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お役御免 [電子回路]

 長年使ってきた太陽電池の出力が極端に落ちてきたので、本日をもって引退を申し付けた。(笑)サイズは掌よりも少し長い程度である。
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25年ほど前「電流は少なくても構わないから12V以上の電圧が取り出せるものを」と実験用にホームセンターで購入した。
 「何で太陽電池なの?」と思われるかも知れないが、当時は実験用電源として市販されているものは電流が多く取り出せる代わりに高価なものばかりで、小規模用電源は自作が当たり前だったのだ。ただ、小規模用といっても安定化電源の回路を組むと結局結構な金額になってしまい、この太陽電池(実売価格は当時で3千円弱)の方が安かったのだ。規格は電池裏側に記載されている。
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この太陽電池は「車のバッテリーの自己放電を防ぎます!」という大袈裟な謳い文句で売られていたが、10mA前後の出力では自己放電を補えるほどではないように思う。太陽に照らされて発電している時間を考えると、車に搭載されている時計の使用分を補う程度だろう。

 本来なら短絡状態で12mA出る筈なのだが、経年劣化で直接太陽光に当てても3mA前後が精一杯という有様で、とてもぢゃないけどもう実用にはならない。当時の太陽電池は劣化の度合いが大きいので仕方あるまい。最近まで006P(9V積層)型Ni-Mh電池の充電に使っていたが、以前に比べて充電に時間が掛かるようになったので「どーしたんだろ?」と思い、数年振りに計測してみて出力低下に唖然とした、という訳だ。
 この太陽電池よりも少し前に購入した方は出力がだいぶ落ちてはいるものの、もともとの出力が大きい為か、これほどに酷くは低下していないように思うが、今日は午前中から曇ってしまい未だ計測していないので、はっきりしたことは分からない。
 いずれにしても、これだけ劣化してしまうと他に使い道が思い浮かばないので、いずれは処分することになろう。
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