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KORG M1Rの不具合(その1) [音楽]

 左右で音量差が出るという不具合が起きたM1Rを、とりあえず調べる事に。
KORG音源モジュールM1R
天板を外して内部を改めて観察する。出力に差があるのは一番右側の二つのジャックである。
出力ジャック部
基板にはジャックが並んでいて、アナログ出力回路から音量調節用のボリュームを通してこの基板に信号を伝えているのは左端の灰色の配線だ。
左端の線が信号線
配線の近くにトランジスタがある。
トランジスタがある
2SC2785だ。
2SC2785
念の為に、一寸測定した。
測定中

2SC2785の測定

2SC2785の測定
hFEの片方が低いのは気になるが、一応正常みたいだ。基板のトランジスタ周辺の配線を追ってみる。
トランジスタ周辺の回路パターン
このパターンを追いかけたら、このトランジスタ二つはアナログ出力回路とは繋がっていない。

 そうなると、最終的な音量を調節しているボリュームの手前にあるアナログ回路が怪しいという事になる。
音量を決めるボリューム
このボリュームが繋がっているのは、フロントパネル裏にある基板である。
アナログ出力回路
ここで使われているのは三菱M5216Lという大出力タイプのオペアンプだ。
三菱M5216L
このICは入力インピーダンスが最低でも300kΩと高くて出力も大きいが、ここではデジタル回路から来た音声信号をライン・レベルに上げる為に使われている。
 この基板より先はデジタル回路になるので、音量の左右差はこのM5216Lが原因と考えられる。

 M5216Lは既に生産を終了している。ネットで探すとまだ在庫はあるようだがかなり割高となる。
 代替部品となると、LM4880やTDA2822(どちらもUTC製)辺りになりそうだけど、どちらも入力インピーダンスが100kΩとかなり低いのが気になる。それに、ICの増幅率がそれぞれで違うので、回路定数を変更する必要も出て来る。うーん、どうしようかなー...???

(続く...の?...続いた!
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止むを得ず撤退:D888のオーバーホール [音楽]

 2年半ほど前に購入したKORGの8chレコーダー「D888」は、細切れの時間を使って少しずつオーバーホール作業を続けていた。

 作業の内容はD32XDD16XDと同じ。
 いつものように、本体裏側を見るとネジが並んでいるので、それを外す。
本体裏側
下の蓋を外すと基板が見えて来る。
内部の基板
電源はスイッチング式なのでコンパクトだ。
スイッチング電源はコンパクト
ただ、この方式だとコンデンサのESR(等価直列抵抗)を設計時の値と合わせる必要がある為、迂闊にコンデンサ交換は出来ない。
 配線を追ってこの部分の回路図を作成し、使われている素子のデータシートを調べて設計値を推測する事は出来るけれど、時間と手間が掛かる。なので、今回もこの部分には一切手を出さない。
 前面のつまみ類を全て取り外す。
つまみを全部外したところ
これで基板が外れる。
基板が外れる
スライドボリュームの隣に小型電解コンデンサがある。
スライドボリューム脇にある小型電解コンデンサ
この場所に収める為に、わざわざ割高な小型タイプを選んでいる。基板の配線ルーティング上、この場所にしか置けなかったんだろうけれど、それにしても一寸苦しい感じがするなぁ。
ボリュームポット周辺に電解コンデンサが一杯ある。
ポット周辺にも電解コンデンサが
しかも、パネルに閊えないように倒してあったりする。こりゃー生産する時に大変だっただろうな。
 スライドボリューム脇のコンデンサは、案の定液漏れした痕があった。
液漏れの痕がある
小型タイプは経年劣化で液漏れが起きる確率がとても高いので、古くなったら問答無用で交換する方が良い。オーディオグレードは汎用品より一回り大きいので、横倒しにして取り付ける。
横倒しで取り付けたところ
とりあえず、ジャック付近にある電解コンデンサを交換したが、ハンダがなかなか緩まなくて苦労した。
ジャック部周辺の電解コンデンサを交換したところ
次に、基板のあちこちにある電解コンデンサを外しにかかるが、足が抜けなくてすっぽ抜けてしまった。
足が片方抜けた
基板側に残った足を取り除き、抜いた穴を細いドリルで綺麗にする。
ドリルで穴をさらっているところ
作業を続けるうちに、スルーホールのパターンごと抜けてしまうという厄介な状態が増えて来た。
パターンが道連れに

パターンが道連れに

パターンが道連れに
3個連続でこうなったので、「まさか?」とは思ったが、その後抜いたコンデンサは全てこの状態に。

 この時代の製品は、使われているハンダは多分鉛フリー。だから、通常のハンダよりも融点が高い。
 今使っている半田ごては鉛フリーになる前の安価な機種でコテ先の温度が不安定だから、作業に梃子摺る事はある程度予想していた。
 けれど、流石にここまで厄介な事が続くと、正直言って作業を続けるのはリスクが高過ぎる。残念だが、作業はここまでで諦め、一時撤退する事にした。

 この作業を継続するなら、コテ先の温度を一定に保てる半田ごてが必要となる。でも、高価格帯の製品なので、自宅周辺のホームセンターなどでは扱っていない。
 オーバーホール作業を止めて他の道を探るか、今後の事も考えて半田ごてを買い直すか...また新たな課題が出来てしまったなー。(滝汗)
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MarshallのソリッドステートプリアンプDRP-1 [音楽]

 一寸前の話になるけれど、英マーシャルのプリアンプDRP-1が某所で「動作未確認のジャンク」として格安で売られているのを発見!
 訳有ってBOSS TM-7を手放した為、手軽に使えるエレキギター用のヘッドフォンアンプが無い事や、これまた訳有って手放したMarshallのLEAD12(別名「リトルJCM800」)のサウンドが欲しくなる時もあったりして、「こいつなら場所取らないし良いじゃん。」ジャンクだけど「回路に問題があっても自分で直せば良い」と思い入手したのである。
マーシャルDRP-1

 ジャンクと言うだけあって外観はかなりボロい。
 ツマミの頭にはガムテープが貼られていたような痕があるし、パネルの部分は文字が消えちゃったりしている。左半分はまだ印刷が残ってるけれど、LED下の「Battery Test」は大半が消えている。ちなみに、完全に消えている右端は本来なら「Line Level」と印刷されている。側面も傷だらけ。
側面も傷だらけ
裏を見ると、電池ボックスの蓋が無い。
蓋が無い
上側面にある入出力部は、ジャックの樹脂ナットが一つ欠けている。
樹脂ナットが一つ欠けている
分解して中を確認する事に。
 両側面のネジを外して裏蓋を引き抜き、ツマミとボリュームのナットを外す。
分解中
中にある基板は2枚に分かれている。
基板は二枚
電解コンデンサは、海外製品でよく見かけるアキシャルタイプだ。赤いLEDが2個並んでいるのは、多分ダイオードクリッパー(歪を作り出す回路)だろう。
 内部を一通りチェックしたら、元通りに組み立てる。この時、ジャックからオイルが滲み出て来た。
オイルが滲んできた
サラサラとした感じの油分なのと、ライブ等の現場でトラブルが起きた際に「とりあえずCRC-556噴いとけ」という人が多いので、恐らくCRC-556だと思う。

 9Vの電源を用意して実際に動かしてみたら、一応正常に動く。一部ガリが出始めているボリュームもあるので、一度分解清掃した方が良さそう。
 肝心な音の方は、全体的に「サー」というホワイトノイズが薄く乗るのと、籠ると言うほどではないけれど高音域はだいぶ落ちている。1990年代の製品らしいので、電解コンデンサは交換する方が良さそう。

 とりあえず動いたので一安心。部品は手持ちの物で全部揃うので、暇を見てオーバーホールしてやろうと考えている。
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911オイル交換 [ポルシェ]

 911はオイル交換の時期を迎えたので、ロッソコルサ(伊那市)に出掛けた。

20日5時50分頃に自宅を出発、県道183を進むが、交通量はとても少ない。県道64・県道461・県道49と進むに連れて交通量がほんの少し増える。国道19に入ると交通量が一気に激増するが、走り難い程にはならない。
 多治見市内に入ると信号だらけで、あちこちで停められてしまい、時間が掛かる割には距離を稼げない。土岐市を抜けて瑞浪市に進むと交通量がグッと減るが、恵那市から中津川市にかけて交通量がどんどん増える。しかし、絶対的な交通量は少ないから渋滞にはならない。

 落合川を渡る頃には交通量はとても少なくなり、快適に進む。順調に進んでる...と思ったら、大桑村を走行中に何故か前を走る3台が急に巡航速度を落とす。「何で急に遅くなったん?」と思ったが、少し進んで納得。ネズミ捕りをやっていたのだ。
# いやぁ、助かりましたよ、ホントに。
近づくと、路肩の草むらに深く腰掛けた警官が居る。その直ぐ近くに測定機器が置いてある。ナルホドぉ。何事も無く問題個所を通り過ぎる。

 その後も交通量は変わらず、スムーズ且つ淡々と進む。国道361へと進むと、まだ工事をやっている。
工事中
斜面の崩落が大規模だから、まだまだ掛かりそうだな。
 坂道で標高がどんどん上がり、トンネル手前の電光表示板は「24度」。トンネルを超えて伊那市に入ると、電光表示板は「27度」になっている。やっぱり今日は暑い。
 県道88・県道87・国道153と進んでニシザワショッパーズNOW双葉食彩館に着いたら、まだ9時過ぎ。思ったよりも順調に走って来たからなー。
ニシザワ双葉食彩館
9時半開店だから、まだ早い。直ぐに走り出してロッソコルサに無事到着。

 911のオイル交換をして貰い、その後談笑していたらK夫妻も来て皆で雑談三昧。12時半を過ぎたのでお暇して...と思ったところへAさん登場。一寸だけお話して911に乗り込む。そして、再びニシザワへ。
再びニシザワ
ここで、家族用のお土産を買う。
家族用のお土産
今はどんな製品にも乳化剤や人工甘味料などの人工的な添加物が使われている。なので、それらが入っている物を除外すると、買える物が本当に少なくなってしまう。今回も色々物色したけれど、結果として購入できたのはこの3種類のみ。困ったもんだ。用を済ませたら直ぐに走り出す。

 朝来た道を戻り、国道361を進む。ここはネズミ捕りの名所なのだが、今日はやっていなくて一安心。3つのトンネルを抜けて国道19へと進む。
 中途半端な時間帯だからなのか、国道19は交通量が少ない。行楽客と思われる乗用車が数台前方を走っているだけだ。急ぐ必要も無いのでノンビリ走る。道の駅賤母が見えて来たので、地酒を購入する為に立ち寄る。
道の駅賤母
ここで地酒2本を買う。
購入した日本酒
用を済ませたら直ぐ走り出す。

相変わらず少ない交通量の中を進んでいたら停められた。
道路工事中
早朝に走り抜けたから何もやってなくて気が付かなかったけれど、結構な期間工事をしているみたいだ。
 工事区間を通り過ぎて落合川を渡ると、いつもの如く交通量が激増。一気に走り難くなって、遅い車を抜かすのも一寸難しい程になる。先に進むに連れて交通量はどんどん増えて行く。「こりゃーかなわん!」と思い、中津川ICから中央道へ。
 因みに、中央道は5/8から12/16までの半年以上の期間で、中津川ICと飯田山本ICの間で車線を規制する工事を行っている。車線規制には渋滞が付き物なので、今回それを避ける為にも国道19を使ったのである。
 中津川ICから西は工事があっても車線規制は無いので、中津川ICから西であれば渋滞に遭う確率は低いのだ。

 中央道の交通量はそこそこあるものの、走行には全く問題無い状態だ。
 「よーっし、これだけ走り易いなら」と思ったら、メーターパネルの給油警告灯がいきなり点灯するではないか。「えぇっ?もうガソリン無いの??」と一瞬焦ったが、燃料計は以前から狂っているので直ぐ給油しなければいけないという状態ではない。でも、点灯するとやっぱり不安になってしまう。「急ぐ必要は無いから、燃費稼ぎでノンビリ走るとするか。」
 法定速度前後でノンビリ進んでいると、沢山の車両が追越車線に出て先へすっ飛んでいく。今日は覆面パトを見かけないから皆さん安心して飛ばしているようだ。(笑)まぁ、法定速度で走っていれば覆面パトなんて全く関係無いんだけどねー。(苦笑)
 巡航速度が遅いので周囲の景色をゆっくり見ながら走っていると、何だか違う道を走っているみたいにも感じる。たまにはユックリ走るのも良いねぇ。(笑)
 何事も無く小牧東ICで降り、朝来た道をそのまま戻る。自宅近くのスタンドで給油。信号の少ない国道19を走ったお陰か、燃費は9.9km/Lだった。自宅には17過ぎに無事到着。
 ところが、駐車場に入れようとしたら、母が植木鉢を並べて移植の真っ最中。お陰で植木鉢全部がどくまで待たされる羽目に。他に車が来なくて良かったよ、ホントに。(汗)

 オイル交換しただけだが、帰り道ではスロットルペダルを一寸踏み込むだけで車体がスッと前に出るようになった。オイル交換直後だから余計にハッキリ違いが判るのかも知れないが、「オイル交換って大事だなぁ」と改めて感じた。
 これでしばらくは何も心配せずに走っていられる。目出度しメデタシ、である。
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KORG M1Rが駄々こねた!? [音楽]

 3年ほど前に手を入れたコルグM1Rは、子供曰く「左右で音量に差が出るようになった」と。
KORG音源モジュールM1R
再度分解して調べる事に。

 鍵盤部を持たない音源モジュールで、最終的な音量はボリューム一つで調整する構造だ。
音量を決めるボリューム
「とりあえずここを清掃してみよう。」序でに、もう一つあるボリュームも分解清掃する事にする。
もう一つのボリューム
筐体上側の蓋を開け、フロントパネルを取り外すと基板が見える。
内部の基板
ボリュームは小さな基板に取り付けられているので、基板を外してハンダを緩め、ボリュームを取り出す。分解清掃したけれど、大して汚れてはいなかった。元通りハンダ付けし直し、元通り組み立てて作業は完了。作業時間は1時間弱。
 早速子供に使って貰ったら「音量差は変わらない」と。

 一般的に、音源モジュールはカスタムLSIに内蔵された音源をデジタル回路で選択してDA変換を通して音声信号として取り出し、それをアナログ回路で増幅して出力する構造になっている。
 今回、音源の音色には全く問題が無いので、 デジタル回路側は多分問題はない筈。となると、アナログ回路側を調べる事になるのだが、回路図は無いし、古い機種なのでメーカーのサポートも期待できない。ウーム...
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RandallのギターアンプV2XM [音楽]

 先日、某オークションサイトを眺めていて「あ?これ良さそうじゃん。」でも、終了まで一週間あるので、入札が相次げば価格が上がってしまう。「とりあえず一寸入れておくとするか」と、1500円を上限に入札しておいた。

 一週間後、「おめでとうございます!あなたが落札しました。」というメールが。安く落札できるなんて思ってもみなかったから忘れてて「はっ?何のお話でしょ??」中身を確認したら「えっ...落ち...たんだ。」(笑)因みに、落札額は1200円一寸。
# 送料の方が高くついたわ。(--;)
そんな訳で数日後自宅に届いたのが、これ。
RandallのV2XM
Randall(ランドール)は1970年米国で創業したアンプメーカーで、拙者にとってはメタル系テクニカル・ギタリスト御用達というイメージが強い。

 今回これを入手した理由は簡単で、「30cm(12インチ)スピーカーを使いたかった」から。自分で12インチのスピーカー・キャビネットを作っても良いんだけれど、そんな事するより格安中古を漁る方が手っ取り早い。
 以前に12インチスピーカのヤマハF50-112F100-212を使っていたのだけれど、色々と事情があって両方共手放してしまった。
 その後はMarshall(マーシャル)のLEAD12(これも売却済み)、Guyatone(グヤトーン)のFLIP200Fを使っているんだけれど、スピーカの口径が小さい(FLIP200Fは8インチ)と「何となく」という曖昧な感触だけど音に迫力が無いのである。
 その点、F100-212は素晴らしいアンプだったが、小さな自宅で使うには大きさも出力(100W)も大き過ぎた。なので、「そこそこコンパクトで12インチのスピーカーを」と探し回っていたのである。

 楽器店などでは「初心者向け」に小さなサイズのギターアンプやベースアンプを沢山並べて売っている。
 しかし、拙者は「初心者こそ12インチ以上のスピーカーを搭載したアンプを使うべし」と思う。小口径スピーカーだとギターやベースの持つ音色の力が良く分からないと思う。
 増してや、ギターやベースの音がどういう物なのか理解できていない状態の初心者が、小さなアンプで音を出したらギターやベースの良さがなかなか分からないのでは?と。ある程度演奏技術が上がって来てアンプを自在に操れるようになってから、小口径にチャレンジすれば良いと思う。
 12インチ以上となるとアンプのサイズも出力もそれなりの大きさになるし、金額も初心者向けとは言い難くなるけれど、先の事を考えたら初期投資をケチるべきではないと考えるのである。

 さて、まずはいつものように一通り確認する。
 背面は密閉タイプになっている。
背面は密閉タイプ
背面右上にはライン入力・エフェクトのセンド/リターン・ch切替フットスイッチのジャックがある。
リアパネル
前面にあるヘッドフォン端子を使えば、CD等の音源を聞きながらスピーカーから音を出さずに練習できるようになっている。
 前面上にあるコントロール類は、左にクリーンchのレベル、オーバードライブchのゲインとレベルがあり、CH.SELスイッチでどちらかを選ぶようになっている。
フロントパネル・左側
EQ(イコライザー)は一般的な3バンド構成だが、その右側にはスライドボリューム式のイコライザーが3つ付いていて、更に幅広い調整が出来るようになっている。
フロントパネル右側
一番右は最終的な音量を決めるマスター・レベルだ。

 FLIP200Fと比べてみると一回り大きい。
FLIP200Fとの比較

FLIP200Fとの比較

FLIP200Fとの比較
背面を開けて中を確認する。背面は1.5cm厚の板でガッチリ作られている。
背面を開けたところ
スピーカーはGT12-8(8Ω)。
内蔵スピーカー
何故かネット上ではこの機種の情報が殆ど無くて詳細は分からないが、2017年に販売されたようだ。

 一寸音を出して見た。右端のMASTERにガリが出るけれど、他のボリュームは問題無し。
 出て来る音は、クリーンchは透明感のある、正しく「クリーン」なサウンド。マーシャルLEAD12もクリーンがとても綺麗な音だったけれど、それを上回る感じ。現代のオーディオライクなサウンドである。
 オーバードライブchは、メタル系ギタリストが愛用するだけあって激しく歪む。各弦の音が音圧の壁と言うか塊になって飛んでくるような感じで、
# どんな例えじゃ。(^^;)
各弦を分離させたコード感を感じるようなサウンドではない。ヘビーメタルそのものって言っても差し支えないだろう。

 実は、LEAD12を手放してから「しまった、あのクリーンな音を出せるアンプを手放すんじゃなかった」とかなり深く後悔していたのだけれど、このアンプのお陰で完全に救われた。(笑)

 製造からまだ6年程度しか経っていないので、電解コンデンサ等の消耗部品の交換はまだ必要なさそう。だけど、ボリュームの一部のガリが出ているので、近いうちに分解してきちんと動くようにしようと考えている。
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ローランドM-160のメンテナンス(その4) [音楽]

前回からの続き)

 8チャネルが一つの基板に収まっている。
一つの基板に8チャネル
スライドボリュームを外してオーバーホール作業を繰り返す。
スライドボリュームを外したところ
一度に外すと間違う可能性もあるので、一列ずつ外して作業する。
一列ずつ外す

一列外したボリューム
このボリュームも内部が汚れている。
内部は汚れている
この小型ボリュームもアルプス社製だ。
アルプス社製の小型ボリューム
内部に軸から漏れたらしいグリースが入り込んでいた。
内部にグリースが入り込んでいた
NevrDull(ネバーダル:金属磨き)で磨く。
磨いたところ
一番数の多いボリュームは、単純な構造の物。
単純な構造
劣化したグリスが軸にまで出て来ている。
劣化したグリスが出ている
内側にはグリスがタップリ。古いボリュームで多く見かける。
グリスがタップリ残っている
グリスが無くてもスムーズに動くので、何故製造時に沢山入れたのかは分からない。
幸い、抵抗体にグリースは回り込んでいなかったけれど、摺動で出た黒い粉が積もっていて、接点の通る所だけ筋が出来ている。
黒い粉が積もっている
接点も真っ黒。こんな状態ではガリが出ない方がおかしい。
接点も真っ黒
NevrDullで綺麗に磨く。
磨いたところ
部品が無くて未交換だったコンデンサを交換する。
下が新しいコンデンサ

交換を終えた基板
ボリューム全てをオーバーホールしたら、元通り組み立てて作業は完了...と言いたいところなんだけれど、実は作業中にボリューム一個を落としてしまい、未だに見つからない。(滝汗)
ボリュームが一個足りない
部屋のどこかにある筈なので探しているんだけれど、部屋が物で溢れているような状態で探すのが難しいという問題もあり、一週間以上経っているのに行方不明のままだったりする。
 どうしても見つからなければ、汎用品で代用する事も考えなきゃならんなぁ。(溜息)
取りあえず、元通り組み立てて作業は完了である。
作業の終わったM-160
一連の作業で交換した電解コンデンサの数はかなり多い。
交換したコンデンサ
電解コンデンサはオーディオグレードでも一個10円から数十円だけど、これだけ数があると結構な金額になる。

 ボリューム一個紛失という問題はあるけれど(汗)、これでオーバーホールは完了。目出度しメデタシ...と思ったら、子供曰く「片方のチャネルから音が出ない」と。(滝汗)
 ハンダ面は全てチェック済みだから、ハンダ付けのやり忘れは無い。となると、ボリュームが死んでいるか、或いは回路の何処かがおかしくなったか、という辺りが原因として考えられる。一難去って...じゃなくて、一難起きてまた一難、合計二難!?か。トホホ...

(続く)
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ローランドM-160のメンテナンス(その3) [音楽]

前回からの続き)

 前回からかなり時間が経っちゃったけれど(汗)、不足していた電解コンデンサを入手したのと、ボリュームのガリが酷くなってきているので、作業を続ける。

 本体を分解して、まずマスターボリュームの基板を取り出す。
外した基板
ハンダを緩めてスライドボリュームを外す。
スライドボリュームを外したところ
抵抗値はA10kΩで、当時の汎用品だ。
外したスライドボリューム

外したスライドボリューム
分解すると、中は凄い状態。(汗)
中は酷い状態
CRC-556などを吹き付けたのか、抵抗体に油分が付着している。
抵抗体に油分が載っている
NevrDull(ネバーダル:金属磨き)で磨いて綺麗にする。
綺麗になった抵抗体
接点も黒く汚れている。
接点が汚れている
接点表面のメッキが経年で剥がれてしまっている為、同様に磨いたがピカピカにはならない。
磨いた接点
元通り組み立てて基板にハンダ付けする。

 次は、ミキサーの各チャネルにあるボリュームだ。
各チャネルにあるボリューム
アルプス社の小型ボリュームが使われている。
アルプス社製
見た感じは、基板用の汎用品だ。
当時の基板用汎用品
熱で樹脂を溶かして封印してある。
樹脂を熱で封印してあるタイプ
封印してある頭の部分をカッターナイフで全て切り取る。
カッターで切り取ったところ
これで分解できる。
分解したところ
内部に黒い粉が溜まっている。摺動で抵抗体が削れて出た粉だ。
中には黒い粉が
こちらもNevrDullで綺麗にする。
綺麗にしたところ
接点も汚れている。
汚れている接点
こちらも同様に綺麗にする。
接点を磨いたところ
綺麗になったら元通り組み立てる。
組み立てたボリューム
外れないように、グルーで固定する。
グルーで固定したところ
再分解を考えて、あえてボンドでなくてグルーを使っている。グルーだと接着強度が弱いけれど、ボリュームの軸を引っ張ったりしない限りは大丈夫。

 序に、未交換の電解コンデンサも交換する。右が今まで付いていた汎用品、左がオーディオ用の新品。オーディオ用は少し大きい。
新旧コンデンサ
 ミキサー回路は、複数種類のボリュームが使われている。今度は同軸二回路のボリュームだ。
同軸二回路のボリューム
こちらもアルプス社製の汎用と思われる小型ボリュームである。こちらも樹脂の頭をカッターナイフで切り取って分解する。
分解中

分解中
分解すると、内部は酷く汚れている。これじゃぁガリが出ない訳が無い。(汗)二回路分が同心円状に配置されているボリュームは、今回初めて見た。
内部は酷く汚れている
まずは接点側を見る。電極部に黄色くて粘りのある汚れが取り付いている。ボリューム軸に塗ってあったグリースが劣化して緩くなり、軸を伝って内部に入り込んだみたいだ。
グリースで汚れている
NevrDullで磨くと綺麗になる。
磨いた接点部
抵抗体は摺動で削れた粉と劣化したグリースでネチャネチャになっていた。
抵抗体の表面はネチャネチャ
同様に磨いて綺麗になった。
磨いた抵抗体
内部の接点にもグリースが回り込んでいた。
接点にもグリースが載っている
こちらも磨いて綺麗にする。
磨いた接点
 次は、同軸二回路のボリュームだけど、形状が一寸違うタイプ。
形状の違う同軸二回路のボリューム
分解すると、内部は汚れている。
内部は汚れている /></a></div>抵抗体は摺動で削れた粉はほぼ無いが、灰色の何かが付着していて、タバコの臭いがする。
<div align=たばこの臭いがする
NevrDullで磨いたら綺麗になった。
磨いたところ
接点も汚れている。
汚れた接点
磨いたら綺麗になったが、画像だと違いが分からない。(滝汗)
磨いた後


 合計124個のボリュームがあるので、作業はまだまだ続く...

(続く)
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360モデナでノスタルジックカーフェスティバルへ [フェラーリ]

 4日、ロッソコルサ(伊那市)のツーリングで「Gulf ながのノスタルジックカーフェスティバル2023」へ足を運んだ。
 子供は先約があって行けない為、今回は拙者のみの参加となった。

 5時少し前に起床。既に外はかなり明るい。身支度をして360モデナに乗り込み、5時半に自宅を出る。
 県道183を進むが、交通量はほぼゼロ。朝日が眩しい。県道64・県道461もガラガラ。県道49に進むと少し交通量が増えたが、大した事は無い。小牧東ICから中央道に入る。

 交通量が異様に多くて「え?ウソぉ!」と思わず呟いてしまった。家族連れと思しき乗用車やワンボックスが多い。多治見ICを超えると更に交通量が増え、追越車線でも法定速度を出すのがやっとという有様。「このままの状態が続くと集合時間に遅刻しちゃうかなぁ?」と少々不安になる。
 土岐JCTを過ぎてしばらく走ると徐々に交通量が減り始め、中津川ICを過ぎるとかなり走り易くなっってホッとする。恵那山トンネルを抜けて「一寸空いて来たから走行ペースを上げようか?」と思ったのも束の間、飯田山本IC辺りでまた混雑してしまい、法定速度を出すのが精一杯。でも、その状態が続いたのは座光寺PAまでで、そこから先はそこそこ快適に進める。
 トイレに行きたくなったので、小黒川PAへ。
小黒川PA
用を済ませたら、直ぐに走り出す。

 伊那ICで降り、県道87・国道153・県道19と進んで、8時前に集合場所のロッソコルサに到着。直ぐに参加車両が集まって来た。
参加車両
安曇野SAでもう一台合流するとの事だったので、次は安曇野SAに入る事を確認して一斉に出発する。県道19・国道153と進んで伊北ICから中央道へ。

 出発前に「高速が混んでたら厄介だよなぁ」なんて話していたのだけれど、交通量はやや多いものの走り難いほどではないので一安心。遅い車を抜かしながら進んで、安曇野SAに到着。
安曇野SA

安曇野SA
ここで待つ事しばし、見慣れないランボルギーニ・ムルシエラゴが到着。
ランボルギーニ・ムルシエラゴ

ランボルギーニ・ムルシエラゴ
降りて来たのは、十数年前に会ったきりになっていたMさんだった。(驚)
 参加者が全員揃ったので次は松代PAに少し依るのを確認してから一列に並んで出発する。

 交通量は少し多い程度。遅い車を次々と抜かしながら松代PAに到着。ここでは短時間停まっただけで、まもなく出発。
 北へ進むに連れて交通量は少しずつ減って行く。ほどなく須坂長野東ICで降りる。県道58を進むが、信号のお陰で少しバラバラに。エムウェーブ南東の角の交差点で、先行する数台と完全にはぐれてしまった。渋滞で遠くに見える信号の色が変わっても車は殆ど動かない。数台進んだら斜め左に入る道があったので、交差点へは行かずにそちらを進んで県道372に出る。
 次の交差点で右折、そして直ぐまた右折してエムウェーブの駐車場に入るが、何故か渋滞している。少し進んだら係員が「駐車代千円です」と。昨年無料だったので、まさか駐車代を取られるとは思ってもみなかった。(汗)財布を出して支払う。
駐車券
 複数の係員の誘導で北側の駐車場へと進む。しかし、駐車場は既に一杯で停める場所が無い。仕方ないので、出口の方へ進むと係員が居たので聞いてみた。
  拙者:北の駐車場へ行ったら、満杯で停められないんですが?
  係員:地下は空きありますけど、出口方向から車を入れるなと言われてるんで。
  拙者:じゃぁ、どうすれば良いんですか?
  係員:一旦外に出て、入り直して貰わないといけないですねぇ。
  拙者:はぁ?係員の誘導で入って来たのに、どういう事?
  係員:えっ!誘導されてこちらに来たんですか???...一寸お待ち下さい。
係員が奥に立っている別の係員の方へ走って行き、何やら話している。直ぐに戻って来て「ではこちらから地下に入って下さい。」地下へ入ったら...なんだーぁ、ガラガラじゃん。(汗)北の駐車場に居る2台にも連絡して、同様に地下に誘導して貰った。

 結局皆さんバラバラの位置に停める羽目になってしまったので、一旦エムウェーブ入口に集合。ここで入場券を買う...あれ?財布が無いやん...ゲッ、駐車代払った時に財布をシートに放り出したままやんけー!(滝汗)
 360モデナへ取りに行こうとしたらMさんが「分かりました」と、1500円出して貰った。
# Mさん、有難う御座いました。m(_"_)m<.TT>
入場券
会場に入ると、「ん?昨年よりも車両数が一寸少ないんじゃ??」とりあえずあちこち見て回る。
 まず、拙者が引っかかったのはホンダNSX。
ホンダNSX
後期型は実物を初めて見た。
NSX後期型
他にも懐かしい車が結構ある。セリカとか、
セリカ1600GT
コルベットとか
コルベット
カマロとか
カマロ
マスタングとか
マスタング
パンテーラとか
パンテーラ
ヨーロッパとか
ヨーロッパ
512BBとか
512BB
所謂スーパーカーブーム時代に持て囃された車、だねぇ。
# 何せスーパーカー世代なんで。(^^ゞ
更に、ストラトスが売りに出ていた。
売り出し中のストラトス
一通り見て回ったし、昼食を食べようにも昨年よりも出店が一寸疑問な感じなので、以前行った事のある四川乃華へ行く事に。
 会場を出て皆さんと一緒に車に向かうが、Mさんは出品者と話し込まれていたようで別行動となった...という事は、どうやってお金を返すの?(滝汗)
# いや、後日ちゃんと某手段を使ってお返ししましたけどねー。A(^^;)
 駐車した場所が分かれているので一旦松代PAに集まり、そこから安曇野ICへ行く事に。

 来た道を戻って須坂長野東ICから長野道に入る。昼の時間帯だからか、交通量は多くない。スイスイと進んで松代PAへ。
松代PA
一寸待つだけで全員が揃ったので、そのまま走り出す。

 安曇野ICで降り、県道310をほんの少し走って四川乃華・安曇野店へ。メインはあんかけの中華麺。
中華麺
他にも色々皆さんがつまめるように、色々頼んだ。
おつまみ

おつまみ

おつまみ
食べ終わったら、もうお腹一杯だ。支払いを済ませてお店を出る。
 そのまま帰宅しても良いのだけれど、今日は連休の中日で日帰りの家族連れも多いだろうから夕食の時間に間に合うように帰る筈。時間的にちょうど愛知県内が混みそうな予感。なので、一旦ロッソコルサに寄って時間を調整する事にした。

 安曇野ICから長野道に入る。交通量はやっぱりそんなに多くない。適当に走って伊北ICで降り、朝来た道を戻ってロッソコルサに到着。ここで、皆さんと談笑。
 17時半過ぎになったので「そろそろ道が空いてるんとちゃう?」と思い、帰る事に。

 朝来た道を戻り、伊那ICから中央道へ。
 交通量は結構多くて、「えっ、こんなに多いの?一寸読みが不味かったか??」しかも、電光表示板には「中津川ー土岐  断続的渋滞9km 35分」と出ているではないか。
 しかし、走り難い程にはならず、遅い車を抜かしながら進む。夕方の陽射しはちょうど視線に入る位置だが、有難い事に雲に隠されて眩しい思いをせずに済んだ。
 飯田ICを過ぎると一寸交通量が増え、土岐JCTの手前で更に増えたが、JCT過ぎたら交通量が減ってスムーズに進むようになる。飯田山本IC手前の電光表示板は「恵那ー土岐 渋滞5km 20分」と短くなっている。これは有難い。
 中津川ICを過ぎて電光表示板を見ると「瑞浪ー土岐 渋滞2km 5分」となっていた。実際にその区間に入ってみたら、確かに交通量は多いが渋滞する事は無く、巡航速度も法定速度前後で一応流れている。土岐JCTを過ぎたら交通量は少し減り、グッと走り易くなる。そのまま順調に進んで、小牧東ICで降りる。
 朝来た道を戻るが、いつもなら大渋滞する名鉄犬山線の跨線橋は一信号でスンナリ抜けられて、一寸拍子抜けするほど。その後も極めて順調で19時40分頃に無事自宅に到着。本日の走行距離は582km、燃費は8.8km/L。

 今回のフェスティバルは出品が一寸少ない上に、トヨタ系に大きく偏っていたので、一寸物足りない感じだった。費用面でも駐車料金が上乗せされるので、「うーん、このまま継続だったら、来年は行かないかなー?」と思う。
 因みに、今回のツーリングはオマケ的な位置付けで、本来のツーリングは今月後半に行われる予定になっている。今から楽しみ、だね。
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抵抗をケースに [電子回路]

 回路を作成する時に使う抵抗は、中古の在庫が無くなってきた。そのお陰で、回路を作る度に「あ、あの抵抗値が足りない」「おっと、この抵抗値も足りない」という場面が増えて来た。複数の抵抗を組み合わせて合成抵抗値にしたりして今まで凌いできたけれど、合成抵抗を作るのすら難しい程の数になってきた。

 必要な値だけ買い足すという手もあるけれど、必要になる度に発注せねばならず、手元に届くまで時間もそれなりに掛かる。だから、先日部品を発注する際に、秋月電子通商で1/2WのE48系列のカーボン抵抗73種類のセットを思い切って購入した。
カーボン抵抗(炭素皮膜抵抗)1/2W全部入り(73種類0Ω付)
箱を開けると、一種類ずつ袋に入っている。
一周類ずつ袋に入っている
袋はチャック付きではない。
袋はチャック付きではない
セロハンテープを剥がして抵抗を取り出し、その後は袋の口を折り曲げておいた。

 ところが、複数の袋を摘まみ上げた時、袋の口が下だったのに気が付かずに床に複数種類の抵抗をばら撒いてしまった。(滝汗)「こりゃー、チャック付きの袋にしなきゃアカンわ。」
 手元にはチャック付きの小袋が沢山あるので、そちらに入れ替える。
チャック付きの袋に入れたところ
数が多く面倒で時間が掛かったけれど、全部チャック付き袋に入れ替えた。
チャック付き袋に入れ替えたところ
この袋を、元々入っていた箱に入れて使っていた。

 数ヶ月は調子良く使っていたのだけれど、箱を固定しているセロハンテープが劣化してきて外れるようになってきた。袋だと滑りが良過ぎるので、箱が崩れる度に床に散らばってしまう。それに、袋に入っていると抵抗値を探すのが面倒に感じるようになってきた。
 ゆくゆくは箱を止めて部品箱へ統合する積りである。トランジスターやコンデンサなどは35mmフィルムのケースに入れてある。
部品はフィルムケースに入っている
ここへは袋を縦にして入れる事になるけれど、そうなると上から見た時に抵抗値が分からない。「こりゃーフィルムケースに入れ替えなきゃマズいかも。」ただ、抵抗の方がフィルムケースよりも大きいので、リード線を曲げないと入らない。
リード線を曲げたところ
数が多いので、かなり手間のかかる作業になるが、仕方あるまい。

 まず、フィルムケースを引っ張り出して来た。
フィルムケース
5年ほど前に200個ほどフィルムケースを某所へ差し上げたが、それでもまだ100個近く手元にある。この数年急激なフィルム価格高騰で一寸手を出せなくなって来てはいるけれど、フィルムが製造されている間はフィルムを使い続ける積り。だから、数は少ないけれど今後も増えて行くから、入れ物として使っても一向に差し支えない。

 僅かに口径の大きいKodak(コダック)のフィルムケースだけを選んだら、古いのと新しいのでは結構な差がある。
Kodakのフィルムケース
画像左が古くて、右に行くにしたがって新しくなるんだけれど、蓋の形状やケースの色などが時代と共に変わってきている。この5年ほどはKodakのフィルムを買っていないので、今どういうケースなのかは分からない。

 抵抗のリード線を折り曲げて100本入れると、フィルムケースは満員御礼状態。
100本入れると一杯になった
字が汚いので、蓋に手書きすると読めないかも知れない。そこで、久し振りにダイモが登場。
ダイモ
テープが古くて粘着力が弱い為、両面テープを貼って使う。
両面テープを貼っているところ
これを蓋に貼れば完成だ。
蓋に抵抗値を貼って完成
この作業を全種類繰り返すんだけど、とても時間が掛かる。一寸した隙間の時間に作業しているけれど、数が多いだけに遅々として進まない。こりゃーぁ時間が掛かりそうだなぁ。(溜息)
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