ。目出度しメデタシ、である。
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ステルス6弦ベースの簡単な修理 [音楽]

 稀に思い出したように使っているアトランシアのステルス6弦ベースを、子供が時々使うようになった。
Atlansia Stealth6
数日前、子供が「音が出なくなった。パイロットランプも点かない」と言う。
 アクティブタイプ(何かしらの回路が内蔵されているタイプ)のベースは、たいていジャックにプラグを挿したら電源が入るようになっているのだけれど、シールド線を挿しても確かにうんともすんとも言わないし、裏側にあるパイロットランプも点かない。今まで問題無く使えていたことから「どうせ、どっかの断線でしょ。」とりあえず調べる事に。

 まずは本体前面を一通り確認する。
回路部をチェック
どのツマミもきちんとしてて問題無いし、怪しいと思ったジャックもしっかりしている。「となると、裏の回路側だな。」
 裏側にパネルで蓋してあって、そこに回路が収まっている。
本体裏側
ネジを外してパネルを開けると、中の回路が見える。
中の回路
ここを開けるのは今回が初めてだ。パネルには回路モジュールが貼り付けられていて、本体側はボリューム類が取り付けられている。このアクティブ回路は樹脂で封印されているので分からないけれど、3バンド・イコライザ―回路が入っている事から、多分複数のオペアンプが使われていると思う。
 タイラップで固定されている部分に電池室から来ている線が2本共入っているので、そこを開けて確認する。
開けて配線を確認
巻いてあったビニルテープはネトネトになっているけれど、中は問題無い。初めのうちは「ここが外れたんでは?」と思っていたが、よくよく考えてみたら力のかかる場所じゃないし、パネルの内側で普段触れる事も無いから、ここがおかしくなる可能性はとても低い。「となると、電池室?」
 電池室は樹脂製のボックスに電池を収めるタイプで、ボックス部を外して見たらプラス側の配線が切れていた。
プラス側の配線が切れている
電池入れ替え時には必ず触る部分なので、配線も今まで何度も屈伸を繰り返している筈。恐らくそれが原因で千切れたんだろう。配線をハンダ付けし直せばOKだ。
配線をやり直したところ
先ほどビニルテープを外した部分は、改めて熱収縮チューブで絶縁する。
熱収縮チューブで絶縁したところ
元通りタイラップで固定する。
タイラップで固定し直したところ
パネル裏側に製造年月日と思しき書き込みのあるシールが貼られている。
製造年月日のシール?
2021年末という事は、製造されてから8年半ほど経っている事になる。
 元通り組み立てて動作を確認する。ジャックを差し込むと一瞬パイロットランプのLEDが点灯する。
パイロットランプが一瞬点灯した
これで修理完了である。単純な修理で直ったのでホッとした。目出度しメデタシ、であ...「そう言えば、弦っていつ交換したんだっけ?」調べてみると、前回交換したのは2018年1月だ。弦はまだ死んでいるような感じはしていないけれど、近いうちに交換する方が良いかも知れないナ。(汗)
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防災ラジオの簡単な修理 [電子回路]

 常備灯も兼ねて何かあった時の為にジュリエッタの車内に置いてある防災ラジオが、全く動かなくなってしまった。
動かない防災ラジオ
具体的には、手回しで充電してもLEDライトは点かず、ラジオはAMもFMも動かないのである。ハンドルを回すと充電のLEDは点くから、充電系統の故障ではなさそう。「とすると、充電池が駄目になったん?」
 本体底面に切れ込みとネジがあるので「多分、ここに充電池が入ってるんだろう。」
底面に切れ込みとネジが見える
開けて見たら、やっぱりニッケル水素(NiMH)充電池が入っていた。
NiMH充電池が入っている
引っ張り出したら、コネクタで繋がっていた。
コネクタで充電池は接続されている
電池交換を前提にした設計になっているみたい。けれど、充電池だけでは売られていない。(汗)
 使われているのは3.6V300mA、製造年月日らしき「2016/03/30」という日付も入っている。
駄目になった充電池
やはり、設計上は電池交換を前提にしていると思われる。
 しかし、このサイズの電池は現在製造されておらず、代替品が見つからない。充電池の形状が単五電池サイズの円柱形で、現在主流となっているボタン電池型と違うのだ。「うーん、どうすっべ?...とりあえず開けて見よう。」

 本体側面にネジが4か所あるので、それを外す。
側面にネジ4か所ある
側面を持ち上げると、簡単に分解できた。
分解したところ
スピーカの配線もコネクタになっている。結構手の込んだ作りだ。
 充電池が入っていた部分は、電池が中でがたつかないように押さえ金具のような物(黒い樹脂)が出ている。
電池を固定する樹脂製金具
更に基板を外すと、その構造がよく分かる。
基板を外したところ
電池を押さえている部分を無視すれば、5cm程度の場所が確保できそうだ。
電池の押さえを無視すれば5cm以上の空間がある
これなら、汎用品が使えそう。早速ネット上を漁って取り寄せた。
届いた封筒
パソコンのバックアップ回路などに使われる事が多い3.6V80mAhの汎用品である。
3.6V80mAの汎用品
ちなみに、お値段は送料込みで700円弱だった。以前なら数百円で入手できたが、近年値が上がっているようだ。

 しかし、製造から5年経っているとはいえ、充電池が完全に使えなくなるほど劣化するのは一寸おかしいような気がする。
 このラジオは使用頻度が低かったけれど、全く使わず放置していた訳ではないから、普通なら充電容量が半分以下になる程度、全く使えない状態になるなんて珍しい。「何か変な所があったのかなぁ?」と思いながら、基板上の部品をチェックするが、問題無し。「念の為に」と、内蔵の太陽電池を測定したら...「ありゃ、死んでるじゃん、コイツ!」
太陽電池が駄目になっていた
サイズは68mm×26mmで、今となっては見かけないサイズだ。
今は見かけないサイズ
その形状からして、多分5V10mA程度の出力だったのだろうけれど、何をどうやっても出力は「ゼロ。」完全に駄目になっている。「そっか、全く充電されずに長期間空っぽのままなら、充電不能になって当然だなぁ。」NiMH充電池は、充電量がゼロに近い状態で放置すると劣化がとても激しいのだ。
 本来なら太陽電池から微弱ながらも充電される筈だったが、太陽電池が駄目になって充電池も駄目になったようだ。太陽電池も経年と共に劣化するけれど、今回のように完全に出力がゼロになるのは珍しい。

 入手した充電池をあてがってみると、電池を押さえる部分を無くせば入りそう。
汎用品でも一応収まる
ラジオペンチで邪魔になる部分を折り取った。
邪魔な部分を折り取る
気休め程度にしかならないだろうが、元々入っていた充電池に貼られていたスポンジを本体側に張り替えた。
スポンジを電池から移した
古い充電池からコネクタ部分を切り取り、新しい充電池に付ける。
新しい充電池にコネクタを付けたところ
ショートしないように、接続部分は熱収縮チューブで覆った。
 新しい充電池を本体に収めて、
新しい電池を収めたところ
元通り組み立てれば完成である。
修理を終えた防災ラジオ
 充電池の容量が1/4ほどになったけれど、元々の充電池だって手回しで満充電にするのは難しかったし、何度も手で回して発電すればよいので、実用上は問題無い。それよりも、汎用品が使えるようになったので良しとしよう。
 太陽電池が死んでいる為、月に数回軽く手回しして充電しないと充電池の劣化が早まるので一寸注意が必要だけど、一応使えるようにはなった。目出度しメデタシ、である。







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TLR200のワイヤー類をメンテナンス [バイク]

 手に入れたTLR200は、先月ちょこっと整備したけれど、暑さにめげて作業が止まっていた。
 ようやく気温が下がって最高でも30度前後になって来たので、作業再開である。

 まずはタンクを外す。
ガソリンタンクを外したところ
外さなくても作業できるけれど、今までタンクを外した事が無いので、内部を確認する意味も含めて外した。問題になりそうな所は見当たらないので一安心だ。
 今回は動きが渋い感じのするワイヤー類をメンテナンスするので、数年に一度しか使わないワイヤー・インジェクターが久々の登場となる。
作業に使うワイヤー・インジェクター
まずはスロットルから外してゆく。
スロットルを外すところ
グリスや潤滑剤を頻繁に使う為、作業中の画像が取り辛いので、殆ど画像が無い。A(^^;)moushiwakenai.
 次はフロントブレーキをばらす。
フロントブレーキを分解
作業は同じだけど、組付け時はポンチマークを合わせるのを忘れないよーに。
ポンチマークを合わせる
最後はクラッチケーブルだ。
クラッチケーブル部
アジャストナットとロックナットの2個が並んでるんだけど、内側も錆びているのか固着して全く動かない。(汗)
ナットが固着
仕方ないので潤滑剤スプレーを吹きかけて放置し、調整は後日行う事に。
 クラッチレバーからワイヤーを外し、
クラッチレバーからワイヤーを外したところ
ワイヤー・インジェクターに固定して潤滑剤スプレーを噴射、もう片方の口から油分が出てくるまで数回に分けて噴射する。
ワイヤー・インジェクターでオイル注入中
一気に噴射するとオイルを無駄に消費してしまうので、一寸噴射したら少し間をおいてオイルが浸透するのを待つ。6回ほど繰り返したらもう一方の口からオイルが垂れてきたので、噴射はそれで終了となる。後は元通り組み立てれば作業は完了である。

 ワイヤー類に油分を注入しただけだが、各部の操作の感触は大幅に良くなった。特に、クラッチの動きは劇的に良くなった。
 クラッチワイヤーだけエンジン側が少し錆びていたけれど、恐らく走行中に水分が入ってしまったんだろうと思う。ワイヤーが細る程の錆ではないので、交換はせず様子を見る事にした。
 前回発生していたオイル漏れは、何故か今は止まっている。案外、オイルの量が減って止まったのかも知れない。(汗)後日改めて確認が必要だな。
 後はブレーキ類の効き具合を確認すれば一応は公道を走行できる状態になる。
 前後ホイールのシャフトやベアリング・ブレーキシューの状態なども気になるので、そのうちにチェックしようとは思っているけれど、とりあえず短距離なら走行できそうな状態になって来たので、近いうちにナンバーを取得しようと思う。
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LEDシーリングライトの交換 [雑感]

 数か月前から、寝室のシーリングライトが常夜灯以外は点かなくなってしまった。
常夜灯しか点かないLEDシーリングライト
LEDが切れる事は考え難いので、制御回路に不具合が起きていると考えられる。
 寝室は夜間しか使わないし、大抵は部屋に入ってから寝るまでの短い時間しか点けないので、常夜灯しか点かなくなっても困る程ではない。
 しかし、蚊帳の中に入り込んだ蚊を追い回したり(汗)、寝汗をかいて寝間着を着替えたりする時に明かりが無いのはかなり不便に感じる。今使っているのはシャープの「DL-C513V」という製品で、製造は2013年となっている。
2013年製造シャープDL-C513V
イマドキの製品は専用設計品が多く、アマチュア無銭家が手を出せなくなってきているけれど、一応分解して調べる事に。

 本体を天井から外し、中央にある蓋をまず外す。
蓋を外す
更に中央の樹脂部品も外す。
樹脂部品も外す
裏側外周にあるネジを全て外すと、本体とカバーを分離できた。
カバーを外したところ
中央部の角に周辺光量を測るセンサー(透明樹脂の部品)とリモコンの赤外線を受けるセンサー(黒い丸の部品)がある。
周辺光量を測るセンサー
本体裏側中央にネジがある。これが中央部にある金具を固定しているので、外す。
本体裏側中央にネジが
すると、基板が見えてくる。
中央部にある基板
VIPER16LはLEDに流す電流を制御するドライバチップだ。
VIPERは制御ドライバー
電流制御をしていると思われるFETは見慣れない型番の物が使われている。
パワーMOS-FET:P7NK40ZFP
ネット上で調べたら、STMicroelectronics社のパワーMOS-FET・P7NK40ZFPと判った。
 この見慣れない四角い黒の部品二つはコイル(又はミニ・トランス?)らしい。
黒い部品2個はコイル?
やや大きな四角い部品はリレーらしい。
四角い部品はリレーらしい
基板上にある目立った部品はこの程度、他はほぼ汎用品である。
 肉眼で見る限りでは、どの部品も問題無さそうに見える。回路図が無いので、どうやって制御しているのかは回路図を起こしてみないと分からない。
 新たに回路図を起こすのは時間と手間がかかるし、制御ドライバーやMOSFETは市販されていない部品も多いから、故障個所が特定できても部品が入手できず修理不能となる可能性も高い。今回の場合、制御回路に問題がありそうと既に分かっているので、修理は諦めて買い替える事にした。

 再びネット上を彷徨って探し回り、「これなら」と思う物を取り寄せた。
取り寄せたLEDシーリングライト
日立のLEC-AH1200kで、既に廃番となっている。そのお陰で、送料込みでも1万5千円でお釣りが来た。これを選んだのは、光量はほぼ同じなのに消費電力が今までのよりも少ない34.8Wだったからだ。
 新しいライトは居間に取り付けて、今まで居間で使っていたライトを寝室に付け替える事にした。居間も寝室も同じライトなので、ライト本体を入れ替えるだけで済む。それに、新しい製品の方が消費電力が少ないので、使用時間の一番長い居間に取り付ける方が良いだろうと考えたのである。
 早速入れ替え作業に取り掛かる。古いライトを外して、
今まで使っていた居間のライト
新しいライトを箱から取り出して、
新しいライトを箱から出したところ
取り付けて点灯するのを確認すればOK。
点けた新しいライト
交換作業は15分ほどだった。

 修理は出来なかったけれど、新しいライトに替えたので当分の間は心配せずに使えそうだ。
 但し、他の部屋も同時期に購入したDL-C513Vなので、そのうちに同じような不具合が出るかも知れない。今のところ問題無く使えているので、不具合が出た時に考える事にしよう。
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ジュリエッタ引き取り [雑感]

 ジュリエッタの修理が終わったという連絡が入ったので、4日に引き取りに行く事に。
 前回持ち込む時は長雨の影響で下道のあちこちが通行止めとなっていた為高速道を使った。今回も雨天の予報だけど、数日間晴れていたし、下道も通行できるようになっているので、いつものように下道で向かう事にした。

 朝5時半に自宅を出発、殆ど車の居ない県道183を進む。今は降っていないが路面が濡れているので、夜降っていたようだ。
路面が濡れている
時折小雨がぱらつく中を進む。
 ガラガラの県道64から国道41に進むとトラックは多いものの、交通量は少ない。県道349・県道84から国道21へと進むが、こちらも交通量はほぼゼロ。道の駅可児ッテ手前まで来ると、前方にトラックが連なっているのが見えた。次の信号で追い付くが、大型車だけに加速が鈍い。「こりゃーたまらんわ」とゴルフ場の合間を抜ける道へと進む。
 貸し切り状態の道を進んで再び国道21に戻ると、先ほどのトラック列の前に出られたようで、交通量はほぼゼロ。そのまま国道19との交差点へと向かう。
 国道19との交差点は流石にそこそこ車の量があったけれど、県道69へ進むと交通量は激減して拙者の乗るフィットの前には軽2台が居るだけ。県道66に入ると単独走行となり、対向車も全く来ない。総走行14万km越えのフィットはサスペンションのダンパーが抜け気味なのか、路面の凸凹で結構揺すられる。そのせいなのかトイレに行きたくなり、いつもなら通り過ぎる道の駅土岐美濃焼街道どんぶり会館に寄る。
道の駅土岐美濃焼街道どんぶり会館
朝早い時間だからか、待ち合わせと思しき車が数台居るだけだった。
道の駅土岐美濃焼街道どんぶり会館
用を済ませたら直ぐに走り出す。

 県道66・県道20・県道33のどの道もが交通量はほぼゼロ。これほど車の量が少ないのは珍しい。コロナ蔓延に伴う緊急事態宣言が出ているからだろうか。
 国道363に入ると車が少し増え、国道257へと進むと更に交通量は増えるが、増えたと言っても車が5台連なる程度、絶対的な交通量は少ない。岩村の街を超えると再び交通量はほぼゼロに。時折雨の降る中を進み、国道153へと進む。
 国道153も交通量が少なく、ほぼ貸し切りの状態だ。かなり進んだところでロングトレーラーに追い付いたが、登坂車線に入ってくれたのでスムーズに追い抜けた。先月の長雨の時には通行止めになっていた区間には被害らしき痕跡は見当たらない。時間雨量が規制値を超えたから通行止めにしたのだろうけど、大きな被害が無かったのは幸いだ。
 走っているうちに再びトイレに行きたくなり、道の駅信州平谷に入る。
道の駅信州平谷
こちらも車は数台しか居ない。
車が数台居るだけ
車外に出ると、一寸肌寒い。近くの山からは雲が立ち上がっていた。
雲が立ち上がっている
走り出したら、電光表示板の気温は19度しかない。なるほど、上下半袖では寒い訳だ。
電光表示板は19度
用を済ませたら走り出す。

 国道153は相変わらず交通量はほぼゼロなので、とても走り易い。雨は降ったり止んだりを繰り返している。国道256との合流地点を過ぎると徐々に交通量が増え、雨も止んで空が少し明るくなってきた。
 飯田ICを超えると交通量が激増、街中に入ったことを実感する。あちこちの信号で止められてしまい、時間がかかる割に距離は稼げない。国道を離れて県道18へと進み、弁天橋を渡って県道251に入る。この道はそこそこの交通量があるけれど、流れはスムーズで走り難さは無い。県道226を走って国道153に戻る。

 国道153はそれなりの交通量があるものの、流れはスムーズだ。再び国道を離れて今度は県道18へ。途中に工事個所があって交互通行になっていた。
交互通行
「長雨で崩れた?」と思ったが、単なる電気工事らしかった。
 三峰川の橋を渡った途端に一気に渋滞するのは毎度おなじみだ。ノロノロ進んで11時前に無事ロッソコルサに到着。

 ジュリエッタのリアブレーキ異音は、ブレーキパッドが固着して引き摺るような動きになっていたのが原因だったそう。フロントブレーキには錆が無いのに、何故かリアブレーキは両側とも酷く錆びていたそうな。ブレーキパッドがハウジングに錆でくっ付いてて、分解するのに「ハンマーでガンガン叩いて何とか外せた」という状態だったそうだから、よほど酷く錆びていたんだろう。
錆で固着していた
幸いブレーキパッドは外せたので、ブレーキ全交換にはならず、オーバーホールと研磨作業で済んだ。
 その後もしばし雑談、12時半を過ぎたのでジュリエッタに乗って自宅へ向けて出発する。

 県道19から新水神橋を渡り、久し振りにニシザワ双葉食彩館へ。
ニシザワ双葉食彩館
ここで家族用のお土産を買う。
購入したお土産
駐車場で、持参した栄養ゼリーを昼食代わりに食べた。
昼食の栄養ゼリー
食べ終わったら走り出す。

 国道153・県道87・県道88と進んで国道361に入る。帰り道は国道19を使う。というのは、出掛ける前にgoogleマップでルート検索したら面白そうな道を表示したので、そちらを走ってみる事にしていたのである。
 交通量は少なく、順調に進む。トンネルを抜けて大きなカーブを過ぎると対面交通になっていた。直ぐに臨時信号が青になったので画像を撮影する暇はなかったが、山肌が50mほど崩れて路面を塞いでいるのが見えた。ここは以前も工事をしていたが、先月の長雨で新たに崩れた個所があったらしい。
 国道19に入ると、こちらはそこそこの交通量がある。流石、大動脈を担う国道だけの事はある。対向車はトラックが多い。時折雨がぱらつく中を淡々と進んでいたら、寝覚ノ床の前にある電光表示板に「この先7km事故」という表示が出てる。「こんな走り易い道で事故?」と不思議だったが、救急車が対向車線をぶっ飛んでいったので「あ、やっぱ事故か。」そのまま進むと、確かに事故で車2台が大破していた。
車2台の事故
どうやって事故を起こしたんだろう???
 事故現場を過ぎるとスムーズな流れに戻る。更に進むと、先月の長雨で通行止めになっていた区間に差し掛かった...と思ったら対面通行に。
対面通行
通りがてらノーファインダーで撮影したら、斜面が大きく崩れていた。
斜面が崩れている

 中津川市に入ると休憩する場所が限られてしまうので、手前にある道の駅大桑で休憩する。停まっている車の数はかなり少ない。
道の駅大桑
売店にも入ってみたが、客は驚くほど少なかった。やはりコロナ蔓延の影響だろうか。
 用を済ませたら走り出す。

 国道19は落合川を過ぎると交通量が激増、一気に走り難くなる。あちこちの交差点で停められながら進む。この辺りから雨が徐々に降り続くようになってきた。
 釜戸の街に入ったら、googleマップで出てきた県道65(中山道かえで街道)へと進む。が、いきなり道幅がほぼ車両一台分となり「えーっ、こんなに狭いの?!」しかもウネクネした道で先が見通せない。「随分と大きく曲がってるカーブだな」なんて思ってると砂利満載ダンプが突っ込んできたりするから全く気が抜けない。(汗)常時気を張って前方を注視しながら進む。
 大湫(おおくて)宿と細久手宿の周辺はほんの少し宿場町の雰囲気が残っているものの、極細県道に一般住宅がポツポツくっ付いてるだけで、見るべき所は殆ど無い。途中「弁財天の池」は一寸良さそうな雰囲気だったが、車を停める場所が無く、雨も降っていたのでそのまま通り過ぎた。
 ほぼ全線が細い一車線のみ、山間部のウネクネ区間は所々に待避所があったりするけれど、対向車が来たら非常に面倒なことになるのは間違いない。幸い、今回は待避所近くでしか対向車が現れなかったので困るようなことは一度も無かった。けれど、軽自動車でも走るのは嫌と思う位に細い道なので、緊張の連続である。センターラインがあるのはゴルフ場周辺の僅かな区間だけだ。
 TLR200のような超スリムなバイクとか、125ccの小型スクーターなら多少は気楽に進めるかも???という感じ。ここをまた車で走る事は、多分無いだろうなーと思う。国道21に出たらホッとすると同時に、何だか凄く太い道に出たような気がした。(苦笑)

 国道21・県道84・県道349と進むが、交通量は走り難いほどでは無い。国道41に入ると流石に交通量が多く、一寸走り難いほど。そのまま進んで県道64に降りたら、こちらは車が殆ど居ない。跨線橋手前まで来ても交通量は少なく、跨線橋を超えた所にある交差点も一信号で通り抜けてしまった。(驚)後は朝来た道をそのまま戻り、自宅近くのスタンドで給油、自宅には17時半頃無事到着。今日のジュリエッタの走行距離は286.7km、燃費は12.4km/L。
 今回googleマップ通りの道を通ってみたが、県道65が自宅前の市道よりも細いなんて想像が付かなかったので、正直「ゲッ、走る道間違えた!」と思った。googleのルート探索は道幅を考慮せず距離のみで探索するようだ。

 実は、以前から県道65は興味があって「一度は走ってみようか」と思ってはいた。しかし、なかなかその方面に行く予定が無いのと、田舎を走りつなぐ道でスタンドやお店の類が無いので積極的に走ろうとは思わず「まぁ、そのうちに」と思いながら20年ほど経っていた。(汗)
 今回走ってみて、改めて「やっぱ田舎の県道は怖いなぁ」と。田舎だから交通量は少ないだろうし、自治体の予算も限られるから道幅を広くする理由が無いのだろう。ただ、「この道を救急車がすっ飛んでったらどうなっちゃうんだろう?」という気もする。
 いつも使う国道153経由の道よりも距離は20kmほど少ないけれど、時間的には一寸違う程度でしかなかった。県道65は平均速度が30km/h出せるかどうかという道だったからから、素直に国道19を走っていればもっと違ったのかも知れない。この辺は次回以降への課題だな。

 いずれにしても、良い経験になった。(笑)
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治療不可:クリップ型電卓 [雑感]

 亡き父がどこかで貰って来たと思われるクリップ型電卓は、数か月前から電池切れで使えない状態になっている。
電池切れのクリップ型電卓
たまたま「一寸電卓を」と思って手に取って「あ、そうか。電池無いんだっけ。」
電卓の側面
メインで使っていたテンキー兼用12桁電卓が電池の液漏れで使えなくなってしまった事もあって「じゃぁ電池を入れ替えよう」と思ったのは良いが、電池はクリップを分解しないと入れ替えができない。
分解しないと交換できない
仕方ないので分解する事に。

 一見分解できないように見えるけれど、よく見るとEクリップで留めてあるだけだ。
Eクリップ留め
先の細いラジオペンチでEクリップを押し出して外した。
Eクリップを外したところ
基板の入っている側のネジを外せば分解できる。
分解したところ
使われているボタン電池はLR1130で、液漏れした痕がある。
液漏れしたLR1130
電池を外したら、基板周辺に電解液が乾いてこびりついたと思われる粉があちこちに付いていた。
液漏れして乾いた基板
電解液の痕を綺麗に拭き取り、電池を入れ替えて組み立てる。一応普通に動作するみたいだが、表示がおかしい。
動くけれど表示がおかしい
「液晶パネルとの接続が弱いんか?」と思い、廃棄予定だったスポンジを適当な大きさに切って挟んでみた。
スポンジで液晶パネルとの接点を押さえる
しかし、表示はおかしいままだ。「何でだ?...まさか...!?」基板と液晶パネルを接続するフレキシブル基板の配線を確認したら、案の定配線部分に細かい亀裂があちこちにある。電解液に晒されて傷んでしまったようだ。
フレキシブル基板が傷んでいた
この基板を自作するのは無理だし、とても狭い隙間に28本の配線をしなければならず、一般的な配線材では修理困難。残念だが「治療不可」となった。

 父亡き後に拙者が10年以上に渡って時々使っていたけれど、これで御役御免と相成った。お疲れさまでした...(^^ )
タグ:電卓
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長雨の後 [バイク]

 珍しく8月は雨が続いていたが、数日前から晴天が続くようになったので、2週間振りにTLR200に乗って木曽川の堤防に降りた。
 トライアル練習に集まる場所は、川の流れ近くの草が根こそぎ流されて無くなっていた。
川に近い部分は草が無い
川沿いは草が流されてない
川底は土砂で埋まったのかやや白っぽくなっていたけれど、相変わらず魚達(丸で囲んだ部分)が泳いでいる。
川の魚
川の魚
ところが、振り返って見ると、背の高い草が茂っていた所は軒並み枯れていて、除草した所は沢山の草が生えているではないか。
草が枯れた部分と草が増えた部分と
Sさん達が材を運んできて立てた東屋は流されずに済んだけれど、かなり高い位置まで泥や流されてきた草や枝などが引っかかっていた。それから推測すると、画像の線の所まで川の水面が上がったらしい。
川水は線のところまで来た
この高さは、2段になっている河川敷の上の段よりも少し上の位置になる。練習用に置かれていた大きな丸太とか、除草道具を入れた箱などは流されていて、集めるのが一寸大変!特に丸太や金属製の丸パイプなどは遠くに流されてしまったらしくて、大半が見つからないままとなっている。
 更に東側の通路の脇に立っていた木が根こそぎ倒されていた。
川の増水で木が倒された
このままだと通れないので、Gさんがチェーンソーをわざわざ持ってきて切断。
チェーンソーで切断
チェーンソーで切断
チェーンソーで切断
切り倒した木は更に細かく切断して、太い丸太は練習用に、細い枝は使い道が無いので一か所にまとめて置いた。
 チェーンソーの音を聞きつけて、いつもは川を挟んだ対岸のコースをモトクロッサーで走っている人達もこちらにやって来て、一時は大人数に。
人が多く集まった
一見草が倒れただけのように見えた対岸のコースは「どこが元のコースなのか分からないほど」だそうで、やっぱり練習用に組んであった丸太などが随分流されてしまい、練習で使っている広場は荒れた状態になっているそう。遠目には被害は少なそうに見えたけれど、実際にはかなり酷かったようだ。

 1時間半ほどでとりあえず元通り練習に使える状態にはなったけれど、乾いた泥がドブ川のような臭いを放っていてとても臭い。そよ風でも吹いていればまだ良いが、止むと臭いが直ぐに立ち込めてしまう。だから、なるべく高い場所に居て臭いを避けていた。

 この練習場所を作り上げたSさん・Gさん・Hさんによると、ここを作成し始めたのが十数年前、以前は全体が水に浸かるような事は年に一度あるかどうかだったそう。
 ところが、昨年の梅雨、今年の梅雨と今回の8月の長雨と、立て続けに浸かるようになってしまったのだとか。
 「まぁ、自然の力には勝てんわなー」と皆さん仰るけれど、本当にその通りだ。

 長雨でこの練習場所の状態が心配だったけれど、一応使える状態まで復元出来てホッとした。
 拙者のTLR200はまだロードタイヤのままなのでここでは練習していないけれど、ここに辿り着く迄の道のりでも十分オフロードの練習になっている。「タイヤ変えたらこの場所でも面白いんだろうなー」と思う。
 今のタイヤが傷んできたらオフロードタイヤに入れ替える積りだけど、その時期はもう一寸先になりそうだ。この場所でのお楽しみは後に取って置く事にしよう。(笑)
タグ:TLR200
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