懲りずに再入手 [音楽]
先日ネット上を彷徨っていたら、出品されているのを発見!思わず「これは安い!」と後先考えずにテキトーな金額で入札したら、落札しちゃった・・・のである。(汗)因みに、落札金額は、以前持っていたフェルナンデスのテレキャスの売却価格の6割ほどだった。
# 結構安く落とせたんだよねー。
でっ、数日後自宅に届いた。
フェルナンデスのテレキャスターTE-85Cである。フェルナンデス本家サイトのカタログを見ると「滝川一郎モデル」で、1992年から1997年まで販売されていたらしい。最終年の1997年製造と仮定しても、既に27年が経過している。
因みに、このモデルは以前持っていたのとほぼ同一で、違うのは色がシースルーパープル・ネック全体塗装・フィンガーボードがローズウッド、と言う点だ。カタログ上には存在しないモデルなので、どこかのお店の別注品なのかも知れない。
届いたばかりなので、メンテナンス等は一切行っていない。
とりあえず、全体をチェックする。ボディ下側に塗装が剥がれが数か所ある。
本来はF.G.I.ピックアップが載っている筈だが、EMG製に交換されている。
ブリッジは通常のメッキの上に何か塗装してるのか、一寸不思議な色合いだ。
真っ黒ではなく、シースルーブラックと言う感じ。ただ、塗装面が劣化しているのか斑が出ている。
フィンガーボードはローズウッドで、フレットの減りはごく僅か。
あまり弾かれていなかったのかも知れない。
ボディ裏面を見ると、ネックのジョイントプレートが交換されている。
本来ならジョイントプレートに「FERNANDES」の文字が入り、シルバーではなくてブラック塗装が施されている筈。
回路部を見ると、ハンダ付け不要のコネクタ配線になっている事から、最近のEMG製である事が判る。
ピックアップ切替スイッチへのハンダ付けや配線の具合から、多分プロの仕事だろう。
ネックを外してみると、薄い黒紙製のシムが挟み込んであった。
ネックを外す時、ネジがボディ側にもネジ山が掛かっているのが判った。
ネックを固定するネジはネックとジョイントプレートに力が掛かるのが本来であって、そこにボディが入り込む余地は無い。
ボディ側にネジ山があると、ネックを強く固定したくてネジを締め込んでもボディ側にネジが食い込む力を取られてしまう為、結果としては締め込んだ割にはネックがしっかり固定されない、と言う状態になりがちである。
しかし、以前リペアマンに訊いた話だと、販売価格を問わずボディ側にネジ山が切られている状態で売られているギターやベースは結構多いらしい。これは、メンテする必要があるだろうなー。(汗)
ネックポケットを見ると、配線用の穴を開けた跡の穴が見える。
超高級モデルだと、こういった穴はきちんと塞がれているんだけれど、量産モデルではそこまで手を掛けてはいないみたいだ。
外したネックを見ると、裏側に「Y13110」というシリアル番号らしきものが入っていた。
フェルナンデスは自社生産せずに製造委託しているんだけれど、このハンコの字体からして河合楽器製作所が製造した物と考えられる。
ボディ前面にあるコントロール類は、ボリューム一つと、ピックアップ切替スイッチだけで、実にシンプルだ。
出力ジャックは、埋め込みではなくてプレートに一般的なジャックが取り付けられている。
リアピックアップを固定するネジに六角タイプが使われている。
ブリッジ部を分解してみる。サドルに隠れていた部分は塗装の劣化が少ない。
ブリッジプレートを固定するネジの頭が傷んでいた。
製造段階でネジの頭が荒れる事は考え難いので、前所有者が何らかの理由でブリッジプレートを外したのだろう。
全て確認したら、元通りに戻す。なお、ネックの木取りは一般的な板目である。
柾目でない理由は、木の反りが左右に出ないようにする為だ。板目なら反りが出てもボディ前面側か裏面側に出る事が多いので、トラスロッドで修正し易い。但し、天然の材料である以上は、捻じれが出ないという保証は無い。
# よーするに運次第・・・。
わざわざこのモデルを手に入れたのは、手放した後に「やっぱり手放さない方が良かったかなぁ?」と少し後悔したから。
それと、ボディ前面にピックガードが無く、配線用の穴の開け方も通常モデルと違ってて、前面に配線用の穴が無いのが拙者の好みなのであーる。
また、テレキャスター系のギターは一本も持っておらず「一本位あってもエエやん」という思考回路が働いた、と言う面もある。(汗)
全体の状態は判ったので、新品の弦を仕入れて来たらメンテナンス作業を始める事にしよう。
# 結構安く落とせたんだよねー。
でっ、数日後自宅に届いた。
フェルナンデスのテレキャスターTE-85Cである。フェルナンデス本家サイトのカタログを見ると「滝川一郎モデル」で、1992年から1997年まで販売されていたらしい。最終年の1997年製造と仮定しても、既に27年が経過している。
因みに、このモデルは以前持っていたのとほぼ同一で、違うのは色がシースルーパープル・ネック全体塗装・フィンガーボードがローズウッド、と言う点だ。カタログ上には存在しないモデルなので、どこかのお店の別注品なのかも知れない。
届いたばかりなので、メンテナンス等は一切行っていない。
とりあえず、全体をチェックする。ボディ下側に塗装が剥がれが数か所ある。
本来はF.G.I.ピックアップが載っている筈だが、EMG製に交換されている。
ブリッジは通常のメッキの上に何か塗装してるのか、一寸不思議な色合いだ。
真っ黒ではなく、シースルーブラックと言う感じ。ただ、塗装面が劣化しているのか斑が出ている。
フィンガーボードはローズウッドで、フレットの減りはごく僅か。
あまり弾かれていなかったのかも知れない。
ボディ裏面を見ると、ネックのジョイントプレートが交換されている。
本来ならジョイントプレートに「FERNANDES」の文字が入り、シルバーではなくてブラック塗装が施されている筈。
回路部を見ると、ハンダ付け不要のコネクタ配線になっている事から、最近のEMG製である事が判る。
ピックアップ切替スイッチへのハンダ付けや配線の具合から、多分プロの仕事だろう。
ネックを外してみると、薄い黒紙製のシムが挟み込んであった。
ネックを外す時、ネジがボディ側にもネジ山が掛かっているのが判った。
ネックを固定するネジはネックとジョイントプレートに力が掛かるのが本来であって、そこにボディが入り込む余地は無い。
ボディ側にネジ山があると、ネックを強く固定したくてネジを締め込んでもボディ側にネジが食い込む力を取られてしまう為、結果としては締め込んだ割にはネックがしっかり固定されない、と言う状態になりがちである。
しかし、以前リペアマンに訊いた話だと、販売価格を問わずボディ側にネジ山が切られている状態で売られているギターやベースは結構多いらしい。これは、メンテする必要があるだろうなー。(汗)
ネックポケットを見ると、配線用の穴を開けた跡の穴が見える。
超高級モデルだと、こういった穴はきちんと塞がれているんだけれど、量産モデルではそこまで手を掛けてはいないみたいだ。
外したネックを見ると、裏側に「Y13110」というシリアル番号らしきものが入っていた。
フェルナンデスは自社生産せずに製造委託しているんだけれど、このハンコの字体からして河合楽器製作所が製造した物と考えられる。
ボディ前面にあるコントロール類は、ボリューム一つと、ピックアップ切替スイッチだけで、実にシンプルだ。
出力ジャックは、埋め込みではなくてプレートに一般的なジャックが取り付けられている。
リアピックアップを固定するネジに六角タイプが使われている。
ブリッジ部を分解してみる。サドルに隠れていた部分は塗装の劣化が少ない。
ブリッジプレートを固定するネジの頭が傷んでいた。
製造段階でネジの頭が荒れる事は考え難いので、前所有者が何らかの理由でブリッジプレートを外したのだろう。
全て確認したら、元通りに戻す。なお、ネックの木取りは一般的な板目である。
柾目でない理由は、木の反りが左右に出ないようにする為だ。板目なら反りが出てもボディ前面側か裏面側に出る事が多いので、トラスロッドで修正し易い。但し、天然の材料である以上は、捻じれが出ないという保証は無い。
# よーするに運次第・・・。
わざわざこのモデルを手に入れたのは、手放した後に「やっぱり手放さない方が良かったかなぁ?」と少し後悔したから。
それと、ボディ前面にピックガードが無く、配線用の穴の開け方も通常モデルと違ってて、前面に配線用の穴が無いのが拙者の好みなのであーる。
また、テレキャスター系のギターは一本も持っておらず「一本位あってもエエやん」という思考回路が働いた、と言う面もある。(汗)
全体の状態は判ったので、新品の弦を仕入れて来たらメンテナンス作業を始める事にしよう。
娘が大学に入学したとき、軽音楽部に入るというので祝いに黒のテレキャスを買ってあげました。もちろんフェンダージャパン製。
卒業時には、なぜか国産エレベにすり替わってました。たぶん友達と交換したんでしょう。どちらもモノにならなかったみたい。
数年前に義母宅から義弟の白いテレキャス(これもFジャパン)を引き取ってきたけれど、これは友人が借りていきました。もう1年以上になるけどそのまんま。
エレキは弦が細いし、アンプにつながなければうるさくないから、たまに触りたくなりますね
by tama (2024-05-12 12:25)
tamaさん
ギターやベースは9割の人が数年以内に辞めちゃうそうですから、身近に教える人が居ないとモノにするのは難しいんでしょうねー。
因みに、拙者も弾けないけど何故か何本も持ってます。(爆)
忘れた頃にBright Size Lifeのイントロ数小節だけを楽譜見ながら弾く真似したら、それで満足しちゃって先に進まないんですよ。(滝汗)
by Rifle (2024-05-12 14:15)