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わの会集いの会(その3) [カメラ]

(前回からの続き)

 宴会が始まる前からある程度テーブルの上には料理が並んでいる。まずは前菜から手を付ける。
前菜
次は箸染だ。
橋染
ここで乾杯したビールが無くなったので、お酒を取りに行く。どれも差し入れられたもの。
差し入れの日本酒
右から2番目のお酒は思いっ切り甘口、それ以外はスッキリしたやや甘めというお味だった。明日は早朝撮影があるので、飲む量を控える。
 料理の続きは、小茶碗、
小茶碗
造里、
造里
煮物、
煮物
焼物、
焼物
油皿(揚物のことらしい)、
油皿
そして締めの食事となる。
食事
最後の小菓子はメロンだった。
小菓子
和食フルコースの形をとっているけれど、出て来るお品を見る限りではセントラルキッチンで調理されているように感じる。和食屋さんのコース料理とはやっぱり違う感じ。
 「何がどう違う?」と訊かれても、拙者の乏しい語彙力では言葉で上手く表現できないんだけれど、何となく「あぁ、洋菓子屋さんが経営するホテルだけの事はあるなー」と。
 メロンを食べ終わった辺りでお腹に変な違和感を感じたけれど、しばらくしたら気にならなくなっていた。
 「最後の一口」と思いながらお酒の方へと歩いて行ったら、今回初参加と言う方に声を掛けられしばらく談笑。なんと、お隣の市にお住まい!と伺ってびっくり仰天。(笑)市内の公園を中心に撮影されているんだそう。拙者はフィルム価格高騰で滅多に撮影しないのとは対照的だ。(汗)こういう方って上達が早いんだよねー。

 宴会の後は三輪先生が本日撮影された全カットを大型スクリーンで見せて貰い、その後は昨年の集いの会後に行われたコンテストへの応募作品が上映された。どれも見応えタップリである。
# 見たら上手くなるという訳じゃないけどねー。(^^;)...(--;)...
21時半過ぎに本日の予定は全て終了。明朝は早いので二次会は無く、部屋に戻る。
 部屋に戻ったら同室の方々と少し談笑してからベッドへ。明日は4時50分出発だから、さっさと寝なきゃ...zzz

 時計のアラームは4時半にセットしてあったのだが、4時10分過ぎに自然と目が覚めた。多少眠気はあるけれど、ここでウトウトしてしまうと間違いなく寝過ごしてしまう。なので、思い切って起きる。
 顔を洗い、身支度をする。早朝撮影の場所は白駒池で標高が2100mを少し超えているので、上は西ドイツ軍国境警備隊の冬ジャケット、下はオーバーパンツを履く。
# 撮影会では定番の服装ですな。
 15分前にフロントへ行ってカギを預け、外に出る。まだ暗くて寒い!(滝汗)
 そのうちにバスが到着。早朝撮影はバス一台のみなので、乗り切れない場合は各自で自己解決という段取りになっている。拙者もバスに乗ろうと撮影機材を運んでいたら、Uさんが「僕の車に乗って行きなよ」と声をかけて頂いたので、有難く載せて貰う事に。そういえば、一緒に参加している子供の姿が無い。寝過ごしたか?(笑)

 バスは時刻通りに出発したが、座席にはほんの少しだけ余裕があった。バスを追いかけてUさんの車も出発する。
 ウネクネした道を進むので体が左右に揺すられる。10分ほど走っているうちにお腹が痛くなってきた。「ゲゲッ、こんな道じゃトイレなんてないよなー」とりあえず、撮影地までひたすらガマン(^^;)...がまん(--;)...我慢(/_;)
 更に10分ほど走って「白駒の池入り口有料駐車場」に到着。料金ゲートは無いけれど、代わりに監視カメラでナンバーを撮影しているらしい。「おぉ!ここにはトイレがある!!!」着いたらトイレに駆け込む。
 スッキリしたら、皆さんより少々遅れて池に向かう歩道を歩く。

 以前来た時は細い山道だったが、現在は木道が整備されている。薄暗い中でもとても歩き易いが、ここまで整備する必要あるんか?と強い疑問を感じた。
# 駐車場で儲かっちゃってるのか???
15kgの機材を担いでフーフー言いながら歩く事15分ほどで、ようやく白駒池に到着。どの撮影ポイントも三脚がずらりと並んでいて、入り込む余地すら無い。「うーん、来るのが遅かったからなー。」
 周遊路を少し歩いて進み、辛うじて三脚を立てられる場所に何とか潜り込んだ。東の空がだいぶ明るくなってきた。皆さん既に撮影中だが、フィルムだとまだ光量が少な過ぎて長時間露出になってしまうし、三脚を立た場所は地盤が軟弱なのかしっかり固定できない為、もう少し明るくなってから撮影し始める。

 少し待って5時45分過ぎになると、ようやくシャッターを切れそうな位の光量となった。さぁ、そろそろ撮影開始だな...

(続く)
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わの会集いの会(その2) [カメラ]

前回からの続き)

 バスに揺られる事30分弱、八千穂高原自然園に到着。早速歩いて撮り歩く。
八千穂高原自然園

八千穂高原自然園
1時間ほど撮影したらバスに乗り込んで移動する。次は白樺林群生地で撮影。
八千穂高原・白樺林群生地

八千穂高原・白樺林群生地

白樺林群生地
ここも1時間弱撮影したら再びバスに乗り、八ヶ領橋で降りて撮影する。上弦の月が見えていた。
DSC07454.JPG
皆さん熱心に撮影中。
# え?「お前も撮影しろっ!」て??(^^;)
皆さん撮影中
ここは主に橋の下を覗き込むようにして撮影する。
八ヶ領橋の下

八ヶ領橋の下
40分ほど撮影したらバスに乗り込み、本日最後の撮影地となるホテル入口の白樺林で降りて撮影。
ホテル入口の林

ホテル入口の林から見た月
30分ほど撮影したら、本日の撮影は終了。バスに乗ってホテルへ。

 割り当てられたホテルの部屋は3階で4人まで泊まれる部屋で、ここに拙者含めて3名で泊まる。相部屋となった他の方々は別のバスで移動だった為、拙者より先に部屋に到着していた。
4人部屋
入口側を見ると、こんな感じ。
部屋入口
鏡の映り込みで分かると思うけれど、右側に階段があって、それを上ると更に二つベッドがある。
上側のベッド

上側のベッド
天井が異様に低くて、頭を二回もぶつけてしまった。(汗)拙者が上のベッド、他の方々は下のベッドを使う事に。
 宴会は19時からでまだ二時間近くあるけれど「浴室が混む前に」と、先にお風呂へ行く。

 お風呂は一旦ホテルの建物から出て数分歩いた所にある。日が落ちて気温が一桁前半なので、数分とはいえ歩くのが寒い。
 お風呂自体は何の変哲も無いもので、露天風呂もある。けれど、外は寒いので内湯だけに入る。確り浸かって体を十分に温めたら、お風呂から出る。
 お風呂にもフロントがあってそこでタオル類を返却、サービスのアイスキャンディー1本を齧る。揃ったらホテルの建物に戻るが、歩いているうちに湯冷めしてしまった。(滝汗)

 部屋に戻って談笑しているうちに19時近くになったので、部屋を出て宴会の会場へと向かう。
ホテルの通路
指定された座席に付き、宴会の開始を待つ。お品書きを見ると、料理の名前が並んでいる。
夕食のお品書き
まず、世話役Aさんが開会の挨拶、今回の世話役さん達の紹介、そして先生の挨拶があり、世話役さんの音頭で「乾杯!」いよいよ宴会の開始だ...

続く
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わの会集いの会(その1) [カメラ]

 「わの会」(主宰:三輪薫先生)の「集いの会」が10月22日(日)から一泊二日で開催されたので子供と参加した。子供はゼミの都合で撮影会終了後直ぐに帰り、拙者は更に一泊する積りなので、車一台ではなくて夫々車で出掛ける事になった。
 中央道は昨年に引き続き12月上旬まで工事で車線が規制されていて、どう渋滞するのかが読めない。仕方ないので、時間に余裕を持たせて1時間半ほど早く出発する事に。

 22日7時半過ぎに子供が911で出発、拙者は7時45分過ぎに360モデナで出発する。
 県道183を進むが、いつもの土日に比べると妙に交通量が多い。8時近くと、いつもよりも走る時間帯が遅いからだろうが、それにしても遅々として進まない。犬山市街を抜け、県道64・県道461・県道49と進むに連れて更に交通量が増えて行く。IC手前の電光表示板に「多治見ー土岐 渋滞2km 15分」と出ている。「うひゃっ、もう工事の渋滞が始まってる!」
 小牧東ICから中央道に入ると、こちらも交通量が多い。これだけ車の量が多ければ工事で渋滞してもおかしくない。多治見ICを過ぎた所で渋滞となり、その後土岐JCTまで停まったり進んだりを繰り返す。
中央道工事で渋滞中
片道一車線になれば普通はそのままスムーズに進む筈なんだけれど、何故かこの区間は渋滞のままなんだよなー。電光表示板の3倍ほどの時間が掛かってようやく工事区間を通り抜けた。

 対向車線で黒いクラウン覆面パトが小型乗用車を捕食している(!?)のを見かけたけれど、こちらの車線では不思議と見かけない。交通量が多くてほぼ飛ばせないから??
 飯田ICを抜けた辺りから徐々に交通量が減って走り易くなる。遅い車を抜かしながら先へと進む。トイレに行きたくなって諏訪湖SAに入る。日曜だけあって、駐車場は空きが少ない。
諏訪湖SA
天気が良くて、諏訪湖は奇麗に見通せる。
諏訪湖SAから眺める諏訪湖
用が済んだら走り出す。

 交通量はそんなに多くない状態なので、走るのに苦労はしない。ややペースを上げて走り続け、長坂ICで降りる。時計を見ると11時近いので、「どこかスーパーに寄ってお昼ご飯を」と思いながら料金所を抜けたら、目の前にスーパーマーケットらしき「オギノ」の看板が見えたので、そのままそちらへと進んで車を停める。
オギノ
きららシティというショッピングセンターらしい。
きららシティ
鐘が鳴る方向を見たら、結構大きな塔があった。
やや大きな塔
ここでブランチと、撮影中の飲み物を購入。
ブランチとドリンク
駐車場で食べてから出発する。

 交通量の多い県道32で北杜市街を通り、国道141(清里ライン)に出る。こちらの交通量は大した事ないが、車列の先頭を走る軽トラックが遅くて一寸イライラ。5分ほどでその軽トラは曲がって行き、巡航速度が法定速度まで上昇してホッとする。
 鉄道最高地点周辺は車や人が結構多い。それを横目で見ながら通り抜ける。小海線の踏切を渡ってしばらく走ったら、県道480へと進む。上り坂をずんずん進んで松原湖を通り過ぎ、12時半に集合場所の小海リエックスホテルに無事到着。
小海リエックスホテル
ちなみに、この場所はテスタロッサがエンジンブローでご臨終を迎えた場所でもある。「何も起こらなきゃ良いけど」と思っていたのだけれど、やっぱり何かが起きるんだよなー。(滝汗)
# 詳細は後日の記事で。

 子供は既に到着してて、のんびりとリンゴを齧っていた。(笑)
 子供は「出発が遅いから渋滞が酷くなってるかも」と、あえて小牧東ICではなくて小牧ICから東名道に入り、小牧JCTで中央道に入って走って来たのだそう。そのお陰で渋滞は無かった、と。子供がホテルに到着したのは11時過ぎだったそうな。子供の方が15分弱早く自宅を出発しただけなのだけれど、その辺りの時間帯がちょうど渋滞の分かれ目だったようだ。
# うーむ、何たる失策であることか...(--;)
遅い朝食を小黒川PAで多めに食べた為にお昼になってもお腹が空かず、たまたまホテル売店で売られていた小ぶりのリンゴが目に付いたので、それをお昼代わりにしたんだと。にゃーるほど。

 ホテルに入り、ロビーで受付を済ませる。周囲は1年振りに再会する人ばかりだ。
 撮影会はバスで移動するので、車から撮影機材一式を持ち出す。13時に予定通り撮影会のオリエンテーションが始まる。今日明日の予定や注意事項を聞き、指定されたバスに乗り込む。さぁ、いよいよ撮影会開始だ...

(続く)
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GS645Sの簡単な内臓距離計の修理(その3:作業完了) [カメラ]

前回からの続き)

 作業に入る前に、分解した序でに内部の構造を観察する。
 シャッターやフィルム巻き上げレバーの周辺は、細かい歯車が沢山入っている。
巻き上げレバー周辺・前面から観察
樹脂製の歯車が多いけれど、大丈夫なんだろうか???
巻き上げレバー周辺・背面から観察

巻き上げレバー周辺・上から
ファインダー部には露出計の調整箇所と思われる半固定抵抗が並んでいる。
半固定抵抗は露出計調整用?
その上にはフレキシブル基板がある。
上側にあるフレキシブル基板
何やらチップが載っているけれど、調べても分からなかった。(/_;)
上部全体を眺めると、こんな感じ。
カメラ上部
 底面はシンプルな構造だ。
底面はシンプル
 レンズボード下は、電池からの配線しかない。
レンズボード下は電池からの配線のみ

 さて、軍艦部で赤い配線が千切れていたけれど、一体何処に...???
千切れた配線を探す
よく見ると、ハンダが載っているのに、線が繋がっていない箇所がある。
ハンダ付けしてあるのに線が繋がっていない
「あぁ、ここだな」と考え、赤い配線をハンダ付けした。
ハンダ付けし終えたところ
組み立て時に、うっかりしてマイナス側の小さなプラスネジを落としてしまい、行方不明に。(滝汗)慌てて手持ちのネジ在庫を漁ったら、一寸形状は違うけれど同じサイズのネジが見つかって助かった。
代わりのネジで固定
後は元通り組み立てて行く。

 グッタペルカを剥がしたら、裏側の接着剤が乾燥してて付かない。それに、レンズ周辺部の樹脂部品で折れた部分も接着する必要がある。百円ショップに足を運んで、G17ボンドを仕入れて来た。
購入したG17ボンド
グッタペルカと接着する本体の両方に塗り込む。
双方にボンドを塗ったところ
10分ほど放置して表面を触っても指にくっ付かなくなったら、ギュっ!と力を入れて貼り合わせる。
 レンズ周辺部の樹脂部品も同様にボンドを塗って取り付ける。
ボンドを塗ったところ
取り付けて丸一日放置すればOK。後は元通り組み立てて完成である。

 この手のカメラを初めて分解した。今回の作業はそこそこ簡単だったお陰で、注意深く観察しながら進めれば大丈夫だった。
 赤い配線が千切れているのを見た時には「えぇっ!マジかよ」とかなり焦ったけれど、何とか配線場所を見つけられたので本当に良かった。(汗)

 これで、撮影に関しては全く問題無く使えるようになった。目出度しメデタシ、である...んだけれど、現在中判カメラが複数台ある状態で、果たして次の出番は何時?とか、このまま持っていて良いのか??とかぁ、フィルムの価格が思いっ切り高騰しているよねぇ???なんて、色々な考えが頭の中をグルグル駆け回っててモヤモヤしている。
 果たして、どうしたものか...ウーム。(--;)

(完)
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GS645Sの簡単な内臓距離計の修理(その2) [カメラ]

前回からの続き)

 何となく心配なので、上の軍艦部も開ける事に。フィルム巻き上げレバーは単にねじ止めされているだけなので、ここを緩めて外す。
巻き上げレバーを外しているところ
レバーの下に小さな部品があるので、無くさないように注意する。
レバーの下にある部品
ネジ三か所を外すと、
軍艦部のネジを外す
上側が外せる。
軍艦部を外したところ

ここで嫌な予感が的中!赤い配線が千切れて浮いているではないか。これではフラッシュ(ストロボ)が使えない。
# このカメラは、残念だけどジャンク・レベルだねぇ...(/_;)
繋がっているマイナス側の配線は、1mm程度の小さなネジで固定されている。
ネジの大きさは1mmほど
下の蓋も外して、
下側の蓋を外したところ
レンズボード四ヶ所のネジを外すとレンズボードを外せる状態となった。
レンズボードを持ち上げたところ
この状態では、シャッターに繋がるワイヤーはテンションが掛かった状態だ。
ワイヤーは引っ張られた状態のまま
なので、バネを縮めてワイヤーをローラーから外しておく。
ワイヤーをローラーから外したところ
これでも、未だシャッターにフラッシュ用の配線が繋がったままだけど、ゆっくりと注意しながら動かせば大丈夫。
 距離計が動かないのは、レンズの距離環の動きを伝えるピンが、グリス乾燥で固着しているのが原因だった。
ピンの固着が不動の原因
たまたま手近にあったエレクトロニック・クリーナーでピン周辺にこびり付いたグリスを取り除いてから指で押してみたら、「パキッ」という音と共に自由に動くようになった。極細マイナス精密ドライバーの先端に、ほんの一寸だけシリコン・オイルを付けてピンの全周に塗り込んだ。スルスルと動くようになったので、これでOKだ。レンズボードを本体に固定して、距離環を動かしてみると、距離計の部分も連動して動く事が確認できた。
レンズボードを固定したところ
これで距離計の修理は無事完了である。
 残るは千切れた配線と部品の接着、だな...

続く
タグ:GS645S
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GS645Sの簡単な内臓距離計の修理(その1) [カメラ]

 色々と考えるところがあって、7月中旬に富士写真フィルム(現・富士フィルム)の中判カメラGS645SProffesionalを入手した。
GS645S
「シャッターが切れるのは確認したけど、それ以外は不明」という状態で売られていた為、市販価格よりもかなり安かった。
 手元に届いた時点では全く問題無かったのだけれど、踊場湿原で使った時「ありゃ?レンジファインダー(距離計)が動かん!」
 幸い、ローライ35を使っているお陰でで目測撮影でも大して困らないし、遠景の撮影が殆どだったから特に問題にはならなかった。けれど、本来使える機能が使えないというのは嬉しくない。修理に出すと本体購入価格とあまり変わらない修理費用を請求されるだろうし...「まずは自分でやってみよう。」

 レンジファインダー機の場合、レンズのピント合わせに連動して内臓距離計が動く仕組みが必ず入っている。一般的には、ファインダーの直ぐ下に連携する機構が入っている筈。
 カメラ前面を注意深く観察すると二ヶ所蓋がされている部分があるので、そこを精密マイナスドライバーでこじ開けて
# 接着剤が強力で思いっ切り梃子摺ったけどな。(--;)
みたら、ネジ穴が見えてきた。
二ヶ所をこじ開けたところ
精密プラスドライバーで中のネジを外す。
ネジを外しているところ
ドライバーを回していたら、レンズ保護フレームに当たってドライバーの固定ネジが緩んで落ちてしまった。(滝汗)
 レンズを囲んでいる樹脂部品は、レンズのサイズギリギリの大きさの穴なので、距離環・シャッター環・絞り環のツマミを外す必要がある。
距離環とシャッター環のツマミ

絞り環のツマミは下の位置
レンズ右側のグッタペルカの下に小さなネジがあるけれど、位置からしてレンズには関係なさそう。でも、念の為に外した。
右側のネジ
関係無いかも知れないけれど、下側の蓋も外す。
下側の蓋
ここまで分解しても、レンズを取り囲む樹脂部品は外せないので、本体右側のグリップ部も外す事に。グッタペルカを剥がすと、案の定下にネジが5本隠れていた。
グッタペルカを外したところ
ネジを外すと、本体の金属フレームが見える状態になる。
金属フレームが見える
これで樹脂部品が外せた。
レンズを囲う部品を外したところ
外したら、何やら変な物が出てきた。
変な部品が登場
クランク状の金属部品はタイム露出用のボタンを支える金具だから問題無い。他の二つの黒い部品は割れているように見える。「何だかおかしいな?」と思いながら樹脂部品を見ると、ネジが入る部分が割れている。
ネジの入る部分が割れている
レンズを保護する金属フレームの部分が割れているというのはネット上でよく見かけるけれど、ここが割れているというのは見た事が無い。「...てぇ事は、過去に素人分解されているって事?」
# いや、今回も素人分解なんだけどさ...A(^^;)
 修理のプロなら、ネジを必要以上に締め込む事はしない。でも、この部分が割れているという事は、力加減を知らない素人が力任せでネジを締め込んで割ってしまった、と考えられるのだ。「こりゃー厄介なモンを買っちまったなー...。」

続く
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散歩とバイク・ツーリングと中判カメラと [カメラ]

 前回の記事で書いたように、お散歩用&ツーリング用中判カメラを一寸増やしてしまった。(滝汗)自身の忘備録も兼ねて、その辺の事情をまとめておこうと思う。

 以前は大量の機材に囲まれていたのだけれど、あの記事この記事で書いたように、本当に思い切ってカメラ機材の殆どを整理した。
 残した機材は「これが無いと撮影に困る」という物ばかり。具体的には、撮影会用のハッセルブラッドVシステム一式、お散歩&ツーリング用のローライコード3・ローライ35クラシック・コンタックスT2の4セットである。中判と35mmが2台ずつなのは、モノクロとカラーを一度に使えるようにする為である。

 これで自分なりに整理が付いた積りだったけれど、やっぱり何処かで腑に落ちてないというか、我慢していた部分があったよーで(汗)、ここ数ヶ月で中判フィルムカメラが4台も増えてしまった。何だか禁断症状が一気に出ちゃったような感じ。(滝汗)
増えた4台
Plaubel makina67、Mamiya6+150mm+50mm、Fujica GS645SProfessional、同じくFuji GA645Proffessionalの4台である。
 きっかけは「お散歩用兼ツーリング用にハッセルブラッドじゃ大きくて嵩張るし、ローライコード3だと広角撮影はできないしなー。それに66判だと12枚しか撮影出来ないし」なんて思いながら中古カメラのサイトを覗いていた時「645判なら15枚撮影できるんだよなー...レンズ交換出来るなら広角も使えるし」と考え始めてしまった事。お陰で雪崩を打ったかのように、次から次へと機材を増やしてしまった。(溜息)

 makina67は以前使っていた時の好感触が忘れられず、たまたま安価に出ていたので思わず手を出してしまった。安かっただけあって、新品時から一度も整備点検を受けた事が無いような状態だった。一応撮影できるけれど一寸不安だったので、費用が嵩んだけれどカメラ店にオーバーホールをお願いした。それでも、状態の良いmakina67を買うよりはかなり安く済んだ。

 流通量の多いGS645でなくてGS645Sを選んだのは、レンズが準広角の60mm(35mm換算で37mm)だから。GS645は75mm(35mm換算で47mm)の標準で、これ一つだと時々広角レンズが欲しくなってしまうのだ。その点、構図決めでは歩き回る羽目になるのだけれど、60mmなら何とかこれ一つで撮影出来る事が多い。
 同様の理由でGA645も選んでいる。GA645ZやGA645Ziはズームレンズで便利だけれど、標準域90mm側の解放F値が6.9と暗い。
# 可動部分が多いと故障率も上がるしね。
それに、広角側が55mmで60mmとあまり変わらないのも食指が動かない一因だ。
 実用上気にならないのと、費用的に苦しいので、GS645Sを調整に出すのは当面見送る積りだ。

 Mamiya6はレンズ交換出来るレンジファインダー機で、広角50mm・標準75mm・準望遠150mmの3種類のレンズがある。どのレンズも定評のあるものばかりだが、75mmは価格が高騰している為、あえて手を出していない。
 このカメラはプロに酷使されていたようで、安かった代わりに結構ガタガタという感じだった。だから、カメラ店にお願いしてあちこち調整して貰った。修理費用がそれなりに必要だったけれど、それでも調整済みの物を購入するよりは安上がりだ。
 ちなみに、見た目は同じだけど頭に「New」が付く機種の方が高く売られている。

 テスト撮影が終わっているのはMamiya6のみで、GA645はまだテスト撮影中。makina67とGS645Sのテスト撮影はこれからだ。時間がなかなか取れないので、テスト撮影が何時になったら完了するのかは一寸分からない。
 しかもタイミングの悪い事に、ここにきて富士フィルムがフィルム価格を大幅に引き上げてしまった。現像費用も高騰していて、66判一カットでフィルム代と現像代を合わせると500円近くのコストが掛かってしまう。二昔前の大判サイズのコストに肉薄している。こんな状態では、迂闊に撮影出来ない。

 どれも過去使っていた物ばかりなので、使い方に困る事は無い。けれど、実際の使い勝手となると、以前とは使う場面が変わっているので、以前と同じとは限らない。
 購入前に一応頭の中で「こういう場面で撮影すると、この機種だとこんな感じで、あの機種だとこんな風で...」とシミュレーションしていたのだけれど、Mamiya6をテスト撮影した時に「ムムムっ、想定とだいぶ違うぞ」と。

 具体的に何が違うのかを言葉で説明するのは難しいんだけれど...例えば構図と露出を決めてシャッターを切るという操作の流れの中で、肉眼で構図を決めてカメラを構えてファインダーを覗いた時の感触、ブレないように注意しながらシャッターボタンを押す時のカメラを保持する手や腕の力の入り具合といった、実際に撮影した時に感じる部分が頭の中で考えていたのとずれていたりする事が結構多いのである。
 三脚を使うのであればどの機種でもほぼ違いは無いのだけれど、手持ちで撮影となるとカメラの重心の位置やシャッターボタンの位置などが重要になって来る。

 一度にシャッターを切るのは一台だけだし、他にもローライコード3があるので、幾ら何でも4台は必要ないと自分でも思う。
 使っていくうちに、どれか一台に限られてくる筈だが、それまでどれ位の時間が掛かるのか、フィルム代が一体いくら必要なのか...なんて考えると、一寸(いや、かなり)頭が痛い。

 撮影コストを考えると645判が良く、67判は分が悪い。けれど、コストだけで撮影している訳ではないし、撮影フォーマット(645判・66判・67判)によっても変わって来る。
 それに、バイクツーリングで使うとなると、ある程度のサイズに収まってくれないと運び難いという問題も出て来る。体積と重さだけを考えるとGA645(画像右)のが一番小さい。Mamiya6(画像左)はフードを外せばほぼ同じサイズだけど、400gほど重い。
Mamiya6(左)とGA645
makina67(画像左)も畳んだ状態では横幅は大きいが一番厚みが少ないので、バッグに放り込むならこちらの方が都合が良さそうだ。
makina67(左)とGA645
GS645S(画像左)とGA645(画像右)はほぼ同じサイズ。
GS645S(左)とGA645
 いずれは1台に絞られる事になるだろうと考えてはいるけれど、その答えが出るまでにはまだまだ時間が掛かりそうだ。
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案内葉書 [カメラ]

 数日前、案内葉書が届いた。
カメラフェア案内葉書
毎年定期的に中古カメラフェアを開催していて、毎回案内が来る。「あれ?そういえば前にも書いたような?」と思ったら、2020年8月2022年8月に記事で投稿していた。うーん、「歴史は繰り返す」のかぁ、それともぉ拙者が「単細胞」なだけなのかぁぁぁ...???

 この手のフェアには、もう10年ほど足を運んでいない。その理由は、防湿庫を小さな物に代えた為収納できる機材に限りがあるから。
# 因みに、収納庫の大きさによる制限って想像以上に効果的ですよん。
他にも、フィルム価格高騰で迂闊に撮影出来なくなって来たという事もある。

 フィルムカメラ限定という訳では無いので、デジタルカメラも多数出ているだろう。だから「一寸覗いてみても良いかな?」と思わないでもない。
 しかし、田舎住まい故に名古屋中心部へ行く費用が馬鹿にならないし、それよりも何よりも見たら欲しくなってまたフィルムカメラ機材を増やしてしまいかねない。「君子危うきに近寄らず」である。
# 拙者が「君子」かどーかは喧々諤々の極めて激しい議論が起きるでしょーが。(^^;)

 ...と言いつつも、実は機材を一寸増やしちゃったりするんだな、これが。(滝汗)その辺の事情は改めて記事にまとめる事としよう。
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911で伊勢和紙会館へ [カメラ]

2月26日から3月26日まで、伊勢和紙会館で「三輪薫「花恋-Ⅱ」とフォトワークショップ「風」写真展」が開催されていたので、子供と一緒に足を運んだ。

3月25日朝9時に自宅を出発。近くのスタンドで給油したら県道147を進む。旧尾西市街に入る前に堤防上の道へ。そうすれば混雑を避けられる。
 濃尾大橋で木曽川を渡り、県道18を進んで羽嶋大橋で長良川を超えたら、県道23へと進む。雨は弱いながらも降り続いている。この道は信号が少ないので渋滞する事はまず無いが、遅い車が居ると抜き難いのが唯一の欠点だ。
 国営木曽川公園まで来たら東へ、そしてすぐ南へと進んで県道168を南進する。しばらく進んで長島ICから東名阪道へ。

 東名阪道は交通量が多く、遅い車を抜くのも難しいほど。そんな状態が鈴鹿IC辺りまで続く。雨は徐々に弱くなってきた。
 そのまま伊勢道へと進む。交通量は相変わらず多い。遅い車を抜くにも、時間を掛けてタイミングを計らないと抜けない。雨は更に弱くなって、たまにワイパーを動かす程度。
 松阪ICを過ぎた辺りから徐々に交通量が減り始めるが、相変わらず遅い車を抜き難い状態のままだ。路面が荒れていて、車体を揺すられる回数が多い。遠景に見える山々は桜が満開だ。伊勢西ICで降りると、やたらと交通量が多い。県道32・県道22もいつもより混んでる。「何でだろう?」と思ったら、何かのお祭りのようで、伊勢神宮周辺には沢山の幟が建てられている。
 12時近くに、無時伊勢和紙会館に到着。
伊勢和紙会館
早速ギャラリーを見せて頂く。

 腕利きの方々が参加するフォトワークショップ「風」は、どの作品も凄い。思わず見入ってしまう。展示方法も色々と工夫されていて、通常では一寸思いつかないような展示方法もあったりして大いに参考になった。
 三輪薫先生の「花恋-II」は、先生から直接説明を伺う事が出来、撮影の仕方や作品の見せ方など色々と教えて頂いた。
# だからといって、直ぐ傑作が撮れるよーになる訳じゃないのが辛い所(^^;)...(--;)
 何時間でも見ていたかったのだけれど、夕方になると混雑する可能性が高いので、後ろ髪をひかれつつ14時前に帰途に就く。

 来た道をそのまま帰るが、伊勢道は来る時よりもはるかに交通量が少なく、快適に進む。雨は相変わらず時折降って来るが、頻繁にワイパーを動かすほどではない。
 東名阪道に入ると交通量が激増、遅い車を抜かすのが難しいほど。そんな状態は長島ICを降りるまで続いた。長島ICを降りてからは比較的スムーズに進み、自宅近くのスタンドで給油、自宅には17時少し前に無事到着。

 今回は運転を全て子供に任せたので、高速道を走っている間はあちこちをキョロキョロ見まわしていた。運転している最中は真横を向いたりする暇が無いので、助手席でノンビリ見回すと、同じ風景でも結構新鮮な感じがする。
 三輪先生に解説して頂いたお陰で、次の撮影時に取り込んでみようと感じ部部分も多かった。子供も大きな刺激を受けたようだ。

 土日の天候が悪かったり花粉が飛び交っていたりで、この時期は撮影には殆ど出ない。今年の桜も雨天続きで結局撮影しないまま。天候が安定したら、どこか撮影に行きたいと考えている。
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ローライB35のラベル作成 [カメラ]

 期せずして落札出来てしまったローライB35は、その後の撮影テストで全く問題無い事が確認できた。懸念していた露出計も精度は確かで、ポジフィルムで使ってもOK。
 ただ、露出計のプレートが無いのは少々不便だ。
シャッター速度表示が無い
本来なら、この画像のように横にシャッター速度の表示がある。
シャッター速度表示
「じゃぁ、テキトーに作るか!」

 かなり前まではB35を持っていたけれど、金銭的な事情で手放してしまった為、ネット上を漁って分かり易そうな画像を探して来た。
ネット上で拾った画像
カラーである必要は無いので、無料で高機能な画像編集ソフトgimpでモノクロ化する。
モノクロ化した画像
このままでは文字が鮮明に映っていないので、GIMPの別レイヤー上に文字列を作成して傾きや位置を合わせ、元々の画像の文字の部分を消す。出来たらPNG形式に変換する。
PNG形式の画像
ここで、古いネームランドEL-700を引っ張り出す。
カシオ ネームランドEL-700(2001年発売)
後継機種はKL-E300辺りか。
 PNGの画像データをEL-700で印刷し、大雑把に切り出す。
大雑把に切り出したところ
曲線部分を切り出すが、小さい上に細かい作業なので結構大変だ。
切り出したところ
正確に切り出した積りでも、根が大雑把だから曲線を綺麗に切れずガタガタなんだよなー。(溜息)
 ネームランドのテープは購入時におまけで付いてきた物で、接着面がかなり弱っている。そのまま貼ると直ぐ剥がれてしまうので、両面テープを細かく切り出す。
両面テープを切り出す
ピンセットで、貼りたい場所に両面テープを載せる。
両面テープを載せたところ
その上に切り出したラベルを貼れば完成である。
ラベルを貼って完成
これで普通に使えるようになった。
完成したローライB35

 このB35に限らず、ローライ35シリーズはレンズフードを付けずに使っている人を良く見かける。
 しかし、このカメラはフードを付けて余計な光を確り遮らないと、綺麗な写真にはならない。ボディの大きさから来る制約から暗箱部の体積が非常に小さく、しかも金属部品が露出している部分もある。だから、迷光が入ると金属部に当たって乱反射してしまい、画像を劣化させてしまうのである。
 ところが、カメラ雑誌に記事を書くような人達でさえ上記の事を知らないみたいで、同一条件であればライカMシリーズのレンズと対等の描写能力があるのに「ライカMに劣る」と平気で書いていたりするから呆れる。
# ライカを持ち上げたいという心理が働いてるんだろうけどねー。

 これで普通に使えるようになった。目出度しメデタシ、である。




カシオ ラベルライター ネームランドBIZ PC&スマホ接続モデル KL-E300 テープ付セット KL-PS-SET (3.5mm-24mm幅)

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  • 出版社/メーカー: CASIO(カシオ)
  • 発売日: 2018/08/24
  • メディア: オフィス用品





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