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買い物かごの簡単な修理 [雑感]

 妻が買い物に使っている買い物かごが部分的に割れちゃったと言う。
使っている買い物かご
一見問題なさそうに見えるけれど、よく見ると取っ手の下の部分が割れている。
取っ手の下の部分が割れている
変なところが割れてるなー?と思ったら、妻曰く「一カ月位前だけど、SLK200でトランクの高さを確かめずに入れて閉めたら、トランク内側がかごに当たって割れちゃった」と。いつもはジュリエッタで買い物に出ているけれど、この日はたまたま子供と一緒に出掛けた為、SLK200だったのだ。まぁ、仕方あるまいな。

 どういう種類の樹脂が使われているのか分からないけれど、まずはいつものプラリペアで補修する事に。
用意したプラリペア
割れた部分をカッターナイフで少し削ってV字状の溝にする。
割れた所をV字状にしたところ
そこへプラリペアを流し込む。
プラリペアを流し込んだところ
このままの状態で24時間以上放置して固まるのを待つ。
 翌日見ると、ちゃんと硬化していた。
硬化した後の状態
見た目はちゃんとくっついてる感じがするので、更に24時間放置して溶剤が完全に抜けるのを待った。

 翌日、接着した部分を軽く手で押さえてみたら「ペキッ」という音が。「え?!」見ると、接着した部分が剥がれている。このかごの樹脂はプラリペアでは接着出来ない種類の物らしい。「やっぱダメか。」事前に予想はしていたのだけれど、いざ現実にそうなってしまうと一寸がっかり、である。
 こうなると、補強の板を接着するか、ホットメルトで固定するか、のどちらかとなる。生憎補強に使えそうな樹脂の板は無いので、ホットメルトで改めて固定し直した。
ホットメルトで固定したところ
ホットメルトは温度が下がれば固体化するので、10分も放置しておけば完全に硬化する。
 念の為15分ほど放置してから手で軽く押さえてみても、少し撓るだけで割れたりするような気配はない。ホットメルト自体、硬化してもある程度の柔軟性はあるので、多分大丈夫だろう。

 見てくれは一寸悪くなったけれど、一応修理できた。目出度しメデタシ、である。
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テレビドアホンを買い替えた [雑感]

 先月末の話になるのだけれど、自宅建て替え時に取り付けて貰ったテレビドアホン(PanasonicのVL-MWN350とVL-V521L)の動きが突然おかしくなった。
テレビドアホンの子機
まず、昼下がりの時間帯に突然「ピンポーン」と鳴ったので「ん?誰か来た??」と思って窓から顔を出して門の方を見たが、誰も居ない。
 「おかしいな?誰も居ないじゃん??」と思いながら室内の親機を見ると、TV放送の無いチャンネルを選局したみたいに画面全体がノイズに覆われていた。「へ?画像が映らんやん。何でぇ??」何だか分からないので、とりあえず終了ボタンを押したら、何時ものように画面は真っ黒になった。
親機の通常時の状態
1時間ほど経ったら、再び「ピンポーン」と鳴った。でも、門には誰も居ない。「おかしいなー?雷の気でもあるんか?」空が厚い雲に覆われていたし、前日の天気予報では「ところによっては雷が鳴るでしょう」と言っていた。でも、雨は降らないし、雷鳴などは一切聞こえない。
 更に30分ほど経って、また「ピンポーン。」でも、屋外には誰も居ない。「ドアホンが壊れたんじゃ?」とこの時点で気が付いた。既に夕方になっていたし、通販などは全く頼んでいないので、「夜にわざわざ来る人は居ないよなぁ。」なので、電源を切っておいた。
 翌日、朝8時過ぎに電源を入れて様子を見るが、結局終日一度も鳴らなかった。「何でかな?まぁ、正常に戻ったんなら良いか。」電源は入れたまま寝た。

 ところが、翌朝5時過ぎに「ピンポーン。」「誰だよ、こんな朝早くから!」飛び起きて2階の窓から外を見ると、誰も居ない。「え?また誤動作??」親機を見ると、新聞配達らしき人が画像に記録されていた。「変だなぁ。新聞配達の人がドアホンを鳴らすなんて考え難いんだけど?」また誤動作が起きると厄介だし、まだまだ眠いので、電源を切って再び布団に潜り込んだ。
 8時過ぎ、電源を入れる。1時間ほどして自宅前をバイクが通り過ぎた時、「ピンポーン。」外を見ると誰も居ない。「ひょっとして、バイクの振動か点火ノイズが原因なのか?」一度電源を抜き、しばらくしてから電源を入れた。
 10分ほど経ったら「ピンポーン。」外には誰も居ない。親機の画面を見るとノイズ画面だ。「こりゃ誤動作だな」と、終了ボタンを押した。すると、3分ほどで「ピンポーン。」直ぐに終了ボタンを押したら、直ぐに「ピンポーン。」何度終了を押しても繰り返す。「ダメだ、こりゃ。子機は屋外だから内部に雨水でも入ったのかな?」子機を取り外して、分解して内部を見る事に。

 子機をドライバーで固定ネジを外して室内に持ち込む。
外した子機
裏を見ると配線端子やネジ穴などが見える。
子機の裏側
ネジを外して蓋を開けると、こんな感じ。
子機の内部
蜘蛛の巣があったりするけれど、雨水が侵入した形跡は無い。基板を外して部品面側も見たが、おかしな所は無い。
部品面も異常無し
「こりゃ、スイッチの誤動作かも?」スイッチは、基板の中央下にある。
スイッチが怪しい?
ハンダを緩めて取り外す。
スイッチを外したところ
樹脂を熱で圧して固定してあるタイプなので、樹脂の頭を切り取る。
樹脂の頭を切り取ったところ
金属の蓋を開けると、いつもと違う構造だ。
いつもと違う
接点は液体らしきものが封入された密閉タイプだ。
スイッチは密閉タイプ
これでは全く手を出せないし、恐らく接点は劣化していないだろう。そのまま元に戻し、ホットメルトで固定した。
ホットメルトで固定したところ
元通り基板にハンダ付けし、もう一度門へと取り付ける。

 テストしてみると、正常に動く時とそうでない時がある。何度も繰り返しているうちに正常に動かない回数の方が多くなってきた。「うーん、こりゃ子機がダメになってる感じだな。」誤動作で早朝起こされるのはたまらないので、子機を取り外して、親機だけにしておいた。
 ところが、1時間ほど経ったら、突然「ピンポーン」と鳴るではないか。子機は取り外してあるから、子機が悪さする事はあり得ない。「こりゃアカン、親機もダメになってるわ。」親機も撤去した。

 翌日、ホームセンターに出向いてあれこれ物色、同じPanasonic製のVL-SGZ30を買ってきた。
Panasonic製VL-SGZ30
開梱すると、こんな感じ。
封を開けたところ
同一メーカなので、子機の取付金具の寸法は同じ。だから、取り付けは簡単。
子機を取り付けたところ
念の為に、雨を防ぐ金属板も一緒に取り付けた。
 親機も取付金具の寸法は同じだけど、本体サイズは若干小さい。
親機を取り付けたところ
子機から親機までは電波で音声や画像を飛ばすのだが、電源は単三電池6本と多い。
子機の電源は単三電池六本
画像を電波で飛ばすとなるとTV放送局と同じようなモンだから、それなりに電力が必要なんだろうね。説明書によると、1年程度は電池交換の必要が無いらしい。テスト動作を繰り返し、最終的なカメラ方向も決まったので、保護シートを外して完成である。
保護シートを外した子機
説明書を確認したら、親機から子機側の電池残量が分かるようになっているようだ。

 これで普通に使えるようになった。目出度しメデタシ、である。
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新しいスマホPixel5a [雑感]

 主に拙者が使っているiPhoneXsの購入時、同時に子供用にガラホを購入した。
 そのガラホの電池が劣化していて、半年ほど前からモバイルバッテリーのお世話になっていた。最近は更に劣化が激しくなって常時モバイルバッテリーも持ち歩かないとまともに使えない状態に。流石にこれでは使い難いので「もう買い替え時?」と考えていた。

 そんな時、黒顔羊さんの記事を読んで「ほほー、結構良さそうじゃん。結構新しい機種だから、そこそこ長く使えそうだな。」デジカメとして使う積りは無いのだけれど、ちょうど5月連休中のセール期間だった事もあってオンラインで購入。数日後、小振りの箱が届いた。
届いた箱
 中を開けると、Pixel5aの他にクーポン券のような物が枚入っている。
箱の中身
Pixel5aの箱を開けると、本体・電源・必要最低限の説明書が入っている。
Pixel5a箱の中身
iPhoneXsと比べると、Pixel5aの方が少し大きい。
左がPixel5a、右がiPhoneXs
充電しながら操作してみたら、操作の感触はiPhoneXsと殆ど同じ。かなり古いAndroid端末しか知らなかったけれど、その動きの軽快さに一寸驚いた。iPhoneXsよりも動きが速い感じがする。

 拙者の場合、携帯電話は撮影会など遠地で電話が必要な時用だし、作業は基本的に全てPC上で行っている為、スマホを使う回数は極端に少ない。通信費節約の為、回線契約はデータ通信を従量制にしてあるので、外出先でネット接続は殆どしない。
 それでも、外出先で全くネット接続しない訳ではないし、必要に迫られてスマホ上で仕事をする場合も稀にある。
 スマホを購入する際、詳しい人(電話会社の元営業マン)に聞いたら「仕事の事を考えたら、断然反応の良いiPhoneの方が良い」と言われてiPhoneXsを選んだ。けれど、現在ではAndroidとiPhoneの差は無いみたいだ。

 子供の場合、通学先の連絡は全てネット経由なので、一々パソコンを取り出して起動しなくても、スマホ一つで事足りるから「モバイルバッテリーを持ち歩かなくても良くなったし、便利になった」と。普段の使い方だと、バッテリーも3日以上充電無しでOKなのだそうだ。

 これでガラホのバッテリーを気にする必要が無くなったし、しばらくは快適に使える事だろう。目出度しメデタシ、である。
タグ:スマホ Pixel5a
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TLM220Rをとりあえず整備 [バイク]

 入手したTLM220Rは気になる部分があちこちにあるので、できる事から作業を始める。

 前所有者は、フロント・スプロケットを純正の13Tから14Tに替えてロードバイクとして使っていた。2ストだから飛ばせば面白いんだろうけれど、そういう使い方をする積りは無いので、まず純正の13Tに戻す。
 スプロケットを外したら、内側やシャフトに汚れが溜まっていたので、ワイヤーブラシで清掃する。
ブラスワイヤーブラシで清掃中
13Tは書類と一緒に受け取っていた。画像左が純正の13T、右が付いていた14Tだ。
フロント・スプロケット2種
14Tはギアが一寸減ってるように感じる。13Tの方は減りが殆ど無いようだ。そのまま取り付ければOK。
純正13Tを取り付けたところ

 次は、オイルポンプの調整である。
 ガソリンと一緒に2ストオイルもエンジン内で燃焼する為、排ガスは多少白いのはごく普通。しかし、このTLMの排ガスはやたらと白いのだ。
 新車時の状態を知らないし、マフラーがHRC製で純正ではないから何とも言えないのだけれど、以前乗っていたリード80SSや当時の知り合い達が乗っていた2スト・バイクの排ガスの記憶と比べると、かなり白いのである。「2ストオイルの吐出量が多過ぎるんでは?」念の為に、オイルポンプを確認する。オイルポンプはエンジン右側のカバーの中にある。
右側のオイルポンプカバー
カバーを外すと、オイルポンプが見える。
カバーを外したところ
サービスマニュアルによると、「スロットル全開時に、オイルポンプに刻まれた線が一致する」とある。で、実際にスロットルをフルオープンにしたら...ありゃりゃ、ずれてるじゃん。
アクセル全開の状態でズレがある
全開時に一致するように、ワイヤーを調整。
調整したところ


 前所有者がどういうメンテナンスをしていたのかが分からないので、ミッションオイルを交換する。サービスマニュアルの手順に沿って、ミッションオイルを抜く。
ミッションオイルを抜いたところ
結構汚れているけれど、酷い状態ではない。それなりの頻度で交換されていたみたいだ。使うオイルはホンダ純正オイルのG1。
ホンダG1オイル
缶のデザインが、以前の銀色主体から白に変わったな。長く乗ると思うので、添加剤ZOILも注入する。
オイル添加剤ZOIL
ZOILは以前から知っていたけれど、今回初めて使う。既定の量をエンジンに中郵すればOK。

 何となくスロットルの動きが渋いので、ワイヤー・インジェクターを使ってケーブル内にオイルを注入する。
スロットルケーブルにオイルを注入中
注入後に動かしてみたら、スルスルと軽く動くようになった。

 一通り作業したので、エンジンを掛けて空き地で走らせてみた。
 まず、排ガスの煙は多少薄くなったように思う。エンジン音もだいぶ静かになったが、それでもまだかなり喧しい。2ストのエンジンだから五月蠅いのではなく、どうもクラッチ周辺から音がしているようだ。
 とりあえず軽く整備したけれど、やるべき事はまだまだ出てきそうだなー。(汗)
タグ:TLM220R
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TLM220R [バイク]

 トライアルを趣味とする人達の練習場所に顔を出すようになり、その後子供も加わって雑談や練習走行などをしている。
 子供がKさんのGASGAS(2ストのトライアル・レーサー)を借りて練習場所を一頻り走ったら「これ、面白いっ!」と。すると、周りに居た方々から「外車は高いし、部品調達に難があるので、2ストならTLM200RかTLM220R辺りが良いのでは。」

 そんな話を聞いてから一週間も経たないうちに、何故かオークションにかなり安いTLM220Rが出てきた。「え?気長に探す積りだったのに、もう出て来たん?」と一寸不思議な感じがしたけれど、「これを逃すと何時になるか分からないから、狙ってみよう。」気になる点を出品者に色々質問したが、大きな不具合は無さそうだった。
 で、殆ど競る事も無く無事落札。4月半ば過ぎに自宅に車両が届いた。
TLM220R左側面
前所有者は街乗り用に使っていたそうで、フロント・スプロケットのみ14T(純正は13T)に交換されている。また、マフラーはノーマルではなく、HRC製が取り付けられている。
TLM220R右側面

 ノーマル車両のフロント・ウインカーはハンドル下に吊り下げるように取り付けられているけれど、この車両はヘッドライト・カウルに移設されている。
フロント
転倒時などにウインカーを岩などへぶつけてしまう事が多い為、この位置に移設するのは「定番」なのだそう。
 リアに自転車用キャリアが無理やり取り付けてあったけれど、使わないので取り外した。
リア
1万8千キロほど走ってある。
メーター
この手のバイクとしてはかなり距離を稼いでいる。
 フロント・ブレーキはディスク式で、リザーブタンクの点検窓は劣化で真っ白。
フルード窓は真っ白
一応点検はできるけれど、フルード交換時に窓も交換したいな。
 ハンドルはバーライズアダプターで嵩上げされており、ハンドルも純正ではなくてETHOS製が付いている。
ETHOSのハンドルとバーライズアダプター

 2ストのバイクは通勤で使っていたホンダ・リード80SS以来だ。「エンジンは簡単に掛かる」という話だったので、届いてから直ぐに掛けてみた。確かに数回キックすると掛かる。でも、「ガラガラガラガラ」という音が混じってかなり喧しい。「2ストって、こんなに五月蠅かったっけ?」夜間にエンジンを掛けるのは気が引けるほどの音量である。
# ガラガラ音が無ければ、もっとマシなんだろうけどねー。

 書類は別便で受け取っていたので自宅近くのコンビニで自賠責保険に入り、
# コンビニ店頭で紙一枚だけ渡されて「?」と固まっちゃったというオマケ付きだった。(笑)
加入した自賠責保険
小牧自動車検査登録事務所でナンバー登録した。
 ところが、いざ自宅に戻ってナンバーを取り付けようとしたら「ありゃ?自賠責のステッカー(保険標章)が無いやんけーっ!!」どこを探しても無い。「コンビニで受け取った時に袋に入れたんだよなぁ。うーん...自賠責の書類を出したのは自動車検査登録事務所しかないから、そこで落としちゃったのかなぁ?」
 無い物は仕方ないので、加入した保険会社に電話で問い合わせたら「保険証券をお持ちいただければ再発行できます」という話だった。なので、平日の午前中に岐阜市内にある保険会社の支社へ車で出掛け、再発行して貰った。ちなみに無料だった。
 受け取ったステッカーをナンバープレートに貼って、ようやく公道走行できる状態となった。

 その後、練習場所で走ったりしてみたが、エンジンの調子はそこそこ良い。が、どうも白煙が多いような気がする。それに、クラッチの感触がどうも今一つしっくりこない。
 前所有者も中古で購入したそうだが、どうやら乗りっ放しだったみたいで、走行に支障はないけれど長く乗る事を考えると手を入れる方が良いと思われる部分がある。
 今後、あちこち手を入れる事になりそうだ。
タグ:TLM220R
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古い電波ソーラー時計の簡単な修理 [時計]

 ある日何気なく見たら、先日話題に上った古い電波ソーラー時計Fizz-860の表示が消えていた。
表示が消えている
窓際の明るい場所に置きっ放しなので、電力不足で止まるとは考えられない。「さては内蔵バッテリーがダメになったな。」
 以前から「この時計のバッテリーって、何が使われているんだろう?」と不思議に思っていた事もあり、早速分解する事に。

 裏蓋にあるネジ4か所を外すと、蓋が外れて基板が見える。
裏蓋を外したところ
標準電波(福島40kHzと九州60kHz)を受信するバーアンテナ(黒い棒状の部品)が目立つ。電解コンデンサが一つあるが、液漏れや膨らみは見当たらないから大丈夫だろう。
電解コンデンサは異常無し
基板を固定するネジを外して見ると、スイッチ類があるだけだった。
基板裏側はスイッチ類のみ
窓際になると、昼間はかなり明るい。
窓際は明るい
この位置で太陽電池の出力を測る。サイズは小さいが、出力電圧は1V以上ある。
太陽電池の出力は1V以上
念の為に基板も見るが、問題になりそうな所は無い。何故かは分からないが、水晶発振子が2個載っている。
基板に問題無し
液晶下のパネルを外したら、ニッケル水素電池があった。
中にニッケル水素電池が
「なるほどォ、これが電源だったんか!」ようやく納得である。(笑)
 この電池は単四サイズで、容量も800mAhと標準的な物だ。
標準的な単四サイズ
でも、単四サイズの電池は全て出払っていて、使えるのが一本も無い。
 「うーん、どうするかな...あ!待てよ、確かどこかに使い残りがあった筈。」部品箱をあちこち探したら、サイズの小さい電池が出てきた。
未使用品(青い方)
容量が450mAhと半分程度しかないけれど、説明書には「光が無い状態でも、満充電で約2年動く」とあるから、この電池でも1年は持つ計算になる。容量としては十分だ。
 そのままではサイズが小さいので、電極を加工する。
電極を加工
大雑把だが、ほぼ同じサイズになった。
ほぼ同じサイズ
これを時計に入れる。
新しい電池を入れたところ
スイッチはOFFのまま、午前中に日光が当たる窓際に放置して充電した。
 3日後、スイッチをONにすると、表示が出た。
無事表示が出たところ
更に放置して、電波を受信して正常な時刻になるまで待って、作業は完了である。
 先日購入した新しい方と比べると、液晶表示はかなり薄くなっている。
古い方(右側)は液晶表示が薄い
見る角度によっては見難いけれど、普通に使えるようになった。

 オーディオ用のラジオチューナーなどはEDLC(電気二重層コンデンサ)と小さなメモリで受信周波数を記憶させているので、「この時計もEDLCを使ってるんかな?」と思っていた。
 ただ、時計だけならEDLCでもある程度動かせると思うが、標準電波を受信しながら時計も動かすとなると電力不足になりそうに思う。説明書には「満充電で2年」とあるから、「EDLCだけでは足りないと思うけれど、どうなってるのかな?」と不思議だったのだ。
 見た目は小さくて薄い時計なので、中に単四サイズのニッケル水素電池がが言っているとは思いもしなかった。(^^;)

 無事動いたので、(液晶表示に不安は残るが)10年程度は何もしなくても大丈夫だろう。目出度しメデタシ、である。
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メルセデスA180のタイヤ交換とテスト撮影 [カメラ]

 諸般の事情で妻の実家から借りているメルセデスA180は、タイヤがまだスタッドレスで、かなり劣化している。何しろ納車時のままでタイヤ表面が固くなっているし、実家周辺では雪が積もる事はまず無い。それに、ホイールは重い鉄柱で、ノーマルタイヤのアルミホイールと比べると燃費が少し落ちる。
 また、別途保管のノーマルタイヤも納車時のままで、側面にヒビが入ったりしてて劣化が進んでいる。
 「こりゃタイヤを交換しなきゃなー...今後スタッドレスは必要無いだろうから、ノーマルタイヤを1セットだけ購入しよう。」スタッドレスは、外してそのまま保管する。
 5月の連休中にロッソコルサ(伊那市)へタイヤが届いたので、7日に出掛ける事になった。
 A180の後部座席を倒してノーマルタイヤ4本を積み込む。子供が「ズームレンズのテストをしたい」と言うので、トランクには子供用と拙者のカメラバッグなどを積み込んでおいた。

 7日、朝8時に自宅を出発するが、長袖シャツ1枚だけでは寒く、ジャケットを一枚羽織った。近くのスタンドで給油してから県道183・県道64・県道461・県道49と進むが、土曜日なのに交通量が妙に少ない。小牧東ICから中央道に入ると、流石に交通量は多いものの走り難い程ではない。業務用と思しきトラックが目立ち、乗用車は意外に少ない。
 覆面パトを警戒しながら、遅い車を抜かしながら、やや慎重に先へと進む。天気が良い土曜なのに、交通量は多くない。皆さん連休で出掛けていて、日曜まで帰って来ないのかな?
 道中何事も無く順調に進むが、トイレに行きたくなったので小黒川PAに立ち寄る。気温が上がって、ジャケットを着ていると暑い。
小黒川PA
用を済ませたら、直ぐ走り出す。

 伊那ICで降り、県道87・国道153・県道19と進んで、10時半前にロッソコルサに到着。早速タイヤを交換して貰った。
 交換作業中にYさんが軽トラで登場。作業後に皆さんで談笑していたら、Kさんも合流。延々と談笑していたら14時を過ぎてしまったので、後ろ髪を引かれつつもお暇する。
 ニシザワ双葉食彩館に行き、
ニシザワ双葉食彩館
遅い昼食となる。子供は大きなピザ、拙者は見切り品のパンである。
昼食のパン
序に、たまたま見かけた五平餅などもお土産に買った。
購入したお土産

食べ終わったら走り出す。

 県道19・県道18と進んで三峰川を渡り、三峰川榛原河川公園の駐車場に車を停める。ここで、子供は望遠ズームレンズのテスト撮影、拙者はローライフレックス2.8Bの再テスト撮影をする。以前にもテスト撮影したのだけれど、フィルム一本全カットが露出オーバー気味で、「これじゃ何が何だか分からん」状態だったのだ。(滝汗)
 公園から川原に出てあちこちを撮影する。
三峰川にて

三峰川にて

三峰川にて

三峰川にて
河原から戻ると、あちこちにお花が咲いている。
公園の花

公園の花
藤棚は終わりかけだったが、棚の下を見ると散った花と長椅子の影の組み合わせが面白そうなので、デジカメで露出を変えて撮影した。
標準露出

一段アンダー

二段アンダー
二段アンダーにした最後の画像が一番良いように思うなー。
 30分ほど撮影したら、A180に戻って走り出す。

 県道18から環状南線で伊那市役所脇を通り抜け、案内表示板通りに進んで小黒川PAのETCゲートから中央道に入る。
 16時半過ぎで、そろそろ帰宅の時間帯となっている為か、乗用車がやたらと多い。左右にフラフラしながら進む車があったり、
# 紙運転手なのかなー?
走行車線より遅い巡航速度で追越車線を走り続ける意味不明なワンボックスなど、変な車が多く目に付く。夕陽が目を直撃する高さになるので、かなり走り辛い。
 挙動不審な車は近づいたり追走したりすると何が起きるか分からないので、手早く抜き去る。ただ、高速バス停には覆面パトの餌食となった小型乗用車が居たりするので、気が抜けない。見かけた覆面パトは、対向車線に2台、こちらの車線では3台だった。
# 土曜夕刻にしては少ないかも。
中津川ICを過ぎると交通量がどんどん増え、遅い車を抜かすのが一寸面倒になるほどになった。渋滞するほどではないけれど、巡航速度は制限速度に届かない。多治見ICを過ぎたら少し流れが良くなるが、小牧東ICで降りてしまうので、恩恵は殆ど無かった。
 朝来た道を戻り、自宅には18時半少し前に無事到着。

 タイヤを交換したお陰か、ゴツゴツした感じが無くなって随分と快適になった。これで当分の間は何も心配無い。
 撮影したフィルムは現像に出してあるけれど、出来上がってくるのは2週間後。今度こそは「テスト撮影」になっていて欲しいのだが...どうなることやら???(笑)
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360モデナで長野へ [フェラーリ]

 3日、伊那市ロッソコルサのツーリングで「Gulf ながのノスタルジックカーフェスティバル2022」へと足を運んだ。

 朝5時15分過ぎに子供を載せて自宅を出発、県道183を進む。朝早いので交通量は殆ど無い。犬山市中心部で県道64へと進むと少し交通量が増えるけれど、住宅街を抜けると交通量はほぼゼロ。県道461・県道49と進んで小牧東ICから中央道に入る。
 連休初日だからか、まだ6時前なのに交通量が結構ある。トラックなどの商用車は少なく、乗用車が多い。遅い車を抜くにも、タイミングを合わせないと難しいほどだったが、中津川ICを抜けると交通量が減って走り易くなる。
 トイレ休憩に立ち寄った小黒川PAで、トラック運転手と思しき方から「ホーンが外れてるのでは?」と声を掛けられた。「え?」フロント右側を覗き込むと...ありゃりゃ、本当だ。ダクトの中で外れてるやん。(滝汗)
右側ダクト内でホーンが外れている
その方にお礼を述べ、改めて部品が落ちたりしないか確認する。幸い、ダクトのメッシュの内側にある為、外に飛び出したりする要は事は無い。「こりゃ修理だなー」と思いながら走り出す。
 伊那ICで降りて県道87・国道153・県道19と進んで、7時半少し前に集合場所のロッソコルサに到着。既に参加者の大半が集まっていた。

 外れたホーンは、応急処置としてK社長がタイラップで止めてくれた。
二か所タイラップで固定
これで走行中にあちこち飛び回る事は無いから、一安心。
 参加者が揃ったけれど、Hさんの姿が見えない。K社長がHさんに連絡を入れたら「梓川SAに居ます」と。それじゃぁ幾ら待っても来ない筈だ。(笑)8時に出発...アレレ?なんでSL350を車庫に入れちゃうの???...ありゃりゃっ?BMWも駐車場に止めたままじゃん...え?皆さんメルセデス・ビアノに吸い込まれてる???
 自走するのは拙者の360モデナとポルシェ・ケイマンの2台のみで、他の方々はビアノに乗り込んで出発となった。

 自走組が先に走り出すが、ケイマンは途中のスタンドに入ったので、拙者の単独走行となる。
 国道153を進み、伊北ICから中央道に入る。交通量は結構多いが走り難い程ではない。遅い車を抜かしながら先へと進み、岡谷JCTで長野道へと進む。
 長野道も交通量が多く、少々走り難い。松本ICを過ぎると少し交通量が減って走り易くなる。長野ICからまた交通量が増えるものの、須坂長野東ICで降りるので問題無い。
 ICで降りて県道58に入る。八島橋で千曲川を渡って少し進むと、目的地のエムウェーブが見えて来る。中央寄りの車線を走りながら「駐車場って何処から入るんだろう?」エムウェーブ南東の角にある交差点まで来たら、交差点に「P←」と出ている(!)ではないか。片道2車線の中央側に居るので、今更左の車線に入る事は出来ない。「どーしてもっと手前に表示してくれないんだ?直前じゃ車線を変更できないじゃん!」ブツブツ文句を言いながら通り過ぎ、次の交差点で左折してエムウェーブをぐるりと回る事にした。
 エムウェーブを反時計回りに進んで西側ゲートから駐車場に入ると、係員が「入場証は?」拙者は何の事だか判らず「何の話です?」と訊ねたら「あぁ、じゃぁこっちへどーぞ」と指さした方向へと進んだら地下駐車場に入った。
地下駐車場
出展車両と思われたらしい。少し入った所に停めて地上に出て、皆に連絡したが繋がらない。
 とりあえず入場口へ行ったら「来場者が非常に多い為、開場予定時間を10分繰り上げて今から開場します」というアナウンスが流れた。確かに、入り口は長蛇の列だ。
会場前から行列
しばらくしたらK社長から電話がかかって来て「今どこ?皆南東の角にまとまって停めたんだけど」と。「地下に停めた」と返事したら「え?地下って停められた?」と。K社長達が到着した時には、既に地下駐車場は満杯だったそう。
 南東の角まで歩いて行って無事皆さんと合流、入場の列に並んで入る。入り口近くにランボルギーニとフェラーリ512BBが並んでいた。
ランボルギーニ・ウラカン
ランボルギーニ・クンタッシュ(カウンタック)
フェラーリランボルギーニ512BB
時刻はまだ10時半過ぎだが、「昼になると混雑するから」と早めのお昼を食べる。拙者は焼き豚醤油ラーメンを頼んだ。
早い昼食・ラーメン
食べていたら、K社長から差し入れが。
社長からの差し入れ
お陰様でお腹一杯になって幸せだ。
# 単純な奴。(^^;)
食べ終わったら、展示車両を見て回る。
フェラーリF355
フェラーリ308
ロールスロイス
ヨタ8
いす117クーペ
日産プレジデント
セリカ・リフトバック
見学中に、先に会場入りしていたHさんFさん、家族で来られていたYさんと会った。
 一通り見たら「今からパレード走行を行います」とアナウンスが入ったので会場の外に出て眺める。

 パレード走行は、「走行」というより「渋滞」という感じ。あれじゃ、車体に良くないよなぁ。(滝汗)
 会場周辺の駐車場を見ると面白い車が一杯。
NSX
国産旧車
皆「会場の外の方が面白い車が多いんじゃないの?」と笑っていた。また、「ロッソの車両を集めて展示した方がもっと充実するんじゃない?」とも。拙者も同感である。
 外を一通り見て回ったら、そろそろお帰りの時間となる。TさんはカワサキH2で来たそう。
川崎H2
Hさんは348、Tさんはケイマン、その他の方々はビアノ。
ロッソの車両
エムウェーブは個性的な外観なので、モノクロで撮影しても面白そうな感じだ。
外観を切り取る
Hさん達は都合により先に帰られ、しばらくしてから我々も帰途に就く。いつもならそのまま帰るのだけれど、今回は時間に余裕があるので一旦ロッソコルサに集まる事になった。地下駐車場に入って360モデナに乗り込み、会場を出る。

 来た道を戻り、須坂長野東ICから長野道に入る。連休だからなのか、車の量はかなり多い。
 上り坂に差し掛かった時、トップギアのままスロットルペダルを少し深く踏んだら、いきなり「SLOW DOWN」と表示され、スピードがガクンと落ちる。慌てて走行車線に入って様子を見ると、少しして表示は消えた。「何だよ、ビックリしたやんか。」そのまま走っていたら遅い車が居るので抜かそうと再び追越車線に出てスロットルペダルを少し深く踏んだら、また「SLOW DOWN」の表示と共にスピードがガクンと落ちる。「ゲーッ!」慌てて走行車線に入り、スロットルを緩めたら少しして表示が消えた。
 「どうして表示されるん?」と思いながら走っていたら、またいきなり「SLOW DOWN」と表示され、しかも点きっ放し。速度が上がらないので、5分ほど走って麻績ICで降り、近くのコンビニで車を止めた。

 「一体どうなっちゃったんだ?」車体を一回りしても異常は見当たらない。3分ほどまってエンジンを掛けてみたら、問題無くアイドリングしている。「???」何だか狐に摘ままれたよーな感じだが、再び麻績ICから長野道に入って進む。
 「そういえば、以前も表示されたけれど、必ずトップギアでスロットルを少し深く踏んだ時だったよなぁ。」本当の原因は分からないが、高いギアでスロットルを深く踏むと表示されるようだ。「だったら、加速する時はギア落とせば良いんかぃ?」試しにやってみると、確かに表示は出ずスムーズに加速して行く。「じゃぁ、これからはそうしよう。」
 岡谷JCTで中央道に入り、伊北ICで降りて国道153を進み、無事ロッソコルサに到着。

 皆さんで談笑しているうちに時間はどんどん過ぎてしまい、気が付いたら17時半を過ぎてしまっている。「うわぁ、遅くなっちゃった!」まだまだ談笑していたかったけれど、後ろ髪を引かれつつもロッソコルサを出発する。
 伊那ICから中央道に入ったが、トイレに行きたくなって直ぐ近くの小黒川PAに入る。
小黒川PA
既に周囲が暗くなり始めている。用を済ませたら直ぐ走り出す。

 交通量は多いものの走り難い程ではなく、遅い車を抜かしながら先へと進む。対向車線では覆面パトカーの餌食になった車を見かけた...と思ったら、こちらの車線でもやはり餌食になっているワンボックスカーが居た。
# 合掌。(-A-)
交通量が多く、暗くなってきて覆面パトを見分け難い状態なので、慎重に進む。
 再びトイレに行きたくなって、近くのPAに入ったら、細い三日月が出ていた。
細い三日月
中津川ICを超えると交通量がどんどん増えたが、渋滞するほどではなく、そこそこの巡航速度で進む。
 恵那山トンネル前の上り坂で再び「SLOW DOWN」と表示されたが、今度は点きっ放しではなくて点滅の状態。スピードが落ちる事無かったが、念の為に走行車線に入って様子を見る。5分ほど走っても何も起きないので、元の巡航速度に戻して進む。その後表示が出る事は無かった。
 小牧東ICで降り、朝来た道を進んでいたら、エンジンチェックランプが点灯しているのに気が付いた。走行に不具合は無いので、「そのうち消えるんでは?」と思っていたが、自宅まで点きっ放しだった。自宅には20時過ぎに無事到着。

 今回は「SLOW DOWN」表示が何度も出て冷や冷やしたし、最後の最後になってエンジンチェックランプが点きっ放しになったけれど、普通に走行できたので良かった。
 外れてしまったホーンは修理が必要なんだけれど、ロッソコルサの代車が全部で払っている状態だそうなので、修理はもう少し先になりそう。
 来月はジュリエッタの車検もあるので、また信州に出向く事が多くなりそうだ。
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MXR10バンドイコライザーのオーバーホール、の筈が・・・ [音楽]

 5年ほど前に「ジャンク扱い」で安価に売られていた米MXR社の10バンドグラフィックイコライザーを手に入れてあった。
ジャンク扱いのMXR 10Band EQ
ジャンクの理由は「どのボリュームも動かすとガリが出る、ボリューム先端にあるLEDが所々点かない」というもの。「なーに、一寸した接触不良でしょ」と考えて手に入れた。入手した当時はボリュームを動かさなければガリは出ないし、LEDは見てくれの問題だけだから気にしていなかった。

 ところが、今年に入ってからはボリュームを動かした直後は音が出ず、少しだけ前後に動かすと酷いガリが出た後に音が出るという状態となった。「こりゃーそろそろメンテナンスしなきゃ拙いか?」と思いながらも使っていたのだけれど、遂に数か所のボリュームが反応しなくなってきたので、「仕方ない、作業するか。」
 本体底面を見ると、ネジが見える。
本体底面
mm規格のアーレンキーでは全く合わないので、インチ規格らしい。生憎そんな工具は持ってないので、あれこれ試してみた結果、細いラジオペンチで開けられると分かった。
ラジオペンチで開けているところ
開けると、基板一枚が入っている。
中は基板一枚
入出力ジャック類も基板に直付けされているMXR独自の基板である。ジャックを固定するナットを外す。
ジャックのナットを外す
フッとスイッチを固定しているナットも外せば、基板を外せる。
基板を外しているところ
ボリュームに埃が入るのを防ぐスポンジは劣化してメトメトし始めている。
スポンジは劣化している
基板裏側を見ると、チップ部品がずらりと並んでいる。
基板はチップ部品だらけ
使われているオペアンプはMC33174DG(単電源タイプ)と、
MC33174DG
MC33179DG(低消費電力ローノイズ・タイプ)が使われている。
MC33179DG
基板上には使われていない端子が出ている。
使われていない端子
配線を辿ると電源のプラス側と接続されているだけなので、基板製造後の動作チェック用と思われる。
 ボリュームに貼り付けられているスポンジを剥がす。
スポンジを剥がしたところ
この画像では分からないと思うけれど、劣化したスポンジの破片がボリューム内部に入り込んでいる。こんな状態では、導通が怪しくなって音が途切れたり、LEDが付かなくなっても不思議ではない。
 使われている電解コンデンサは3つだけで、外観を見る限りではまだ大丈夫そうだった。でも、せっかくなので交換する事に。
電解コンデンサは3個だけ
サイズ的に横倒しにしないと筐体に収まらない。
電解コンデンサは横倒しに装着
古いコンデンサは全て105度タイプが使われていた。耐久性に気を使っている事が分かる。
使われていたコンデンサは105度タイプ
ボリュームを外す時に邪魔になる入出力ジャックを外す。
入出力ジャックを外しているところ
一つは綺麗に外せたが、もう一つは部品面側のランド(配線用銅箔パターン)を剥がしてしまった。(--;)
ランドを剥がしてしまった
幸い千切れていないので、取り付ける時に何とかして接続しよう。(溜息)
 ハンダを緩めると、ボリュームは素直に外れた。
ボリュームを外したところ
使われているのはWカーブの20kΩのスライドボリュームだ。
使われているのはW20k
WカーブはBカーブ(リニアカーブ:正比例タイプ)を少し歪めた特殊なカーブだ。
 分解すると、抵抗摺動体はかなり汚れている。
内部はかなり汚れている
端子側の汚れは然程でもない。
端子側の汚れは少ない
クリック観を出す為の1mmほどのスチールボールと、小さなバネがスライド部に仕込まれている。
スライド部のスチールボールと小さなバネ
抵抗摺動体の他に、LED用電源ラインも入っているけれど、どれも表面が汚れている。
表面が汚れている
ここまで汚れていると、LEDが点かなくてもおかしくない。NevrDull(ネバーダル:金属磨き)で綺麗にする。
清掃後
ボールやバネを飛ばさないよう注意しながら組み立てなければならない。
組み立てたボリューム
ところが、作業中は細心の注意を払ってしたのだけれど、ボールとバネを2つ飛ばしてしまった\(^^;)/...のである。(/_;)

 とりあえずオーバーホール作業は終わったけれど、このままでは2か所だけセンターの時にクリック感が無い状態になってしまう。ウーム...とても小さな部品だから探すのは極めて困難だけど、とりあえず作業した部屋を大掃除して出て来るのを待つ他ないかなぁ?...って、見つかると良いんだけど。(滝汗)
タグ:MXR 10バンドEQ
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置時計を電波ソーラー・タイプで新調 [時計]

 百円ショップで2018年初に購入して使っていた時計が動かなくなった。
動かなくなった百均時計
正確には完全に止まっちゃった訳ではなくて、針が特定の位置に来ると秒針が何故かなかなか進まなくて数時間遅れてしまうのである。そんな状態が一ヵ月ほど続いていた。
 電池の電圧はそんなに落ちていないので、電池のせいじゃない。「また御サボリ?」と思い、以前にもやってみたショック療法を再度試してみたが、効果は無い。
 特定の位置、具体的には2時半から4時の間に時針が来ると秒針がなかなか進まないので、恐らくは内部部品の劣化によるものだと思う。まだ4年半ほどしか経っていないけれど、実用にならないのでは仕方ないので、お役御免とした。
# お疲れさん!でした。(^^ )

 この時計は見る機会が多いので、代わりの時計が必要となる。「どーせなら電池が要らない方が良いよなー」なんて考えていたら「そうだ!あれなら良いんじゃない?でも、まだ売ってるかなー???」早速ネットで調べてみたら、現在も手に入る。ナポレックスの製品「Fizz-860ソーラーシースルーRCクロック」、太陽電池で動く電波時計だ。





早速取り寄せた。
ナポレックスFizz-860ソーラーシースルーRCクロック シルバー
パッケージの裏側に特徴や仕様が掛かれている。
特徴や仕様が印刷されている
中にA4サイズ1枚の説明書と、固定用のスポンジタイプ両面テープ4枚が入っている。
説明書と固定用テープ
肝心な時計本体は、こんな感じ。
新しい時計
使い方は簡単で、POWERスイッチをONにして窓際に放置するだけ。
ソーラーパネルとスイッチ類
電源を入れた直後は意味不明な日時を表示している。
電源投入直後の表示
説明書によると、電波受信インジケーターの表示が止まったら受信完了なんだそうな。それまでの間、インジケーターは動いている。
10分ほど経ってから見たら、正確な日時を表示していた。

 ちなみに20年以上前の話になるのだけれど、自宅近くのホームセンターで同じ製品を購入、置く場所を変えたりしているけれど、今も自宅で使っている。古くなって液晶の表示がだいぶ薄くなったし、右上端が液晶漏れで一部黒くなっているけれど、未だに現役である。
いまだに現役
説明書には「内蔵バッテリーの寿命は約5年で、交換は有償」と書かれているけれど、今のところ問題無く動いている。

 序に、止まっちゃった時計を分解してみる。外側にはネジ類が一切無いので文字盤側の透明樹脂パネルを外し、針や文字盤を外したら、時計モジュールがネジで固定されていた。
時計を分解したところ
モジュールを取り外したら、こんな感じ。
と明モジュールを外したところ
モジュールの蓋を開けると、内部のギアが見える。
時計モジュールの蓋を開けたところ
ギアを外すと、内部基板が見える。
内部基板が見える
百円ショップの時計はどれも同じ構造だ。
 触った感じでは、どのギアもやや柔らかいので、動作による摩耗は早いと思う。内部基板は黒い樹脂で覆われた部分に集積回路が入っていて、他には針を動かすコイル・水晶発振子・アラーム用の小型ブザーのみ。もっと分解しても、流用出来そうな部品はブザーだけだなー。(汗)

 時計を新調したので、当分の間は問題無く使えるだろう。目出度しメデタシ、である。
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