スクランブラーアイコンのスターターリレー交換 [バイク]
先月14日、ドゥカティ・スクランブラーアイコンのエンジンを掛けようとしても掛からなかった。
その時は時間が無くて慌てていたし、その後も作業時間がなかなか取れず、そのまま放置してあった。(汗)
一寸時間が出来たので、ようやく重い腰を上げる事に。
まずは現象を再確認する。
バッテリーの電圧はOK、ガソリンもほぼ満タンの状態で、改めてセルボタンを押す。すると「カチッ」という音はするけれど、その後は何も起きない。一旦キーをオフにしてからオンにして繰り返しても現象は変わらない。
バッテリーを交換した時には普通にエンジンが掛かったから、点火系や吸排気系に問題があるとは思えない。となると、原因はセルモーター、或いはセルスターターリレーの2点に絞られる。けれど、先日エンジンを掛けられたのだから、セルモーターの可能性は低い。
そうなると「セルスターターリレーが怪しい」という事になる。
ネット上を探すと、セルスターターリレーは互換品を含めて多数ヒットする。
金額は純正品の1/10で、互換品の方が圧倒的に安い。しかし、生産国が不明で信頼性に関しては不安が残る。次回以降に互換品を試してみる事にして、今回は純正品を使う。
問題はどこで買うか?だが、ディーラーだと一寸遠いし、在庫が必ずあるとは限らない。色々見比べた上で、DUCATI 純正パーツを取り扱っているDUCATISM(神戸市)に発注。
翌日、手元に届いた。
古いリレーと入れ替えて、
元通り配線すればOKである。
後はカバーを取り付けて作業は完了である。
試しにエンジンを掛けてみると・・・おぉ、すんなり始動した。
これでOKだ。
さて、壊れたリレーを改めて確認する。
インドネシア製だ。
上側の部分は簡単に外れた。
二つの端子は裏側で繋がっている。
下側は接点が4ヶ所あって、六角形の2ヶ所は圧着されているようだ。
底は金具で覆われている。
これ以上は分解できないので、樹脂部分を破壊して分解した。
コイルの中にはバネと鉄心が入っている。
コイルの部分はどうやっても分解できないので、力ずくで曲げた。
コイルの下にスイッチがある。
これでリレーの動作が分かった。
鉄心はバネで常時スイッチを押した状態になっていて、コイルに電流が流れた時だけ鉄心を引き付けてスイッチを押さない状態になるのだ。
スイッチは押すと接点が離れるタイプである。
ここには30A近い大電流が流れる為か、使われている銅板の厚みは1mmと分厚い。
コイルは巻き方が雑だ。ひょっとしたら人の手で巻いている?のかも知れない。
スイッチが押されていない状態で接点の抵抗値を計ると「無限大」で、導通していない。
何度もスイッチを押したりすると時々導通があるけれど、動作はとても不安定だ。接点が大きく劣化しているんだろうね。
分解して動作の仕組みや不具合の原因が分かった。結構単純な仕組みなので、一寸拍子抜けという気もするなぁ。(笑)
これなら互換品を作るのは難しくないだろう。次回交換する時は互換品でも十分間に合いそうだなー。
その時は時間が無くて慌てていたし、その後も作業時間がなかなか取れず、そのまま放置してあった。(汗)
一寸時間が出来たので、ようやく重い腰を上げる事に。
まずは現象を再確認する。
バッテリーの電圧はOK、ガソリンもほぼ満タンの状態で、改めてセルボタンを押す。すると「カチッ」という音はするけれど、その後は何も起きない。一旦キーをオフにしてからオンにして繰り返しても現象は変わらない。
バッテリーを交換した時には普通にエンジンが掛かったから、点火系や吸排気系に問題があるとは思えない。となると、原因はセルモーター、或いはセルスターターリレーの2点に絞られる。けれど、先日エンジンを掛けられたのだから、セルモーターの可能性は低い。
そうなると「セルスターターリレーが怪しい」という事になる。
ネット上を探すと、セルスターターリレーは互換品を含めて多数ヒットする。
金額は純正品の1/10で、互換品の方が圧倒的に安い。しかし、生産国が不明で信頼性に関しては不安が残る。次回以降に互換品を試してみる事にして、今回は純正品を使う。
問題はどこで買うか?だが、ディーラーだと一寸遠いし、在庫が必ずあるとは限らない。色々見比べた上で、DUCATI 純正パーツを取り扱っているDUCATISM(神戸市)に発注。
翌日、手元に届いた。
古いリレーと入れ替えて、
元通り配線すればOKである。
後はカバーを取り付けて作業は完了である。
試しにエンジンを掛けてみると・・・おぉ、すんなり始動した。
これでOKだ。
さて、壊れたリレーを改めて確認する。
インドネシア製だ。
上側の部分は簡単に外れた。
二つの端子は裏側で繋がっている。
下側は接点が4ヶ所あって、六角形の2ヶ所は圧着されているようだ。
底は金具で覆われている。
これ以上は分解できないので、樹脂部分を破壊して分解した。
コイルの中にはバネと鉄心が入っている。
コイルの部分はどうやっても分解できないので、力ずくで曲げた。
コイルの下にスイッチがある。
これでリレーの動作が分かった。
鉄心はバネで常時スイッチを押した状態になっていて、コイルに電流が流れた時だけ鉄心を引き付けてスイッチを押さない状態になるのだ。
スイッチは押すと接点が離れるタイプである。
ここには30A近い大電流が流れる為か、使われている銅板の厚みは1mmと分厚い。
コイルは巻き方が雑だ。ひょっとしたら人の手で巻いている?のかも知れない。
スイッチが押されていない状態で接点の抵抗値を計ると「無限大」で、導通していない。
何度もスイッチを押したりすると時々導通があるけれど、動作はとても不安定だ。接点が大きく劣化しているんだろうね。
分解して動作の仕組みや不具合の原因が分かった。結構単純な仕組みなので、一寸拍子抜けという気もするなぁ。(笑)
これなら互換品を作るのは難しくないだろう。次回交換する時は互換品でも十分間に合いそうだなー。