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360モデナ引き取り [フェラーリ]

 前回ツーリングの帰りに預けた360モデナは、一寸時間が掛かったけれど修理が完了したという連絡が入った。通常なら土日のどちらかで引き取りに出掛けるところだが、今回は次回ツーリングが迫っている事もあり、平日に引き取りに行く事に。
 代車ミラで行くが、費用節約の為に下道を使う。そういえば、今回初めてミラを借りた。
代車ミラ
軽自動車だから、結構コンパクトだ。
代車ミラ
内部はシンプル。必要な物が必要な場所にある、という感じである。
シンプルな内装
後ろの席は座る機会が無かったから分からないが、550cc時代のような狭さではないようだ。
後部座席
タコメーターが無いので走行中にどれ位エンジンが回っているかは判らないが、エンジン音から推測すると県道をノンビリ走っている状態で3000rpm前後は回っていそうだ。走行中はタイヤのロードノイズが大きい為、FMラジオでZIP-FMを聞こうとするとボリュームをかなり大きくしないと聞こえない。でも、走行中に合わせて音量を調整すると、信号待ちの時には音が大き過ぎる。これはなかなか厄介だ。
 17万mを超えた車両だからだろうが、サスペンションのダンパーは抜けかけてるような感じ。段差を超える度にフワフワして、なかなか落ち着かない。一旦速度が乗ってしまえば平地は良いが、上り坂はスロットルペダルを踏んでいても速度が落ちてしまう。ターボも何も無い小排気量だから、仕方あるまい。
 かなり古い車両で紫外線によると思しき樹脂の黄変などはあるけれど、樹脂類そのものの劣化は意外に進んでおらず、そこそこ綺麗だ。昭和の頃と比べると随分と改良されている。自宅周辺を走り回った時の燃費は凡そ13km/L(エアコン未使用)だった。

 22日は朝6時15分に自宅を出発、スタンドで給油してから県道183を進む。平日の早い時間だからか、交通量はとても少ない。ところが、犬山市内に入って県道64に進むと一気に交通量が増える。名鉄犬山駅が近いし、近くに工業団地があるからだろう。
 名鉄犬山線の跨線橋を渡って住宅密集地を抜けると、交通量は一気に少なくなる。しかし、県道461・県道49と進むに連れて交通量がどんどん増える。大半が乗用車なので、通勤ラッシュの時間帯に入ったようだ。

 小牧東ICを通り過ぎて国道19へと進む。交通量は非常に多い。「平日の朝ってこんなに渋滞するんだぁ」と妙なところで感動してしまった。(笑)JR多治見駅近くが一番混雑が激しくて、1信号では交差点を通過できなかった。電光表示板に何か出ているけれど、ノロノロ渋滞で読める距離に近づくまでに結構時間が掛かった。で、表示は「国道19 瑞浪市内で事故通行止 この先30km」と出ているではないか。「えーっ、通行止めって?参ったなぁ...でも、まだ距離があって時間が掛かるから、そこに着く頃には通れるんじゃない?」と思いながら進む。
 土岐市街に入ると交通量はグッと減って走り易くなり、ここから先はどんどん交通量が減って行った。雨は降っていないが、路面はしっかり濡れている。結構降っていたみたいだ。
 瑞浪市街に入って少し進んだところで、片側2車線の内側の車線を警察が規制していた。事故処理は終わっているようで、事故車や破片などは一切無い。交通量は少ないので渋滞する事も無く、スンナリ抜けられた。車の流れがスムーズで、順調に先へと進む。
 中津川市街を通り抜けて落合川を渡ると交通量は極端に少なくなる。長い上り坂なので、ミラのエンジンは唸りっ放しだ。更に進むと、昨年の豪雨で法面が流された区間は、今も交互通行となっている。ここの復旧はまだ掛かりそうだなぁ。トイレに行きたくなったので、道の駅賤母に入る。
道の駅賤母
まだ9時前なので、売店は開いていない。用を済ませたら直ぐに走り出す。

 交通量はとても少ないので順調に走るが、雨は降ったり止んだりを繰り返す。
 道の駅日義木曽駒高原を通り過ぎて少し進むと、国道361との交差点がある。ここを右折して国道361へと進む。少し進むと、崩落個所はまだ手付かずのままという感じ。交互交通の仮設道路を通り抜けるけれど、交通量がとても少ないので長時間待たされるような事は無い。姥神トンネルを抜けると太陽が出ていて、空も明るい。更に進むと気温がぐんぐんと上がってくるのが分かる。
 長野県側は雲が薄く、路面も乾いている。県道88・県道87・国道153・県道19と進んで10時半過ぎにロッソコルサに無事到着。

 360モデナの修理は随分と梃子摺ったそうだ。交換した部品の多さでも、何となく判る。
 
交換した部品
まず、前回のツーリングで見つかった外れたホーンは、固定するボルトが錆びて折れていたそう。雨のしぶきが掛かる位置なので、長い時間を掛けて錆びてしまったらしい。
 「SLOW DOWN」の原因を探っていて見つかった不具合は燃料ポンプからの燃料漏れ。樹脂部品が劣化で割れて、そこからガソリンが滲んでいたらしい。部品代が高いので「何とか直せないか」と耐ガソリン樹脂を塗り込んでみたそうだが、劣化が進んでいて樹脂で埋めても他の部分から漏れてくるので、諦めて部品を交換した、と。
交換した燃料ポンプ
それでも「SLOW DOWN」の表示が付く場合があるので更に調べていたら、作業中にたまたま見つかった不具合が「エアコンから風が出ない。」調べてみたら、レジスターがダメになっていた。
故障しているエアコン・レジスター

故障しているエアコン・レジスター
この部品は既に在庫が無い。F355用や同系列品を使うFIATの部品などを探したが同じ物は無く、困っていたところへ偶然360モデナの事故車が出て来たので、頼み込んでそこから取り出して来た、と。
 コンピュータが出すエラーコードと不具合を追いかけながら調べた結果、「センスアンプが怪しい」「コンピュータの片側も怪しい」と判ったそう。センスアンプもコンピュータも左右に一つずつあり、片方のコンピュータは通信できない状態になった事があったという。しかし、コンピュータも部品在庫が無く、接点洗浄で何とか動くようになった。
 センスアンプは部品在庫があったので、新品と交換。
センスアンプ

センスアンプ
作業後3日間走行テストを繰り返したら、一度エンジンチェックランプが点灯したものの直ぐに消えてしまい、それ以後は何も出なかったそうだ。故障したセンスアンプは樹脂で封印されているだけなので「分解できるかも?」と思って貰って来た。(笑)

 360モデナを受け取り、来た道を戻る。県道87を進んで伊那ICから中央道へ。
 平日の昼時だからか、交通量が非常に少ない。走っている車の殆どがトラックなどの業務用車だ。
 2か所のリニューアル工事区間は渋滞する事無くスンナリと通り抜け、何事も無く進む。恵那山トンネル手前から給油警告が点いたり消えたりを繰り返すようになる。この時、燃料計グラフのバーは4本。更に進んで土岐IC手前から点きっ放しとなり、バー2本となった。更に進むとバー1本のみとなり、バーが点滅する。幸い、少し進んだ所に内津峠PAがあるので、そこに入って10Lだけ給油した。給油後に燃料計を見ると、バーが5本になっている。という事はバー1本が2Lという事になる。
 燃料計は、初めのうちはちっとも減らないのだが、ある程度距離を走るとバーグラフがどんどん減って行く。以前から「一体どうなってんの?」と思っていたが、今回の給油で何となく分かってきた。バーグラフ後半は2L刻みだが、前半は刻みがかなり大きな単位なのだ。
 給油を済ませたら直ぐ走り出す。

 小牧東ICで降り、朝来た道を戻る。自宅には14時15分前に無事到着。
 360モデナの帰り道は何事も起きず、極めてスムーズだった。今回の修理で全部治ったようだ。目出度しメデタシ、である。
タグ:360モデナ
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