フェルナンデスTL-85Cのメンテナンス [音楽]
以前紹介したフェルナンデスのテレキャスターTE-85Cは、新品の弦を入手したのでメンテナンス作業に取り掛かる。
まずはブリッジを外す。塗装が劣化しているのか、下の金属が錆びているのかは分からないが、艶が無くなって粉を吹いたような状態になっている部分がある。
NevrDull(ネバーダル:金属磨き)で磨いたら奇麗になった。
ブリッジ全体を磨いたら、そこそこ奇麗になった。
ボディ側を見ると、ブリッジの下だけ元の色合いが残っている。
新品時はもっと鮮やかな紫色だったみたい。
ボディは触ると何となく手に引っかかるような感じがする。セスキ炭酸ソーダ溶液で拭いたら、結構黄色くなった。
タバコの脂か何かだろう。全体を拭き終わったら、ユニコン・カークリームでワックスを掛けておいた。
ワックスがけが終わったら、ブリッジを元に戻す。
次はフィンガーボードのお手入れだ。
古歯ブラシを使ってレモンオイルを塗りこんでゆく。塗り込んだ左側は色が暗くなっているのが判ると思う。
通常ならフィンガーボード全体を塗り終わっても全体的に濡れているのが普通。
ところが、このネックは半分ほど塗った時点で初めに塗った方が乾いてしまっていた。今まで色んなギターを触ったけれど、こんなにレモンオイルの吸収が早いのは初めてだ。(唖然)
レモンオイルは汚れ取りも兼ねているので複数回塗る事が多いのだけれど、塗っても塗っても直ぐ吸収してしまう。結局12回塗った段階で「もうキリが無いから止めておこう」と。(汗)
フィンガーボードの手入れが終わったらフレット磨きに移る。
養生テープを使ってローズウッド側に研磨剤が付かないように気を付け乍ら、フレットを一本ずつ磨く。
液体コンパウンドを少しだけウェスに付けて磨くんだけど、これが結構な手間だ。左3本が磨いた後、それより右側は磨く前だ。
普通なら感激するほどピカピカになる筈なのに、今回は何故か鈍い銀色にしかならない。「何で?」とフレットをルーペで拡大したら、細かい傷が入っていると判った。
更に拡大して見ると、フレットの横側に細かい傷がびっしり入っている。
ヤスリを掛けてフレットの形を整形した後の処理が行われていないという感じだ。プロならこういう部分は手を抜かないのが普通だけど、前所有者が自分で整形したんだろうか???
フレットを磨き終わったら、ローフレットに凹みがあるのに気が付いた。
フレット全体の高さがやや低く感じられるのと、フレットの頭頂部が蒲鉾板の様にやや平らになっている事から、過去に擦り合わせが行われているのかも知れない。という事は、それなりに弾き込まれていた事になる。
ネックを取り付ける前に、ボディ側のネジ穴を4.5mmのドリルで削ってネジに当たらなくする。
こうすれば、ジョイントプレートとネックに直接ネジの力が掛かるようになる。
ネックを取り付けたら弦を張る。使う弦は、いつものロトサウンド0.11~のステンレス弦である。
弦を袋から出し半日ほど吊るして置いてから張る。
張り終わったら、オクターブ調整する。
弦を張る作業中に、ボディ側に細かい傷が付いているのに気が付いた。
傷の細さからして、ピックで引っ掻いた傷だろう。そういえば、リペアマンが「本当に上手いギタリストにはピックガードは不要」と言っていたのを思い出した。という事は、このギターの前所有者は・・・?(^^;)
フィンガーボードの手入れで随分と時間が掛かってしまったが、作業はこれで完了である。以前よりは少し奇麗になっていると思う。
これで気持ち良く弾ける状態となった。後は練習するだけ・・・だ・・・な。(滝汗)
まずはブリッジを外す。塗装が劣化しているのか、下の金属が錆びているのかは分からないが、艶が無くなって粉を吹いたような状態になっている部分がある。
NevrDull(ネバーダル:金属磨き)で磨いたら奇麗になった。
ブリッジ全体を磨いたら、そこそこ奇麗になった。
ボディ側を見ると、ブリッジの下だけ元の色合いが残っている。
新品時はもっと鮮やかな紫色だったみたい。
ボディは触ると何となく手に引っかかるような感じがする。セスキ炭酸ソーダ溶液で拭いたら、結構黄色くなった。
タバコの脂か何かだろう。全体を拭き終わったら、ユニコン・カークリームでワックスを掛けておいた。
ワックスがけが終わったら、ブリッジを元に戻す。
次はフィンガーボードのお手入れだ。
古歯ブラシを使ってレモンオイルを塗りこんでゆく。塗り込んだ左側は色が暗くなっているのが判ると思う。
通常ならフィンガーボード全体を塗り終わっても全体的に濡れているのが普通。
ところが、このネックは半分ほど塗った時点で初めに塗った方が乾いてしまっていた。今まで色んなギターを触ったけれど、こんなにレモンオイルの吸収が早いのは初めてだ。(唖然)
レモンオイルは汚れ取りも兼ねているので複数回塗る事が多いのだけれど、塗っても塗っても直ぐ吸収してしまう。結局12回塗った段階で「もうキリが無いから止めておこう」と。(汗)
フィンガーボードの手入れが終わったらフレット磨きに移る。
養生テープを使ってローズウッド側に研磨剤が付かないように気を付け乍ら、フレットを一本ずつ磨く。
液体コンパウンドを少しだけウェスに付けて磨くんだけど、これが結構な手間だ。左3本が磨いた後、それより右側は磨く前だ。
普通なら感激するほどピカピカになる筈なのに、今回は何故か鈍い銀色にしかならない。「何で?」とフレットをルーペで拡大したら、細かい傷が入っていると判った。
更に拡大して見ると、フレットの横側に細かい傷がびっしり入っている。
ヤスリを掛けてフレットの形を整形した後の処理が行われていないという感じだ。プロならこういう部分は手を抜かないのが普通だけど、前所有者が自分で整形したんだろうか???
フレットを磨き終わったら、ローフレットに凹みがあるのに気が付いた。
フレット全体の高さがやや低く感じられるのと、フレットの頭頂部が蒲鉾板の様にやや平らになっている事から、過去に擦り合わせが行われているのかも知れない。という事は、それなりに弾き込まれていた事になる。
ネックを取り付ける前に、ボディ側のネジ穴を4.5mmのドリルで削ってネジに当たらなくする。
こうすれば、ジョイントプレートとネックに直接ネジの力が掛かるようになる。
ネックを取り付けたら弦を張る。使う弦は、いつものロトサウンド0.11~のステンレス弦である。
弦を袋から出し半日ほど吊るして置いてから張る。
張り終わったら、オクターブ調整する。
弦を張る作業中に、ボディ側に細かい傷が付いているのに気が付いた。
傷の細さからして、ピックで引っ掻いた傷だろう。そういえば、リペアマンが「本当に上手いギタリストにはピックガードは不要」と言っていたのを思い出した。という事は、このギターの前所有者は・・・?(^^;)
フィンガーボードの手入れで随分と時間が掛かってしまったが、作業はこれで完了である。以前よりは少し奇麗になっていると思う。
これで気持ち良く弾ける状態となった。後は練習するだけ・・・だ・・・な。(滝汗)
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- メディア: Automotive
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