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ソニッケアーを分解 [電子回路]

Socicare Elite

 「歯科医が推奨」と宣伝していたPhilipsのSonicareを長年使っていたが、先日遂に充電すら出来ない状態になり廃棄することに。購入したのは5年半ほど前で、説明書には「充電池の寿命は3年から4年」とあったが、小細工しながら使っていたので1年半ほど寿命が延びたようだ。

 更に、説明書には「本体を分解してNi-Cd電池を取り出し、正規の廃棄方法で処分して下さい」とあるので、早速分解した。
Inner sight

 全てがチップ部品で構成されているので、拙者のような不器用な人間では部品取りは不可能だなぁ。内蔵のNi-Cd電池は長さが4cmほど、太さは単三電池よりもやや太いという特殊なサイズのものだった。画像の上の方に写っている透明なプラスチックの部品はLEDの上に被されていたもの。

IMG_1189.JPG

 結構複雑な動作をする機種だが、どうやらカスタムチップで全てを制御していたらしく、NEC製のチップが載っている。

IMG_1188.JPG

 電池残量や充電完了などを知らせるLED(白っぽい長方形で中央に点みたいなものがあり、横に並んでいる部品)は長さ1mm、幅0.5mmと非常に小さい。これの上に透明な凸レンズ状のプラスチック部品を被せて見易くしている。

IMG_1187.JPG

 他は全てチップ部品なのに、ダイオードらしき部品だけは普通のサイズなのが不思議。この部分は磁気励起を利用した充電回路らしいので、電力整流用に一般サイズのものを使ったのかも知れない。

 因みに「小細工して使っていた」というのは、充電前に一寸したことをしていただけだ。説明書でNi-Cd電池が使われていることが判っているので、充電が必要という表示が出でも直ぐには充電せず、なるべく放電させるようにしていたのだ。
 具体的には、オレンジ色のLEDが点滅して充電を促されても、あえて途中で動かなくなってしまうまでは充電せずにそのまま使い続けただけ。
 オレンジ色が点滅してから3回ほどは普通に使えるから、点滅して直ぐに充電してしまうと未だ電池内にはかなりの電力が残っている状態のまま充電することになる。これではNi-Cd電池のメモリー効果を避けられない。だからといって完全に放電させてしまうと電池そのものが駄目になったりして今度は充電するのが難しくなるので、電動歯ブラシとして普通に使える間は充電を要求されてもしないまま使い続け、途中で止まってしまうようになってから充電すれば良い。
 簡単なことだが、些細な電気の知識で長持ちさせたりさせることもできるんだねー。
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