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軽井沢でお茶を:R1200C少し長距離ツーリング [バイク]

 先日、パン食を続けたので、いつも番茶なのに「パンには珈琲」とばかりに珈琲ばかりを飲んでいたら、遂に買い置きしてあった豆全てを飲み切ってしまった。「こりゃぁ買ってこなきゃーぁならんぜぃ」と思い、今日久し振りにバイクを動かして買い出しに出かけた。

 朝8時過ぎに自宅を出発し、一宮木曽川ICから高速道に入る。一宮JCT、小牧JCT経由で中央道へ。駒ケ岳SAで写真&トイレ休憩を取る。
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4月なので、標高の高い山は流石に未だ白い。しかし、確実に春が来ている。
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 天気が良いので雨の心配は無いが、長野県に入ると気温が一気に下がって安物のオーバーパンツでは少々寒いような気がする。長野道に入るとやや雲が多くなるものの、雨を降らせるような乱層雲は見当たらないので一安心。松本ICを過ぎると雪を戴いた山々が見えて来る。「おー、こりゃー写真に収めたいナ」なんて思ったら給油ランプが点灯、無条件に梓川SAに入って給油&写真休憩(なんぢゃそりゃ ^^;)。
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雪雲と思われる雲が山頂にかかっていて、画像の山以外は雲の中だった。

 一本松トンネルを抜けて姨捨SAに入る。本当は寄る必要は無いんだけど、ここからの眺めが好きでついつい寄ってしまう。
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千曲川と更科の街が見える。ただそれだけなんだが、何故かこの風景が好きだ。そういう場所は他にもいくつかあったりする。

 更埴JCTから上信越道に入る。今まで桜の花は散り始めばかりだったが、坂城IC周辺はちょうど満開。どうやらこの周辺は気温が低いらしい。バイクでは走行中に写真を取ることが出来ないのがちぃと残念だナ。
 碓井軽井沢ICで高速道を降りてJR軽井沢駅方向へ進む。軽井沢駅周辺の開発が進むに連れて街が下品になってしまったのは残念至極。しっとりとした以前の町並みが懐かしい。
 12時半に今日の目的地に到着。軽井沢駅近くの「茜屋」である。
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この店に初めて足を踏み入れたのは昭和63年の10月だから、もう20年以上も通い続けていることになる。結婚する前はバイクの日帰りでよくお茶を飲みに来たが、結婚後にバイク日帰りというのは今回が初めてだ。
 美味しい珈琲を戴きながら、お店の人達と1時間ほど談笑。昼時のためか、平日でも来客数は多い。
 ゆっくりしていると自宅に着くのが真っ暗になってしまうので、14時少し前に席を立つ。
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珈琲豆を一袋買い求めて来た道を戻る。軽井沢駅前を通り過ぎ、県道43に入って碓井軽井沢ICへと向かう。この道は駅南に大きなショッピングモールが出来ると同時に立派な道になってしまった。
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両側は新しく出来たお店が立ち並ぶ。自治体は税収が増えるから喜ぶだろうが...振り返ると、雪をかぶった浅間山が見える。
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以前は林の向こうに見えたのに、今は店の向こうに見えるようになってしまった。

 予定通り、碓井軽井沢ICから高速道に入る。途中、事故渋滞に巻き込まれるが、渋滞は1kmも無く案外スムーズに抜けられた...近づくに連れてバイクのようなものが...ゲゲッ、バイクの事故だ。ライダーは大丈夫だったのだろうか???
 行きは写真を撮影する為にあちこちのSAに立ち寄ったが、帰りは陽が傾いていることもあって撮影しないから、立ち寄るSAの数も少なくなる。
 午前中は237km走った所で給油ランプが点灯したので、240kmを超えた最初のSAに入ろうと考えていたら、行きと同じ梓川SAで給油することになった。既に250km走っていたが、給油ランプ点灯まで残すところ1リットルという状態だった。行きよりも帰りの方が燃費が良い。走ってるペースは同じなんだけどなぁ。ここではゼファー750とZRX1200を見かけた。午後はやたらとKawasakiのバイクばかりを見かけるような気がする。

 一日中走っている為か、流石にお尻が痛くなってきたので、恵那山トンネルを抜けて神坂PAで一息入れることにした。バイク用の駐車スペースには青い高崎ナンバーのZZR1200が先客で居たので、挨拶を交わして少しお話する。今日の11時過ぎに急に思い立って家を出発したんだそう。四国へ行きたいとのことだったが、時間的に難しいので多賀SAで一晩泊るかどうかで迷っていた。時間的にはもっと先まで行けるが、宿を探す手間を考えるとちょっと難しいような気もする。それにしても、今日はKawasakiに縁があるなー。

 ZZR1200を見送ってから、自分も走り出す。交通量が随分と増えて来た。通勤時間帯だからだろう。
 普通乗用車の数がどんどん増えて走行速度が落ち気味になるが、多治見ICを超えたら流れは少し良くなった。そのまま小牧JCTへ突っ込み、一宮JCTを抜けて一宮木曽川ICで降りる。自宅近くのスタンドで給油し、自宅に着いたのは18時半5分前。高速道の混み具合から「20時近くになるかも」と家族に知らせてあったが、案外早く着いた。今日の走行距離は698km。

 R1200Cで高速道を初めて走ったが、ネット上では触れられていない面が色々と判ってきた。
 90km/h辺りまでは実に平和、エンジンも低いうなり声を上げているだけ。国道19辺りを淡々と走るにはまさしく「ドンピシャ!」という感じ。 しかし、100km/hからは急激にエンジンの振動が増え、ハンドルにも伝わってくるし、バックミラーはぶれて全く使い物にならない。しかも、その速度域になるとアクセルを開ける角度もかなり大きくなるので右手首に負担がかかり、長時間走っていると痛くなってくる。
 130km/h以上で振動がスッと収まるので、やはりヨーロッパ基準だが、ウインドシールドがあっても風圧が凄いので、その速度で走り続けるのは無理があると感じる。彼の地では郊外の一般道は100km/h、アウトバーンは130から150km/hで流れているので(一昨年の冬に現地で体験済)、100から120km/hというのは「一瞬の通過点」に過ぎないのだろうが、国内の高速道では追い越し等で多用する速度域だけに悩ましい。
 BMWの他の機種と比べるとタンク容量もやや少なく、230kmを超えた頃からそろそろ給油のことが気になってくる。もう3リットル位多いと一回の給油で確実に300km走れるのに、ちょっと惜しい感じがする。ちなみに、300kmというのは日帰りツーリングの目安なのである。
 意外だったのは、大柄な車体にもかかわらず横風を受けてもあまり影響を受けないこと。今まで乗り継いできたカウル付きのバイクなら隣の車線へ押し出されてしまう程の風でもへっちゃら。この辺は流石ツアラーを作り慣れているBMWだけのことはある。

 それから、以前風圧で宙に舞ってしまったタンクバックもテストした。ネオジウムマグネットに交換したので、タンクに近づけただけで「カンッ!」と勢い良く吸い付くから「これなら良いかな」と思ったが、現実はそんなに甘くなかった。
 「念のために」と、ハンドルに紐を通して落下しないようにしていたから良かったものの、走行中は殆どタンクの上を泳いでいた...というと変だが(笑)、要するにタンクに密着せず風圧でフワフワしていたのだ。
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矢印で示した部分が前方からの風圧を受けて飛行機の羽のような役目を果たしてしまい、バッグ全体が浮き気味になってしまう。R1200Cのタンク幅はこのバッグよりもやや広く、また、一番前のマグネットの位置がちょうどBMWのタンクに取り付けられたデカールと重なって磁石が付かないので、余計に密着し難い。
 今日みたいに落下対策をしっかりしておけば問題無く使えるが、BMWとは相性が悪いようだ。

 今日一日走っただけだが、この時期軽井沢方面をバイクで走ったことは無かったし、他にも色々と判ったりして得られたものは多かったと思う。勿論、珈琲豆も...ネ!(笑)
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コメント 2

tama

高速がメインとはいえ、日帰り700キロはすごいですね。
スポーツスターは70km/hがベストフィーリングです。
明日は自由の身なので、どこか遠出します。ヤッター(ノ^^)ノ
by tama (2010-05-02 09:10) 

Rifle

> tamaさん
 バイクに依って気持良く走る速度域って決まっちゃうみたいですねー。
 以前乗っていたZZR1100はふぬわkm/h(怖くて書けん...)辺りが快適だったし。
by Rifle (2010-05-03 10:20) 

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