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ヤマハのギターアンプF100-212のオーバーホール(その2) [音楽]

前回からの続き)

 部品が届いたので、作業を続ける。
 先ずは電源部の基板から交換する。交換前はこんな感じ。
電源部:交換前
電解コンデンサのサイズが小さくなったので、交換後は一寸スッキリ。
電源部:交換後
次はCh1基板とメイン基板だが、電解コンデンサを交換する前にスイッチ付きボリュームを分解清掃する。先ずは基板から取り外す。
基板から外したSW付ボリューム
分解して接点部を見ると、グリスが劣化して凄い状態になっていた。
SW付ボリュームのSW部接点
NevrDull(ネバーダル:金属磨き)で磨いて奇麗にする。
SW部接点を磨いたところ
ボリューム部もグリスが回り込んで酷い状態だけど、バラバラになるので清掃し易い。
ボリューム部:清掃前
こちらもNevrDullで磨いて奇麗になった。
ボリューム部:清掃後
元通りに組み立てるのだが、スイッチ部はバネが入っているのでかなり面倒だ。
SW付ボリューム組み立て中
すったもんだして何とか元通りに組み立てた。
 チャンネル切替スイッチも分解したけれど内部はかなり奇麗だったので、エレクトロニッククリーナーを吹き付けて軽く洗浄しただけで元通りに組み立てた。
組み立てたSW
スイッチの付かないボリュームは単に分解して清掃するだけだから、作業としてはかなり楽だ。

 基板二つ共電解コンデンサを交換した。
電解コンデンサを交換した基板2枚
シャーシ下側に飛び出しているブロックコンデンサ2本も交換。通常のコンデンサはブロックコンデンサよりもかなり小さいので、固定金具をテキトーに曲げて固定できるようにする。
金具を曲げてコンデンサを固定
交換したブロックコンデンサは、かなりデカいねぇ。
 でもよくよく考えてみれば、必ずしもコンデンサの放熱が必要な訳ではないので、わざわざシャーシから外へ出す必要は無い。だったら、シャーシ内部にグルーガン(ホットメルト)などで固定しても良かったんでは?と、後になってから気が付いた。(滝汗)
# 拙者の場合、後で気が付くってぇのが凄く多いのよ。(/_;)
 序でに、ジャック類の清掃もする。ジャックをシャーシに取り付ける時に挟み込むワッシャーもきちんと磨く。左が磨く前、右が磨いた後だ。
ワッシャー:左が作業前、右が作業後
ボリュームに取り付けるツマミも石鹸と古歯ブラシでゴシゴシ洗って奇麗にした。
洗浄したツマミ
パワーアンプ部の基板も勿論電解コンデンサを交換。
交換を終えたパワーアンプ部基板
交換した電解コンデンサは結構な数になる。
交換したコンデンサ
後は元通り組み立てれば完成である。
完成したギターアンプ
早速音出しして確かめる。

 でも、自分でも何故だか分からないのだけれど、電源スイッチを入れる時に「本当に動くんかいな?」と嫌な予感がした。
 いざ電源を入れてみると・・・一瞬パイロットランプが点灯して「ジー」という音が出たと思った瞬間、ランプが消えてうんともすんとも言わなくなった。「あ・・・やっぱり・・・ねぇ(--;)。」
# 直感って不思議とよく当たるのよ。
 その動作から「こりゃーヒューズが真っ先に飛んだな」と予測が付く。

 作業そのものは完了したけれど、今度は「動かないギターアンプ」になってしまった。こういうトラブル・シューティングが一番厄介なんだよなー・・・。

(続く・・・のか?)
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日立パディスコTRK-8180三台目のオーバーホール(その2) [音楽]

前回からの続き)

 部品が届いたので作業を始める・・・前に、単純な作業を先に済ませる。
 アンテナを固定するネジが錆びていたので、真鍮製ブラシで磨く。左が磨く前、右が磨いた後だ。
左が磨く前、右が磨いた後
アンテナは長くて面積が多いので磨くのが面倒だ。真鍮ブラシだと傷だらけになってしまうので、マイナスドライバーで軽く表面の錆を落としてからNevrDull(ネバーダル:金属磨き)で磨く。上が磨く前、下が磨いた後だ。
上が磨く前、下が磨いた後
これだけ見ると相当奇麗になったように見えるかも知れないが、拡大するとこんな感じ。
アンテナ取り付け部を拡大
白い点々はとても小さな穴みたいな状態になっている。これはメッキ面の下まで錆びてしまい、錆を取り除いた部分が穴になっているのである。

 ラジオ周波数表示のパネルは取り外して石鹸で洗ったけれど、あちこちが錆びているので一寸奇麗になったかな???という程度。
洗浄したパネル
ボリューム基板は鉄板でボリュームの位置決めをしている。
ボリューム位置決め用の鉄板
この板を外し、ボリュームを全て外して分解清掃する。使われているボリュームは変わった形状の物ばかりなので、多分特注品だろう。
外したボリューム
ラジオペンチなどを使って分解、内部を清掃する。
分解清掃したところ
スイッチも外す。
外したスイッチ
分解すると、こんな感じ。
分解したところ
同一形状のスイッチでも配線が微妙に違っていたりする為、面倒でも一つづつ撮影して画像を残しておく。そうすれば、組み立て時に迷う事は無い。内部の接点は茶色い汚れがたっぷり付着している。
茶色は汚れている証拠
NevrDullで接点を磨けば奇麗になる。
磨いた後
今回からは摺動子を接点に被せた状態でエレクトロニッククリーナーで洗浄する方式に変更した。

 以前は、接点に被さっている小さな摺動子を無理矢理広げて内側をNevrDullで磨いていた。けれど、薄い金属片を拡げて、それを元通りに曲げ直すのは本当に大変。金属疲労などで折ってしまったら直せないので、本当に神経が磨り減る。
 クリーナーを吹きかけて何度も接点を動かせば内側の汚れは摩擦で取れるし、この手の部品は代替品が無いので、より安全な方法に変えたのである。

 ボリュームとスイッチを元通りに取り付け、劣化した電解コンデンサも交換したら、この基板の作業はお終いである。
作業の終わったボリューム部基板

 メイン基板の電解コンデンサも全て交換した。
電解コンデンサを交換したメイン基板
電源部のコンデンサは高さがあって閊えてしまうかも知れないので、寝かして取り付けた。
寝かして取り付けたコンデンサ
メイン基板にあるラジオ切替スイッチ(左側)電源兼入力切替スイッチ(右側)を取り外す。
ラジオ切替SW(左)と電源兼入力切替SW(右)
ラジオ切替スイッチを分解すると、接点の両側が黒い。
接点の両側が黒い
これでは動作が不安定になってもおかしくない。NevrDullで磨いておく。
 このスイッチにはクリック感を出すスチールボールとバネが入っているので、無くさないように注意が必要だ。
内部にあるスチールボールとバネ
 電源兼入力切替SWを分解したら、こちらも接点の両側が真っ黒になっていた。
両端が真っ黒
念のためにテスターで測ってみたら、導通しなかった。(滝汗)NevrDullで磨いて奇麗にする。
磨いた後
エレクトロニッククリーナーで洗浄したら元通りに組み立てて基板に取り付ける。

 外してあった放熱板を基板上の出力トランジスタに取り付けようとしたが、何故か上手く取り付けられない。基板にすっぽり入る筈の足の部分が浮いてしまうのだ。
放熱版の足が浮いている
「ん?何で??」と思ったら、交換したコンデンサの高さの方が高かった。
コンデンサの高さが邪魔していた
まぁ、片方は固定できているので、使用上問題になる事は無いだろう・・・と思う。A(^^;)

 一通り作業が終わったので、組み立てて音を出してみ・・・げっ!、何で音がこんなにデカいの??
 音量調節のボリュームを一目盛りの半分だけ上げた状態で「ザーッ」という盛大なホワイトノイズが出て来るのだ。かなりの音量なので、慌てて電源を切った。
 今までに経験した事の無い現象だ。配線は何度も確認してるから間違ってるとは思えないし、ハンダ面も一応全部チェックしたから問題は無い筈。こりゃー頭が痛いなぁ・・・。

(続くかも・・・?)
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日立パディスコTRK-8180三台目のオーバーホール(その1) [音楽]

 何だかんだと入手した三台目を改めて記録を取りながら分解して中を確認する。
 背面にあるネジ全てを抜けば背面のパネルが外せる。中は砂埃?で真っ白だ。
中は埃で真っ白
筐体下側には綿埃もある。
下には綿埃が
基板の部品にも綿埃が積もっている。
部品にも綿埃が
拭ってみたら、すんなりと取れた。
拭うだけで取れた
背面の蓋を見ると、アンテナを固定するネジだけが錆びている。
アンテナ固定ネジだけが錆びている
片方のアンテナ先端は折れて無くなっている。
片側の先端が折れて無い
電池ボックス内の接点は激しく錆びている。
電池ボックスの端子は激しく錆びている
この状態からすると、埃っぽい場所の床に置いた状態で使われていたみたいだ。風通しの悪い空間の床は湿気が溜まり易いからねー。

 外観には、ペンキのような汚れや当て傷などはあるけれど、内部には大きな問題は無さそうな感じ。配線も問題は無さそうだから、とりあえずは普通にオーバーホールすれば良さそうだ。必要な部品を発注しなきゃね・・・。

続く
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ヤマハV50の修理(その1) [音楽]

 だいぶ前に子供が仕入れて来たヤマハのデジタルシンセサイザーV50は、古い(1989年製)製品だけに「高音域が抜けてこない」と言う。
ヤマハV50
動作そのものに不具合は無いそうなので、単にアナログ回路部の劣化だろう。まずは分解してみる事に。

 本体裏側を見ると、ネジが見える。
本体裏側
右下の膨らんだ部分は、放熱用の穴?らしい。
放熱用の穴?
ネジを外すと、内部の基板が見えて来る。
内部にある基板
メイン基板の左側に電解コンデンサが集中していて、他はICチップばかりが並んでいる。
メイン基板
この外見から、左下にアナログ回路、それ以外はデジタル回路である事が判る。単三電池ボックスは、元々はCR2032が取り付けられた。
 ヘッドフォン出力部は、カバーが上に被さっている。
ヘッドフォン出力部
ネジ数本を外してカバーを外すと、ここの基板にも電解コンデンサが一つ使われていた。
電解コンデンサが見える
左側の茶色い板の下は3.5インチのFDD(フロッピーディスクドライブ)だ。
 手持ちのコンデンサがあったので、早速取り換えておく。
取り換えた電解コンデンサ
メイン基板の下はボタンが並んでいる基板だが、そちらには電解コンデンサなど劣化しやすい部品は使われていないみたいだ。
下はボタン部の基板
電源部の基板を外してみると、こちらにも電解コンデンサが並んでいる。
電源部
この時代にしては珍しくスイッチング電源でなくて普通のトランスを使った単純な電源回路になっている。
 本体背面にある入出力端子を支える基板は、ほぼジャックのみが並んでいた。
ジャック基板
メイン基板や電源基板に使われている電解コンデンサを全て調べて記録したら、元通りに組み立てておく。

 これで必要なコンデンサが判ったので、他の修理品用と合わせて部品発注した。見る限りでは苦労しそうな所は無いから、作業も大した事無いと思うね・・・。

(続く)
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三台目の日立パディスコTRK-8180 [音楽]

 日立のラジカセ・パディスコTRK-8180のオーバーホールは、その後も時々作業していた。作業そのものはほぼ終わっているのだけれど、時々音が出ない事がある。接点類は皆分解清掃したので、少なくとも接触不良ではない。となると、回路側に問題があるという事になるが、回路図が無いと正直言ってお手上げ(!)なので、そのまま放置していた。

 1年数か月後に「電源が入ってラジオは聞こえるけど、動作が何だかおかしい」と言う同一機種のジャンク品がネット上で売りに出されているのを偶然見つけ「これと比べれば直せるかも?」と思って入手。
 手元に届いて確認したら、高音域はかなり丸くなっているものの、カセットテープ関係以外は一応正常に動く。「これなら大丈夫」と思っていた。

 ところが、数日後改めて電源を入れるとウンともスンとも言わないではないか。「ゲッ、どうしちゃった?」とあちこち動かしていたら、電源が入るようになった。
 「何だ、電源スイッチの接触不良か」と思ったのも束の間、AMラジオは正常だがFMラジオのステレオにすると音が途切れる時がある。スイッチ切替時に音が途切れるのならスイッチの接触不良だが、急に音が出なくなったりするのでスイッチが原因とは言い切れない。しかも、症状がしばらく出ない時もあるので、原因が掴めない。「うーん、こりゃー参ったなー」と、また放置していた。

 先日、放置されているTRK-8180TRK-8280の2台を見て「もう一台あれば判るんかも?」なんて考えながらネット上を彷徨っていたら、ジャンク品の同じ機種が手頃な価格で出ていたので思わず手に入れてしまった。
# 我ながら、懲りん奴ぢゃのぅ。(^^;)
二台目のTRK-8180
ジャンクの理由は「ボリュームを動かすとがガサガサと酷い音がしてまともに使えない、スイッチを操作すると時々片方の音が出なくなる時がある」からだと言う。
 ボリュームのガリは分解清掃すれば収まるし、スイッチ操作で音が出なくなるのはスイッチの接触不良だ。「これなら比べて直すのに使そうだし、案外こいつ本体も直せるんとちゃう?」と考えたのである。

 分解してみないと判らないけれど、外観を見る限りでは内部は一応大丈夫そう。先ずは分解に必要な作業場所を確保しなきゃねぇ・・・。

(続く・・・かも?)
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ヤマハのギターアンプF100-212のオーバーホール(その2) [音楽]

前回からの続き)

 他の修理待ち機材の調査を待っていると時間がどんどん過ぎてしまうので、とりあえず手持ちの電解コンデンサが使える所は作業を進める事にする。先ずはパワーアンプ部から。
パワーアンプ部
古いコンデンサを取り除くんだけれど、小さなコンデンサの中で何故かこれだけがボンドで固定されている。
ボンドで固定されている
テスト段階で共振が発生するような事があったのだろうか???
 手持ちので交換できたのは左上の三つだけだった。
左上の3個を交換
なお、交換したコンデンサの元の耐圧は160Vだったが、今回は費用節約&部品在庫数削減の為に50Vの物を使用した。

 高耐圧品を使うのは、多分tanδの値が低い(==内部電力損失が少ない)からだろう。
# 「=」でなくて「==」と書いちゃうあたりが「相変わらずUnix屋やなー」と。
このアンプの出力は100Wだから、一寸した損失でもフルテン(==ボリューム最大)となれば音量の差となって響いてくる筈。だから、部品選定もシビアになっているのだと思う。

 でも、拙者がこのアンプをフルテンで使う事は無いだろうし、高耐圧品は最小発注単位が5本とか20本というのが多いので、あえてオーディオグレード汎用品を使う事にしたのである。拙者が作るようなお手軽回路だと高耐圧品は使わないし、サイズも大きくなるので使い辛いのだ。
 勿論、回路に供給される電源電圧に対して余裕のある耐圧にしてあるのは言うまでもない。

 次はメインの基板だ。220μFのコンデンサを外したら、二つ共液漏れを下側で起こしていたみたいで、基板が黒く変色している。
液漏れで基板が黒く変色
外したコンデンサを見ると、確かに液体が乾いたような痕がある。
液漏れ痕がある
交換せずに使い続けても音は出るけれど、コンデンサ内の電解液が経年劣化で減ると内部損失が増えるので、結果としては新品時と比べて音が小さくなる。
# 当然、音にも影響するだろうねぇ。
手持ちの部品で交換できたのは半分ほどだった。
半分ほどを交換
一つだけ寝転がってるのがあるけれど、オーディオグレード品はサイズが大きくて、元の位置に取り付けると他の部品と干渉しちゃうんだよね。(汗)

 ボリューム基板は、交換できたのは小さな一個だけ。
一つだけ交換
電源部は大きなコンデンサばかりで、手持ちには合う物が無かった。
電源部は未交換

 電源スイッチを見ると、錆で濁ったような感じになっている。
錆で濁っているスイッチ
マイナスドライバーで軽く錆を落としてからNevrDull(ネバーダル:金属磨き)で磨いたら、そこそこ奇麗になった。
一寸奇麗になった


 まだまだやるべき事はあるけれど、後は部品が到着してからにしようか・・・。

(続く)
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ヤマハのギターアンプF100-212のオーバーホール(その1) [音楽]

 先日入手したヤマハのギターアンプF100-212のオーバーホール作業に取り掛かる。以前にも同じ作業をしているので今回も同じなのだけれど、以前とは一寸違って「出来るだけ低コストで、且つ、品質は落とさずに」という方向で進めようと思う。

 まず、全体を改めて確認する。
 筐体上側を見ると、全体的にやや汚れている。
上側が汚れている
上側が一番汚れ易いけれど酷い汚れではないし、金具にも疵は殆ど無い。
金具に疵は無い
しかし、下の方にあるネジ類は錆びている。
下の方のネジは錆びている
背面のスピーカ用プラグも錆が凄い。
酷く錆びている
この状態からすると、スタジオかどこかに長期間置かれていたようだ。
背面から下の方を覗くと、埃はあまり溜まっていない。
内側の埃は少ない
アンプシャーシ下側もそこそこ奇麗だ。
シャーシ下側もまぁまぁ奇麗
スピーカー用プラグを抜いたら、内部は奇麗だった。
プラグの芯は奇麗
内部の確認の為、シャーシを本体から取り外す。
シャーシを外したところ
電源部の電解コンデンサは液漏れして頭が膨らんでいる。
液漏れしている
こんな状態じゃ問答無用で交換だな。
パワーアンプ部も基板を外す。見た目はそこそこ奇麗だ。
パワーアンプ部は奇麗

金属板を外して基板を見る。
パワーアンプ部の基板
問題となりそうな部分は無さそうだ。
ツマミは純正品ではなくてスイス・ライテル社のツマミと似た形状の物が取り付けられていた。半分ほどがカラーキャップが無い。
外したツマミ
ライテル社のは樹脂製だが、このツマミはずっしりと重い金属製。この部分だけ妙にお金を掛けてある。
# どーしてなんでしょーねー?(?_?)
シャーシ下側に突き出ているブロックコンデンサは大きい。昭和の時代を感じさせる。
ブロックコンデンサ
電源ケーブルは真っ黒で何も記入されていない。
電源ケーブルに表示無し
当時は製造年表示の法定な義務が無かったから、何も書かれていなくても不思議ではない。
電源プラグを見たら、少し曲がっている。
電源プラグが少し曲がっている
ケーブルそのものの抵抗値を測ってみて、曲がりを修正するかケーブルごと交換するかを決めよう。

 電源ケーブルや内部の状態を見る限りでは、今まで一度もメンテナンスされていないらしい。
 製造から長期間経過しており、電解コンデンサ類は全て交換するので、一つ一つ調べて記録しておく。
電解コンデンサのリスト
部品箱を漁ったけれど、手持ちの部品で賄えるのはごく僅か。だから、通販で取り寄せる事になるのだけれど、これだけじゃ金額が少なくて、送料が高くついてしまう。
 他の修理もあるので、そちらと一緒に発注する事になりそうだけど、そうなると時間が掛かりそうだな・・・。

(続く)
タグ:F100-212
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薄いウスイ [音楽]

 昨年の8月にFresher(フレッシャー)のストラトモデルSS-35(FRS-1という説も)を入手した事を書いた。ピックアップ一発だけの潔さはピックアップ選択に悩む必要が無いのは良いのだけれど、「じゃぁフロントにピックアップが付いていたら音はどんなん?」と、いつものように邪念(ん?)がむくむくと湧いてきた。

 ただ、ピックアップ増設となると、通常はボディに座繰りを作らなければならず、配線用の穴も開けなければならない。大掛かりな作業となる。
 でも、座繰る時に塗装が割れる可能性があるし、ネック接合部の近くを座繰るとボディの強度を落としてしまいかねない。それに、せっかく奇麗な状態なので、そもそもボディには手を加えたなくない。「こりゃー難しいなー」と思っていた。

 そんな時、ギターアンプについてネット上を色々彷徨って調べていたら、偶然「ボディと弦の隙間に入るピックアップ」なる物を見つけてしまったのである。(笑)日本にも送ってくれるというので、個人輸入で取り寄せた。
取り寄せた箱
開梱すると、クッション袋が入っている。
出て来た袋
袋を開けると、ピックアップが出て来た。米KRIVO PICK-UPSの「Micro-Stealth PAF Humbucker for Archtop Jazz Guitar」である。因みに、このピックアップは既に生産を終了している。
袋の中身
左の青い物質は取り外し自由の粘着剤で、これをピックアップの裏側に薄く付けて、ボディに張り付けるのだ。
 ピックアップの厚みは最大で6.8mmしかない。
6.8mmしっかない
ちなみに、ボディと弦の間隔は1cm一寸。
ボディと弦の間隔は1cm強
これなら収まる筈。
 なお、配線は別になるので、切り替えるならケーブルも接続し直す事になって一寸面倒だけれど、ギターには一切手を加えなくて済むというのが良い。

 まだ取り付けていないけれど、これでフロントピックアップの音が出せるようになる。これからが楽しみだ。
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何やってんだか・・・ [音楽]

 自宅にかなり大きくて重い荷物が届いた。二人がかりで二階に運び入れてから開梱する。
開梱の途中
がっちり梱包されていたので、開梱だけで一時間近く掛かってしまった。

 で、出て来たのはヤマハのギターアンプ、F100-212である。
YAMAHA F100-212
6年ほど前に同じ機種をオーバーホールしたのだけれど、当時はアンプが数台あったし、真空管アンプに心が傾いていたし、資金面で行き詰っていた事もあって、泣く泣く手放してしまった。

 その後アンプは色々替えて使ってきたけれど、ナンダカンダと言いながらもついついF100-212と比べてしまう。要するに、拙者の耳はF100-212が「ギターアンプ・サウンドの標準原器」になっているのである。
 今RandallのV2XMを修理中なのだけれど、修理中だから当然音を出す事は出来ない。他にもローランドMA-5があるのだけれど、用途がモニターなのでトーンコントロールはハイカットのみ。それに、スピーカ口径も小さいので、音を確認する為のギターアンプとしては少々物足りない。
 でも、まともに使えるトランジスタ・アンプはMA-5しかないので、ずーっと使い続けていた。

 先日、久し振りにギターアンプ用のトーンスタック(トーンコントロール回路)をブレッドボード上に組み、定数を変えて遊んでいたテストしていたんだけど、低音域のツマミを動かしてもMA-5だと変化が良く分からない。
 勿論、低音の音量が変化しているのは判るんだけど、小さい穴から外を見ているような感じでどうもしっくり来ない気がしていた。
 そんな時、たまたま「ジャンク」と安価で某所に出ていたのを偶然見つけてしまい、入手してしまった。

 カメラにしてもギターアンプにしても、購入して使っていた機種を(理由はまちまちだけど)売却し、同じ機種をまた購入すると言うのが何故か多い。富士写真フイルムの中判カメラGS645Proffesionalなんぞは三回買って三回売っていたりする。流石に自分でも「ええ加減にせんかぃ!」と思ってしまう。(滝汗)
 ・・・まぁ、その点F100-212はまだ二回目だから症状は軽いと思う。
# いやいや、そういう問題じゃないって。(ノ;--)ノ

 「ジャンク」と明記されていただけあって、全体的に薄汚れているし、各ツマミの頭に付いている飾りの金属キャップはすべて失われており、怪しげな樹脂キャップが部分的に取り付けられていたりする。
ツマミは金属キャップが無くなっている
背面を見ると、上側のフレームが無くなっている。
上のフレームが無い
筐体の強度的には問題無さそうだが、これだけの面積が開放の状態になっていると出る音に影響するかもしれない。まぁ、必要ならホームセンターで板を仕入れて取り付ければ良いので、当面はこのまま使って様子を見ようと思う。

 届いたばかりなので、中の基板は未だ確認していない。が、製造年が古いし、見た感じメンテナンスなどはされていないように見えるので、近いうちにオーバーホール作業をしてやろう。
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RandallのギターアンプV2XMの修理(その3) [音楽]

前回からの続き)

 とりあえずアースは「この線だろう」と見当を付けて記号に置き換えていき、全体の配線を書き込んだら一応回路図の土台は作成完了となる。
完成した配線図
ただ、完了とは言っても配線が終わっただけで、とてもじゃないけど回路図としては使えない。しかも、配線が本当に正しいのかどうかまではチェックしておらず、とりあえず手書きの紙から入力しただけだから、多分間違いは一杯あると思う。(汗)

 これをまともな回路図に仕上げていくのだけれど、「あーぁ、しまったなー」と。
 と言うのはぁ、何も考えずにただ紙に書かれた部品と配線をそのまま入力したのだけれど、左上がスピーカ・言い換えるとこの回路の出力で、右下がインプット・ジャック・即ち回路の入力になっている。通常の回路図は左上が入力・右下が出力として描くのが基本だから、真逆なんだよねー。(滝汗)
 回路の配線を変えてしまわないように、機能単位で回路をまとめておいて、その単位毎に場所を移動して通常の回路図にしてゆく。
通常の回路図へと変更中
ところが、配線を確認していると「あれ?何でオペアンプの出力が何処にも行ってないん?」とか「おわっ、トランジスタの出力がいきなりアースに落ちとるやん!」など、あちこちに配線の書き間違いが出て来る。勿論見つけたら直ぐ修正するんだけれど、修正箇所が結構沢山あって回路図の整形がなかなか進まない。

 規模の小さな基板なら大した作業じゃない。けれど、コンデンサと抵抗だけでも合計二百個近くの点数がある基板の回路図を起こすのは本当に久し振りだし、「こんなに大変だったっけ?」と思わずぼやいてしまった。(汗)
 ある程度回路図として出来上がってくると「何でここはこんな回路にしたん?」とか「チャンネル切替にこんな回路を使うんだ???」など、自分では考えもしないような部分があちこち出てきて「これって、やっぱ配線が間違ってるんじゃ?」なんて思って、改めて基板上の配線を追ったりするので、とにかく時間がかかる。

 単に「低音が出ないから」という理由だけでやり始めた作業だったのだけれど、エラい事になっちゃったなぁ・・・。

(続く)
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